設定オプションは、アンロード/ロード/検索/スキャン機能のオプション設定、またはアンロード/ロード機能のパラメータ設定を指定するために使用します。
[Unload/Load/Scan Settings]画面を表示するには
アンロード、ロード、またはスキャンの任意の画面で、次の内部コマンドを入力します。
SETTINGS
「ダイレクトコマンド」セクションの「ナビゲーションと特別な機能のためのコマンド」も参照してください。
または:
上級ユーザーモードをアクティブにし、機能を選択し Enter キーを押して、処理プロシージャを開始します。
または:
上級ユーザー画面で PF7(Setti)キーを押します。
デフォルトで選択されていない場合に、以下で説明する[Unload/Load/Scan Settings]画面に表示されるオプションをアクティブにするには、対応する入力フィールドを任意の単一文字でマークします。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
[Unload/Load/Scan Settings]画面には、次のフィールドおよび PF キーが表示されます。
フィールド | PF キー | 説明 |
---|---|---|
Transfer format | 有効になるのは、[Use default options](これがデフォルトです)を選択した場合に限られます。
これを選択すると、ワークファイルにおける処理データの書き込み/読み取りが転送フォーマットで実行されます。 「ワークファイル」の「ワークファイルフォーマット」も参照してください。 アンロード機能: ロードおよびスキャン機能: |
|
Unicode work file | アンロード機能にのみ適用され、有効になるのは[Transfer format]が選択されている場合に限られます。
このオプションが選択されている場合、すべてのオブジェクトソースが、ワークファイルに書き込まれる前に Unicode/UTF-8(Universal Transformation Format、8 ビット形式)に変換されます。 Unicode ワークファイルが指定されている場合、転送オプション[Use conversion table]、[Substitute line references]、および[Incorporate free rules]は使用できません。 |
|
Use PC File | 適用されるのは、Entire Connection がインストールされている場合に限られます。
Entire Connection ワークファイルにデータを書き込みます。 |
|
PC File | 適用されるのは、Entire Connection がインストールされている場合に限られます。
Entire Connection ワークファイルへの完全パス名。 現在のシステム環境でバックスラッシュ(\)セパレータを使用できない場合は、代わりにスラッシュ(/)を使用します。 |
|
Use default options | デフォルトオプションが使用されます(これがデフォルトです)。 「プロファイルの設定」および「その他のオプションの設定」も参照してください。 | |
Set additional options | PF4 | 有効になるのは、[Use default options]を選択した場合に限られます。
処理シーケンスのデフォルト設定を修正し、追加オプションを入力できる[Options]画面が表示されます。 使用可能なオプションについては、「その他のオプションの設定」を参照してください。 |
Use Option Workplan | タイプ OPTION のワークプランが使用されます。 「ワークプラン」も参照してください。 | |
Name
([Use Option Workplan]の横) |
有効になるのは、[Use Option Workplan]を選択した場合に限られます。
使用するタイプ OPTION のワークプランの名前。 |
|
List Option Workplan | PF6 | 有効になるのは、[Use Option Workplan]を選択した場合に限られます。
指定したワークプランの内容が[Use Option Workplan]の横にある[Name]フィールドに表示されます。 |
Select Option Workplan | PF5 | 有効になるのは、[Use Option Workplan]を選択した場合に限られます。
タイプ OPTION の使用可能なワークプランの選択リストが表示されます(「管理」の「ワークプランライブラリ内の利用可能なワークプランのリストの作成」も参照)。 |
Do not use parameters | これが選択されている場合(デフォルト設定)、パラメータは設定されません。 | |
Use global parameters | グローバルパラメータが使用されます。 「グローバルパラメータの設定」を参照してください。 | |
Set global parameters | PF7 | 有効になるのは、[Use global parameters]を選択した場合に限られます。
[Parameters]画面が表示されます。 キーワードと有効な入力値の詳細については、「グローバルパラメータの設定」および parameter-setting(「ダイレクトコマンド」)を参照してください。 |
Use Parameter Workplan | タイプ PARAMETER のワークプランが使用されます。 「ワークプラン」も参照してください。 | |
Name
([Use Parameter Workplan]の横) |
有効になるのは、[Use Parameter Workplan]を選択した場合に限られます。
使用するタイプ PARAMETER のワークプランの名前。 |
|
List Parameter Workplan | PF9 | 有効になるのは、[Use Parameter Workplan]を選択した場合に限られます。
指定したワークプランの内容が[Use Parameter Workplan]の横にある[Name]フィールドに表示されます。 |
Select Parameter Workplan | 有効になるのは、[Use Parameter Workplan]を選択した場合に限られます。
タイプ PARAMETER の使用可能なワークプランの選択リストが表示されます。 「管理」「ワークプランライブラリ内の利用可能なワークプランのリストの作成」も参照してください。 |
[Options]画面に表示されるセクションについて、以下で説明します。 すべてのセクションが画面に表示されるわけではありません。これは、使用する機能、定義された設定、およびインストールされている製品によって、セクションが異なるからです。
キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの option-setting に関する記載も参照してください。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
次のセクションでは、ワークファイルおよびレポート用に表示されるオプションについて説明します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Use PC File | 適用されるのは、Entire Connection がインストールされている場合に限られます。
Entire Connection ワークファイルにデータを書き込みます。 |
PC File | 適用されるのは、Entire Connection がインストールされている場合に限られます。
Entire Connection ワークファイルに割り当てられている完全パス名。 現在のシステム環境でバックスラッシュ(\)セパレータを使用できない場合は、代わりにスラッシュ(/)を使用します。 |
Write report | 処理するオブジェクトのレポートを[Report text member]フィールドで指定したレポートテキストメンバに書き込みます。
[Write report]オプションはデフォルトで選択されます。 レポートを表示するには、内部コマンド |
Start new report | 有効になるのは、[Write report]を選択した場合に限られます。
新しいレポートが書き込まれる前に、レポートテキストメンバの内容を削除します。 この指定がないと、新しいレポートが既存のレポートに付加されます。 |
Report text member | 有効になるのは、[Write report]を選択した場合に限られます。
レポートが書き込まれる、ワークプランライブラリに保存されたテキストメンバの名前。 |
Select text member | ワークプランライブラリに保存された全テキストメンバのリストを表示します。 このリストから、[Report text member]を選択できます。 |
Write restart information | ロード機能にのみ適用されます。
このオプションを設定すると、ロードの再スタート機能に対して再スタート情報が提供されます。 詳細については、「機能」の「ロードの再スタート」を参照してください。 |
Restart text member | [Write restart information]が選択された場合に、ロード機能にのみ適用されます。
再スタート情報が書き込まれる、ワークプランライブラリに保存されたテキストメンバの名前。 名前を指定しないと、オブジェクトハンドラで名前が生成され、テキストメンバに割り当てられます。 |
Select text member | ワークプランライブラリに保存された全テキストメンバのリストを表示します。 このリストから、[Restart text member]を選択できます。 |
XREF オプションは、データを内部フォーマットでアンロードまたはロードする場合(つまり、[Transfer format]フィールドが選択されていない場合)にのみ使用できます。 XRef データを処理するには、Predict がインストールされている必要があります。
次のセクションでは、表示される XREF オプションおよびそれが適用される機能について説明します。
フィールド | 説明 | 機能 |
---|---|---|
Yes (unload XRef data)
または Yes (load XRef data) |
カタログ化オブジェクトとそのクロスリファレンスデータ(存在する場合)をアンロードします。 クロスリファレンスがワークファイルに存在する場合は、カタログ化オブジェクトとそのクロスリファレンスデータをロードします。 |
アンロード |
No (ignore XRef data) | XRef データは処理されません。 |
アンロード |
Force |
カタログ化オブジェクトとそのクロスリファレンスデータをロードします。ただしそれは、クロスリファレンスがワークファイル内に存在し、そのオブジェクトの Predict エントリが FDIC システムファイル内に存在する場合に限られます。 |
ロード |
Doc |
カタログ化オブジェクトをロードします。ただしそれは、そのオブジェクトの Predict エントリが FDIC システムファイル内に存在する場合に限られます。 |
ロード |
Special |
カタログ化オブジェクトとそのクロスリファレンスデータ(存在する場合)をロードします。 |
ロード |
[Version check]オプションは、データを内部フォーマットでロードする場合(つまり、[Transfer format]フィールドが選択されていない場合)にのみ使用できます。
[Version check]を選択すると、オブジェクトをカタログしワークファイルに書き込んだ Natural バージョンが現在の Natural バージョンと比較されます。 現在よりも上位のバージョンの Natural でカタログされたオブジェクトは拒否されます。
転送オプションは、データを内部フォーマットで処理している場合(つまり、[Transfer format]フィールドが選択されている場合)にのみ使用できます。
次のセクションでは、表示される転送オプションおよびそれが適用される機能について説明します。
オプション | 説明 | 機能 | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Substitute line references | 適用されるのは、ソースコードの行番号がステートメント参照に使用されている場合に限られます。
行番号がソースコードの参照として使用されている場合、参照先の行の行番号と行番号参照はラベルで置き換えられます。 ソースはデータベースでは変更されません。 |
アンロード | ||||||||||||||||||
Include line numbers | このオプションを選択すると、行番号が転送されます。 (デフォルトでは、Natural オブジェクトの行番号は転送されません。) | アンロード | ||||||||||||||||||
Incorporate free rules | Predict がインストールされている場合、マップと関連付けられた Predict ルールがマップソースに組み込まれます。 | アンロード | ||||||||||||||||||
Use conversion table |
注意: アンロード: ロード: |
アンロード |
||||||||||||||||||
System table | 有効になるのは、[Use conversion table]を選択した場合に限られます。
アンロード: ロード: |
アンロード |
||||||||||||||||||
User table | 有効になるのは、[Use conversion table]を選択した場合に限られます。
変換プログラム名をフィールドに入力すると、定義した変換プログラムを使用して、データが EBCDIC または ASCII フォーマットに変換されます。 個々の変換プログラムを指定するには、ライブラリ SYSOBJH またはその steplib の 1 つにプログラムが保存されている必要があります。 ライブラリ SYSOBJH にあるサブプログラム例 OTNCONAE および OTNCONEA を参照してください。 変換プログラムが指定されていない場合、デフォルトで Natural ファイル NATCONV.INI 内のこれに相当する変換テーブルがアンロード([ISO8859_1->EBCDIC])機能およびロード([EBCDIC->ISO8859_1])機能で使用されます。 |
アンロード |
||||||||||||||||||
Use load code page | このオプションを選択すると、ロード機能に使用するコードページ名を入力できるウィンドウが表示されます。
このオプションを選択すると、UTF-8 でワークファイルにアンロードされたすべてのオブジェクトソースは、ワークファイルにロードされるときに指定のコードページで変換されます。 「Unicode work file」の項も参照してください。 コードページ名として「 コードページ名を指定しないと、ソースオブジェクトは、アンロードするときに使用したコードページで変換されます。 [Use load code page]が指定されている場合、オプション[Use conversion table]および[Translate to upper case]は使用できません。 |
ロード | ||||||||||||||||||
Translate to upper case | ロードするソースコードを大文字に変換します。 | ロード | ||||||||||||||||||
Data area format |
|
アンロード |
次に説明する置換オプションは、ロード機能にのみ適用されます。
Do not replace | オブジェクトを置換しません。 これがデフォルトです。 |
Replace all | すべてのオブジェクトを置換します。 |
Replace obsolete | ロードファイル内のオブジェクトの日付より前の日付になっているオブジェクトを置換します。 |
Replace except newer | ロードファイル内のオブジェクトの日付より新しい日付になっているオブジェクトを除いた、すべてのオブジェクトを置換します。 |
処理するオブジェクト数は、ロード機能およびスキャン機能にのみ適用されます。
[Number to process]フィールドに、最大 5 桁の値を入力します。 0 より大きい値が指定された場合、指定した数のオブジェクトを処理した後、ロードまたはスキャン機能は停止します。
注意:
カタログされた Natural オブジェクトが同じ名前のソースオブジェクトの直後に処理された場合、両者で 1 つのオブジェクトと見なされます。
FDIC 設定は、XRef データの処理に使用する Predict ファイル(FDIC)を指定する(Predict がインストールされている場合にのみ適用されます)か、または DDM をロードするために使用されます。
DBID | FDIC ファイルが保存されているデータベースの ID。 |
FNR | FDIC ファイルが保存されているファイルの番号。 |
Password | オプション。 FDIC ファイルが保存されている Adabas ファイルの Adabas パスワード。 |
Cipher | オプション。 FDIC ファイルが保存されている Adabas ファイルのサイファコード。 |
FSEC 設定は、Natural Security がインストールされている場合にのみ適用されます。
FSEC 設定は、セキュリティチェックに使用する Natural Security データファイル(FSEC)を指定するために使用されます。
DBID | FSEC ファイルが保存されているデータベースの ID。 |
FNR | FSEC ファイルが保存されているファイルの番号。 |
Password | オプション。 FSEC ファイルが保存されている Adabas ファイルの Adabas パスワード。 |
Cipher | オプション。 FSEC ファイルが保存されている Adabas ファイルのサイファコード。 |
[Parameters]画面に表示されるフィールドは、ロードまたはアンロード機能で処理するオブジェクトのグローバルパラメータの設定を変更したり、ロード機能のターゲット環境を変更したりするために使用できます。 例えば、選択したオブジェクトをワークファイルにアンロードするために新しい名前(または名前の範囲)を指定したり、選択したオブジェクトをワークファイルからロードするために別のライブラリを指定したりすることができます。
アンロード機能でグローバルパラメータが指定されている場合、このパラメータ設定はワークファイルに書き込まれる前のオブジェクトに影響を与えます。 ロード機能でグローバルパラメータが指定されている場合、このパラメータ設定はターゲット環境に書き込まれる前のオブジェクトに影響を与えます。
パラメータ設定を変更するために指定できる値は、目的のパラメータの横にある[Check Value]および[New Value]フィールドに入力されます。
[Check Value]に値が入力されなかった場合、[New Value]に入力された値は、特定のパラメータ設定が適用するすべてのオブジェクトに影響します。 [Check Value]に値が入力された場合、[New Value]に入力された値は、特定のパラメータ設定と[Check Value]に入力された値が適用されるオブジェクトにのみ影響します。 [Check Value]または[New Value]が、処理するオブジェクトタイプに関連していない場合、どちらのフィールドに入力された値も無視されます。 例えば、Natural システムエラーメッセージにライブラリ名は含まれていません。 したがって、Natural システムエラーメッセージを処理するとき、[Library]フィールドの[Check Value]または[New Value]に入力された値は無視されます。
[Check Value]および[New Value]は、パラメータ[Error number difference]および[Parameters]画面の[System files for load]セクションに表示されるパラメータには適用されません。
有効なパラメータ設定については、「ダイレクトコマンド」セクションの「parameter-setting」も参照してください。
[Parameters]画面には、次のフィールドが表示されます。
フィールド/セクション | 説明 | ||||
---|---|---|---|---|---|
Object name | Check Value/New Value: | ||||
Library | Check Value/New Value: | ||||
Date | Check Value/New Value: | ||||
Time | Check Value/New Value: | ||||
User ID | Check Value/New Value: | ||||
Terminal ID | Check Value/New Value: | ||||
Lang. codes | 適用されるのは、Natural システムエラーメッセージまたはユーザー定義エラーメッセージを処理する場合に限られます。
Check Value/New Value: 有効な言語コードは最大 8 つまでです(例えばスペイン語の場合はコード 注:英語(コード |
||||
Error number difference | 適用されるのは、Natural システムエラーメッセージまたはユーザー定義エラーメッセージを処理する場合に限られます。
エラーメッセージの新規の番号の範囲として使用される 4 桁の正または負の値(+/-nnnn)。 選択したエラーメッセージに新しい範囲を適用できるかどうかを確認するため、[Error number from/to]フィールド(「Natural ライブラリオブジェクト」を参照)に開始値と終了値を指定する必要があります。 例: [Error number from/to]でメッセージ番号 1~10 を選択し、[Error number difference]が |
||||
FDT DBID/FNR | Check Value/New Value:
Adabas FDT の有効なデータベース ID(DBID)およびファイル番号(FNR)のいずれかあるいはその両方。 |
||||
ロード用のシステムファイル:Load FNAT
|
ロード機能にのみ適用されます。
ターゲット FNAT システムファイルのデータベース ID(DBID)とファイル番号(FNR)。 このシステムファイルは、ライブラリ名が SYSTEM ではなく |
||||
ロード用のシステムファイル:Load FUSER
|
ロード機能にのみ適用されます。
ターゲット FUSER システムファイルのデータベース ID(DBID)とファイル番号(FNR)。 このシステムファイルは、ライブラリ名が |
||||
ロード用のシステムファイル:Load FNAT/FUSER
Select |
ロード機能にのみ適用されます。
[Select System File]ウィンドウが表示され、Natural 環境で使用可能なすべてのシステムファイルのリストが表示されます。「システムファイルの選択」を参照してください。 |
||||
ロード用のシステムファイル:Load NCP
|
ロード機能にのみ適用されます。
Natural コマンドプロセッサソースをロードするターゲット Adabas ファイルのデータベース ID([DBID])とファイル番号([FNR])。 必要に応じて、システムファイルの Adabas パスワード([Password])とサイファコード([Cipher])を入力します。 |
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
次のルールは、[Object name]、[Library]、[Date/Time]、[User ID]、および[Terminal ID]の[New Value]に適用されます。
[New Value]にアスタリスク(*)付きの範囲(ABC*
など)が含まれている場合、アスタリスク(*)の前の文字数によって、[Check Value]で置き換えられる文字数が決まります。 これは、[Check Value]が[New Value]で指定した範囲より短い場合にも有効です(以下の「例」の例 2 を参照)。
[Object name]が ABCDEFG
で、[New Value]が ZYX*
に設定されると、結果のオブジェクト名は ZYXDEFG になります。
[Object name]が AB
で、[New Value]が ZYX*
に設定されると、結果のオブジェクト名は ZYX になります。
[Date/Time]が 2005-03-26
で、[New Value]が 2006*
に設定されると、結果のオブジェクト日付は 2006-03-26 になります。