検索機能以外のすべての SYSMAIN 機能を自動ルールおよびフリールールに実行できます。
Predict がインストールされている場合は、ルールの処理に SYSMAIN ではなく Predict を使用することをお勧めします。Natural では、Predict によって提供されたルールに関する一部の情報が処理されません(フォーマットタイプや整合性チェックタイプなど)。
ルール環境の指定は、関連する FDIC システムファイルのデータベース ID(DBID)とファイル番号(FNR)に常に対応している必要があります。
このセクションでは、プログラミングオブジェクトに SYSMAIN 機能を実行するためのメニュー機能と選択リストオプション、およびダイレクトコマンドの使用時に適用される構文について説明します。
[Rules]メニューには、ルールの処理に必要なすべての SYSMAIN 機能が含まれています。 次の表に、メニューで表示されるフィールドとその説明を示します。
フィールド | 説明 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Code |
|
||||||||||||||
Sel. List |
|
||||||||||||||
Name | 処理するルールの名前または名前の範囲(「名前の範囲の指定」も参照)。 | ||||||||||||||
New Name | 名前の変更機能で名前を変更するときに、ルールに付ける名前。 | ||||||||||||||
Type |
|
||||||||||||||
Database | ソースデータベースまたはターゲットデータベースのデータベース ID(DBID)。
ソースデータベースは、処理対象のルールが保存されている FDIC システムファイルを含みます。 ターゲットデータベースは、ルールのコピー先または移動先の FDIC システムファイルを含みます。ルール名はここで変更されることがあります。 有効なデータベース ID は |
||||||||||||||
File | ソースまたはターゲットの FDIC システムファイルのファイル番号(FNR)。
有効なファイル番号は ソースファイルは、処理対象のルールを含みます。 ターゲットファイルは、ルールのコピー先または移動先のファイルです。ルール名はここで変更されることがあります。 |
||||||||||||||
Name |
VSAM ファイルにのみ適用されます。
ソースファイル番号またはターゲットファイル番号の DDNAME/FCT エントリ。 |
||||||||||||||
Replace |
|
選択処理をアクティブにした場合、指定した選択条件に一致するすべてのルールの選択リストが[Selection]画面に表示されます。
このセクションでは、[Selection]画面に表示される列、およびルールをさらに処理するための行コマンドについて説明します。
[Selection]画面に次の列が表示されます。
列 | 説明 |
---|---|
C | 行コマンド用の入力フィールド(下記参照)。 |
Rule Name | 指定した選択条件に一致するルールの名前。 |
Type | ルールのタイプ。Free ルールまたは Auto (自動)ルール。
|
Ver. Type | 整合性チェックタイプ。 Predict で定義された整合性チェックから直接取得されたルールの属性。 値「 Unknown 」は、Predict に使用可能な対応する整合性チェック情報がないことを示します。 有効な値の詳細については、『Predict』ドキュメントを参照してください。
|
Format | フォーマットタイプ。 Predict で定義された整合性チェックから直接取得されたルールの属性。 値「 Unknown 」は、Predict に使用可能な対応する整合性チェック情報がないことを示します。 有効な値の詳細については、関連の『Predict』ドキュメントを参照してください。
|
Message | ルールの現在の処理ステータスを示すメッセージ。 表示されるメッセージについては、「ステータスメッセージ」を参照してください。 |
次のいずれかの行コマンドを、[Selection]画面の[C](コマンド)列に入力できます。
行 |
機能 |
---|---|
A |
指定したルールを処理します。 |
F |
自動ルールにのみ適用されます。
指定したルールが割り当てられたすべての DDM とフィールドが表示されます。 |
H |
ルールの保存(ソース)オブジェクトのハードコピーを生成します。
指定したルールのソースコードが出力され、画面に表示されます。 |
I |
ルールのディレクトリ情報を表示します。
このコマンドは、システムコマンド |
L |
ルールのソースコードを表示します。 |
このセクションでは、オンラインモードまたはバッチモードでダイレクトコマンドを使用して、ルールに SYSMAIN 機能を実行する場合に適用される構文について説明します。 ダイレクトコマンドの一般的な使用方法については、「コマンドの実行」を参照してください。
次の構文図で使用されているキーワードと変数値については、「ダイレクトコマンドのキーワードと変数」を参照してください。 構文図の記号は、システムコマンドで使用される構文記号に対応します。 これらの記号の詳細については、『システムコマンド』ドキュメントの「システムコマンド構文」を参照してください。
where-clause と with-clause の構文は、どのコマンドでも同じです。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
RULE |
name | FM where-clause
|
TO where-clause [with-clause]
|
C RULE TESTRULE FM FNR 20 TO FNR 24 REPLACE
COPY R C< FM FNR 20 TO FNR 24
M RULE TESTRULE FM FNR 20 TO FNR 24 REPLACE
MOVE RULE C< FM FNR 20 TO FNR 24
DELETE |
RULE |
name [with-clause] | IN where-clause
|
D RULE DEMORULE IN DBID 12 FNR 27
LIST |
RULE |
name | IN where-clause
|
[with-clause] |
L RULE * DBID 1 FNR 5
RENAME |
RULE |
name | AS new-name
|
FM where-clause
|
TO where-clause
|
[with-clause] |
RENAME R OLDRULE AS NEWRULE FM DBID 1 FNR 4 TO DBID 1 FNR 5
R RULE OLDRULE AS NEWRULE FM FNR 4 TO FNR 5 REPLACE RCOP
[WHERE ] [DBID dbid] [FNR fnr] [NAME vsam- name] [CIPHER cipher]
|
|||||||||
|
password | ||||||||
[DIC (dbid,fnr,password,cipher)]
|
|||||||||
[SEC (dbid,fnr,password,cipher)]
|
DIC
および SEC
キーワードに続く各値の間に、または値がない場合に、セパレータとしてコンマを使用する必要があります。 例えば、DIC (10,,secret,2a)
のように使用します。 セッションパラメータ ID
(『パラメータリファレンス』ドキュメントの「ID - INPUT 区切り文字」を参照)がコンマに設定されている場合、値を区切るセパレータとしてスラッシュ(/)を使用します。
[WITH ] [TYPE type] [REPLACE ] [RCOP ]
|
[HELP ]
|