SYSCP ユーティリティを使用すると、現在の Natural for Windows 環境で使用可能なコードページおよび ICU(International Components for Unicode)データファイルに関する情報を表示できます。 また、SYSCP ユーティリティを使用して、ソースオブジェクトのコードページ割り当てを変更したり、ソースオブジェクト用にコードページを変換したりすることもできます。
これにより、Natural でコードページが定義 または有効化されていない場合や、ソースオブジェクトが不正なコードページまたは Unicode フォーマットに変換されている場合に発生する問題を回避できます。
Natural での Unicode、コードページおよび Unicode 固有の項目のサポートの詳細については、SYSEXV アプリケーションの説明とプレゼンテーション、および次の「関連トピック」を参照してください。
注意:
SYSCP ユーティリティの使用は、Natural Security によって制御されます。 詳細については、『Natural Security』ドキュメントの「SYSCP - Code Page Administration - Utility Profiles」を参照してください。
「SYSCP ユーティリティ - コードページの管理」ドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
「Unicode およびコードページのサポート」:Natural ドキュメント
Unicode:Unicode Consortium(Web サイト http://www.unicode.org/)
ICU:IBM ICU Documentation(Web サイト http://www-306.ibm.com/software/globalization/icu/documents.jsp)
IBM Converter Explorer のドキュメント(Web サイト http://demo.icu-project.org/icu-bin/convexp)
SYSCP ユーティリティの呼び出しおよび終了方法と機能の実行方法については、次のセクションで説明します。
SYSCP ユーティリティを呼び出すには
次のシステムコマンドを入力します。
SYSCP
次の例のような[SYSCP]メニューが表示されます。
11:19:07 ***** NATURAL SYSCP UTILITY ***** 2007-06-13 User SAG - Menu - ICU Version 3.6 Unicode Version 5.0 Function _ Code Page Maintenance of Sources _ All Code Pages _ Unicode Properties _ Help _ Exit Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit Canc |
画面の上部に ICU および Unicode の現在のバージョンが表示されます。
このメニューに含まれている機能については、以降で説明します。
SYSCP 機能を実行するには
[SYSCP]メニューで、必要な機能の横にある入力フィールドにカーソルを置き、Enter キーを押します。
または:
[SYSCP]メニューで、必要な機能の横にある入力フィールドに任意の文字を入力し、Enter キーを押します。
注意:
SYSCP ユーティリティ画面のコマンド行には、任意の Natural システムコマンドを入力できます。 システムコマンドによって、SYSCP ユーティリティが終了します。
SYSCP を終了するには
PF3 キーまたは PF12 キーを押します。
または:
[SYSCP]メニューの[Exit]を選択します。
機能を使用すると、Natural ライブラリに含まれているソースオブジェクトのコードページ情報のリスト、ソースオブジェクトのコードページ割り当ての変更、およびソースオブジェクトのコードページの変換を行うことができます。
コードページのすべてのメンテナンス機能は標準 IANA 名を参照します(「All Code Pages」の「Cmd」も参照)。コードページのメンテナンス機能を使用する場合は、IANA 以外のコードページ名を使用することはできません。
コードページのメンテナンス機能の結果は、レポート画面に出力されます。詳細については、「機能の結果レポート」を参照してください。
を呼び出すと、次の例のようなメンテナンスメニューが表示されます。
15:59:12 ***** NATURAL SYSCP UTILITY ***** 2006-10-19 User SAG - Code Page Maintenance of Sources - Code Function L List Code Page Information of Sources C Check Conversion of Unassigned Sources A Assign Code Page Information to Sources K Check Conversion of Assigned Sources T Convert to Different Code Page ? Help . Exit Code ...... _ Library ... SAGTEST_ DBID ...... _____ FNR ..... _____ Password .. Cipher .. Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit Canc |
メニューのフィールドと機能、およびこのファンクションによって提供されるオプションと処理については、次のセクションで説明します。
次の表に、
メニューで表示されるフィールドとその説明を示します。フィールド | 説明 |
---|---|
Code |
実行する機能の入力コード。例えば、 |
Library |
コードページのメンテナンス機能の実行対象となるソースオブジェクトが含まれている Natural ライブラリの名前。 入力されるデフォルト名は、システム変数 |
DBID | 指定したライブラリが保存されている Natural システムファイルのデータベース ID(DBID)。
値を指定しない場合、または値が |
FNR |
指定した Natural ライブラリが保存されている Natural システムファイルのファイル番号(FNR)。 値が指定されていないか、または |
Password | 指定したシステムファイルがパスワードで保護されている場合は、適切な Adabas パスワードを 8 文字で入力する必要があります。 |
Cipher |
指定したシステムファイルが暗号化されている場合は、適切な Adabas サイファコードを 8 桁で入力する必要があります。 |
この機能を使用すると、次の例に示すように、Natural ライブラリに含まれているすべてのソースオブジェクトのコードページ情報がリストされます。
14:50:26 ***** NATURAL SYSCP UTILITY ***** 2006-10-19 User SAG - List Code Page Information of Sources - Listed Library SAGTEST Cmd Name Code Page Type --- *________ *________________________________ *__________ __ LDA1 IBM01147 Local __ LDA2 IBM01147 Local __ LDA3 IBM037 Local __ LDA4 IBM01147 Local __ MAP1 IBM01147 Map __ MAP2 IBM037 Map __ MAP3 IBM01147 Map __ MAP4 Map __ PGM1 Program __ PGM2 IBM01147 Program __ PGM3 IBM01147 Program __ PROG1 IBM01147 Program __ PROG2 Program __ PROG3 IBM037 Program __ PROG4 IBM01147 Program Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit -- - + ++ Canc |
次の表に、[List Code Page Information of Sources]画面に表示されるフィールドおよび列とその説明を示します。
フィールド/列 | 説明 | ||
---|---|---|---|
Listed Library | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Library」を参照してください。 | ||
Cmd |
選択したソースオブジェクトに対して実行される次の行コマンドの入力フィールド。
この行コマンドは、『システムコマンド』ドキュメントの「ディレクトリ情報の表示」で説明されているコマンド |
||
Name | ソースオブジェクトの名前。 | ||
Code Page | ソースオブジェクトのコードページ情報(IANA 名)。 ソースオブジェクトがコードページに割り当てられていない場合、この列は空になります。 | ||
Type | プログラムやマップなど、Natural オブジェクトのタイプ。 |
選択条件を指定すると、[List Code Page Information of Sources]画面に表示されるオブジェクトのリストを短くすることができます。
選択条件を指定するには
列見出し[Name]および[Code Page]の下の入力フィールドで、デフォルトのアスタリスク(*)を「名前の指定」にリストされている任意の入力値で置き換えます。
列見出し[Type]の下の入力フィールドで、デフォルトのアスタリスク(*)を次のいずれか 1 つ以上のタイプコード(11 個まで)で置き換えます。セパレータ文字は使用しません。
コード | オブジェクトタイプ | コード | オブジェクトタイプ |
---|---|---|---|
P |
プログラム | A |
パラメータデータエリア |
N |
サブプログラム | G |
グローバルデータエリア |
S |
サブルーチン | L |
グローバルデータエリア |
M |
マップ | C |
コピーコード |
H |
ヘルプルーチン | T |
テキスト |
M |
マクロ | R |
レポート |
7 |
ファンクション | Z |
記録 |
3 |
ダイアログ | 4 |
クラス |
5 |
プロセッサ | ||
* |
すべてのタイプ |
この機能を使用すると、未割り当てソースオブジェクトをコードページに変換できるかどうかを確認できます。
未割り当てソースオブジェクトは、コードページ情報を持たないオブジェクトで、元々コードページ情報がサポートされていない Natural バージョンで保存されたオブジェクトです。 コードページ情報が指定されていないため、変換できるかどうかをチェックするソースオブジェクトに対して指定するコードページを選択する必要があります。 このコードページは、ソースで使用されている文字セットによって異なります。
機能を呼び出すと、次の例のような画面が表示されます。
14:56:51 ***** NATURAL SYSCP UTILITY ***** 2006-10-19 User SAG - Check Conversion of Unassigned Sources - Check if source objects that have no code page information can be converted from a given code page to a target code page. Use selection list .. Y Source code page .... IBM01147______________________________________________ Target code page .... IBM01140______________________________________________ Object name ......... *________ Library ............. SAGTEST_ DBID ...... 10___ FNR ..... 32___ Password .. Cipher .. Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit Canc |
次の表に、[Check Conversion of Unassigned Objects]画面に表示されるフィールドとその説明を示します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Use selection list | 指定したソースオブジェクトに選択処理と自動処理のどちらを使用するかを指定します。「オブジェクト選択リスト」を参照してください。 |
Source code page |
指定したソースオブジェクト(コードページはまだ割り当てられていません)を、このコードページから[Target code page]フィールドに入力されているコードページに変換できるかどうかを確認するために使用されるコードページの名前。 この変換チェックが成功すると、機能で、[Target code page]に指定されているコードページ を使用できます。 入力されるデフォルト名は、 |
Target code page |
指定した未割り当てソースオブジェクトの変換をチェックするコードページの名前。 入力されるデフォルト名は、 |
Object name | 処理される 1 つのソースオブジェクトの名前または名前の範囲。有効な入力値については、「名前の指定」を参照してください。 |
Library | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Library」を参照してください。 |
DBID | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「DBID」を参照してください。 |
FNR | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「FNR」を参照してください。 |
Password | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Password」を参照してください。 |
Cipher | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Cipher」を参照してください。 |
この機能を使用すると、未割り当てソースオブジェクトにコードページを割り当てることができます。 このオブジェクトのソースコードは、特定のコードページに変換されていません。
また、この機能を使用して、コードページが割り当てられているソースオブジェクトのコードページ情報を変更することもできます。 この場合、コードページ名(IANA 名)のみが変更され、このオブジェクトのソースコードは変換されません。
次の表に、[Assign Code Page Information to Sources]画面に表示されるフィールドとその説明を示します。
フィールド | 説明 | ||||
---|---|---|---|---|---|
Use selection list | 指定したソースオブジェクトに選択処理と自動処理のどちらを使用するかを指定します。「オブジェクト選択リスト」を参照してください。 | ||||
Forced assignment |
コードページ情報を持つソースオブジェクトと持たないソースオブジェクトのいずれを処理するかを指定します。 可能な値は次のとおりです。
|
||||
Code page | 指定したソースオブジェクトに割り当てられるコードページの名前。
入力されるデフォルト名は、 |
||||
Object name | 処理される 1 つのソースオブジェクトの名前または名前の範囲。有効な入力値については、「名前の指定」を参照してください。 | ||||
Library | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Library」を参照してください。 | ||||
DBID | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「DBID」を参照してください。 | ||||
FNR | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「FNR」を参照してください。 | ||||
Password | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Password」を参照してください。 | ||||
Cipher | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Cipher」を参照してください。 |
この機能を使用すると、割り当て済みソースオブジェクトを現在のコードページ(オブジェクトディレクトリ情報として入力されている)から別のコードページに変換できるかどうかをテストできます。
割り当て済みソースオブジェクトは、コードページ情報を持つオブジェクトです。
次の表に、[Check Conversion of Assigned Sources]画面に表示されるフィールドとその説明を示します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Use selection list |
選択したソースオブジェクトに選択処理と自動処理のいずれを使用するかを指定します。「オブジェクト選択リスト」を参照してください。 |
Current code page | オブジェクト選択条件として使用されるコードページの名前または名前の範囲。有効な入力値については、「名前の指定」を参照してください。
デフォルト設定は、すべてのコードページを意味するアスタリスク(*)です。 |
New code page |
指定した割り当て済みソースオブジェクトの変換をチェックするコードページの名前。 入力されるデフォルト名は、 |
Object name | 処理される 1 つのソースオブジェクトの名前または名前の範囲。有効な入力値については、「名前の指定」を参照してください。 |
Library | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Library」を参照してください。 |
DBID | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「DBID」を参照してください。 |
FNR | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「FNR」を参照してください。 |
Password | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Password」を参照してください。 |
Cipher | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Cipher」を参照してください。 |
この機能を使用すると、割り当て済みソースオブジェクトを現在のコードページ(オブジェクトディレクトリ情報として入力されている)から別のコードページに変換できます。 未割り当てソースオブジェクトを変換することはできません。
次の表に、[Convert to Different Code Page]画面に表示されるフィールドとその説明を示します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Use selection list |
指定したソースオブジェクトに選択処理と自動処理のどちらを使用するかを指定します。「オブジェクト選択リスト」を参照してください。 |
Current code page | オブジェクト選択条件として使用されるコードページの名前または名前の範囲。有効な入力値については、「名前の指定」を参照してください。
デフォルト設定は、すべてのコードページを意味するアスタリスク(*)です。 |
New code page |
指定したソースオブジェクトの変換先となるコードページの名前。 入力されるデフォルト名は、 |
Object name | 処理される 1 つのソースオブジェクトの名前または名前の範囲。有効な入力値については、「名前の指定」を参照してください。 |
Library | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Library」を参照してください。 |
DBID | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「DBID」を参照してください。 |
FNR | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「FNR」を参照してください。 |
Password | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Password」を参照してください。 |
Cipher | 「[Code Page Maintenance of Sources]メニュー」の「Cipher」を参照してください。 |
選択条件として、名前または名前の範囲を指定できます。
下記のオプションのリストで、value は 1 つ以上の文字の任意の組み合わせを表します。
入力値 | 選択される項目 | |
---|---|---|
value | value に一致する名前を持つすべての項目。 | |
* | すべての項目。 | |
? | 入力された疑問符(?)の個数に相当する任意の文字数のすべての項目。 | |
先頭文字 | value* |
value で始まる名前を持つすべての項目。 例: |
ワイルドカード | value? |
ワイルドカード。 value で始まり、入力された疑問符(?)の個数に相当する任意の文字数がその後に続く名前の、すべての項目。 例: |
value? value? |
任意の順序でアスタリスク(*)と疑問符(?)を指定した value に一致するすべての項目。 例: |
|
value*value? | ||
*value?value* | ||
開始値 | value> |
value 以降の名前を持つすべての項目。 例: |
終了値 | value< |
終了値:value. 以前の名前を持つすべての項目。 例: |
[Use selection list]オプションを設定すると、メンテナンス機能に対して選択処理と自動処理のいずれを使用するのかを指定できます。 選択処理を使用する場合は、機能の実行前に、選択したオブジェクトの選択リストが選択画面に表示されます。
[Use selection list]オプションは、 機能には適用されません。
[Use selection list]の使用可能な設定は、次のとおりです。
Y
|
"Yes" を示します。 |
N |
"No" を示します。 |
16:28:43 ***** NATURAL SYSCP UTILITY ***** 2006-10-19 User SAG - Check Conversion of Assigned Sources - Target code page IBM01140 Cmd Name Code Page Message --- -------- -------------------------------- ------------------------------ __ LDA1 IBM01147 __ LDA2 IBM01147 __ LDA3 IBM01147 __ LDA4 IBM01147 __ MAP1 IBM01147 __ MAP2 IBM01147 __ MAP3 IBM01147 __ PGM2 IBM01147 __ PGM3 IBM01147 __ PROG1 IBM01147 __ PROG3 IBM01147 __ PROG4 IBM01147 Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit All X Canc |
次の表に、オブジェクト選択画面に表示されるフィールドおよび列とその説明を示します。
フィールド/列 | 説明 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Target code page | ソースオブジェクトの割り当てまたは変換のチェックや実行に使用されるコードページ。 | ||||||||||
Cmd |
|
||||||||||
Name | 指定した選択条件に一致するソースオブジェクトの名前。 | ||||||||||
Code Page | ソースオブジェクトの現在のコードページ情報。 | ||||||||||
Message | この列には、メンテナンス機能の実行の終了時にテキストのみが表示されます。 この場合、この列には、ソースオブジェクトの処理ステータスを示すメッセージが表示されます。 「機能の結果レポート」も参照してください。 |
メンテナンス機能の実行が終了すると、レポート画面に処理結果が表示されます。 レポート画面は、「オブジェクト選択リスト」で示されているオブジェクト選択画面の例と似ています。
次の表に、結果レポート画面に表示されるフィールドおよび列とその説明を示します。
フィールド/列 | 説明 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Target code page | ソースオブジェクトの割り当てまたは変換のチェックや実行に使用されるコードページ。 | ||||||||||||
Cmd | 入力できません。 | ||||||||||||
Name | 指定した選択条件に一致するソースオブジェクトの名前。 | ||||||||||||
Code Page | ソースオブジェクトの現在のコードページ情報。 | ||||||||||||
Message |
この列には、処理対象として選択したソースオブジェクトの処理ステータスを示すメッセージが表示されます。 このメッセージは、機能の実行の成功または可能性のあるエラー理由を示します。 表示されるメッセージ:
|
この機能を使用すると、次の例に示すように、現在の Natural 環境で使用可能なすべてのコードページがリストされます。
17:21:36 ***** NATURAL SYSCP UTILITY ***** 2007-08-02 User SAG - All Code Pages - Cmd Stat Name Units --- ---- ---------------------------------------------------------------- ----- _ D UTF-8 1 - 3 _ D UTF-16 2 - 2 _ D UTF-16BE 2 - 2 _ D UTF-16LE 2 - 2 _ D UTF-32 4 - 4 _ D UTF-32BE 4 - 4 _ D UTF-32LE 4 - 4 _ D UTF16_PlatformEndian 2 - 2 _ D UTF16_OppositeEndian 2 - 2 _ D UTF32_PlatformEndian 4 - 4 _ D UTF32_OppositeEndian 4 - 4 _ D UTF-7 1 - 4 _ D IMAP-mailbox-name 1 - 4 _ D SCSU 1 - 3 Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit Sort - + Canc |
次の PF キーを使用できます。
PF8 キー(または Enter キー)。リストを 1 ページ下方にスクロールします。
PF7 キー。リストを 1 ページ上方にスクロールします。
PF5 キー。リストのコードページ名を昇順でソートします。 リストのサイズによっては、『パラメータリファレンス』の「SORT - ソートプログラムの制御」で説明されているように、SORT
プロファイルパラメータを使用してソートバッファのサイズを増やす必要がある場合があります。
次の表に、[All Code Pages]画面に表示される列とその説明を示します。
列 | 説明 | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Cmd |
|
||||||||||||||||||
Stat |
|
||||||||||||||||||
Name | 内部 ICU 名。 | ||||||||||||||||||
Units | コードポイントに割り当てられているコード単位(最大および最小バイト数)。 |
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
この機能を使用すると、次の例に示すように、選択したコードページのすべてのコードポイントがリストされます。
13:38:33 ***** NATURAL SYSCP UTILITY ***** 2007-08-06 +--------------------------- Code Points of UTF-8 ----------------------------+ ! CP: 00000000 U: 0000 NULL ! ! CP: 00000001 U: 0001 ? START OF HEADING ! ! CP: 00000002 U: 0002 ? START OF TEXT ! ! CP: 00000003 U: 0003 ? END OF TEXT ! ! CP: 00000004 U: 0004 ? END OF TRANSMISSION ! ! CP: 00000005 U: 0005 ? ENQUIRY ! ! CP: 00000006 U: 0006 ? ACKNOWLEDGE ! ! CP: 00000007 U: 0007 ? BELL ! ! CP: 00000008 U: 0008 ? BACKSPACE ! ! CP: 00000009 U: 0009 ? CHARACTER TABULATION ! ! CP: 0000000A U: 000A ? LINE FEED (LF) ! ! CP: 0000000B U: 000B ? LINE TABULATION ! ! CP: 0000000C U: 000C ? FORM FEED (FF) ! ! CP: 0000000D U: 000D ? CARRIAGE RETURN (CR) ! ! CP: 0000000E U: 000E ? SHIFT OUT ! ! CP: 0000000F U: 000F ? SHIFT IN ! +-----------------------------------------------------------------------------+ _ D ibm-912_P100-1995 1 - 1 _ D ibm-913_P100-2000 1 - 1 _ N ISCII,version=0 1 - 4 _ N ISCII,version=1 1 - 4 Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit LByte Prop -- - + << > Canc |
このリストには、次の情報が表示されます。
コードページのコードポイントのバイトシーケンス(CP
)
対応する Unicode コードポイントのバイトシーケンス(U
)
Unicode 文字 この文字が現在の端末エミュレーションによって解釈されない場合、置換文字(コードページで定義されます。ここでは(?
)が表示されます。
Unicode 文字の標準名
次の表に、各コードポイントリストに使用できる PF キーとその説明を示します。
PF キー | 機能 |
---|---|
PF4 | 最大単位が 1 バイトのコードページには適用できません。
[Leading Bytes of Code Point]ウィンドウを開き(関連セクションを参照)、表示するバイト範囲を入力します。 現在の先頭バイト数を確定してこのウィンドウを閉じるには、PF3 キーまたは Enter キーを押します。 現在の入力をキャンセルしてこのウィンドウを閉じるには、PF12 キーを押します。 |
PF5 | カーソルが配置されたリスト項目について、[Unicode Properties]画面(関連するセクションを参照)を起動します。 |
PF6 | バイト範囲の最初の(先頭ではない)バイトを 16 進値 0x00 にリセットします。 |
PF7 | 選択したバイト範囲を 1 ページ上方にスクロールします(「Specifying Leading Bytes」も参照)。
UTF-16 または UTF-32 コードページでは、すべてのバイト範囲をスクロールできます。 |
PF8 |
選択したバイト範囲を 1 ページ下方にスクロールします(「Specifying Leading Bytes」も参照)。
UTF-16 または UTF-32 コードページでは、すべてのバイト範囲をスクロールできます。 |
PF10 | 画面の左端に移動します。 |
PF11 | 画面の右に移動します。 |
この機能は、最大 1 バイト単位のコードページには適用できません。
コードポイントの特定の先頭バイトのバイト範囲(16 進値 0x00~0xFF)を表示するには、[Leading Byte of Code Point]ウィンドウを使用します。
次の UTF-8 コードページの例では、先頭バイトとして 16 進値 0x22 および 0x32 が入力されています。
+--------- Leading Bytes of Code Point ---------+ ! ! ! Maximum number of bytes .. 3 ! ! ! ! ! ! Enter leading bytes ...... 00 2232 00 ! ! ! ! ! ! ! +-----------------------------------------------+ |
PF3 キー(または Enter キー)を押すと、コードポイントリストに 16 進値 0x00223200~0x002232FF のバイトが表示されます。
注意:
UTF-16LE や UTF-32LE など、バイトスワップされたコードページの場合、バイトは逆のバイト順で読み取られ、表示されます。
選択したコードページから CP
プロファイルパラメータで定義されているデフォルトのコードページ(*CODEPAGE
の値)へのコードポイント変換をテストできます。
英数文字列から Unicode コードポイントへの変換または逆の変換をテストできます。
また、16 進値から Unicode コードポイントへの変換または逆の変換もテストできます。
次の例に示すコードページ(ここでは ibm-1140_P100-1997
)の変換ウィンドウには、次の情報が含まれています。
コードポイントに割り当てられているバイト単位数(最大および最小バイト数)
英数文字列およびそれと等価の 16 進値
対応する Unicode コードポイント
+------------------- Test Conversion of ibm-1140_P100-1997 -------------------+ ! ! ! Code page units .. 1 - 1 (minimum, maximum of bytes) ! ! ! ! ! ! Code Page Characters ! ! Alphanumeric .. ABC ! ! Hexadecimal ... C1 C2 C3 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 ! ! 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 ! ! ! ! Unicode ! ! Code points ... 0041 0042 0043 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 ! ! 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 ! ! 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 ! ! 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 0020 ! ! ! ! ! ! ! +-----------------------------------------------------------------------------+ |
文字またはコードポイントを変換するには
変換されるリテラルの文字列またはコード単位シーケンスを入力するフィールドをアクティブにします。
[Alphanumeric]フィールド(デフォルトの入力フィールド)にリテラル文字列を入力するには、PF6 キーを押します。
または:
[Hexadecimal]フィールドに 16 進値を入力するには、PF7 キーを押します。
または:
[Unicode]フィールドに Unicode コードポイントを入力するには、PF8 キーを押します。
Enter キーを押します。
フィールドに入力された値が、同等のコードポイントまたはリテラルの文字列に変換されます。
この機能を使用すると、デフォルトのコードページ(*CODEPAGE
の値)に含まれている文字(次の例では、コードページ IBM01140
の文字 A
)に対して、Unicode 文字のプロパティが TRUE(yes
)または FALSE(no
)のいずれであるかが表示されます。
14:43:19 ***** NATURAL SYSCP UTILITY ***** 2008-09-23 User SAG - Unicode Properties - Default code page ... IBM01140 Alpha character ..... A C1 hexadecimal Substitution .. ? 3F Unicode code point .. 0041 Unicode char. name .. LATIN CAPITAL LETTER A Alphabetic .......... yes Control ........ no Alphanumeric ........ yes Space .......... no Lower case .......... no Whitespace ..... no Upper case .......... yes Blank .......... no Digit ............... no Punctuation .... no Hexadecimal ......... yes Combining ...... no Graphic ............. yes Surrogate ...... no Printable ........... yes Right to left .. no Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit Uni Canc |
[Alpha character]フィールドに、プロパティを確認する文字を入力できます。 Unicode コードポイントを入力する場合は、PF5 キーを押します。
画面に表示される Unicode 文字のプロパティの詳細については、Web サイト http://www.unicode.org/Public/4.1.0/ucd/UCD.html にある Unicode Consortium のドキュメント『Unicode Character Database』を参照してください。