このセクションでは、DDM をコピーするか、またはデータベースのフィールド定義から DDM を直接作成することによって、DDM を作成する方法を説明します。
Adabas データベースから DDM を作成するには
SYSDDM ユーティリティメニューで、次のように入力します。
[Code]フィールドに、ファンクションコード「E
」(Edit DDM)または「G
」(Generate DDM from Adabas FDT)のいずれかを入力します。
[Name]フィールドは空にしておきます。
[DBID]フィールドと[FNR]フィールドに、作成する DDM によってアクセスされるデータベースの ID とファイル番号を入力します(「DDM の指定」も参照)。
ファンクション E
:空の[Edit DDM]画面が表示され、「DDM エディタ画面の使用」の説明に従ってフィールド定義を入力できます。
ファンクション G
:指定したデータベースに定義されている FDT(フィールド定義テーブル)から DDM が自動生成され、[Edit DDM]画面が開いて関連フィールド定義がすべて表示されます。
使用ファンクションに応じて、[Edit DDM]画面では、必要なフィールド定義を入力するか(「DDM エディタ画面の使用)、FDT から生成されたフィールド定義を変更します。
DDM の編集が完了したら、ソースを確認し、PF3 キーを押します。
SYSDDM ユーティリティメニューが表示されます。
SYSDDM ユーティリティメニューで、次のように入力します。
[Name]フィールドに、有効な DDM 名を入力します(『Natural の使用』ドキュメントの「オブジェクトの命名規則」も参照)。 ファンクション G
の場合、[Name]フィールドにはデフォルト名 FILE-file-number
が事前設定されます。file-number は[FNR]フィールドに入力されたファイル番号に対応します。
[Code]フィールドに、ファンクションコード「C
」(Catalog DDM)を入力します。
指定されたデータベース ID のシステムファイルに DDM がカタログ化オブジェクトとして保存されます。 「DDM のカタログ」も参照してください。
VSAM ファイルから DDM を作成するには
SYSDDM ユーティリティメニューで、次のように指定します。
[Code]フィールドに、「E
」を入力します(「機能の説明」も参照)。
[DDM Type]フィールドに、「V
」を入力します。
[DBID]フィールドと「[FNR]フィールドに、作成する VSAM に割り当てられるデータベースの ID とファイル番号を入力します。
有効なフィールドエントリについては、「DDM の指定」を参照してください。
空の[Edit DDM]画面が開きます。
「DDM エディタ画面の使用」の説明に従ってフィールド定義を入力します。
『Natural for VSAM』ドキュメントの「Catalog DDM」に従って DDM をカタログします。
DDM を DB2 または SQL/DS テーブルから作成するには
DB2 の場合は、『Natural for DB2』ドキュメントの「Generate DDM from an SQL Table」の説明に従います。
または:
SQL/DS の場合は、『Natural for SQL/DS』ドキュメントの「Generate DDM from an SQL Table」の説明に従います。
「DDM のカタログ」の説明に従って DDM をカタログします。
単一または複数の DDM をコピーするには
SYSDDM ユーティリティメニューで、次のように指定します。
[Code]フィールドに、「M
」を入力します(「機能の説明」も参照)。
[Name]フィールドに、コピーする DDM の名前(または名前の範囲)を入力します。
[DBID]フィールドと[FNR]フィールドに、必要な DDM(複数可)が含まれている FDIC システムファイルのデータベース ID とファイル番号を入力します。
有効なフィールドエントリについては、「DDM の指定」を参照してください。
[Copy DDMs (via SYSMAIN)]ウィンドウが表示されます。
『SYSMAIN ユーティリティ』ドキュメントの「DDM 処理」の説明に従って、コピーされる DDM(複数可)のソース環境とターゲット環境を指定します。
システムファイル間やハードウェアプラットフォーム間で DDM をコピーする場合は、「異なる環境での DDM の管理」も参照してください。