Natural には、現在のオブジェクトハンドラユーティリティ環境のデフォルト設定をカスタマイズするオプションが用意されています。このために、Natural システムライブラリ SYSOBJH にはテキストオブジェクト OBJHPROF が提供されています。OBJHPROF は、フラグやオプションの環境固有のデフォルト値を指定するために使用します。これらは、対応するオブジェクトハンドラ画面を入力するときに表示されます。
個々のプロファイル設定を有効にするには
オンラインモードで、オブジェクトハンドラ内部コマンド PROFILE
(または SHOW
PROFILE
)を入力します。
このコマンドは、プロファイルメンテナンスツールを呼び出して、次のことを実行します。
一般またはユーザー固有のプロファイルパラメータと現在の値をマップとして表示します。
オブジェクトハンドラプロファイルが存在しない場合、内部的に使用されるデフォルト値を持つ新しいオブジェクトハンドラプロファイルを作成します。
(Natural Security によって制御される)オブジェクトハンドラプロファイルのプロファイルパラメータに対する一般的な設定を変更できるようにします。
(Natural Security によって制御される)オブジェクトハンドラプロファイルのプロファイルパラメータに対するユーザー固有の設定を変更できるようにします。
各プロファイルパラメータの説明とヘルプ情報を提供します。
PF4 キーを入力してユーザープロファイル設定を切り替えます。行コマンドを使用して、ユーザー固有のプロファイルからパラメータを追加、修正、または削除できます。
注意:
UPDATE
によって変更がオブジェクトハンドラプロファイルに取り込まれます。詳細については、Help を呼び出してください。
個々のプロファイル設定を無効にするには
テキストオブジェクト OBJHPROF をライブラリ SYSOBJH から削除します。
このドキュメントの以降の内容は次のとおりです。
次の PF キーが有効です。
PF キー | 説明 |
---|---|
PF1 (Help) | 一般的なヘルプまたはコンテキスト依存ヘルプを呼び出します。 |
PF2 (Print) | 現在のプロファイル設定を出力します。 |
PF3 (Exit) | プロファイルデータを保存し、プロファイルメンテナンスツールを終了します。 |
PF4 (Gener/User) | 一般的な(Gener)プロファイル設定とユーザー固有の(User)プロファイル設定を切り替えます。 |
PF5 (Modif) | 別のメニューで(カーソルで選択してマークされた)パラメータを変更します。 |
PF6 (--) | パラメータリストの先頭までスクロールします。 |
PF7 (-) | 1 ページ分戻る方向にスクロールします。 |
PF8 (+) | 1 ページ分進む方向にスクロールします。 |
PF9 (++) | パラメータリストの末尾までスクロールします。 |
PF10 (ALLDU/ALLAU) | すべてのパラメータに対して、行コマンド DU または AU を挿入します。
|
PF12 (Canc) | プロファイルメンテナンスツールを終了します。 |
次の行コマンドを使用できます。
行コマンド | 説明 |
---|---|
MO | 拡張モードでパラメータ値を変更します。 |
AU | ユーザープロファイルにエントリを追加します |
DU | ユーザープロファイルからエントリを削除します |
DI | パラメータの説明を表示します |
HE | パラメータに関するヘルプ情報を表示します |
下の表に、オブジェクトハンドラプロファイル OBJHPROF に含まれるパラメータ、入力可能な値、およびパラメータが適用されるオブジェクトハンドラ機能を示します。また、パラメータの簡単な説明または『オブジェクトハンドラ』ドキュメントの該当する参照セクションも示します。デフォルトのパラメータ値は、下線付きで示しています。
パラメータ | 指定可能な値 | 関数 |
説明/ |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
Input-Mode |
W |
アンロード |
ウィザード | |||
A |
上級ユーザー | |||||
C |
コンパクトモード | |||||
Display-Cmd-in-Advanced-Mode |
|
アンロード |
上級ユーザーモードで実行される機能用に生成されたオブジェクトハンドラコマンドを表示します。 | |||
Display-ExecutionMsg |
|
アンロード |
処理ステータスが表示されるウィンドウを有効にします。 | |||
Display-Statistics |
|
アンロード |
機能の実行後に処理されたオブジェクトに関する統計を表示します。(ダイレクトコマンド SHOW
STATISTICS と同等)。
|
|||
Workplan-Library |
|
アンロード |
「ワークプラン」および |
|||
Workplan-Library-DBID |
|
アンロード |
||||
Workplan-Library-FNR |
|
アンロード |
||||
TRACE |
|
アンロード |
「ツール」の「トレース」 |
|||
TRACE-TARGET |
|
アンロード |
||||
Option-Replace |
|
ロード |
「設定」の「置換オプション」 |
|||
Option-TRANSFER-FORMAT |
|
アンロード |
「ワークファイル」の「ワークファイルフォーマット」 |
|||
Option-Use-PC-Work-File |
|
アンロード |
以下を参照してください。
「その他のオプションの設定」の「Use PC File」 |
|||
Option-TR-INCLUDE-LINE-NUMBERS |
|
アンロード | の「Include line numbers」 | |||
Option-TR-LINE-NUMBER-INCREMENT |
|
アンロード |
「転送オプション」の「USE-LINE-NUMBER-INCREMENT」(ダイレクトコマンド) |
|||
Option-TR-SUBSTITUTE |
|
アンロード |
Substitute line
references 「転送オプション」(『設定』) |
|||
Option-TR-TRANSLATE-TO-UPPER |
|
ロード |
Translate to upper
case 「転送オプション」(『設定』) |
|||
Option-TR-USE-CONVERSION-TABLE |
|
アンロード |
Use conversion
table 「転送オプション」(『設定』) |
|||
Option-TR-CONV-TABLE-NAME-LOAD |
|
ロード |
Use conversion
table 「転送オプション」(『設定』) |
|||
Option-TR-CONV-TABLE-NAME-UNLD |
|
アンロード |
Use conversion
table 「転送オプション」(『設定』) |
|||
Option-TR-DA-FORMAT |
|
アンロード |
Data
area format 「転送オプション」 |
|||
Option-TR-UNICODE-WORK-FILE |
|
UNLOAD |
Unicode work file 「設定画面のフィールド」 |
|||
Option-TR-LOAD-CODE-PAGE |
|
LOAD |
Use load code page 「転送オプション」(『設定』) |
|||
Option-Write-Report |
|
アンロード |
「ツール」の「レポート」 Write report 「ワークファイルオプションとレポートオプション」 |
|||
Default-Report-Direct-Command
|
|
アンロード |
ダイレクトコマンドが実行され、オブジェクトハンドラコマンドにレポートオプションが指定されていない場合に書き込まれるレポートの種類を定義します。
|
|||
Default-Report-Option-1 |
|
アンロード |
ダイレクトコマンドが実行されたときに、オブジェクトハンドラコマンドでオプション REPORT-OPTION-1 が指定されていない場合に、レポートが書き込まれるオプションを定義します。有効な値については、「REPORT-OPTION-1 」を参照してください。
|
|||
Default-Report-Format |
|
アンロード |
ダイレクトコマンドが実行されたときに、オブジェクトハンドラコマンドでオプション REPORT-FORMAT が指定されていない場合に、書き込まれるレポートのフォーマットを定義します。有効な値については、「REPORT-FORMAT 」を参照してください。
|
|||
Default-Report-Mode |
|
アンロード |
ダイレクトコマンドが実行され、オブジェクトハンドラコマンドでオプション REPORT-MODE が指定されていない場合に使用されるレポートモードを定義します。有効な値については、「REPORT-MODE 」を参照してください。
|
|||
Option-Write-Restart-Info |
|
ロード |
Write restart information 「ワークファイルオプションとレポートオプション」 |
|||
USE-OPTION-WORKPLAN |
|
アンロード |
「ワークプラン」 | |||
OPTION-WORKPLAN-Name |
|
アンロード |
「ワークプラン」 | |||
USE-PARAMETER-WORKPLAN |
|
アンロード |
「ワークプラン」 | |||
PARAMETER-WORKPLAN-Name |
|
アンロード |
「ワークプラン」 | |||
WORK-FILE-1-Name |
ワークファイル 1 に割り当てられた完全パス名。 |
アンロード |
ワークファイル | |||
Report-File-Name |
ワークファイル 4 に割り当てられた完全パス名。 |
アンロード |
Write report 「ワークファイルオプションとレポートオプション」 |
|||
Restart-File-Name |
ワークファイル 6 に割り当てられた完全パス名。 | ロード |
Write restart information 「ワークファイルオプションとレポートオプション」 |
|||
Trace-File-Name |
ワークファイル 10 に割り当てられた完全パス名。 | すべての機能 |
「ツール」の「トレース」 |
|||
DELETE-TEMPORARY-REPORT-TEXT |
|
アンロード、ロード、スキャン | メインフレームのみで有効:Y = レポートの一時的なテキストオブジェクトは、オブジェクトハンドラが終了したときに削除されます(デフォルト値)N = レポートの一時的なテキストオブジェクトは、オブジェクトハンドラが終了しても削除されません
|