オブジェクトのコピー、移動、および名前変更

このセクションでは、メニューモードでコピー、移動、および名前変更の各機能を使用する手順について説明します。

Start of instruction set単一または複数のオブジェクトをコピー、移動、または名前変更するには

  1. SYSMAIN メニューで、[Copy]を選択(または「C」を入力)するか、[Move]を選択(または「M」を入力)するか、あるいは[Rename]を選択(または「R」を入力)してから、[Programming Objects]を選択します。

    次のようなオブジェクト指定ウィンドウが表示されます。

    +--------------------- COPY ---------------------+
    ¦                                                ¦
    ¦                    - Source -                  ¦
    ¦ OBJECT:                                        ¦
    ¦ LIBRARY: SYSTEM          CODE: X (S)ource      ¦
    ¦ DBID:     99   FNR:  51        X (C)ataloged   ¦
    ¦ USER ID:                 XREF: n               ¦
    ¦ DATE:        -  -     :                        ¦
    ¦                                                ¦
    ¦                    - Target -                  ¦
    ¦ OBJECT:                                        ¦
    ¦ LIBRARY:                 REPLACE:              ¦
    ¦ DBID:          FNR:                            ¦
    +------------------------------------------------+
  2. Source]セクションに、ソース環境の指定に必要なすべてのオブジェクト選択条件を入力します。このウィンドウに表示されるフィールドと有効な入力値については、「オブジェクト指定ウィンドウのフィールドの使用」を参照してください。

  3. ENTER キーで[Source]セクションの入力を確定します。

    • OBJECT]フィールドおよび[LIBRARY]フィールドに単一の名前を入力して一致するオブジェクトが見つかった場合は、手順 10 にスキップします。

    • LIBRARY]フィールドに名前の範囲を入力した場合は、指定した範囲内のすべてのライブラリが選択用にリストされます(前に示したウィンドウの例を参照)。

  4. 必要なライブラリを選択します。

    オブジェクト指定画面が開き、[Source]セクションの[LIBRARY]フィールドに、選択したライブラリが表示されます。

  5. ENTER キーを押して続行します。

    • OBJECT]フィールドに単一の名前を入力して一致するオブジェクトが見つかった場合は、手順 10 にスキップします。

    • OBJECT]フィールドに名前の範囲を入力した場合は、OBJECT TYPEウィンドウ(前に示した図と説明を参照)が表示されます。

  6. 必要なオブジェクトタイプを 1 つまたは複数選択します。

  7. コピーまたは移動機能を使用する場合は、以下の例のようなウィンドウが表示されます。

    +------------------------------------------+
    ¦X Select the specified Object(s) for copy ¦
    ¦  Copy  ALL  specified Object(s)          ¦
    +------------------------------------------+
    

    一致するすべてのオブジェクトをリストからまとめて選択し、場合によっては選択したライブラリの名前をターゲットライブラリで変更する場合、DOWN ARROW キーを押して[Copy ALL specified Object(s)]に印を付けてから、手順 10 にスキップします。

    または、
    一致するすべてのオブジェクトをリストから個々に選択し、場合によっては選択したライブラリの名前をターゲットライブラリで変更する場合、必要に応じて UP ARROW キーを押して[Select the specified Object(s) for copy]に印を付けます(デフォルト)。

    • 単一のオブジェクトが見つかった場合は、手順 10 にスキップします。

    • 複数のオブジェクトが見つかった場合は、結果ウィンドウ(前に示した図と説明を参照)に似た選択ウィンドウが表示されます。

  8. 目的のオブジェクトの隣にある[X]列の入力フィールドに「X」を入力して、処理するオブジェクトを選択します。選択したオブジェクトにソースオブジェクトとカタログ化オブジェクトの両方が存在する場合、[S/C]列の S または C をそれぞれ空白文字で置き換えてから ENTER キーを押すと、ソースオブジェクトまたはカタログ化オブジェクトのみを処理できます。

  9. 目的のオブジェクトの選択が完了すると、以下のようなウィンドウが表示されます。

    コピーまたは移動機能:

    +----------------------------------------------------+
    ¦X Copy selected Objects using   same    Object name ¦
    ¦  Copy selected Objects using different Object name ¦
    +----------------------------------------------------+
    • ソースライブラリとターゲットライブラリの両方で同じオブジェクト名を使用する場合は、必要に応じて UP ARROW キーを押して最初のオプションに印を付けます(デフォルト)。

    • または、
      ターゲットライブラリの各オブジェクトの名前を変更する場合は、DOWN ARROW キーを押して 2 番目のオプションに印を付けます。

    名前変更機能:

    +-------------------------------------------------+ 
    ¦X Rename every single Object with a new name     ¦ 
    ¦  Rename all selected Objects with one new name* ¦ 
    +-------------------------------------------------+
    • 各オブジェクトの名前を個別に変更する場合は、必要に応じて UP ARROW キーを押して最初のオプションに印を付けます(デフォルト)。

    • または、
      オブジェクトの範囲の名前を新しい名前の範囲で変更する場合は、DOWN ARROW キーを押して 2 番目のオプションに印を付けます。

  10. XREF]オプションが Y(Yes)に設定されている場合は、以下の例のようなウィンドウが表示されます。

    +--------------------- XREF ---------------------+
    ¦                                                ¦
    ¦          --- PREDICT (FDIC) Files ---          ¦
    ¦                                                ¦
    ¦    - Source -              - Target -          ¦
    ¦ DBID:         0         DBID:         0        ¦
    ¦ FNR:          0         FNR:          0        ¦
    ¦ PASSWORD:               PASSWORD:              ¦
    ¦ CIPHER:                 CIPHER:                ¦
    +------------------------------------------------+
  11. 必要に応じて、現在のデータベース ID(DBID)やファイル番号(FNR)、またはその両方を置き換えて、パスワードおよびサイファコードを入力します。詳細については、「XRef について」を参照してください。

  12. オブジェクト指定画面が開きます。今度は以下の例のように表示されます。

    +--------------------- COPY ---------------------+
    ¦ 3 Object(s) selected                           ¦
    ¦                    - Source -                  ¦
    ¦ OBJECT:  PRO*                                  ¦
    ¦ LIBRARY: TESTLIB         CODE: (S)ource        ¦
    ¦ DBID:    99    FNR: 51         (C)ataloged     ¦
    ¦ USER ID:                 XREF: ON              ¦
    ¦ DATE:        -  -     :  TYPE: all             ¦
    ¦                                                ¦
    ¦                     -Target -                  ¦
    ¦ OBJECT:  PRO*                                  ¦
    ¦ LIBRARY: TESTLIB2        REPLACE: n            ¦
    ¦ DBID:     99   FNR:  51                        ¦
    +------------------------------------------------+
    • 複数のオブジェクトが見つかった場合、処理用に選択されたオブジェクトの数(上記の例では 3)がメッセージに示されます。

    • オブジェクト名の範囲が[Source]セクションで指定され、名前変更オプション(手順 9 を参照)が選択されていない場合、[Target]セクションの[OBJECT]フィールドは同じ名前の範囲を含む読み取り専用フィールドになります(上記の例ではPRO*)。

      単一のオブジェクトが処理用に選択されている場合は、このオブジェクトの名前が[Target]セクションの[OBJECT]フィールドに表示されます。このフィールドで名前を置き換えることができます。

      オブジェクト名の範囲が[Source]セクションで指定され、名前変更オプション(手順 9 を参照)が選択されている場合、選択した各オブジェクトの名前が[Target]セクションの[OBJECT]フィールドに表示されます。このフィールドで、現在の各オブジェクトの名前を置き換えることができます。

      名前変更機能(手順 9 を参照)を使用すると、以下の例のような名前の範囲を指定することで複数のオブジェクトを置き換えることもできます。

      +-------------------- RENAME --------------------+
      ¦ 3 Object(s) selected                           ¦
      ¦               - Old object name -              ¦
      ¦ OBJECT:  PRO*                                  ¦
      ¦ LIBRARY: TESTLIB2        CODE: (S)ource        ¦
      ¦ DBID:    99    FNR: 51         (C)ataloged     ¦
      ¦ USER ID:                 XREF: ON              ¦
      ¦ DATE:        -  -     :  TYPE: P               ¦
      ¦                                                ¦
      ¦               - New object name -              ¦
      ¦ OBJECT:  PGM*                                  ¦
      ¦ LIBRARY: TESTLIB2        REPLACE: n            ¦
      ¦ DBID:     99   FNR:  51                        ¦
      +------------------------------------------------+

      上記の例では、名前が PRO で始まるすべてのオブジェクトが、名前が PGM で始まるオブジェクトと置き換えられます。

  13. ENTER キーで[Target]セクションの入力を確定します。

    指定した名前と同じ名前のオブジェクトがすでにターゲットライブラリに含まれていて、[REPLACE]オプションが N に設定されている場合、見つかったオブジェクトごとに以下のようなウィンドウが表示されます。

    +-----------------------------------------------------------------------------+
    ¦ Object(s) already exist, do you want to overwrite source ?   Y/N            ¦
    +-----------------------------------------------------------------------------+
    • Y」(はい)を入力して、オブジェクトの置換を確定します。

    • または、
      N」(いいえ)を入力して、オブジェクトの置換を拒否します。

    置換オプションの使用」も参照してください。

  14. コピー、移動、または名前変更の各機能が正常に終了すると、オブジェクト指定ウィンドウに適切な確認メッセージが表示されます。