このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
このインターフェイスには、ユーティリティ SYSMAIN
に関連するメソッドが含まれています。 これらのメソッドには、システムファイルと環境の間で Natural 開発オブジェクトをコピーしたり移動したりする機能、ファイルを Natural 開発オブジェクトとして Natural システムファイルにインポートする機能、Natural
開発オブジェクトを削除したり名前変更したりする機能などがあります。
プロパティを使用することで、このインターフェイスの各インスタンスを他のインスタンスとは別に設定できます。 プロパティは、その後に呼び出されるメソッドがどの環境およびシステムファイルに対して機能するかを定義します。 また、その後に呼び出されるメソッドの動作に影響する一部のオプションも制御します。
次のプロパティを使用できます。
このインターフェイスの親インターフェイスに移動するために使用します。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
HANDLE OF OBJECT | VT_DISPATCH(INatAutoSystem) | 取得のみ |
ルートインターフェイスに移動するために使用します。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
HANDLE OF OBJECT | VT_DISPATCH(INatAutoStudio) | 取得のみ |
後続の処理のソース環境を指定します。 デフォルトはローカル環境です。 プロパティを別の環境に変更した場合は、プロパティ SourceDBnr
および SourceFnr
は自動的にその環境のユーザーシステムファイルのデータベース番号とファイル番号に変更されます。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
HANDLE OF OBJECT | VT_DISPATCH(INatAutoEnvironment) | 書き込みのみ |
後続の処理のソースシステムファイルのデータベース番号を指定します。 デフォルトは、ローカル環境のユーザーシステムファイルのデータベース番号です。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
I4 | VT_I4 |
後続の処理のソースシステムファイルのファイル番号を指定します。 デフォルトは、ローカル環境のユーザーシステムファイルのファイル番号です。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
I4 | VT_I4 |
後続の処理のターゲット環境を指定します。 デフォルトはローカル環境です。 プロパティを別の環境に変更した場合は、プロパティ TargetDBnr
および TargetFnr
は自動的にその環境のユーザーシステムファイルのデータベース番号とファイル番号に変更されます。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
HANDLE OF OBJECT | VT_DISPATCH(INatAutoEnvironment) | 書き込みのみ |
後続の処理のターゲットシステムファイルのデータベース番号を指定します。 デフォルトは、ローカル環境のユーザーシステムファイルのデータベース番号です。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
I4 | VT_I4 |
後続の処理のターゲットシステムファイルのファイル番号を指定します。 デフォルトは、ローカル環境のユーザーシステムファイルのファイル番号です。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
I4 | VT_I4 |
後続の処理が適用される Natural 開発オブジェクトタイプを指定します。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
I4 | VT_I4 |
サポートされているタイプは次のとおりです。 デフォルトは 0 です。
タイプ番号 | タイプ名 |
---|---|
0000 | すべてのタイプ |
1001 | パラメータデータエリア |
1002 | コピーコード |
1003 | DDM |
1004 | グローバルデータエリア |
1005 | ヘルプルーチン |
1006 | ローカルデータエリア |
1007 | マップ |
1008 | サブプログラム |
1009 | プログラム |
1010 | サブルーチン |
1011 | テキスト |
1012 | ビュー |
1013 | ダイアログ |
1014 | クラス |
1015 | コマンドプロセッサ |
1016 | ビュー調整 |
1017 | メインフレーム DDM |
1018 | ファンクション |
1019 | 共有リソース |
1020 | エラーメッセージファイル |
1021 | アダプタ |
後続の処理は、このオプションで指定された時点以降に保存またはカタログされた Natural 開発オブジェクトに適用されます。 デフォルトはフォーマット T の Natural 変数の下限値です。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
T | VT_DATE | 書き込みのみ |
後続の処理は、指定されたユーザーによって保存またはカタログされた Natural 開発オブジェクトに適用されます。 デフォルトは空文字列です。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
A | VT_BSTR | 書き込みのみ |
このオプションを TRUE に設定すると、メソッド Import
で Natural 開発オブジェクトとしてインポートされるファイルはストラクチャードモードであるとみなされます。 そうでない場合は、エラーが発生してインポートは失敗します。
このオプションを FALSE に設定すると、メソッド Import
で Natural 開発オブジェクトとしてインポートされるファイルはレポートモードであるとみなされます。 そうでない場合は、エラーが発生してインポートは失敗します。
デフォルトは Natural パラメータ SM
に指定された値です。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
L | VT_BOOL | 書き込みのみ |
次のメソッドを使用できます。
このインターフェイスインスタンスのすべてのプロパティをデフォルト値にリセットします。
XML ドキュメントを含む文字列を返します。この XML ドキュメントは、プロパティ SourceEnvironment
、SourceDBnr
、および SourceFnr
によって指定された Natural システムファイルに含まれる Natural ライブラリを記述します。 XML ドキュメントは次の DTD に従って構造化されています。
<?xml version="1.0"?> <!ELEMENT flibs (flib+)> <!ELEMENT flib (#PCDATA)>
エレメント | 意味 |
---|---|
flib | ライブラリ名です。 |
XML ドキュメントを含む文字列を返します。この XML ドキュメントは、パラメータ Library
とプロパティ SourceEnvironment
、SourceDBnr
、および SourceFnr
によって指定された Natural ライブラリに含まれる Natural 開発オブジェクトを記述します。 XML ドキュメントは次の DTD に従って構造化されています。
<?xml version="1.0"?> <!ELEMENT fitems (fitem+)> <!ELEMENT fitem (ftype, fkey, fname, fcat, fuid)> <!ELEMENT ftype (#PCDATA)> <!ELEMENT fkey (#PCDATA)> <!ELEMENT fname (#PCDATA)> <!ELEMENT fcat (#PCDATA)> <!ELEMENT fuid (#PCDATA)>
エレメント | 意味 |
---|---|
ftype | オブジェクトタイプです。 使用可能なタイプのリストについては、プロパティ OptionType を参照してください。
|
fkey | オブジェクト名です。 |
fname | Natural クラスの場合はクラス名です。 Natural サブルーチンの場合はサブルーチン名です。 Natural ファンクションの場合はファンクション名です。 |
fcat | オブジェクトに対して、ソースが存在するか、生成プログラムが存在するか、またはその両方が存在するかを示します。 定義された値については、パラメータ Category を参照してください。
|
fuid | オブジェクトを保存またはカタログしたユーザーのユーザー ID。 |
名前 | Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|---|
戻り値 | A | VT_BSTR | |
Name | A | VT_BSTR | 値 |
Library | A | VT_BSTR | 値 |
Category | I2 | VT_I2 | 値 |
空値の BSTR(Natural では空文字列)です。 予約済み(将来的に使用される予定)です。
取得する Natural 開発オブジェクトの名前を修飾するパターン。 パターンには、ワイルドカード文字の "?" と "*" を含めることができます。"?" は 1 文字に対応し、"*" は複数文字に対応します。
Natural 開発オブジェクトの取得元の Natural ライブラリの名前。
ソースを取得するか生成プログラムを取得するかを指定します。
値 | 意味 |
---|---|
0 | ソースまたは生成プログラムが存在する Natural オブジェクトが取得されます。 |
1 | ソースが存在する Natural オブジェクトのみが取得されます。 |
2 | 生成プログラムが存在する Natural オブジェクトのみが取得されます。 |
3 | ソースと生成プログラムの両方が存在する Natural オブジェクトのみが取得されます。 |
Natural 開発オブジェクトを、プロパティ SourceEnvironment
、SourceDBnr
、および SourceFnr
とパラメータ SourceLibrary
によって指定されたライブラリから、プロパティ TargetEnvironment
、TargetDBnr
、および TargetFnr
とパラメータ TargetLibrary
によって指定されたライブラリにコピーします。
名前 | Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|---|
戻り値 | A | VT_BSTR | |
Name | A | VT_BSTR | 値 |
SourceLibrary | A | VT_BSTR | 値 |
TargetLibrary | A | VT_BSTR | 値 |
Category | I2 | VT_I2 | 値 |
空値の BSTR(Natural では空文字列)です。 予約済み(将来的に使用される予定)です。
コピーする Natural 開発オブジェクトの名前を修飾するパターン。 パターンには、ワイルドカード文字の "?" と "*" を含めることができます。"?" は 1 文字に対応し、"*" は複数文字に対応します。
Natural 開発オブジェクトのコピー元の Natural ライブラリの名前。
Natural 開発オブジェクトのコピー先の Natural ライブラリの名前。
ソースをコピーするか、生成プログラムをコピーするか、またはその両方をコピーするかを指定します。 指定可能な値については、Find
メソッドを参照してください。
Natural 開発オブジェクトを、プロパティ SourceEnvironment
、SourceDBnr
、および SourceFnr
とパラメータ SourceLibrary
によって指定されたライブラリから、プロパティ TargetEnvironment
、TargetDBnr
、および TargetFnr
とパラメータ TargetLibrary
によって指定されたライブラリに移動します。
名前 | Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|---|
戻り値 | A | VT_BSTR | |
Name | A | VT_BSTR | 値 |
SourceLibrary | A | VT_BSTR | 値 |
TargetLibrary | A | VT_BSTR | 値 |
Category | I2 | VT_I2 | 値 |
空値の BSTR(Natural では空文字列)です。 予約済み(将来的に使用される予定)です。
移動する Natural 開発オブジェクトの名前を修飾するパターン。 パターンには、ワイルドカード文字の "?" と "*" を含めることができます。"?" は 1 文字に対応し、"*" は複数文字に対応します。
Natural 開発オブジェクトの移動元の Natural ライブラリの名前。
Natural 開発オブジェクトの移動先の Natural ライブラリの名前。
ソースを移動するか、生成プログラムを移動するか、またはその両方を移動するかを指定します。 指定可能な値については、Find
メソッドを参照してください。
プロパティ SourceEnvironment
、SourceDBnr
、および SourceFnr
とパラメータ Library
によって指定されたライブラリから Natural 開発オブジェクトを削除します。
名前 | Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|---|
戻り値 | A | VT_BSTR | |
Name | A | VT_BSTR | 値 |
Library | A | VT_BSTR | 値 |
Category | I2 | VT_I2 | 値 |
空値の BSTR(Natural では空文字列)です。 予約済み(将来的に使用される予定)です。
削除する Natural 開発オブジェクトの名前を修飾するパターン。 パターンには、ワイルドカード文字の "?" と "*" を含めることができます。"?" は 1 文字に対応し、"*" は複数文字に対応します。
Natural 開発オブジェクトを削除する Natural ライブラリの名前。
ソースを削除するか、生成プログラムを削除するか、またはその両方を削除するかを指定します。 指定可能な値については、Find
メソッドを参照してください。
プロパティ SourceEnvironment
、SourceDBnr
、および SourceFnr
とパラメータ Name
および Library
によって指定された Natural 開発オブジェクトを、パラメータ NewName
によって指定された名前に変更します。
名前 | Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|---|
戻り値 | A | VT_BSTR | |
Name | A | VT_BSTR | 値 |
NewName | A | VT_BSTR | 値 |
Library | A | VT_BSTR | 値 |
Category | I2 | VT_I2 | 値 |
空値の BSTR(Natural では空文字列)です。 予約済み(将来的に使用される予定)です。
名前を変更する Natural 開発オブジェクトの名前。
Natural 開発オブジェクトの新しい名前。
名前を変更する Natural 開発オブジェクトが含まれる Natural ライブラリの名前。
ソースの名前を変更するか、生成プログラムの名前を変更するか、またはその両方の名前を変更するかを指定します。 指定可能な値については、Find
メソッドを参照してください。
パラメータ File
および Path
によって指定されたファイルを、プロパティ TargetEnvironment
、TargetDBnr
、および TargetFnr
とパラメータ Library
によって指定されたライブラリに Natural 開発オブジェクトとしてインポートします。
名前 | Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|---|
戻り値 | A | VT_BSTR | |
File | A | VT_BSTR | 値 |
Path | A | VT_BSTR | 値 |
Library | A | VT_BSTR | 値 |
空値の BSTR(Natural では空文字列)です。 予約済み(将来的に使用される予定)です。
インポートするファイルの名前を修飾するパターン。 パターンには、ワイルドカード文字の "?" と "*" を含めることができます。"?" は 1 文字に対応し、"*" は複数文字に対応します。
インポートするファイルを含むパス。
ファイルのインポート先の Natural ライブラリの名前。