このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
ユーザーに現在選択されている Natural スタジオオブジェクトのコレクション。 ユーザーが同じオブジェクトの視覚化を複数回選択した場合でも、各オブジェクトは 1 回だけコレクションに含まれます。
選択されたオブジェクトのコレクションは次の 2 通りの方法で処理できます。
プロパティ SelectedObjects
を使用して、選択されたオブジェクトを XML ドキュメントとして取得できます。 このドキュメントは、XML 処理機能およびステートメントで処理できます。
Item
メソッドを使用して、通常の方法でコレクション全体で反復できます。
次のプロパティを使用できます。
このインターフェイスの親インターフェイスに移動するために使用します。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
HANDLE OF OBJECT | VT_DISPATCH(INatAutoObjects) | 取得のみ |
ルートインターフェイスに移動するために使用します。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
HANDLE OF OBJECT | VT_DISPATCH(INatAutoStudio) | 取得のみ |
選択されたオブジェクトの数。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
I4 | VT_I4 | 取得のみ |
選択されたオブジェクトを記述する XML ドキュメントを含む文字列。 XML ドキュメントは次の DTD に従って構造化されています。
<?xml version="1.0"?> <!ELEMENT itemset (sitem*)> <!ELEMENT sitem(sguid?, stype, skey, sinfo?, (ntype, nkey, nname?, (nenv | napp)?)?)> <!ELEMENT sguid (#PCDATA)> <!ELEMENT stype (#PCDATA)> <!ELEMENT skey (#PCDATA)> <!ELEMENT sinfo (#PCDATA)> <!ELEMENT ntype (#PCDATA)> <!ELEMENT nkey (#PCDATA)> <!ELEMENT nname (#PCDATA)> <!ELEMENT nenv (#PCDATA)> <!ELEMENT napp (#PCDATA)>
エレメント | 意味 |
---|---|
sguid | タイプを定義したプラグインの ID です。 定義済みタイプのオブジェクトでは入力されていません。 |
stype | オブジェクトのノードタイプです。 定義済みタイプまたはユーザー定義タイプを指定できます。 |
skey | ノードタイプ内のノードを識別するキーです。 |
sinfo | プラグインによってオブジェクトに割り当てられた可能性がある追加情報です。 定義済みタイプのオブジェクトでは入力されていません。 |
ntype | プラグインによって定義されたオブジェクトが定義済み Natural スタジオノードタイプのオブジェクトに対応する場合は、このプロパティには対応する定義済みオブジェクトのタイプが含まれます。 |
nkey | プラグインによって定義されたノードが定義済み Natural ノードタイプのノードに対応する場合は、このエレメントには対応する定義済みノードのキーが含まれます。 |
nname | プラグインによって定義されたオブジェクトが定義済み Natural スタジオノードタイプのサブルーチン、関数、またはクラスのオブジェクトに対応する場合は、このプロパティには対応する定義済みオブジェクトの関数名またはクラス名が含まれます。 |
nenv | オブジェクトが属す環境のキーです。 キーは、対応する環境にメソッド INatAutoEnvironments::Item でアクセスするのに使用できます。 オブジェクトが、現在アクティブな環境またはアプリケーションに属す場合は、エレメントは空です。
|
napp | オブジェクトが属すアプリケーションのキーです。 キーは、対応するアプリケーションにメソッド INatAutoApplications::Item でアクセスするのに使用できます。 オブジェクトが、現在アクティブなアプリケーションに属すか、アプリケーションには属さない場合は、エレメントは空です。
|
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
A | VT_BSTR | 取得のみ |
現在フォーカスがあるオブジェクトのインデックス。
Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|
I4 | VT_I4 | 取得のみ |
次のメソッドを使用できます。
コレクションから特定の選択されたオブジェクトを返します。
名前 | Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|---|
戻り値 | HANDLE OF OBJECT | VT_DISPATCH(INatAutoSelectedObject) | |
Index | I4 | VT_I4 |
Index で指定された値によって識別される選択されたオブジェクト。
コレクション内の選択されたオブジェクトのインデックス(1~Count の値)。
現在の選択に指定タイプのオブジェクトが 1 つ以上含まれるかどうかをチェックします。 特定のコマンドが現在の選択に適用可能であるかを(選択されたオブジェクト間で明示的に反復せずに)判断するには、たいていの場合このクイックチェックで十分です。
名前 | Natural データフォーマット | 変形タイプ | 注釈 |
---|---|---|---|
戻り値 | BOOL | VT_BOOL | |
Type | I4 | VT_I4 | |
PlugInID | A | VT_BSTR | オプション |
現在の選択に指定タイプのオブジェクトが 1 つ以上含まれる場合は TRUE です。
定義済みまたはユーザー定義のノードタイプです。
タイプを定義したプラグインのグローバルユニーク ID です。 これは、プラグインの ID プロパティの値です。