Natural for Ajax がインストールされている場合は、Natural for Ajax Tools を使用して、Natural スタジオから Natural for Ajax の機能を直接使用できます。 Natural for Ajax Tools を使用すると、豊富なインターネットアプリケーション用の Web ページを設計し、これらのページのアダプタを Natural ライブラリにインポートしてこれらのページを表示するプログラムを生成し、内部ブラウザでこれらのプログラムをテストできます。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
詳細については、『Natural for Ajax』ドキュメントを参照してください。
Natural for Ajax Tools は、Natural スタジオのオプションプラグインです。 このプラグインのインストールは Natural のインストールの一部です。 このプラグインは初期インストール時にインストールすることも、または後で別のセットアッププロセスとしてインストールすることもできます。 インストール手順の詳細については、『インストール』ドキュメントを参照してください。
Natural for Ajax Tools を使用する前に、次のトピックの説明に従う必要があります。
プラグインを有効にすると、Natural スタジオが、パラメータファイル NATPARM を使用して別の Natural セッションを開始します。 Natural セッションで NATPARM 以外のパラメータファイルを使用している場合は、FNAT（特にライブラリ SYSPLNJX および SYSLIBS）や他の Natural パラメータ（WORK パラメータなど）が Natural プラグインセッション（NATPARM を使用）と Natural セッション（別のパラメータファイルを使用）が一致しないことがある点に注意してください。 このために予測できないエラーが発生する場合があります。 このため、Natural セッションでパラメータファイル NATPARM も使用することをお勧めします。 Natural パラメータファイルの詳細については、『Natural Security』ドキュメントの「Natural Security でのプラグイン」を参照してください。
Natural for Ajax Tools をインストールしたら、プラグインマネージャで有効にする必要があります。 有効にするための手順の詳細については、『Natural スタジオの使用』ドキュメントの「プラグインマネージャ」を参照してください。
プラグインマネージャで Natural for Ajax Tools を有効にすると、Natural スタジオウィンドウで次の追加要素が使用可能になります。
追加のツールバーが表示されます。 このツールバーのボタンは、次のメニューコマンドを表します。
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注意:
このツールバーは、メニューのを選択して表示と非表示を切り替えることができます。
現在のコンテキスト（選択したオブジェクト）が対応している場合は、コンテキストメニューにカスケードメニューが追加されます。 カスケードメニューに含まれるコマンドは、コンテキストに応じて変化します。
ライブラリを選択しているときは、カスケードメニューに次のコマンドが表示されます。
プログラムを選択しているときは、カスケードメニューに次のコマンドが表示されます。
アダプタを選択しているときは、カスケードメニューに次のコマンドが表示されます。
Natural for Ajax アプリケーションを開発するには、Natural 開発サーバー（NDV、オプション）、Natural for Ajax を実行するアプリケーションサーバー、および Web I/O インターフェイス（NWO）が必要です。
Natural for Ajax Tools をプラグインマネージャで有効にした後、最初に Natural 開発サーバーおよび対応するアプリケーションサーバーと Web I/O インターフェイスサーバーとの関係を設定する必要があります。 設定は、ライブラリ
SYSPLNJX 内にリソースとして用意されているコンフィグレーションファイル ConfigNJXPLG.dat で行います。
コンフィグレーションデータの各エントリは、次の情報で構成されています。
Natural 開発サーバーのホスト名
Natural 開発サーバーのポート番号（省略可能）
アプリケーションサーバーのホスト名
アプリケーションサーバーのポート番号
アプリケーションサーバーのパス名
Web I/O インターフェイスサーバーのホスト名
Web I/O インターフェイスサーバーのポート番号
詳細については、ConfigNJXPLG.dat ファイルの内容を参照してください。
このファイルには、ローカル環境で作業する場合に必要な設定がすでに含まれています。 新規リモート開発環境のコンフィグレーション行を定義した後、対応するアプリケーションサーバー上のファイル sessions.xml（『オペレーション』ドキュメントの「コンフィグレーションファイルの内容」を参照）に同名のセッション定義が含まれていることを確認してください。
例：
ConfigNJXPLG.dat ファイルには、次の行が含まれています。
MYNDV,2700,MYAPPS,8080,\\MYAPPS\JBOSS\#LIB\nat,MYNWO,2900
この場合は、"MYAPPS:8080" で実行されているアプリケーションサーバーの sessions.xml ファイルに次のセッション定義が含まれている必要があります。
<sessions>
<session id="MYNDV">
<natural_program>script-name</natural_program>
<user id="" pwd=""/>
</session>
</sessions>
オプションでユーザー ID とパスワードを指定できます。 これはコマンドを使用するときに便利です。 Natural スタジオで Natural for Ajax プログラムを開始するたびにユーザー ID とパスワードを入力する必要がなくなります。
一般に、Natural for Ajax プロジェクトは、サーバー部分を実装する Natural オブジェクトを含む 1 つまたは複数の Natural ライブラリと、ユーザーインターフェイス部分を実装する 1 つまたは複数の Application Designer プロジェクトで構成されています。
現在のバージョンの Natural for Ajax Tools では、Natural for Ajax プロジェクトが 1 つの Natural ライブラリと 1 つの Application Designer プロジェクトで構成され、Application Designer プロジェクトの名前が Natural ライブラリの名前を小文字に変換したものと同じであることを前提にしています。
Application Designer を使用すると、機能豊富なインターネットアプリケーションの Web ページをデザインできます。 Application Designer 開発ワークスペースは、Natural スタジオから直接開くことができます。
Application Designer 開発ワークスペースを開くには
Application Designer プロジェクトに属する Natural ライブラリを選択します。
コンテキストメニューを表示し、を選択します。
または:
Natural for Ajax Tools のツールバーが表示されたら、次のツールバーボタンを選択します。
ブラウザウィンドウに Application Designer 開発ワークスペースが開きます。 Web ページの Application Designer プロジェクトの作成、ページの作成、既存のページの編集、およびページの Natural アダプタの作成が可能になります。
重要:
Application Designer プロジェクトに、対応する Natural ライブラリの名前を小文字に変換した名前を付けます。
詳細については、『Natural for Ajax』ドキュメントの「Developing the User Interface」を参照してください。
Natural アダプタは、Application Designer で Natural ページのレイアウトを保存したときに生成されます。 生成されたアダプタは、アプリケーションサーバーから Natural ライブラリに同じ名前でインポートできます。
生成されたアダプタをインポートするには
生成されたアダプタをインポートするライブラリを選択します。
コンテキストメニューを表示し、を選択します。
または:
Natural for Ajax Tools のツールバーが表示されたら、次のツールバーボタンを選択します。
Application Designer プロジェクトと同じ名前の生成されたアダプタが、選択したライブラリにインポートされます。
ライブラリにアダプタがすでに存在する場合は、アダプタを置き換えるかどうかを確認するメッセージが表示されます。
アダプタを呼び出してページを表示する Natural メインプログラムを、アダプタから生成できます。
アダプタからメインプログラムを生成するには
アダプタを選択します。
コンテキストメニューを表示し、を選択します。
または:
Natural for Ajax Tools のツールバーが表示されたら、次のツールバーボタンを選択します。
プログラムが生成されます。 ソースコードはプログラムエディタウィンドウに表示されます。
名前を選択し、プログラムを格納します。
ページイベントの処理方法などの詳細については、『Natural for Ajax』ドキュメントの「Developing the Application Code」を参照してください。
アダプタから生成された Natural メインプログラムを実行できます。 Natural スタジオ内でブラウザウィンドウが開き、プログラムをテストできます。
メインプログラムを実行するには
メインプログラムを選択します。
コンテキストメニューを表示し、を選択します。
または:
Natural for Ajax Tools のツールバーが表示されたら、次のツールバーボタンを選択します。
ブラウザウィンドウでプログラムが実行されます。
Natural プログラムまたは Application Designer 開発ワークスペースを Natural スタジオ外部で実行する場合は、実行に必要な URL を表示できます。
プログラムの URL を表示するには
プログラムを選択します。
コンテキストメニューを表示し、を選択します。
または:
Natural for Ajax Tools のツールバーが表示されたら、次のツールバーボタンを選択します。
ダイアログボックスが開き、プログラムの URL が示されます。
コピーアンドペーストを使用して、Application Designer でサポートされているブラウザ（Internet Explorer、Mozilla Firefox など）に、この URL を入力できます。 これにより、プログラムをブラウザ内（Natural スタジオで使用される内部ブラウザ以外）で直接実行できます。
Application Designer 開発ワークスペースの URL を表示するには
プログラム以外の任意のオブジェクトを選択するか、ライブラリまたはシステムファイルを選択します。
Natural for Ajax Tools ツールバーで次のツールバーボタンを選択します。
ダイアログボックスが開き、Application Designer 開発ワークスペースの URL が示されます。
コピーアンドペーストを使用して、Application Designer でサポートされているブラウザ（Internet Explorer、Mozilla Firefox など）に、この URL を入力できます。 これにより、Application Designer 開発ワークスペースをブラウザ内（Natural スタジオで使用される内部ブラウザ以外）で直接実行できます。