バージョン 4.2.5
 —  ユーティリティ  —

レコーディングユーティリティ

レコーディングユーティリティを使用すると、Natural セッションを記録し、記録したセッションを後で再生できます。

レコーディングユーティリティ」ドキュメントでは、次のトピックについて説明します。

関連ドキュメント:

端末コマンド


記録の目的

レコーディングユーティリティは次の目的に使用できます。

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記録されるデータおよび機能

レコーディングユーティリティでは、次の情報が記録されます。

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セッションの記録

このセクションでは、記録を有効および無効にする手順について説明します。

ライブラリの指定

Start of instruction set 以降のすべての記録を保存するライブラリを指定するには

library-name を指定しないで記録プロセスを有効にすると、記録を保存するライブラリの名前は、記録プロセスを有効にしたときのシステム変数 *INIT-USER(『システム変数』ドキュメントを参照)の値と同じなります。

セッションを記録中に別のライブラリにログオンしても、記録が保存されるライブラリは同じままです。つまり、%B= または *INIT-USER ライブラリで指定したライブラリのいずれかです。これは、1 回の記録で、複数のアプリケーション間のキーボードアクションを記録できることを意味します。

記録の有効化

Start of instruction set 記録を有効にするには

name は、記録されたデータが Recording タイプの Natural オブジェクトとしてソース形式で保存されるときの名前を指定します。 このソースは、他の Natural ソースと同様に扱うことができます(削除やコピーなどが可能)。ただし、編集はしないでください。記録にはバイナリデータが含まれており、エディタによって破壊されるためです。

name は 1 回だけ指定できます。 記録先として指定したライブラリ内に同じ名前の記録オブジェクトがすでに存在している場合、「RECORDING 処理内エラーがあります」というメッセージが返されます。

注意:
記録中に、非アクティビティタイムアウトなどによりトランザクションのバックアウトまたはロールバックが発生すると、記録の一部が削除されるため、記録全体が使用できなくなります。

記録中に入力される端末コマンド %Aname の後には端末コマンド %B を続けて入力する必要があります。次の「%A の記録」を参照してください。

記録の無効化

Start of instruction set 記録を無効にするには

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記録の再生

記録を再生すると、例えばコマンドおよびファンクションキーのシーケンスが実際に再実行されます。

記録は端末タイプとは無関係です。つまり、ある端末で記録されたセッションを別のタイプの端末で再生できます。 記録をバッチモードで再生することもできます。記録されたオンラインセッションは、バッチモードで再生すると異なる動作をします。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。

ステップモードおよびバックグラウンドモード

記録は、バックグラウンドモードおよびステップモードのいずれかで再生できます。

バックグラウンドモードの場合、記録全体が非表示で再生されます。つまり、記録されているすべてのキーボードアクションが実行されている間、端末画面には何が実行されているか表示されません。 バックグラウンドモードで再生すると、記録に端末コマンド %R(「記録の操作」を参照)が含まれている場合を除いて、記録の再生を中断できません。

ステップモードの場合、記録は 1 ステップずつ再生され、すべてのキーボードアクションが画面に表示されます。 任意のファンクションキーを選択すると、次のステップに進むことができます。 ステップモードでは、CLEAR キーを押すと記録の再生を中断することもできます。「再生の中断」を参照してください。

デフォルトでは、記録はバックグラウンドモードで再生されます。

Start of instruction set モードを設定するには

  1. ステップモードを有効にするには、次の端末コマンドを入力します。

    %GON
  2. ステップモードを無効にしてバックグラウンドモードを有効にするには、次の端末コマンドを入力します。

    %GOFF
  3. ステップモードとバックグラウンドモードを交互に切り替えるには、次の端末コマンドを入力します。

    %G

再生の有効化

Start of instruction set 記録を再生するには

%Aname の記録

セッションの記録中にコマンド %Aname を発行すると、%Aname で指定された記録は実行されず、記録対象のオブジェクトソースにコマンド %Aname が含まれます。 このため、ある記録内で別の記録を実行し、複数の記録を連結できます。 ただし、記録はネストできません。%Aname コマンドが含まれている記録は、このコマンドより後の記録の実行が停止され、name が終了しても残りの実行は再開されません。 したがって、%Aname の後に続く記録データは再生されません。 これを回避するには、記録中に %Aname および %B を続けて入力する必要があります。

再生の中断

Start of instruction set ステップモードで再生中の記録を中断するには

記録を中断したら、次のことを行うことができます。

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記録の操作

端末コマンド %R を記録することにより、再生時に記録の単一のステップを操作できます。 これは、ステップモードとバックグラウンドモードの両方に適用されます。 バックグラウンドモードの場合、再生中の記録を操作する唯一の方法は %R です。 例えば、記録時には認識されないパスワードなどの機密データを入力できるようにする操作が必要な場合があります。

最後の画面を再表示する端末コマンド %R が記録されている場合、記録の再生中に、ユーザー入力用に後続の画面が表示されます。つまり、この画面に表示される入力データは、記録から取得されるのではなく、ユーザーによる入力から取得されます。 その後、記録が続行されます。

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