バージョン 4.2.5
 —  TP モニタインターフェイス  —

Natural CICS インターフェイスおよび IBM 言語環境(LE)

Natural CICS インターフェイスは LE プログラムをサポートします。 このドキュメントでは、CICS 環境の Natural での LE の有効化について説明します。

次のトピックについて説明します。


z/OS 用 CICS トランザクションサーバーのバージョン 3.1 以上

z/OS 用 CICS トランザクションサーバーのバージョン 3.1 以上では、Natural CICS インターフェイスは単独で LE に対応しています。つまり、次の場合に、Natural CICS インターフェイスタスクは、C、COBOL、PL/I などの言語で記述された LE プログラムを直接 CALL(CICS LINK ではなく標準のリンケージ規約)することができます。

CICS/TS 3.1 で Natural CICS インターフェイスを LE 対応にするには、Natural CICS インターフェイスのスタータモジュール NCISTART および Natural CICS インターフェイスの RPC サーバーフロントエンドモジュール NCISFED をインストールするときに CICS トランスレータオプション LEASM を設定します(「Natural CICS インターフェイスのインストール」を参照)。この CICS トランスレータオプションは、他の Natural CICS インターフェイスコンポーネントまたはユーザー出口に対して設定しないでください。

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CICS/TS 3.1 より前のバージョンの CICS トランザクションサーバー

z/OS および z/VSE において CICS/TS 3.1 より前のバージョンの CICS トランザクションサーバーでは、Natural CICS インターフェイスは LE 対応ではありません(これらの CICS バージョンの LE 対応アセンブラをサポートしていないため)。しかし、LE 対応の 3GL フロントエンドプログラムによって起動する場合、Natural CICS インターフェイスに、同じ LE 機能が提供されます(サンプルプログラム XNCIFRCN(COBOL)、XNCIFRPN(PL/I)、または XNCIFRDN(C))。「Natural CICS のサンプルプログラム」も参照してください。

または、Natural CICS インターフェイスニュークリアスを LE 対応にするには、提供される 3 つの LE 対応フロントエンドスタブ NCILEFC(COBOL)、NCILEFP(PL/1)、または NCILEFD(C)のいずれかを Natural CICS インターフェイスニュークリアスにリンクします。この場合、3GL フロントエンドスタブは NCISTART モジュールの前に INCLUDE する必要があります。

基礎をなす LE エンクレーブに関して Natural CICS インターフェイスに通知するために、LE 対応の 3GL フロントエンドプログラムは、CICS TWA のアドレスを渡すことによって、最初に NCI LE スタブプログラム NCILESTB を呼び出す必要があります(上記のサンプルを参照)。このプログラムは、LE 対応で実行されているかどうか、つまり LE エンクレーブが存在するかどうかをチェックして、CICS TWA で Natural CICS インターフェイスに対して適切な情報を設定します。 したがって Natural CICS インターフェイスを LE 対応で実行するには、フロントエンドの呼び出し元は、CICS TWA でフロントエンドパラメータを渡してはいけません。

Natural CICS インターフェイスニュークリアスの LE 対応に加えて、DFHEAI スタブモジュールではなく、CICS 提供の EXEC インターフェイススタブ DFHELII をインストールに使用する必要があります(「Natural CICS インターフェイスのインストール」を参照)。

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