バージョン 4.2.5
 —  オペレーション  —

VM/CMS 環境の Natural

このドキュメントでは、Natural を VM/CMS 環境で実行する際の特別な考慮事項について説明します。

以下のトピックについて説明します。


Natural からの CP および CMS コマンドの発行

Natural システムコマンド CMS を使用して CP および CMS コマンドを発行できます。例えば、CMS FLIST * DATA BCMS CP SPOOL PRT * のように指定します。

パラメータを指定せずに CMS を入力すると、CP/CMS コマンドのメニュープロンプトが表示されます。 メニューを終了するには、先頭位置にピリオド(.)を入力します。

Natural プログラム内から CP または CMS コマンドを発行するには、以下のステートメントをコーディングします。

CALL 'CMS' command rc

上記の意味は以下のとおりです。

command 英数字の変数または定数です。
rc CP または CMS コマンドからのリターンコードを受け取る変数(フォーマット/長さ I4)です。

2 番目のパラメータ(rc)の指定は任意です。 完全なコマンド解決は、通常の CMS 対話型コマンドモードの場合とまったく同様に提供されます。

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CMS プログラムスタックの読み込み

CMS プログラムスタックから Natural 変数に 1 行読み込むには、以下のようにコーディングします。

CALL 'CMSREAD' line

line は英数字の変数です。

プログラムスタックから読み込まれた行は、変数の長さに合うように切り捨てられるか空白で埋められます。

プログラムスタックが空の場合は、CMSREAD は文字列 *EOD* を返します。

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ハードコピー機能

Natural CMS インターフェイスのハードコピー機能を有効にするには、以下のパラメータを指定します。

HCAM=CMS

これは、NATPARM ASSEMBLE で指定するか、Natural の起動時にダイナミックに指定します。

Natural 端末コマンド %H は、出力を仮想プリンタに送信します。 %HL を指定すると、NATURAL LISTING A と呼ばれるファイルが作成されます。

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Natural への修正の適用

Software AG では、Natural インストールテープの出荷後に見つかった問題を解決するために、修正を Zap 形式で提供しています。

NATZAP の詳細については、Natural インストール ID で「HELP NATZAP」と入力してください。

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CMS 環境下のバッチモードの Natural

バッチモードの Natural(すべての環境)」および「CMS 環境下のバッチモードの Natural」を参照してください。

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TCP/IP 通信の使用

Natural ステートメント REQUEST DOCUMENT を使用して、http サーバーに接続し、HTML または XML ファイルを取得します。 ファイル TCPIP DATA には、TCP/IP クライアントプログラムのコンフィグレーション情報が含まれています。 このファイルは TCP/IP クライアントミニディスクに常駐し、通常は以下のコマンドでアクセスします。

VMLINK TCPIP

REQUEST DOCUMENT を使用する場合は、Natural を呼び出す Rexx プログラムに以下の行を含めます。

EXEC VMLINK TCPIP

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Rexx からの Natural サブプログラムの呼び出し

Rexx プログラムでは、CALLNAT 機能を使用して Natural サブプログラムを実行し、パラメータを渡すことができます。 Rexx プログラムは、Natural がアクティブなときに実行する必要があります。例えば、以下のように Natural プログラムで CALL ステートメントを使用します。

CALL 'CMS' 'EXEC MYREXX'

MYREXX では、CALLNAT 機能を使用して Natural サブプログラムを実行できます。

result = callnat('MYNAT',parm1,parm2)

MYNAT は、Rexx プログラムを呼び出した Natural プログラムと同じ Natural ライブラリ内にある必要があります。 MYNAT が正常に実行されると、Rexx 変数 result には、呼び出されたサブプログラムの名前が 8 文字になるまで空白で埋められて含まれます(この例では、result='MYNAT   ')。 エラーが発生した場合は、result には、接頭辞 "NAT" の付いた Natural エラー番号(NAT0082 など)が含まれます。

Rexx と Natural の間でデータを交換するには、以下の指定の後で、ステートメント READ WORK FILEWRITE WORK FILE を使用します。

DEFINE WORK FILE n 'STEM rexxstem.'

ワークファイルは、パラメータマクロ NTWORK、または AM=CMS を指定したプロファイルパラメータ WORK を使用して宣言する必要があります。 「出力ファイルおよびワークファイルのサポート」も参照してください。

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