このセクションでは、Natural Optimizer Compiler がサイトにインストールされている場合に考慮する必要があるさまざまな側面について説明します。 このドキュメントに記載されている情報は、Natural Optimizer Compiler によって提供される利点を十分に使用する場合に役立ちます。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
Natural ニュークリアスによって、単純な算術演算、割り当て、および比較ステートメントが最適化されます。この最適化は、これらの一部をマシンコードに変換することによって行われます。 すべてのプログラムがこの方法で自動的に最適化されます。
次の図は、Natural プログラミングオブジェクトがコンパイルまたは実行されるときの Natural Optimizer Compiler によるマシンコードの生成方法を示しています。
Natural Optimizer Compiler は、標準的な最適化よりも一歩進んでいます。 単純なステートメントだけでなく、複雑なステートメントやステートメントシーケンスもマシンコードにコンパイルされます。
コンパイルされたコードは、配列範囲処理、フィールド連結、および最適なベースレジスタ割り当てに関して、さらに最適化されます。
NOC で最適化されたすべてのステートメント(算術演算を含む)は、標準 Natural で生成された同じステートメントと同じ結果を生成します。
Natural Optimizer Compiler をアクティブ化するには(関連セクションを参照)、Natural パラメータモジュールのマクロ NTOPT
、ダイナミックプロファイルパラメータ OPT
、システムコマンド NOCOPT
、または OPTIONS
ステートメントを使用します。
アクティブ化された Natural Optimizer Compiler でカタログされる(STOW
または CATALOG
システムコマンド)すべてのプログラムは、マシンコードにコンパイルされます。 そのため、プログラムをどの程度最適化できるかに応じて、プログラムのオブジェクトコードサイズが通常よりも大きくなるという結果も生じます。
Natural Optimizer Compiler がプログラムのすべてまたは一部に対してシステムコマンド NOCOPT
、マクロ NTOPT
、または OPTIONS
ステートメントでアクティブ化された場合、RUN
システムコマンドで実行されたプログラムは、マシンコードにコンパイルされます。
プログラムが Natural Optimizer Compiler によるコンパイルに適しているかどうかを確認するには、関連セクションで説明されている NOCSTAT
コマンドを使用します。
注意:
マシンコードにコンパイルされたプログラムには、ダイナミックな再カタログ機能(プロファイルパラメータ RECAT
を ON
に設定)は使用できません。
Natural Optimizer Compiler でコンパイルされたプログラムを実行する場合、Natural Optimizer Compiler がインストールされている必要はありません。