このドキュメントでは、Natural TSO インターフェイス(製品コード NTI)のインストール方法について説明します。
Natural TSO インターフェイス(NATTSO
)は、z/OS オペレーティングシステムとのインターフェイスとなるいくつかのサービスルーチンで構成されています。 NATTSO
はソースモジュールとして提供され、必要に応じてカスタマイズできます。
以下の 2 つのオプションがあります。
アセンブルして Natural ニュークリアスにリンクする。
個別に実行し、共有ニュークリアスに接続する。
NATTSO
は完全にリエントラントであり、16 MB 境界より上で実行できます。
このドキュメントでは、TSO 環境で Natural をインストールする方法を順を追って説明します。
次のトピックについて説明します。
以下のトピックの詳細については、Natural の『TP モニタインターフェイス』ドキュメントの「TSO 環境での Natural」を参照してください。
Natural TSO インターフェイスに関する全般的な情報
Natural TSO データセット
vrs または vr の表記について:このドキュメントでは、vrs または vr は、対応するバージョン、リリース、およびシステムメンテナンスレベル番号を表します。 製品バージョンの詳細については、『用語集』の「バージョン」を参照してください。
基本 Natural が z/OS 環境にインストールされている必要があります。
「z/OS 環境での Natural のインストール」を参照してください。
インストールテープには、以下の表に挙げられているデータセットが収録されています。 データセットの位置については、インストールテープに付属の「テープ作成レポート」を参照してください。
データセット名 | 内容 |
---|---|
NTIvrs.SRCE |
TSO 依存のソースプログラム |
If you are using SMA, refer to the System Maintenance Aid documentation (included in the current edition of the Natural documentation CD).
If you are not using SMA, follow the instructions below.
This section explains how to:
Copy dataset COPY.JOB
from tape to disk.
Modify this dataset to conform to your local naming conventions.
The JCL in this dataset is then used to copy all datasets from tape to disk.
If the datasets for more than one product are delivered on the tape, the
dataset COPY.JOB
contains the JCL to unload the datasets for all delivered
products from the tape to your disk.
After that, you will have to perform the individual install procedure for each component.
The dataset COPY.JOB
(Label 2) contains the JCL to unload all other
existing datasets from tape to disk. To unload COPY.JOB
, use the following
sample JCL:
//SAGTAPE JOB SAG,CLASS=1,MSGCLASS=X //* --------------------------------- //COPY EXEC PGM=IEBGENER //SYSUT1 DD DSN=COPY.JOB, // DISP=(OLD,PASS), // UNIT=(CASS,,DEFER), // VOL=(,RETAIN,SER=tape-volume), // LABEL=(2,SL) //SYSUT2 DD DSN=hilev.COPY.JOB, // DISP=(NEW,CATLG,DELETE), // UNIT=3390,VOL=SER=volume, // SPACE=(TRK,(1,1),RLSE), // DCB=*.SYSUT1 //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSIN DD DUMMY //
where:
hilev
is a valid high level
qualifier
tape-volume
is the tape volume name, for
example: T12345
volume
is the disk volume name
Modify the COPY.JOB
on your disk to conform to your local naming conventions and set
the disk space parameters before submitting this job:
Set HILEV
to a valid high level qualifier.
Set LOCATION
to a storage location.
Set EXPDT
to a valid expiration date.
Submit COPY.JOB
to unload all other datasets from the tape to your
disk.
(ジョブ I070、手順 2400)
ソース Natural TSO CLIST を作成します。
この CLIST は、後で TSO 環境で Natural を起動する際に使用します。 これは基本サンプルであり、個々の要件と TSO 環境に合わせて変更できます。
(ジョブ I070、手順 2410)
ソース ADARUN
カードを作成します。
このソースメンバは、手順 1 で作成した CLIST に必要です。
(ジョブ I070、手順 2415、2420)
ソースプログラム NATTSO
には、Natural TSO インターフェイスを生成するマクロ NTTSO
の呼び出しが含まれています。
ジョブ I070、手順 2415 は IEBUPDTE
を実行します。
ジョブ I070、手順 2420 は NATTSO
をアセンブルおよびリンクします。
モジュール NATTSO
のソースのパラメータを、要件を満たすように設定します。
マクロ NTTSO
に含まれている Natural TSO 生成パラメータの詳細については、Natural の『TP モニタインターフェイス』ドキュメントの「Natural TSO インターフェイスの生成パラメータ」を参照してください。
データセット NTIvrs.SRCE
に含まれている Natural TSO インターフェイスモジュール NATTSO
をアセンブルおよびリンクします。
(ジョブ I080、手順 0010、0015)
TSO 用の Natural パラメータモジュールを作成します。
パラメータモジュールの以下のパラメータをインストール用に変更する必要があります。
FNAT=(dbid,fnat) FUSER=(dbid,fuser)
dbid、fnat、および fuser には、システムファイルのロード時に指定した値を使用します。「z/OS 環境での Natural のインストール手順」を参照してください。
グローバルバッファプール:globalバッファプールプールを使用する場合は、マクロ NTBPI
をすべての Natural パラメータモジュールに指定します。
それ以外のパラメータ:通常はデフォルト値を使用できます。
これらのパラメータ値の変更は、デフォルト値が要件にそぐわない場合にのみ行ってください。
パラメータモジュールに含まれている各パラメータの詳細については、Natural の『パラメータリファレンス』ドキュメントを参照してください。
プロファイルパラメータのダイナミックな割り当てについては、Natural の『オペレーション』ドキュメントの「バッチモードでの Natural」で CMPRMIN
データセットの説明も参照してください。
パラメータモジュールをアセンブルおよびリンクします。
(ジョブ I080、手順 0020)
パラメータモジュールの INCLUDE
命令で、前に作成した Natural TSO パラメータモジュールの名前を指定します。
非共有ニュークリアス:Natural 共有ニュークリアスを TSO 環境で使用しない場合は、ジョブ I060、手順 0105(共有ニュークリアス)のすべての INCLUDE ステートメントおよび対応する DD カードを、ジョブ I080、手順 0020(フロントエンド)にマージします。
|
実行可能な Natural TSO ニュークリアスをリンクします。
以下の 2 つのオプションがあります。
Adabas ロードライブラリを TSO ユーザープロシージャの steplib に含める。
該当する Adabas インストールマニュアルの TSO インストール関連セクションに挙げられているモジュールを、TSO ユーザー steplib のライブラリにコピーする。
Natural TSO インターフェイスが正常にインストールされたことを確認するには、次の手順に従います。
TSO の READY
モードに入ります。
インストール手順の最初に作成した CLIST を呼び出します。
例:
EX 'SAGLIB.SMA.SRCE(NATvr)'
「TP モニタインターフェイスのインストール確認」の手順に従います。