バージョン 4.2.5
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ソースオブジェクトのロック

Natural には、Natural ソースオブジェクトの同時更新を防止するロックメカニズムが用意されています。 このメカニズムを使用すると、ローカルメインフレーム環境か、メインフレームサーバーに接続した SPoD(Natural Single Point of Development)環境、またはその両方で編集されたソースオブジェクトをロックできます。

プロファイルパラメータ SLOCK を使用すると、さまざまなオブジェクトのロックメカニズムを有効または無効にできます(『パラメータリファレンス』を参照)。

ローカル環境で設定されるプロファイルパラメータ SLOCK=PRE を使用したオブジェクトのロックの原理については、次のセクションで説明します。


ソース編集

次のタイプの Natural オブジェクトのソースは、適切な Natural エディタを使用すると編集中にロックされます。

Natural エディタを起動すると、ソースワークエリアに格納されたソースはロックされます。 編集するソースオブジェクトが別のユーザーによってすでにロックされていた場合(該当するメッセージが表示される)、エディタにソースは表示されますが画面上部にオブジェクト名が表示されません。 ソースを変更してその変更を保持する場合、そのソースには新しい名前を付けて新規ソースオブジェクトとして保存する必要があります。

注意:
ソースワークエリアへのソースの読み込みに READ コマンドを使用すると、ソースオブジェクトはロックされません。 ソースオブジェクトは Natural エディタを起動した場合にのみロックされます。

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オブジェクトの保存

別のユーザーにロックされているソースは保存(SAVE コマンドおよび STOW コマンド)できません。

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オブジェクトのロック解除

ソースワークエリアに格納されてロックされたソースオブジェクトは、次のいずれかを実行するとロックが解除されます。

UNLOCK システムコマンドを使用すると、ロックされたソースオブジェクトを表示したり、必要に応じてロックされたオブジェクトのロックを解除したりできます(『システムコマンド』ドキュメントを参照)。

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オブジェクトの移動、削除、名前変更、および置換

オブジェクトのロックは、システムコマンド DELETERENAME、オブジェクトハンドラ、またはユーティリティ SYSMAIN、SYSTRANS、NATLOAD/NATUNLD を使用する場合にも考慮されます。

ソースオブジェクトを移動、削除、名前変更、または置換する場合は、オブジェクトのロック状態がチェックされます。

制限

ユーティリティ SYSRPC、SYSPARM、および SYSERR ではオブジェクトのロックがサポートされていません。

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