このセクションでは、Adabas Recovery Aid(ADARAI)のインストール方法について説明します。
Adabas Recovery Aid をインストールするには、次の作業が必要です。
リカバリログの割り当て
インストール用のスケルトンジョブストリームの修正(詳細は、『Adabas オペレーションマニュアル』を参照)
必須のニュークリアス実行/ユーティリティジョブコントロールの更新(Recovery Aid データ定義ステートメントの追加)
Adabas/ADARAI ユーティリティコンフィグレーションのインストール
ログの生成を開始するための ADARAI PREPARE と保存オペレーションの実行
スケルトンジョブストリームの修正を除く、具体的なインストール手順は次のとおりです。
Adabas Recovery Aid をインストールするには、次の手順に従います。
DDRLOGR1 ファイルを定義してフォーマットします。
ADAFRM RLOGFRM 機能を使用して、RLOG をフォーマットします。
ニュークリアスジョブストリーム、およびデータベースの更新または保存を行うすべてのユーティリティ(RLOG ファイルに書き込むユーティリティ)に DDRLOGR1 DD または DLBL ステートメントを追加します。
ADARAI がデータベース内でアクティブなときに(PREPARE 機能の実行後に)、これらのユーティリティが実行される場合は、DDRLOGR1 または DDDLBL ステートメントを含める必要があります。
次のユーティリティはデータベースを更新し、RLOG に書き込みます。
ADAORD (all STORE and REORDER functions) ADALOD (all functions) ADAINV (all functions) ADARES REGENERATE/BACKOUT database ADASAV RESTORE (all functions) and RESTPLOG ADADEF NEWWORK
次のユーティリティはデータベースを保存し、RLOG に書き込みます。
ADASAV SAVE (all functions) ADAORD RESTRUCTURE ADAULD
次のユーティリティ機能はリカバリに影響し、RLOG に書き込ます。
ADARES PLCOPY/COPY ADASAV MERGE
さらに、Adabas ニュークリアスは起動時と終了時に RLOG に書き込みます。 ニュークリアスは、ADADBS または Adabas Online System 機能が処理されるときに、これらのイベントが ADARAI に記録され、リカバリ処理に使用できるように、RLOG にチェックポイント情報を書き込みます。
データベースに ADARAI をインストールします。
ADARAI の PREPARE 機能を実行します。 ADARAI PREPARE は、ADARAI がインストールされたことを示すように ASSO GCB を更新します。 また、必要な ADARAI 情報(世代番号、RLOG サイズなど)を含むコントロールレコードを RLOG ファイルに書き込みます。
最初の ADARAI 世代を作成します。
ADASAV SAVE(データベース)を実行し、RLOG 情報のロギングを開始します。 詳細は、『Adabas ユーティリティマニュアル』を参照してください。
ADARAI がデータベース内でアクティブになると、プロテクションロギングを常に使用する必要があります。