このセクションでは、エラー処理およびメッセージバッファリング機能のインストール方法について説明します。
エラー処理およびメッセージバッファリング機能をインストールするには、次の手順に従います。
ADARUN SMGT=YES を指定します。 メッセージバッファリングを使用する場合、0 より大きい値で ADARUN MSGBUF も指定します。
エラー処理ツールを稼動させるために ADARUN SMGT=YES が指定されると、初期化モジュール ADAMXI が ADARUN によりロードされ、その後セッションオープン中にコールされます。
エラー処理ヘッダー／環境が初期化されます。
ADARUN MSGBUF に 0 より大きい値が指定されると、メッセージバッファが初期化されます。
エラー処理モジュールは ADAIOR によってメモリにロードされます。
Adabas モジュールテーブルが構築されます。
提供されたあらゆるエラー処理ユーザー出口が初期化されます。
デフォルトのリカバリプラグイン（PIN）モジュール ADAMXY がインストールされます。
プログラムチェックおよび異常終了ハンドラがアクティブになります。
ヘッダーにエラー処理フラグが立てられ、正常に開始されたことを示します。
ニュークリアスでエラー処理がアクティブであることを示す ADANI2 メッセージが生成されます。
どの出口が重要（デフォルト）であるかを判断し（デフォルト）、重要でないものに対して SMGT、XNOTCRITICAL=exit-code オペレータコマンドを発行します。
特に、PINRSP または PINAUTOR がアクティブになる場合、必要に応じて ADASMXIT を修正します。 出口を再アセンブルし、それが Adabas ロードライブラリにあるか、または起動時に有効なロードライブラリで利用可能であることを確認します。
どの PIN をアクティブにするかを決定します。
次の表は有効な PIN のリストおよびそれらをアクティブにする方法を示しています。
| PIN ルーチン | インストール方法 |
|---|---|
| PINAUTOR | Adabas ロードライブラリの NOAUTOR の名前を PINAUTOR に変更します。 |
| PINOPRSP | Adabas ロードライブラリの NOOPRSP の名前を PINOPRSP に変更します。 |
| PINRSP | ニュークリアスがアクティブなときに、オペレータコマンド SMGT、ADDPIN=PINRSP を発行します（下記の注参照）。 |
| PINUES | ニュークリアスがアクティブなときに、オペレータコマンド SMGT、ADDPIN=PINUES を発行します（下記の注参照）。 |
注意:
PINRSP および PINUES が処理するレスポンスコードの一部は共通しているため、制御を取得するモジュールの最後に ADDPIN
機能を実行します。 例えば、PINRSP および PINUES の両方ともレスポンスコード 55 を処理します。 PINUES
が制御を取得する場合、PINRSP の後の PINUES で ADDPIN を実行する必要があります。
この時点で、エラー処理は、完全に操作可能であり、SMGT オペレータコマンドを発行できます。
