バージョン 8.1.3

AOS デモバージョンのインストール

このセクションでは、Adabas Online System(AOS)デモバージョンを z/OS または FACOM MSP システムにインストールする方法について説明します。 Software AG の System Maintenance Aid(SMA)を使用しているシステムに AOS をインストールする場合は、このマニュアルの操作環境に対応した Adabas のインストールに関するセクションを参照してください。 SMA の詳細については、System Maintenance Aid のマニュアルを参照してください。

注意:

  1. フルバージョンの AOS のインストールについては、『Adabas Online System』を参照してください。
  2. デモバージョンまたはフルバージョンの AOS をインストールすると、デモバージョンのAdabas Vista(AVI)、Adabas Fastpath(AFP)、Adabas SAF Security(AAF)、および Adabas Transaction Manager(ATM)も自動的にインストールされます。

AOS デモバージョンには Natural バージョン 4.1 以上が必要です。


AOS デモのインストール手順

Start of instruction setSystem Maintenance Aid を使わないで AOS をインストールするには、次の手順に従います。

  1. Com-Plete または CICS 環境では、正しいオブジェクトモジュールを Natural TP ニュークリアスとリンクします。

    分割された Natural ニュークリアスをインストールするには、AOSASM モジュールをニュークリアスの共有部分にのみリンクし、スレッド部分にはリンクしないようにする必要があります。

  2. Natural INPL を実行します。

    AOS デモバージョンを含むテープには、Natural 4.1 の INPL フォーマットのデータセットが含まれています。 AOS デモバージョンのプログラムはライブラリ SYSAOS に格納されています。

  3. Natural ユーティリティ ERRLODUS を使って ADA エラーメッセージをロードします。

    エラーメッセージは、テープに含まれる ERRN フォーマットのデータセットに格納されています。

    ERRLODUS ユーティリティについては『Natural ユーティリティマニュアル』を参照してください。

  4. アプリケーションライブラリ SYSAOS にログオンし、コマンド DBMENU を入力して AOS デモバージョンを実行してください。

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Natural Security を使用する場合の AOS のインストール

Natural Security がインストールされている場合、最低でもライブラリ SYSAOS を定義してください。

必要に応じて次のライブラリを定義します。

Software AG では、SYSAOS およびその他の定義するライブラリに、保護属性を付けて定義することをお勧めします。

SYSAOS のスタートアッププログラムとして DBMENU を指定します。 その他のライブラリにはスタートアッププログラム名を指定しないでください。

Natural Security は、Adabas Online System Security を実装する前にインストールする必要があります。 詳細は、『Adabas Security Manual』を参照してください。 AOS セキュリティを使用する場合の Natural Security のインストールについては、『Natural Security マニュアル』を参照してください。

Natural Security には、AOS デモバージョンの Natural コマンドモードの LOGON 機能が起動されるとき、すべてのオープンしているデータベースを自動的にクローズする機能があります。

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AOS デモバージョンデフォルトの設定

AOS デモバージョンのオペレーションを制御するパラメータは、Natural インストール時に Natural プログラム AOSEX1 のデフォルトを変更することによって設定できます。 次の表に、パラメータおよび有効な値の一覧を示します。 デフォルトは下線付きで示されています。

パラメータ 有効値/デフォルト 機能
ADMIN-LEVEL (N1) 0~9/(6) 管理レベル。ADABAS 環境にエラー状態を発生させる可能性のある特定の機能へのアクセスを許可します。 8 以上に設定すると、CATCH RSP-CODE ダイレクトコマンドの実行が許可されます。9 以上に設定すると、ZAP 機能の発行が許可されます。
AOS-END-MSG Yes(Y)/No(N) AOS セッション終了メッセージを表示するかどうかを指定します。
AOS窶鏑OGO Yes(Y)/No(N) AOS ロゴを表示するかどうかを指定します。
BATCH-ERROR (A1) Yes(Y)/No(N) バッチジョブのコンディションコード。AOS がバッチジョブから実行されているときにエラー状態が発生した場合、BATCH-ERROR が Y に設定されていると、AOS はコンディションコード 8 で終了します。 この機能を完全に実装するには、すべての AOS プログラムを修正する必要があるため時間がかかります。
BLK-CYL シリンダ(C)
ブロック(B
ブロック/シリンダによるスペース制御。
CMD-INT Natural(N)
AOS(A
無効な AOS コマンドのパススルー制御。
"N" は無効なコマンドを Natural に渡します。
"A" は無効な
コマンドのエラーメッセージを表示します。
CPEXLIST No(N):標準リスト
Yes(Y):拡張
拡張チェックポイントリストを表示するかどうかを指定します。
EXF-UTI E:EXF 例外
U:UTI 例外
UTI/EXF ファイルロック例外。
MAX-AC-IOS 0~999999(150 コンバータブロック限界値を読み込む AC。
MAXANZ 1~99999999(100 ユーザーキューエレメントの最大表示数。
NR-EXT 1, 2, 3, 4 , 5, 6, 7, 8, 9 ファイルのリストに対する "クリティカルな" エクステント限界値。
NR-PERCENT(N3) 1~99/(89) レポート機能。NR-PERCENT は、AC/UI/NI/DS テーブルタイプで到達したエクステントの割合に関するクリティカルファイルの表示の限界値。 NR-PERCENT を超える値は強調表示されます。
PURGE-UQE Yes(Y)/No(N ユーザーキューエレメントを削除するかどうかを指定します。
SAVEFDT Yes(Y)/No(N 削除したファイルの FDT を保存するかどうかを指定します。
STATINTV 1~9999 秒(60 統計を集める周期。
TID-DISPLAY B、A、I "ユーザーキュー表示" 機能における TID の表示制御。
"B" = バイナリ TID 表示
"A" = 英数字 TID 表示
"I" = A~Z/0~9 の場合は英数字、その他はバイナリ
TIMELA 0~99999999 秒(0:無制限) 直前の n 秒間にアクティビティのあるユーザーキューエレメントを表示します。
TIN-JOBN T(開始時刻)
J(ジョブ名)
"コマンドキュー表示" 機能でジョブ名と開始時刻のどちらを表示するかを指定します。

デフォルトを変更するには、Natural AOSEX1 プログラムを編集し、次の例に示すように、プログラムリストのデフォルトエリアを直接変更する必要があります。

    .
    .
    .
DEFINE DATA PARAMETER USING P-AOSEX1
END-DEFINE
*
* SET THE DEFAULTS
*
ADMIN-LEVEL = '6'    (Allows access to certain functions that can cause error conditions in the ADABAS environment)
AOS-END-MSG = 'Y'    (Display end-of-session message)
AOS-LOGO = 'Y'       (Adabas Online System logo display-set to 'N' for no logo display)
BATCH-ERROR = 'N'    (If BATCH-ERROR is set to "Y", AOS will terminate with a condition code of 8 if an error occurs.)
BLK-CYL  = 'B'       (Space allocation default-set to 'C' for cylinders)
CMD-INT  =  'A'      (Pass invalid Adabas commands to (N)atural, or intercept (A))
CPEXLIST = 'N'       (Checkpoint list control-set to 'Y' for extended checkpoint list)
EXF-UTI  = 'U'       (File locking exception-set to 'E' to except files in EXF status)
MAXANZ  = 100        (Maximum user queue elements displayed. range: 1 - 99,999,999 elements)
NR-EXT = 4           (Critical extent threshold-1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8 or 9)
NR-PERCENT = '89'    (NR-PERCENT is a threshold value for the display of critical files)
MAX-AC-IOS = 150     (AC read converter block threshold)
PURGE-UQE  = 'N'     (Remove element from user queue. Pre-5.1 default is "Y")
SAVEFDT  = 'N'       (Keep old FDT for SAVE operation-set to 'Y' to save FDTs)
STATINTV = 60        (Statistic-gathering time. range: 1 - 9999)
TID-DISPLAY = 'I'    (TID display control: B=binary, A=alpha, I=normally alpha, special characters as binary)
TIMELA = 0           (Include activity in last 'n' seconds. range: "all" (0) -last 99,999,999 seconds)
TIN-JOBN = 'J'       (Command queue display-"J" for jobname, "T" for "time in queue" )
*
END

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