LIST

このシステムコマンドは、1 つのオブジェクトのソースコードを表示したり、現在のライブラリに含まれている 1 つまたは複数のオブジェクトをリストしたりするために使用します。

注意:
このコマンドは、バッチモードでは実行できません。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。

コマンド LIST XREF の説明も参照してください。


構文の概要

LIST

[object-type] object-name

COUNT

*
object-name-range

DIRECTORY [object-name]
VIEW [view-name]
RESOURCE [name]
ERROR [name]

object-type

*

CLASS

4
COPYCODE
DATA-AREAS
  GLOBAL
  LOCAL
  PARAMETER

DIALOG

3
7(機能用)
8(アダプタ用)
MAP

PROCESSOR

CP
5
PROGRAM
ROUTINES
  HELPROUTINE  
 

SUBPROGRAM

N
  SUBROUTINE  
TEXT

object-name

object-name の代わりに、オブジェクトの名前を指定することもできます(長さは最大 8 文字)。また、アスタリスク(*)表記を指定することもできます。下記の「」を参照してください。

個々のソースの表示

LIST パラメータなしで LIST コマンドのみを入力すると、ソースワークエリアの内容がリストされます。
LIST object-name LIST コマンドで 1 つのオブジェクト名を入力する場合は、object-type を指定する必要はありません。

object-type を指定する場合は、object-name も指定する必要があります。

どちらの場合も、オブジェクトのソースコードがリストされます。

LIST object-type object-name

オブジェクトのリストの表示

LIST object-name

現在のライブラリにあるすべてのオブジェクトをリストするには(DDM を除く)、object-type ではなく、object-name にアスタリスク(*)を指定します。

特定のタイプのオブジェクトをすべてリストするには、object-name に特定の object-type とアスタリスク(*)を指定します。

特定の範囲にあるオブジェクトをリストするには、object-name にアスタリスク表記(*)とワイルドカード表記(?)のいずれかまたは両方を使用します。

LIST object-type object-name

  • 現在のライブラリにあるすべてのオブジェクトを、オブジェクトのタイプに関係なくリストします(ビュー、リソース、エラーを除く)。

    LIST *
  • 現在のライブラリにあるすべてのサブルーチンをリストします。

    LIST S *
  • 名前が SYS で始まるすべてのオブジェクト(任意のタイプ)をリスト表示します。

    LIST SYS*
  • 名前が SYS で始まるすべてのマップをリスト表示します。

    LIST M SYS*
  • 現在のライブラリにあるオブジェクト PRG01 のディレクトリ情報をリストします。

    LIST DIR PRG01
  • NATALNATURALNATvrAL などのオブジェクトをすべてリスト表示します(vr は関連する製品バージョンを表しています)。

    LIST N?T*AL

オブジェクトへの機能の実行

選択リストからのオブジェクトに対して機能を実行するには、左側の列で適切なファンクションコードを指定してオブジェクトをマークします。

ファンクションコードは次のとおりです。

Code 関数
C オブジェクトのソースコードをチェックします。
D オブジェクトのソースコードを読み取ります。
E オブジェクトのソースを編集します(システムコマンド EDIT と等価)。
L オブジェクトのソースコードをリストします。
I オブジェクトのソースコードのディレクトリ情報をリストします(LIST DIRECTORY object-name と等価)。
H オブジェクトのソースのハードコピーを印刷します。
R オブジェクトのソースを実行(つまり、コンパイルして実行)します(システムコマンド RUN と等価)。
X オブジェクトを実行します(システムコマンド EXECUTE と等価)。
S オブジェクトをソース形式およびオブジェク形式で格納します(システムコマンド STOW と等価)。
U オブジェクトのソースフォームおよびオブジェクトフォームを削除します。
. 終了。

疑問符(?)を入力するか、または F2 キーを使用して、選択したオブジェクトに使用可能なファンクションコードのリストを表示します。

オブジェクトの数とサイズの表示

LIST COUNT 現在のライブラリに保存されているすべてのオブジェクトの数とサイズ(バイトまたは 1MB を超える場合は KB 単位)を含むサマリレポートを表示します。

リスト表示されている数とサイズは、ソース(Saved)オブジェクトとして保存されたすべてのオブジェクトまたはカタログ化(Cataloged)オブジェクトとして保存されたすべてのオブジェクトのいずれか、および保存されたオブジェクトとカタログ化されたオブジェクト(Stowed)の両方が存在するすべてのオブジェクトを対象とします。

LIST COUNT * 保存/カタログ化されたオブジェクトの数とサイズが、検出されたオブジェクトタイプごとにリスト表示されている、すべてのオブジェクトのサマリレポートを表示します。
LIST COUNTobject-name-range
指定したオブジェクト範囲のサマリレポート(上記と同じ)を表示します。有効な範囲表記:
 
value> value 以降の名前を持つすべてのオブジェクト。
value< value 以前の名前を持つすべてのオブジェクト。
value* value で始まる名前を持つすべてのオブジェクト。

ディレクトリ情報の表示

LIST DIRECTORY

現在ソースワークエリアで最後にアクティブなオブジェクトのディレクトリ情報を表示します。

  • ソースコード:
    "保存された" 日付と時刻、ライブラリ名、ユーザー ID、プログラミングモード(レポーティングまたはストラクチャード)、Natural バージョン、コードページ情報(使用可能な場合)、オペレーティングシステム、サイズ、エンコード

  • オブジェクトコード:
    "カタログされた" 日付と時刻、ライブラリ名、ユーザー ID、プログラミングモード、Natural バージョン、コードページ情報(使用可能な場合)、オペレーティングシステム、サイズ、エンディアンモード

Natural 以外(Natural の制御下にない)のエディタでソースコードを編集できるため、保存されたソースコードのディレクトリ情報は常に正確であるとは限りません。

LIST DIRECTORY object-name 指定されたオブジェクトに関するディレクトリ情報を表示します。object-name にアスタリスク表記(*)を使用した場合は、既存のオブジェクトのディレクトリ情報が連続して表示されます。

注意:
表示されるコードページ情報には、コードページの先頭の 32 文字のみが示されます。

ビューの表示

LIST VIEW すべてのビューのリストを表示します(DDM)。
LIST VIEW view-name 1 つのビュー名を指定すると、指定したビューが表示されます。

view-name でアスタリスク表記を使用すると、すべてのビュー(*)または特定の範囲にあるビューのリストを表示できます(例:A*)。

リソースオブジェクトのファイル情報の表示

LIST RESOURCE name 指定されたリソースオブジェクトに関するファイル情報を表示します。name には、アスタリスク(*)表記のみを使用できます。

例 - 名前が W で始まるすべてのリソースオブジェクトのファイル情報を表示します。

LIST RESOURCE W*

エラーメッセージコンテナのファイル情報の表示

LIST ERROR name 指定されたエラーメッセージコンテナ NnnAPMSL.MSG に関するファイル情報を表示します。nn には言語コードが入ります。name には、アスタリスク(*)表記のみを使用できます。