変数定義

../graphics/cbo2.gif

scalar-definition
array-definition

../graphics/cbc2.gif

構文図で使用されている記号については、「構文記号」を参照してください。

variable-definition オプションを使用して、単一の値(scalar-definition)または複数の値(array-definition)を持つ単一のフィールド/変数を定義します。

scalar-definition

variable-name

(format-length)

../graphics/sbo2.gif

CONSTANT
INIT

init-definition

[emhdpm]
(

A
U
B

) DYNAMIC
HANDLE OF OBJECT

array-definition

variable-name

(format-length/array-definition)

../graphics/sbo2.gif

CONSTANT
INIT

array-init-definition

[emhdpm]
(

A
U
B

/array-definition) DYNAMIC
(array-definition) HANDLE OF OBJECT

構文説明

構文要素 説明
variable-name
変数名:

変数に割り当てられる名前。Natural 変数名のルールが適用されます。DEFINE DATA INDEPENDENT で使用する場合、変数名はプラス文字(+)で始まる必要があります。

ユーザー定義変数の命名規則については、『Natural の使用』の「ユーザー定義変数の命名規則」を参照してください。

format-length
フォーマット/長さの定義:

ユーザー定義変数のフォーマットおよび長さの定義については、『プログラミングガイド』の「ユーザー定義変数のフォーマットおよび長さ」を参照してください。

HANDLE OF OBJECT
オブジェクトのハンドル:

NaturalX とともに使用します。ハンドルは、コードのダイアログエレメントを特定し、ハンドル変数に格納されます。

詳細については、『プログラミングガイド』の「NaturalX」を参照してください。

AU または B
データタイプ:

ダイナミック変数用の英数字(A)、Unicode(U)、またはバイナリ(B)。

array-definition
配列の次元の定義:

array-definition の場合、配列定義の次元の下限と上限を定義します。

詳細については、「配列の次元の定義」を参照してください。

DYNAMIC
DYNAMIC オプション:

フィールドは、DYNAMIC として定義できます。

ダイナミック変数の処理の詳細については、「ダイナミック変数およびフィールドについて」を参照してください。

CONSTANT
CONSTANT オプション:

変数/配列は、指定された定数として処理されます。割り当てられた定数値は、変数/配列が参照されるたびに使用されます。割り当てられた値は、プログラムの実行中には変更できません。

プログラミングガイド』の「フィールド定義」、「ユーザー定義定数」、および「名前付き定数の定義」も参照してください。

注意:

  1. 内部処理の理由から、1 つのグループ定義内で変数定義と定数定義を混在させることは許可されていません。つまり、1 つのグループに含めることができるのは、変数か定数のいずれかのみです。
  2. CONSTANT 節は、DEFINE DATA INDEPENDENT および DEFINE DATA CONTEXT とともに使用しないでください。CONSTANT オプションを X-array と一緒に使用することはできません。
  3. CONSTANT オプションは、DEFINE DATA INDEPENDENT および DEFINE DATA CONTEXT とともに使用しないでください。
INIT
INIT オプション:

変数/配列に初期値が割り当てられます。この値は、変数/配列が RESET INITIAL ステートメントで参照されるときにも使用されます。

INIT 指定をしない場合、フィールドはそのフォーマットに対応するデフォルトの初期値で初期化されます(下記の「デフォルトの初期値」を参照)。

詳細については、『プログラミングガイド』の「フィールド定義」、「初期値」を参照してください。

DEFINE DATA INDEPENDENT および DEFINE DATA CONTEXT では、INIT 節は、その節を含む、各実行 Natural オブジェクトで評価されます(変数を割り当てる Natural オブジェクト内だけではありません)。これは、グローバル変数の INIT の動作とは異なります。
INIT オプションを X-array と一緒に使用することはできません。

init-definition
初期値の定義:

init-definition オプションを使用して、変数の初期値および定数値を定義します。「初期値の定義」を参照してください。

array-init-definition
配列用の初期値/定数値:

配列に初期値が割り当てられます。この値は、配列が RESET INITIAL ステートメントで参照されるときにも使用されます。

array-init-definition を使用して、配列の初期値および定数値を定義します。

詳細については、「配列用の初期値/定数値」を参照してください。

emhdpm
フィールド/変数の EM、HD、PM パラメータ:

このオプションを使用して、フィールド/変数に有効な追加のパラメータを定義できます。

詳細については、「フィールド/変数の EM、HD、PM パラメータ」を参照してください。

デフォルトの初期値

次のテーブルは、さまざまなフォーマットで提供されるデフォルトの初期値を示しています。

Format デフォルトの初期値
B、F、I、N、P 0
A、U  (空白)
L FALSE
D D' '
T T'00:00:00'
C (AD=D)
オブジェクトハンドル NULL-HANDLE

DYNAMIC として宣言されたフィールドは、フィールド長がデフォルトで 0 なので、初期値を持ちません。