初期値の定義

../graphics/cbo4.gif

 

FULL LENGTH
LENGTH n

<character-string>

../graphics/cbc4.gif

<

constant
system-variable

>

構文図で使用されている記号については、「構文記号」を参照してください。

init-definition オプションを使用して、変数の初期値および定数値を定義します。

注意:
variable-definition オプションで、キーワード INIT が初期化に使用されている場合、変数の内容に影響するステートメントによって値を変更することができます。キーワード CONST が初期化に使用されている場合、値を変更しようとすると、コンパイラで拒否されます。

プログラミングガイド』の「フィールド定義」の「初期値」も参照してください。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


制限事項

再定義されたフィールドでは、init-definition は許可されていません。

構文説明

構文要素 説明
<constant>
定数値オプション:

変数の初期化に使用する定数値、またはフィールドに割り当てる定数値です。

詳細については、『プログラミングガイド』の「ユーザー定義定数」を参照してください。

<system-variable>
システム変数オプション:

変数の初期値として Natural システム変数の値を指定することもできます。例:

DEFINE DATA LOCAL
1 #MYDATE (D) INIT <*DATX> 
END-DEFINE

注意:
RESET INITIAL ステートメント内でシステム変数が参照されると、システム変数は再び評価されます。つまり、プログラムの実行を開始したときにシステム変数に含まれていた値にリセットされるのではなく、RESET INITIAL ステートメントを実行するときに含まれている値にリセットされます。

FULL LENGTH <character-string>

LENGTH n <character-string>

英数字/Unicode 変数の文字列オプション:

Natural データフォーマット A または U の変数の場合、character-string'ABC' など)を初期値として使用して、変数フィールドのすべてまたは一部に入力できます。

character-string は Natural データフォーマット A または U の定数です。『プログラミングガイド』の「英数字定数」と「Unicode 定数」を参照してください。

FULL LENGTH オプション:

FULL LENGTH オプションを使用すると、フィールドが完全に入力されるまで、character-string が指定したフィールドに繰り返し移動します。次の例では、フィールド全体にアスタリスクが挿入されます。

DEFINE DATA LOCAL
1 #FIELD (A25) INIT FULL LENGTH <'*'> 
END-DEFINE
LENGTH オプション:

LENGTH n オプションを使用すると、フィールドの最初の n 桁が入力されるまで、特定の character-string が指定したフィールドに繰り返し移動します。n は数値定数にする必要があります。次の例では、フィールドの先頭 4 桁に感嘆符が挿入されます。

DEFINE DATA LOCAL
1 #FIELD (A25) INIT LENGTH 4 <'!'> 
END-DEFINE