バージョン 6.3.3
 —  ツールおよびユーティリティ  —

SYSRPC - 基本的な機能

このセクションでは、SYSRPC ユーティリティを起動および終了する手順を示し、ユーティリティで使用できる主な機能について説明します。


SYSRPC の呼び出し

Start of instruction set SYSRPC ユーティリティを呼び出すには

  1. Natural スタジオツリービューのライブラリワークスペースから、ライブラリを選択します。

  2. [Tools]メニューの[Configuration Tools][Remote Procedure Call]を選択します。

    または:
    コマンド行に次のコマンドを入力します。

    SYSRPC

    [SYSRPC - Remote Procedure Call]ウィンドウが開き、指定したライブラリのサービスディレクトリツリービューが表示されます。 このツリービューは、ディレクトリルートノードの名前 Service Directory [library-name] に表示されます。

    ライブラリに対して初めて SYSRPC を呼び出す場合、次の例に示すように、ツリービューにはデータ例(ダミー)が含まれます。 サービスディレクトリルートノードの名前は Example Service Directory です。この名前は、Save 機能またはSave As 機能(次の「メニューバー」を参照)を使用した場合、ツリービューの変更に関係なく、Service Directory [library-name] に変更されます。 表示されるルート名のリストについては、「Service Directory Maintenance」セクションの「ルートノード名」を参照してください。

[SYSRPC - Remote Procedure Call]ウィンドウのメニューとツールバーボタンでは、サービスディレクトリのメンテナンス、スタブサブプログラムの生成、およびサーバーコマンドの実行に必要なすべての機能を使用できます。

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SYSRPC の終了

Start of instruction set SYSRPC ユーティリティを終了するには

ランタイム時に必要なサブプログラム NATCLTGS が見つからないことを示すメッセージのウィンドウが表示された場合、[Yes]を選択して NATCLTGS の生成を確認するか、または [No]を選択して操作をキャンセルします。

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サービスディレクトリツリー

[SYSRPC - Remote Procedure Call]ウィンドウのツリービューには、サービスディレクトリメンテナンスに必要なすべての項目(ツリーノード)が表示されます。 ツリーノードの詳細については、「Service Directory Maintenance」の「ツリーノード」を参照してください。 ツリーノード階層の詳細については、「Service Directory Maintenance」の「サービスディレクトリの概念」を参照してください。

サービスディレクトリのツリーノードを RPC 接続が確立されるノードと混同しないでください(『Natural リモートプロシージャコール』ドキュメントの「Natural RPC の用語」を参照)。

次に示すメニューバーツールバー、およびコンテキストメニューで提供される機能を使用して、ツリーノードを操作できます。

ツリーノードの先頭のトグル (展開)またはトグル (縮小)を使用して、ツリーノードを展開したり、縮小したりすることができます。 または、方向キーを選択できます。 展開可能なツリーノードをダブルクリックすると、下位の項目がすべて表示されます。

Start of instruction set ツリーのすべてのノードを展開するには

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メニューバー

SYSRPC 機能を実行するために使用するメニュー、メニュー項目、および同等のショートカットキー(使用可能な場合)については、次のセクションで説明します。

メニュー メニュー項目とショートカット 説明
Object Open サービスディレクトリを開きます。

[Type]ドロップダウンリストボックスからサービスディレクトリのタイプ(デフォルトは SERVDIRX または NATCLTGS)を選択し、必要に応じて、[Library]テキストボックスで、ライブラリの名前を置き換えます(デフォルトは現在のライブラリ)。

[Library]の下にある変更不可のテキストボックスに、データベース ID(DBID)、ファイル番号(FNR)、および指定したライブラリの Natural ファイルのタイプ(FNAT はシステム、FUSER はユーザー)が表示されます。

Save
Ctrl+S

サービスディレクトリを現在のライブラリに保存します。
Save As サービスディレクトリを別のライブラリに保存します。
Properties

[Properties of Service Directory]ダイアログボックスを呼び出します。 サービスディレクトリの生成に関する次の情報が提供されます。

Object サービスディレクトリの名前。
Generated by  Natural ユーティリティの名前。
Environment ディレクトリがローカル環境に生成された場合、値 local が表示されます。 それ以外の場合は、リモートサーバーの名前が表示されます。
Library サービスディレクトリが生成されたライブラリの名前。
User サービスディレクトリを生成したユーザーの ID。
Time stamp サービスディレクトリが最後に修正された日付と時刻。
Tree view nodes サービスディレクトリルートノードを含むツリーノードの数。
Expiration time リモートディレクトリデータはランタイム時にロードされます。 このデータが有効とされる期間は設定された有効時間(秒単位)によって決定します。 有効時間の設定後にディレクトリデータが要求された場合、データは自動的に再ロードされます。 有効時間が 0 に設定されていると、リモートディレクトリデータは再ロードされません。

Exit
Ctrl+F4

SYSRPC を終了します。
Edit New Item

新しいツリーノード項目を作成します。 選択したツリーノードに応じて、次を選択できます。

   
Node ツールバーの対応するボタン: graphics/sysrpc_new_node.png
Logical Service (EntireX) ツールバーの対応するボタン: graphics/sysrpc_new_log_service.png
RPC Server ツールバーの対応するボタン: graphics/sysrpc_new_server.png
Library ツールバーの対応するボタン: graphics/sysrpc_new_folder.png
Service (Subprogram) ツールバーの対応するボタン: graphics/sysrpc_new_service.png
 

関連表現の説明については、『Natural リモートプロシージャコール(RPC)』ドキュメントの「Natural RPC の用語」および「Service Directory Maintenance」セクションの「ロケーショントランスペアレンシ」も参照してください。

Rename
Ctrl+F2

ツリーノードの名前を変更します。
Delete ツリーノードを削除します。

Cut
Ctrl+X

Copy
Ctrl+C

Paste
Ctrl+V

ツリーノードの切り取り、コピー、または貼り付けをします。

Find
Ctrl+F

名前を検索する[Find Item]ウィンドウを呼び出します。

Find what 32 文字以内で検索する英数字の文字列を入力します。
Case sensitive 大文字と小文字を区別するには、このチェックボックスをオンにします。
Whole words only 完全に一致する文字列のみを検索するには、このチェックボックスをオンにします。

[OK]を選択して検索を開始し、強調表示されている最初の一致に移動します。

ツールバーの対応するボタン: graphics/sysrpc_find.png

Find Next
Ctrl+F3

[Find Item]ウィンドウで指定した検索文字列のインスタンスをさらに検索し、次の一致がある場合は、次の一致に移動します。

ツールバーの対応するボタン: graphics/sysrpc_find_n.png

Tools

Ping
Ctrl+F9

サーバー接続を確認するために内部メッセージを送信します(「サーバーコマンドの実行」セクションを参照)。

ツールバーの対応するボタン: graphics/sysrpc_ping.png

Terminate Server サーバー接続を終了するために内部メッセージを送信します(「サーバーコマンドの実行」セクションを参照)。
Terminate EntireX Broker Service EntireX Broker サービスの終了を要求します(「サーバーコマンドの実行」セクションを参照)。

ツールバーの対応するボタン: graphics/sysrpc_terminate.png

Single Stub Generation
Ctrl+F8

単一スタブサブプログラムを生成します(「スタブ生成」セクションの「パラメータ指定による単一スタブの生成」を参照)。

Stub Mass Calculation
Ctrl+F5

RPC コールのサイズ要件の計算を実行します(「サイズ要件の計算」を参照)。

Stub Mass Generation
Ctrl+F6

オンラインまたはバッチで、単一または複数のスタブサブプログラムを生成します(「スタブ生成」セクションの「スタブ一括生成機能の使用」を参照)。

Stub Generation from IDL
Ctrl+F7

IDL ファイルからスタブサブプログラムまたはパラメータデータエリア(PDA)を生成します(「スタブ生成」セクションの「IDL ファイルからのスタブまたは PDA の生成」を参照)。

Help  

次の SYSRPC ヘルプテキストを表示します。

SYSRPC Utility - Overview
Server Command Execution (Ping, Terminate)
Expiration Time
Logon Option
Transport Protocol
Location Transparency
Service Directory Tree
Generating Single Stubs with Parameter Specification
Generating Multiple Stubs
Generating Stubs or PDAs from IDL Files
Calculating Size Requirements

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ツールバー

次のセクションでは、頻繁に使用する SYSRPC 機能に迅速にアクセスできるツールバーボタンについて説明します。

ツールバーボタン 機能

新しいツリーノード項目を追加します。 対応するメニュー[Edit] > [New Item] > [Node]も参照してください。

新しい論理サービス(EntireX)項目を追加します。 対応するメニュー[Edit] > [New Item] > [Logical Service (EntireX)]も参照してください。

新規 RPC サーバー項目を追加します。 対応するメニュー[Edit] > [New Item] > [RPC Server]も参照してください。

新規ライブラリ項目を追加します。 対応するメニュー[Edit] > [New Item] > [Library]も参照してください。

新規サービス(サブプログラム)項目を追加します。 対応するメニュー[Edit] > [New Item] > [Service (Subprogram)]も参照してください。

文字列を検索します。 対応するメニュー[Edit] > [Find]も参照してください。

次の文字列を検索します。 対応するメニュー[Edit] > [Find Next]も参照してください。

RPC サーバーに ping を実行します。 対応するメニュー[Edit] > [Ping]も参照してください。

EntireX Broker サービスを終了します。 対応するメニュー[Edit] > [Terminate EntireX Broker Service]も参照してください。

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コンテキストメニュー

コンテキストメニューでは、[SYSRPC - Remote Procedure Call]ウィンドウのメニューおよびツールバーで使用できるコマンドと機能を実行する代替の方法が提供されます。

また、コンテキストメニューでは次の機能が提供されます

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