バージョン 6.3.3
 —  ツールおよびユーティリティ  —

SYSRPC - サーバーコマンドの実行

SYSRPC ユーティリティは、サーバー実行コマンド ping および terminate を提供します。 これらのコマンドは、サービスディレクトリに定義されたアクティブなサーバーを制御するために使用します。 ping コマンドでは、サーバー接続を確認するためにサーバーに内部メッセージを送信します。 terminate では、単一のサーバータスクの終了を要求する内部メッセージをサーバーに送信するか、または EntireX Broker サービスに関連付けられたすべてのサーバータスクの終了を要求するコマンドを EntireX Broker サービスに発行します。

また、ping または terminate コマンドを発行すると、[Message Display]ウィンドウが開き、次の情報が表示されます。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。


[Message Display]ウィンドウ

ping および terminate コマンドでは、[Message Display]ウィンドウを呼び出します。 このウィンドウには、サーバーから返されたメッセージおよびノードと選択したサーバーの物理名が表示される[Message][Node]、および[Server]の各列があります(次の説明を参照)。

物理名は、論理指定に対しても表示されます。サービスディレクトリで定義されたように、論理ノード名は物理ノード名に解決され、論理サービスは物理ノードとサーバー名に解決されます。

ただし、次のことが当てはまる場合、論理的な指定は解決されません

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サーバーに対する ping の実行

次のセクションでは、メニュー機能を使用して RPC サーバーに ping を実行する手順について説明します。

RPC サーバーに ping を実行する別の方法については、『Natural リモートプロシージャコール(RPC)』ドキュメントで説明しているアプリケーションプログラミングインターフェイス「USR2073N」を参照してください。

Start of instruction set サーバーに対して ping を実行するには

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サーバーの終了

SYSRPC ユーティリティでは、サーバーを終了するために Terminate ServerTerminate EntireX Broker Service の 2 つのコマンドを使用できます。

Terminate Server では、サーバーに内部メッセージを送信して、単一のサーバータスクを終了します。 サーバーが、メインフレームプラットフォーム上のレプリカを含む複数のサーバータスクに関連付けられている場合、Terminate Server コマンドを使用して各サーバータスクを個別に終了するか、または Terminate EntireX Broker Service コマンドを使用してすべてのサーバータスクを一度に終了することができます。

Terminate EntireX Broker Service では、EntireX Broker's Command and Information Services(ETBCIS。詳細については、EntireX のドキュメントを参照)を呼び出して、EntireX Broker サービスに関連付けられたすべてのサーバータスクを終了します。 ここで使用する サービス という用語は、同一のプラットフォーム上または異なるプラットフォーム上の同じサーバー名で実行されるすべてのサーバータスクを表します。

次のセクションでは、メニュー機能を使用して単一のサーバータスクまたは EntireX Broker サービスを終了する手順について説明します。

サーバーを停止する別の方法については、『Natural リモートプロシージャコール(RPC)』ドキュメントの「Natural RPC サーバーの終了」とアプリケーションプログラミングインターフェイス USR2073N に関する項、ならびに「EntireX Broker サービスの終了」とアプリケーションプログラミングインターフェイス USR2075N に関する項を参照してください。

Start of instruction set 単一のサーバータスクを終了するには

  1. [Service Directory]ツリービューでサーバーノードを選択し、コンテキストメニューから[Terminate Server]を選択します。

    [Message Display]ウィンドウが開き、ノードとサーバーの名前およびサーバーから返されたメッセージが表示されます。

    サーバーが終了すると、サーバーから次のメッセージが返されます。

    Terminating Server V.R.S.PL on operating system

    Server は、サーバーのタイプを示します。
    V.R.S.PL はVサーバーの 1 桁のバージョン V、1 桁のリリース R、1 桁のシステムメンテナンスレベル S、および 1~2 桁のサーバーのパッチレベル PL を示します。
    operating system は、サーバーが実行されているオペレーティングシステムを示します。

    サンプルメッセージ: Terminating Natural RPC Server 6.3.1.0 on WNT-x86

  2. サービスディレクトリで[Logon Option]が設定されている場合、CALLNAT の場合と同じように、terminate コマンドによってログオンデータ(ユーザー ID、パスワード、およびライブラリ名)がサーバーに送信されます。 クライアント側に Natural Security がインストールされておらず、アプリケーションプログラミングインターフェイス USR1071N で現在の Natural セッションにログオンデータが設定されていない場合、ユーザー ID とパスワードを要求する[Security Token Data]ウィンドウが表示されます。

    サーバー側で LOGONRQ=ON(『Natural リモートプロシージャコール(RPC)』ドキュメントの「セキュリティの使用」も参照)が設定されている場合、terminate コマンドでログオンデータがクライアントから送信される必要があります。

    Natural Security がサーバーにインストールされている場合、転送されるログオンデータによって Natural システムライブラリ SYSRPC へのログオンが有効になる必要があります。

Start of instruction set EntireX Broker サービスを終了するには

  1. [Service Directory]ツリービューでサーバーノードを選択し、コンテキストメニューから[Terminate EntireX Broker Service]を選択します。

    または:
    次のツールバーボタンを選択します。

    [SYSRPC - Terminating EntireX Broker Service]ダイアログボックスが表示されます。

  2. ログオンに必要な場合は、EntireX Broker の適切なユーザー ID とパスワードを入力します。

    会話に関連するサーバータスクを終了する場合は、[Terminate immediately]チェックボックスをオンにして即時終了を要求します。 チェックボックスが、デフォルト設定であるオフの場合、会話に関連するすべてのサーバータスクは実行可能なままとなります。

    現在の SYSRPC セッション中にこのダイアログボックスが繰り返し表示されないようにするには、[Do not show this dialog again]を選択します。

  3. OK をクリックして、EntireX Broker サービスを終了します。

    [Message Display]ウィンドウが開き、ノードとサーバーの名前および終了したサーバータスクの数が表示されます。

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