Stub Mass Generation 機能またはコマンド SYSRPC SGMASS
を使用して、単一または複数のスタブサブプログラムをオンラインモードまたはバッチモードで生成できます。 どちらの方法でもウィンドウが表示され、指定したサブプログラムで必要とされる送信長/受信長が通知されます。
コマンドまたは機能を使用すると、フィールド属性が生成されます(『パラメータ指定による単一スタブの生成』セクションの「パラメータの指定」を参照)。
スタブサブプログラムは、サブプログラムから作成します。
このセクションでは、次の内容について説明します。
このセクションでは、Stub Mass Generation 機能を使用して単一または複数のスタブサブプログラムを生成する手順について説明します。
Stub Mass Generation 機能を実行するには
[SYSRPC - Remote Procedure Call]ウィンドウで、[Tools]メニューの[Stub Mass Generation]を選択します。
または:
[SYSRPC - Remote Procedure Call]ウィンドウで、Ctrl キーを押したまま F6 キーを押します。
次のような[SYSRPC - Input for Stub Mass Generation]ダイアログボックスが表示されます。
[Name]テキストボックスに、生成するスタブサブプログラムの名前を入力するか、名前の範囲を指定します。 このテキストボックスは、すべてのサブプログラムを示すアスタリスク(*)が事前設定されています。 有効なエントリの詳細については、「名前の指定と圧縮」の「名前」を参照してください。
スタブサブプログラムの名前は、リモート CALLNAT
プログラムの名前と一致する必要があります。
重要:
名前を指定しない場合、まれに例外はありますが(下記参照)、現在のライブラリのすべてのサブプログラムがスタブサブプログラムに変換されます。
必要に応じて、[Source library]テキストボックスに、スタブサブプログラムを生成するサブプログラムを含むライブラリの名前を入力します。 このテキストボックスは、現在のライブラリの名前で事前設定されています。
[Target library]は、スタブサブプログラムの生成先の現在のライブラリの名前を含む読み取り専用のテキストボックスです。
[DBID, FNR]は変更不可のテキストボックスで、データベース ID(DBID)、ファイル番号(FNR)、および入力したソースライブラリとターゲットライブラリの Natural ファイルのタイプ(FNAT
はシステム、FUSER
はユーザー)が表示されます。
[Compression]ドロップダウンリストボックスから、圧縮タイプ 0、1、または 2(デフォルトは 1)を選択します。『Natural リモートプロシージャコール(RPC)』ドキュメントの「Natural RPC 環境の運用」にある「圧縮の使用」を参照してください。
[OK]を選択します。
指定したライブラリ(ここでは SAGTEST)について、タブ付きページ[Summary]および[Details]で構成される[SYSRPC - Stub Generation in Library]ウィンドウが表示されます。
次の例に示すように、[Summary]ページには、選択されたサブプログラム(オブジェクト)の送信長/受信長の要件を示すレポートが表示されます。
このレポートは 2 つのセクションで構成されており、それぞれに次の情報が表示されます。
Generation Criteria:
スタブサブプログラムが生成されたときに適用された条件。単一のオブジェクト名か名前の範囲(ここでは RPC*
)と、圧縮タイプ(ここでは 1
)が表示されます。
Generation Results:
スタブ生成対象として選択されたオブジェクト数。
クライアントとの間でデータの送受信を行うために、生成されたすべてのスタブサブプログラムで必要となる最大バッファサイズ。
スタブ生成が失敗すると、ページ下部のメッセージによってエラーが示されます。
次に示すように、[Details]ページには、生成されたすべてのスタブサブプログラムのリストが表示されます。
このリストはオブジェクト名([名前]列)のアルファベット順にソートされます。リストには次の情報が表示されます。
[Type]列に、スタブサブプログラムの生成元となったオブジェクトのタイプ(ここではサブプログラムの N
)。
クライアントとの間でデータの送信([Send Length])や受信([Receive Length])を行うために各オブジェクトが必要とするバッファサイズ。
[Message]列に、各スタブ生成に関する可能性があるコメント。
スタブ生成が失敗した場合、影響を受けたオブジェクトの横にエラーメッセージが表示されます(ここでは RPCCALL2
)。
スタブサブプログラムをオンラインで生成するためのコマンド行に SYSRPC SGMASS
コマンドを入力できます。
コマンドによって生成されるレポートは、Stub Mass Generation 機能について記述されるレポートに対応します。
次の構文図に、SYSRPC SGMASS
に適用される構文を示します。
SYSRPC SGMASS [name] [compression]
|
構文項目の name および compression については、「名前の指定と圧縮」セクションで説明します。
スタブ生成用に選択するオブジェクト(サブプログラム)および使用する圧縮のタイプを指定できます。
オブジェクト名または名前の範囲を指定できます。 オブジェクトの名前または名前の範囲の指定は任意です。
注意: オブジェクトの名前または名前の範囲を指定しない場合、まれに例外はありますが(下記参照)、現在のライブラリのすべてのサブプログラムがスタブサブプログラムに変換されます。 |
以下は、有効な名前の指定について説明したものです。ここで value は、任意の組み合わせによる 1 文字以上の英数字を表します。
入力 | 選択されるオブジェクト |
---|---|
* |
すべてのサブプログラムまたは 。 これはデフォルト設定です。 |
value | value と同じ名前を持つサブプログラムまたは 。 |
value* |
value で始まる名前を持つすべてのサブプログラムまたは 。 |
value | value 以前の名前を持つすべてのサブプログラム。 |
value | value 以降の名前を持つすべてのサブプログラムまたは 。 |
Natural システムライブラリ SYSRPC では、SYSRPC SGMASS
は RDS、RPC、NAT、NAD、または NSC のいずれかの接頭辞で始まる名前を持つすべてのサブプログラムをスタブ生成から除外します。
ユーザーライブラリでは、SYSRPC SGMASS
はサブプログラム NATCLTGS をスタブ生成から除外します。
0
、1
、2
のいずれかの圧縮タイプを選択できます。 圧縮の指定は任意です。 スタブ生成に使用するデフォルトタイプは 1
です。
『Natural リモートプロシージャコール(RPC)』ドキュメントの「Natural RPC 環境の運用」にある「圧縮の使用」の記載も参照してください。