IDL(Interface Definition Language)ファイルには、クライアントとサーバー間のインターフェイスの定義が含まれています。
Stub Generation from IDL 機能には、EntireX IDL ファイルからスタブサブプログラムまたはパラメータデータエリア(PDA)、あるいはその両方を生成するオプションがあります。
Stub Generation from IDL 機能または SYSRPC SGIDL
コマンドを使用して、IDL ファイルからスタブを生成できます。
次のセクションでは、Stub Generation from IDL 機能を使用する手順について説明します。
IDL ファイルからスタブまたは PDA を生成するには
[SYSRPC - Remote Procedure Call]ウィンドウで、[Tools]メニューの[Stub Generation from IDL]を選択します。
または:
[SYSRPC - Remote Procedure Call]ウィンドウで、Ctrl キーを押したまま F7 キーを押します。
または:
コマンド行で、「SYSRPC SGIDL
」と入力します。
[Input for Stub Generation from IDL File]ダイアログボックスが表示されます。
[Path or file name]テキストボックスに IDL 定義を含むフォルダまたはファイルへの完全なパスを入力するか、または[Browse]を選択してフォルダからファイルを選択します。
必要な場合は、スタブサブプログラムの生成先にするライブラリの名前を[ライブラリ]テキストボックスに入力します。 このテキストボックスは、現在のライブラリの名前で事前設定されています。
[DBID, FNR]は変更不可のテキストボックスで、データベース ID(DBID)、ファイル番号(FNR)、および指定したライブラリの Natural ファイルのタイプ(FNAT
はシステム、FUSER
はユーザー)が表示されます。
[OK]を選択します。
指定したライブラリについて、次のような[Generate Stubs from IDL]ウィンドウが表示されます。
選択した IDL ファイルに含まれるすべての定義がツリービューに表示されます。[Library]ノードは EntireX RPC IDL ライブラリを示し、IDL 定義の各セットは[Program]ノードに含まれています。 [Comments]ノードには、IDL ファイルに含まれる定義の説明などのコメントのテキストが含まれています。
スタブサブプログラムまたは PDA の生成元とする IDL 定義のセットを含むノードを選択します。
スタブサブプログラムの場合:
[Library]ノードに含まれるすべての[Program]ノードからスタブサブプログラムを生成するには、その[Library]ノードのチェックボックスをオンにします。
または:
指定した[Program]ノードのみからスタブサブプログラムを生成するには、個々の[Program]ノードのチェックボックスをオンにします。
スタブサブプログラムの名前は、選択リストを使用して変更できます(「選択リストの構築」を参照)。 名前を変更しない場合、スタブサブプログラムには[Program]ノードに対応する名前が付けられます。
PDA の場合:
[Library]ノードまたは必要な[プログラム]ノードを選択し、コンテキストメニューから[Mark for parameter data area]を選択します。
次の選択リストの例のように、選択したノードごとに IDL 定義のセットを示すリストが表示されます。 PDA 生成用に、すべての IDL 定義のチェックボックスがオンになっています。 ツリービューか選択リストのどちらかで PDA の横のチェックボックスをオフにして、PDA の選択を解除できます(「選択リストの構築を参照)。
PDA の名前は変更できます(「選択リストの構築を参照)。 名前を変更しない場合、PDA には対応する[Program]ノードにちなんだ名前が付けられ、次の変換規則が適用されます。
7 文字のノード名の場合、PDA 名に A
が追加されます。 例えば、ノード名 PDATEST1
は、PDA 名 PDATESTA
に変換されます。
6 文字以下の PDA 名の場合、PDA 名の 8 番目の位置に A
が追加され、ノード名と A
の間の各空の位置はダッシュ(-)で埋められます。 例えば、ノード名 TEST1
は、PDA 名 TEST1--A
に変換されます。
[OK]を選択します。
選択した項目ごとに、スタブサブプログラムまたは PDA が正常に生成されたことを確認するメッセージボックスが表示されます。
選択リストを使用して、スタブサブプログラムや PDA の名前を変更できます。また、スタブサブプログラムや PDA の生成元とするノードを選択したり選択解除したりできます。
選択リストを構築するには
[Generate Stubs from IDL]ウィンドウで、[Library]ノードのチェックボックスまたは[Program]ノードのチェックボックスを選択し、コンテキストメニューから[Build selection list to rename or mark object types]を選択します。
次のように、選択した[Program]ノードを示す選択リストが表示されます。
選択リストには、ツリービューで選択したすべてのノードが表示されます。[IDL Library (Alias)]列は[Library]ノードに対応し、[IDL Name]列は[Program]ノードに対応します。 上の例で、[Program]ノード CALC
および POWER
はスタブ生成用に選択され、[Program]ノード HELLO
は PDA 生成用に選択されています。
[Subprogram]列または[PDA]列、あるいはその両方で、スタブサブプログラムまたは PDA の生成元とする IDL 定義のセットのチェックボックスをオンにします。
チェックボックスをオフにして、項目を選択解除できます。
スタブサブプログラムまたは PDA の名前を変更する場合は、必要なテーブルセルを選択し、現在のエントリを置き換えます。
1 行以上のテーブル行を削除する場合は、必要な行を選択し、コンテキストメニューから[Clear Row(s)]を選択します。
選択リストを閉じる場合は、コンテキストメニューから[Close Table]を選択します。