バージョン 6.3.3
 —  ツールおよびユーティリティ  —

メッセージファイルとテキストファイルの生成

Natural 以外の任意の環境でメッセージをテキストファイルとして作成し、メッセージファイルに変換して、SYSERR ユーティリティで管理できます。 メッセージファイルは、SYSERR ユーティリティのインポート機能およびエクスポート機能によって作成され、管理されます。

メッセージファイルはプラットフォームに依存しないフォーマットで作成されます。このフォーマットは、Natural でサポートされている UNIX、OpenVMS、および Windows プラットフォーム間で移植できます。 例えば、Natural for Windows 環境で作成されたメッセージファイルは、手動で変換することなく UNIX プラットフォームまたは OpenVMS プラットフォームにコピーできます。必要なエンディアン変換は、Natural が行います。 詳細については、『オペレーション』ドキュメントの「Natural の移植可能なシステムファイル」および『プログラミングガイド』の「Natural 生成プログラムの転送」を参照してください。

このセクションでは、次の項目について説明します。


メッセージファイルの保存

メッセージファイルはファイル拡張子 .MSG を付けて、Natural Err ディレクトリに保存する必要があります。

メッセージファイルは、次の Natural ディレクトリに保存されます。

Natural\NATAPPS\FUSER\library ID\Err
Natural\Natural version\FNAT\library ID\Err
Natural\Natural version\Err

ユーザー定義メッセージファイルは、アプリケーションの実行元となる FNAT システムファイルまたは FUSER システムファイルのライブラリ、STEPLIB、またはライブラリ SYSTEM のサブディレクトリ Err に保存されます。

Natural システムメッセージの場合、メッセージファイルは Natural ルートディレクトリのサブディレクトリ Err に保存する必要があります。 Natural システムメッセージは、8 つのメッセージファイルに保存されます。

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テキストファイルの作成

Natural システムメッセージまたはユーザー定義メッセージの場合、SYSERR ユーティリティのインポート機能によって 1 つのテキストファイルからメッセージファイルが生成されます。

このようなテキストファイルを作成する場合は、次の例に示すようなレイアウトを使用する必要があります。

例:

   NAT 
   0010 
   0100 
   0010E NO MESSAGE TEXT DEFINED! 
   0020E MISSING/INVALID SYNTAX; UNDEFINED VARIABLE-NAME. 
   0025E ERROR IN ENTRY FOR NUMBER OF RECORDS TO BE PROCESSED. 
   0050E INCORRECT FIELD SPECIFICATION IN 'WHERE' CLAUSE. 
   #PLEASE CHECK PROGRAM 
   #FOR ERRORS 
   0100E FUNCTION NOT AVAILABLE.

説明:

NAT メッセージとともに表示されるメッセージ番号の接頭辞:NAT(Natural システムメッセージの場合)またはライブラリ ID(ユーザー定義メッセージの場合)
0010 メッセージ範囲の 4 桁の開始番号
0100 メッセージ範囲の 4 桁の終了番号 このテキストファイルで定義されているすべてのメッセージ番号は、この範囲内である必要があります。
0010E

NO MESSAGE TEXT DEFINED.

メッセージ番号 0010 のショートメッセージ。 E は必須で、エラー(error)を意味します。 このメッセージは、次の Natural ステートメントとともに発行されます。

REINPUT *0010

説明のためのロングメッセージは、このショートメッセージのすぐ下に配置する必要があります。ロングメッセージ用に追加する各行は、先頭にハッシュ記号/番号記号(#)を付ける必要があります。 各ショートメッセージに対して、20 行以下のロングメッセージテキストを追加できます。

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メッセージファイルの生成

SYSERR ユーティリティを使用すると、テキストファイルからメッセージファイルを生成できます。

ユーザー定義メッセージの場合、各ライブラリの 1 つの言語について出力メッセージファイルを 1 つ作成できます。 各メッセージファイルは、ライブラリの Err サブディレクトリに保存する必要があります。

命名規則

ユーザー定義メッセージの場合は、次のメッセージファイル名を使用する必要があります。

NnnAPMSL.MSG

nn は言語コード(01~60)です。例えば、英語の場合は 01 です。

Natural システムメッセージの場合は、次のメッセージファイル名を使用する必要があります。

NnnLmmmm.MSG

nn は使用される言語コードで、mmmm はメッセージ範囲の開始番号です。 メッセージ番号の範囲は、Natural システムのインストール時に定義したとおりに固定されています。例えば、次のようになります。

N01L0000  メッセージ 1~1999
N01L2000 メッセージ 2000~2999

Start of instruction set メッセージファイルを生成するには

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テキストファイルの再作成

SYSERR ユーティリティを使用すると、メッセージテキストの管理用にテキストファイルを再作成することもできます。 再作成するには、メッセージファイルをテキストファイルに再変換します。

Start of instruction set メッセージテキストファイルを再作成するには

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