バージョン 6.3.3
 —  ステートメント  —

初期値の定義

DEFINE DATA LOCALDEFINE DATA INDEPENDENTDEFINE DATA CONTEXT、および DEFINE DATA OBJECTvariable-definition オプションで使用する init-definition の構文は、次のとおりです。

<constant>

<system-variable>
FULL LENGTH <character-s>
LENGTH <character-s>

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。

構文図で使用されている記号については、「構文記号」を参照してください。


機能

init-definition オプションを使用して、変数の初期値および定数値を定義します。

注意:
variable-definition オプションで、キーワード INIT が初期化に使用されている場合、変数の内容に影響するステートメントによって値を変更することができます。 キーワード CONST が初期化に使用されている場合、値を変更しようとすると、コンパイラで拒否されます。

プログラミングガイド』の「フィールドの定義」の「初期値」も参照してください。

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制限事項

再定義されたフィールドでは、init-definition は許可されていません。

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構文説明

<constant> 変数の初期化に使用する定数値、またはフィールドに割り当てる定数値です。 定数の詳細については、『プログラミングガイド』の「ユーザ定義定数」を参照してください。
<system-variable> 変数の初期値として Natural システム変数の値を指定することもできます。 例:
   DEFINE DATA LOCAL
   1 #MYDATE (D) INIT <*DATX> 
   END-DEFINE

注意:
RESET INITIAL ステートメント内でシステム変数が参照されると、システム変数は再び評価されます。つまり、プログラムの実行を開始したときにシステム変数に含まれていた値にリセットされるのではなく、RESET INITIAL ステートメントを実行するときに含まれている値にリセットされます。

FULL LENGTH <character-s>

LENGTH n <character-s>

初期値として、特定の 1 文字または文字列を、変数の全体または一部に挿入します。これは、英数字変数(コードページまたは Unicode)変数だけに有効です。

FULL LENGTH オプションを使用すると、指定した character または characters がフィールド全体に挿入されます。 次の例では、フィールド全体にアスタリスクが挿入されます。

   DEFINE DATA LOCAL
   1 #FIELD (A25) INIT FULL LENGTH <'*'> 
   END-DEFINE

LENGTH n オプションを使用すると、フィールドの先頭 n 桁に、指定した character または characters が挿入されます。 n は数値定数にする必要があります。 次の例では、フィールドの先頭 4 桁に感嘆符が挿入されます。

   DEFINE DATA LOCAL
   1 #FIELD (A25) INIT LENGTH 4 <'!'> 
   END-DEFINE

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