バージョン 6.3.3
 —  プログラミングガイド  —

生成された変数

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


#DLG$PARENT

例えば MDI 子ウィンドウを操作するために、この "ユーザー" タイプの変数を使用します。 ダイアログの作成時に、Natural によって、親ダイアログのハンドルを保持するためにこの変数が生成されます。 例えば、下記の例のように、イベントハンドラコードでこの変数を使用して、MDI 子ダイアログから別の MDI 子ダイアログを開くことができます。

注意:
生成された変数との競合を避けるために、#DLG$ で始まるユーザー定義変数の名前は使用しないでください。

例:

OPEN DIALOG 'MDICHILD' #DLG$PARENT #CHILD-ID

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#DLG$WINDOW

ダイアログ内の属性をダイナミックに設定するためにこの変数を使用します。 ダイアログの作成時に、Natural によって、ダイアログウィンドウのハンドルを保持するためにこの変数が生成されます。 この変数のデフォルト名は #DLG$WINDOW ですが、ダイアログの属性ウィンドウ内の左上にある[名前]エントリを書き換えることによって変更できます。 例えば、下記の例のように、イベントハンドラコードでこの変数を使用して、一定の論理条件が満たされたときにダイアログウィンドウを最小化できます。

#DLG$WINDOW はダイアログのユーザーインターフェイスからの観点を表し、システム変数 *DIALOG-ID はランタイムからの観点を表します。 OPEN DIALOGCLOSE DIALOG、および SEND EVENT の各ステートメントでは、*DIALOG-ID を使用する必要があります。

注意:
生成された変数との競合を避けるために、#DLG$ で始まるユーザー定義変数の名前は使用しないでください。

例:

... 
IF ... 
   #DLG$WINDOW.MINIMIZED := TRUE 
END-IF 
...

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