バージョン 6.3.3
 —  オペレーション  —

GUI バージョンのバッファプールモニタの使用

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。

バッファプールの一般的な情報およびバッファプールの起動方法について記載されている「Natural バッファプール」も参照してください。

注意:
このユーティリティを使用すると、バッファプールの他のユーザーの作業を破損する可能性があるので、Natural のすべての一般ユーザーがこのユーティリティにアクセスできるようにはしないでください。

バッファプールモニタの開始と終了

Natural フォルダは、Natural のインストール後に[スタート]メニューの[すべてのプログラム]フォルダに自動的に表示されます。 これには、バッファプールモニタを含む、Natural のショートカットが含まれます。

Start of instruction setバッファプールモニタを開始するには

Start of instruction setバッファプールモニタを終了するには

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Natural バッファプールモニタウィンドウの要素

バッファプールモニタを開始すると、Natural のデフォルトバッファプール NATBP に自動的に接続します。 現在使用されているバッファプールの名前がタイトルバーに表示されます。 これはツリーでも選択されています。

Buffer pool monitor

以下では次のトピックについて説明します。

メニューバー

次のメニューを使用できます。

メニュー このメニューのコマンドで実行できる操作
モニタ プロパティを変更するか、バッファプールモニタを終了します。
バッファプール バッファプールを切断および接続します。 バッファプールサーバーをシャットダウンおよび起動します。
表示 [Natural バッファプールモニタ]ウィンドウのさまざまな要素を表示または非表示にします。
ヘルプ オンラインドキュメントを呼び出し、バッファプールモニタに関する情報を表示します。

ツールバー

重要な機能はツールバーボタンを使用して実行できます。 マウスポインタをツールバーの上に移動させると、ステータスバーにそのボタンの簡単な説明が表示されます。

次のツールバーボタンを使用できます。

Properties

プロパティの変更

Connect

他のバッファプールへ接続

Disconnect

現在のバッファプールを切断

Shutdown

バッファプールサーバーのシャットダウン

Start

バッファプールサーバの起動

Help

オンラインヘルプの表示

Start of instruction setツールバーの表示のオンとオフを切り替えるには

ツリー

[Natural バッファプールモニタ]ウィンドウの左側にあるツリーには、ローカルコンフィグレーションファイルに現在割り当てられているすべてのバッファプールが表示されます。 『コンフィグレーションユーティリティ』ドキュメントの「バッファプール割り当て」を参照してください。

一度にモニタリングできるのは 1 つのバッファプールのみです。 他のバッファプールに接続するには、「バッファプールの切断と接続」を参照してください。

現在使用されているバッファプール(以下の例の NATBP)のすべてのノードが展開されている場合は、ツリーは次のように見えます。

Nodes

ツリーでノードを選択すると、ウィンドウの右側に対応するページが表示されます。 各ページの詳細については、以降のセクションを参照してください。

ステータスバー

ステータスバーとは、[Natural バッファプールモニタ]ウィンドウの下部にある横方向の情報行のことです。 ステータスバーには、メニューバーとツールバーのコマンドについての短いヘルプテキストが表示されます。

Start of instruction setステータスバーの表示/非表示を切り替えるには、次の手順に従います。

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バッファプールの切断と接続

一度に接続できるのは 1 つのバッファプールのみです。 環境内で別のバッファプールに切り替えるには、現在使用しているバッファプールを切断してから新しいバッファプールに接続します。

注意:
別のバッファプールに接続すると、前に接続されていたバッファプールは自動的に切断されます。 そのため、Disconnect コマンドを最初に使用する必要があります。

バッファプール名の横のアイコンは、次のいずれかの状態を示します。

Connected

バッファプールモニタはバッファプールに接続されています(緑のアイコン)。

Disconnected

バッファプールモニタはバッファプールに接続されていません(グレーのアイコン)。

Start of instruction set現在使用しているバッファプールを切断するには

  1. 現在接続されているバッファプールの名前をツリーで選択してください。

  2. [モニタ]メニューの[切断]を選択します。

    または:
    コンテキストメニューを表示し、[切断]を選択します。

    または:
    次のツールバーボタンを選択します。

    Disconnect

    このバッファプールのツリーは表示されなくなります。

Start of instruction setバッファプールを接続するには

  1. バッファプールの名前をツリーで選択してください。

  2. [モニタ]メニューの[接続]を選択します。

    または:
    コンテキストメニューを表示し、[接続]を選択します。

    または:
    次のツールバーボタンを選択します。

    Connect

    このバッファプールのツリーが表示されます。

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バッファプールサーバーのシャットダウン

接続しているバッファプールをシャットダウンできます。 これは、バッファプールがバッファプールサービスによって開始されなかった場合に限り可能です。

例えば、バッファプールを初期化する必要がある場合は、バッファプールをシャットダウンしてから再起動します。

まだ接続されている Natural プロセスがある間は、バッファプールサーバーはシャットダウンされません。 最後のプロセスがバッファプールから切断された後にのみシャットダウンされます。 プロセスが接続されている間は、バッファプールのステータスは "シャットダウン中" になります。これは、ツリーのバッファプール名の横に表示されます。

Start of instruction setバッファプールサーバーをシャットダウンするには

  1. 現在接続されているバッファプールの名前をツリーで選択してください。

  2. [モニタ]メニューの[サーバのシャットダウン]を選択します。

    または:
    コンテキストメニューを表示し、[サーバのシャットダウン]を選択します。

    または:
    次のツールバーボタンを選択します。

    Shutdown

    このバッファプールのツリーは表示されなくなります。

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バッファプールサーバーの開始

バッファプールサーバーがまだ開始されていない場合は、バッファプールサーバーを開始できるのはバッファプールモニタからのみです。

Start of instruction setバッファプールサーバーを開始するには

  1. バッファプールの名前をツリーで選択してください。

  2. [モニタ]メニューの[サーバの起動]を選択します。

    または:
    コンテキストメニューを表示し、[サーバの起動]を選択します。

    または:
    次のツールバーボタンを選択します。

    Start

    バッファプールサーバーが開始されます。

    この場合は、バッファプールは自動的には接続されません。 「バッファプールの切断と接続」の説明に従って、バッファプールを手動で接続する必要があります。

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バッファプールモニタのプロパティの変更

バッファプールモニタのいくつかのページにデフォルトとして表示されるファイルを定義できます。 また、使用されるデフォルトのテキストエディタも定義できます。

Start of instruction setプロパティを変更するには

  1. [モニタ]メニューの[プロパティ]を選択します。

    次のダイアログボックスが表示されます。 デフォルトでは、一時ディレクトリが現在のユーザー用に定義されています。 例えば、ユーザー独自の一時ディレクトリが定義されている場合は、ダイアログボックスに次のように表示されます。

    Properties

    次の情報を変更できます。

  2. エントリを変更するには、該当するテキストボックスにパスとファイル名を指定します。

    または:
    対応する[ブラウズ]ボタンをクリックして、ダイアログボックスからファイルを選択します。

  3. [OK]ボタンを選択します。

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一般情報

ツリーで[一般情報]ノードを展開すると、バッファプールとそのパラメータの統計データを表示できます。

次のページを使用できます。

統計

ツリーで[統計]を選択すると、次のページが表示されます。

Statistics

このページには、バッファプールの全般的な情報と、メモリ、ユーザー、およびオブジェクトの詳細情報が表示されます。 これは、NATBPMON ユーティリティの STATUS コマンドを使用した場合と同じ情報です。詳細については、「バッファプールの統計情報」を参照してください。

[自動更新]チェックボックスをオンにした場合は、ページは自動的に更新されます。 このチェックボックスをオフにした場合は、[更新]ボタンをクリックして値を手動で更新する必要があります。

[カウンタのクリア]ボタンをクリックすると、バッファプールの内部統計が 0 にリセットされます。

パラメータ

ツリーで[パラメータ]を選択すると、次のページが表示されます。

Parameters

このページには、NATBPMON ユーティリティの PARAM コマンドを使用した場合と同じ情報が表示されます。「バッファプール設定の表示」を参照してください。

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バッファプールコンテンツ

ツリーで[バッファプールコンテンツ]ノードを展開すると、バッファプールにロードされた Natural オブジェクトおよびそれらにアクセス中のユーザーに関する詳細を表示できます。

次のページを使用できます。

ディレクトリエントリ

ツリーで[オブジェクト]ノードを展開し、[ディレクトリエントリ]を選択すると、次のページが表示されます。

Directory entries

このページには、現在ロードされているすべてのディレクトリエントリに関する情報の表が表示されます。 これは、NATBPMON ユーティリティの DIR コマンドを使用した場合と同じ情報です。「バッファプールのオブジェクトの表示」を参照してください。

次のコマンドボタンを使用できます。

コマンドボタン 説明
ディレクトリエントリの更新 表を更新します。
すべてのディレクトリエントリの削除 バッファプールに現在ロードされているすべての Natural オブジェクトを削除します。

表の上にマウスがあるときは、コンテキストメニューを表示して次のコマンドを使用できます。

コンテキストメニューのコマンド 説明
すべて選択 表内のすべてのエントリを選択します。
削除 表内の選択されたエントリを削除します。

フィルタオプション

フィルタを使用して、表に表示されるディレクトリエントリの数を減らすことができます。

Start of instruction setフィルタを定義するには

  1. [フィルタの使用]チェックボックスをオンにします。

  2. テキストボックス[DBID][FNR][ライブラリ][名前][種類]、および[タイプ]にフィルタ基準を指定します。

    例えば、"MY" で始まるライブラリのプログラムをすべて表示するには、[ライブラリ]テキストボックスに「MY*」と入力し、[タイプ]テキストボックスに「P」と入力します。

  3. [ディレクトリエントリの更新]ボタンをクリックして、表を更新します。

ファイルの書き込み

表に現在表示されているすべてのディレクトリエントリをファイルに書き込むことができます。 必要に応じて、ディレクトリエントリのメモリもこのファイルに書き込むことができます。

Start of instruction setディレクトリエントリをファイルに書き込むには

  1. オプション。 [ファイル名]テキストボックスに、ディレクトリエントリの書き込み先ファイルへのパスを指定します。

    または:
    このテキストボックスの右にあるボタンをクリックして、ダイアログボックスからファイルを選択します。

    注意:
    デフォルトで、[ファイル名]テキストボックスにはプロパティで定義したファイルへのパスが指定されています。

  2. オプション。 ディレクトリエントリのメモリをこのファイルに書き込む場合は、[ディレクトリエントリメモリの書き込み]チェックボックスをオンにします。

  3. [ファイルの書き込み]ボタンをクリックします。

    情報が指定のファイルに書き込まれます。 このファイルの内容は、プロパティで定義されたテキストエディタに自動的に表示されます。

削除オブジェクト

ツリーで[オブジェクト]ノードを展開し、[削除オブジェクト]を選択すると、次のページが表示されます。

Corpses

削除オブジェクとは、バッファプールから削除されることになっているがまだ使用中のオブジェクトのことです。 削除オブジェクトがある場合は、表にそれらが表示されます。

[削除されるオブジェクトの更新]ボタンをクリックすると、表を更新できます。

ユーザー

ツリーで[ユーザ]を選択すると、次のページが表示されます。

Users

このページには、バッファプールを現在使用しているユーザーに関する情報の表が表示されます。

[ユーザーの更新]ボタンをクリックすると、表を更新できます。

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グラフィックアナライザ

ツリーで[グラフィックアナライザ]ノードを展開すると、バッファプールメモリ内で発生している内容の統計的な数字とダイレクトビューをグラフ表示できます。

次のページを使用できます。

折れ線グラフ

ツリーで[統計グラフ]ノードを展開し、[折れ線グラフ]を選択すると、次のページが表示されます。 データソースを追加してアナライザを開始すると、このページは次のように表示されます。

Line graph

折れ線グラフと棒グラフは、両方とも同じ統計データソースに基づいています。 次のいずれかの処理を折れ線グラフに適用すると、この処理は棒グラフにも適用されます。その逆も同様です。

注意:
アナライザは、[メモリ使用グラフ]ページでも使用されます。

Start of instruction setデータソースを追加するには

  1. [データソースの追加]ボタンをクリックします。

    [データソース]ダイアログボックスが表示されます。

    Data source

  2. [データソース]ドロップダウンリストボックスから、グラフに表示するデータソースを選択します。

    選択したデータソースの説明が表示されます。

  3. オプション。 [増分要因]ドロップダウンリストボックスから、選択したデータソースに必要な値を選択します。

    これにより、y 軸の範囲が調整されます。 グラフに適切な表現を完成するために、データソースの現在値がこの要因で乗算されます。

  4. オプション。 選択したデータソースに別の色を定義する場合は、[色の選択]ボタンをクリックします。

    Windows の標準の[色]ダイアログボックスが表示され、データソースに使用する別の色を選択または定義できます。

  5. [OK]ボタンをクリックして、ページの下部に表示される表にデータソースを追加します。 これで、データソースを折れ線グラフと棒グラフの両方で使用できるようになります。

    表に、追加した各データソースの色、名前、説明、および増分要因が表示されます。 また、データソースの最小値、最大値、および現在値も含まれています。

  6. オプション。 他のデータソースを表に追加する場合は、上記の手順を繰り返します。

Start of instruction set定義したデータソースの管理

  1. 表でデータソースを選択し、コンテキストメニューを表示します。

    コンテキストメニューには、次のコマンドがあります。

    コンテキストメニューのコマンド 説明
    プロパティ 選択したデータソースの[データソース]ダイアログボックスを表示します。 この場合は、ダイアログボックスは別の色を定義するためにしか使用できません。
    すべて選択 表内のすべてのデータソースを選択します。
    削除 表内の選択されたデータソースを削除します。
  2. 上記のコマンドのいずれかを選択します。

Start of instruction set更新間隔を調整するには

Start of instruction setアナライザを開始するには

Start of instruction setアナライザを一時停止するには

Start of instruction setアナライザをリセットするには

棒グラフ

ツリーで[統計グラフ]ノードを展開し、[棒グラフ]を選択すると、次のページが表示されます。 データソースを追加してアナライザを開始すると、このページは次のように表示されます。

Bar chart

折れ線グラフに処理を適用すると、この処理は棒グラフにも適用されます。その逆も同様です。 データソースを追加、変更、または削除する方法、アナライザを開始、一時停止、またはリセットする方法、および更新間隔を調整する方法については、「折れ線グラフ」を参照してください。

メモリ使用グラフ

ツリーで[メモリ使用グラフ]を選択すると、次のページが表示されます。

Memory usage

このグラフには、バッファプールメモリの構造のみが示されます。 割り当てメモリと空きメモリが表示されます。

アナライザが折れ線グラフまたは棒グラフでアクティブになっている場合は、このページでもアクティブになっています。その逆の場合も同様です。 アナライザを開始、一時停止、またはリセットする方法および更新間隔を調整する方法については、「折れ線グラフ」を参照してください。

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レポート

ツリーで[レポート]ノードを展開すると、複数のページが使用可能です。 これらは、バッファプールに関する特定のタイプの情報をファイルに書き込むために使用できます。

次のページを使用できます。

シンプルレポート

ツリーで[シンプルレポート]を選択すると、次のページが表示されます。

Simple report

このページで選択したデータソースの情報を含むレポートを書き込むことができます。

Start of instruction setデータソースを選択し、レポートを書き込むには

  1. [有効なデータソース]リストボックスで、1 つまたは複数のデータソースを選択します。

  2. [>>]ボタンをクリックします。

    選択したデータソースが[選択されたデータソース]リストボックスに移動されます。

    注意:
    誤って不適切なデータソースを[選択されたデータソース]リストボックスに移動した場合は、[<<]ボタンを使用して、そのデータソースを[有効なデータソース]リストボックスに戻すことができます。

  3. オプション。 [レポートファイル]テキストボックスに、レポートの書き込み先ファイルへのパスを指定します。

    または:
    [ブラウズ]ボタンをクリックして、ダイアログボックスからファイルを選択します。

    注意:
    デフォルトで、[レポートファイル]テキストボックスにはプロパティで定義したファイルへのパスが指定されています。

  4. [レポートの書き込み]ボタンをクリックします。

    レポートが指定のファイルに書き込まれます。 このファイルの内容は、プロパティで定義されたテキストエディタに自動的に表示されます。

ログ

ツリーで[ログ]を選択すると、次のページが表示されます。

Logging

このページの上部には、[シンプルレポート]ページと同じ情報が含まれています。 唯一の違いは、異なるログファイルがデフォルトで使用されることです。

このページの上部でデータソースを選択する他に、ログファイルを直ちに(手動で)書き込むか、または特定の時間範囲でスケジュールするかを指定できます。

Start of instruction setログ処理を手動で開始するには

  1. シンプルレポートのページに記載されているように、すべてのデータソースおよび(オプションで)ログファイルを選択します。

  2. [インターバル]ドロップダウンリストから、ログ情報をファイルに書き込む頻度を決める間隔を選択します。

  3. [すぐに開始]ボタンをクリックして、ログファイルへの情報の書き込みを開始します。

    [ログコントロール]グループボックスの下部に、終了数と経過時間を示すステータスメッセージが表示されます。

  4. ログファイルへの情報の書き込みを停止するには、[停止]ボタンをクリックします。

    ログ処理が停止すると、ログファイルの内容が、プロパティで定義されたテキストエディタに自動的に表示されます。

Start of instruction setログ処理を特定の時間範囲でスケジュールするには

  1. シンプルレポートのページに記載されているように、すべてのデータソースおよび(オプションで)ログファイルを選択します。

  2. [インターバル]ドロップダウンリストから、ログ情報をファイルに書き込む頻度を決める間隔を選択します。

  3. 開始日時を指定します。

  4. 停止日時を指定します。

  5. [スケジュールの開始]ボタンをクリックします。

    [ログコントロール]グループボックスの下部に、ステータスメッセージが表示されます。 これは、ログ処理が開始されるまでの経過時間を示します。 開始時刻になると、別のステータスメッセージが表示され、終了数と経過時間が示されます。

    注意:
    指定した開始時刻の前にスケジュールをキャンセルするには、[停止]ボタンをクリックします。

    停止時刻になると(または開始時刻後に[停止]ボタンをクリックすると)、ログファイルの内容が、プロパティで定義されたテキストエディタに自動的に表示されます。

高度分析

ツリーで[高度分析]を選択すると、次のページが表示されます。 このページは、Software AG サポートに情報を提供します。

重要:
Software AG サポートに依頼されない限り、このページは使用しないでください。

Advanced analysis

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