このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
リリースノートの「ライセンスキーファイルの取り扱い」も参照してください。
Natural は、次の方法で使用できます。
開発版:Windows
ランタイム版:Windows
Natural for Windows を単一の PC またはファイルサーバーにインストールし、任意の数のクライアント PC からアクセスできるようにすることができます。 インストールする際は、[Standard]、[Development Client for Single Point of Development (SPoD)]、[Custom]の 3 つのインストールタイプから選択できます。 選択に応じて、Natural の異なる部分が自動的にインストールされます。 カスタムインストールではさらに、各種のオプションパッケージが提供されます。これらのパッケージはインストールプロセス中に選択できます。 詳細については、関連するインストールセクションを参照してください。
Natural ランタイム版を購入した場合、実行できるのは、ユーザーが以前に作成した Natural アプリケーションを実行できる Natural 機能のサブセットのみです。 Natural とNatural ランタイムの両方をインストールすると、それらの環境は完全に分かれます。
Natural Security はアドオン製品で、Natural for Windows をインストールした後でインストールできます。 Natural Security のインストール方法については、「Natural Security のインストール」を参照してください。
Natural をインストールする前に、使用する PC が以下の要件を満たしていることを確認してください。
インストールを実行する人は、管理者権限を持っていなければなりません。
プロセッサ | 1 GHz 以上の Intel または Intel 互換プロセッサ。 |
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ハードディスクスペース | Natural 本体に約 500 MB(NTFS 推奨)、さらに Natural アプリケーションのサイズ分。 |
RAM | 1 GB(推奨)。 |
表示 | SVGA グラフィックスアダプタと SVGA モニタ。 |
解像度 | 800 x 600 以上。 16 ビットのトゥルーカラーモードが推奨されます。 |
マウス | Windows 互換マウス。 |
ドライブ | ソフトウェアをインストールするための DVD ドライブ。 |
通信ボード | Ethernet(Natural の Single Point of Development を使用する場合、または Natural をマルチユーザーネットワーク環境で使用する場合に必要)。 |
Microsoft .NET Framework 1.1 | Natural を Web I/O インターフェイスでインストールするには、Microsoft .NET Framework 1.1 が PC にインストールされている必要があります。 このソフトウェアは、インストール媒体の \Windows\DotNet\ ディレクトリにあります。
重要: |
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リリースノートの「サポートされているオペレーティングシステム」も参照してください。
Web I/O インターフェイスを使用して Natural をファイルサーバーにインストールする場合は、クライアント PC 上の Microsoft .NET Framework 1.1 の設定を、次に示すように変更する必要があります。
ローカルイントラネットゾーンのセキュリティレベルを "Full Trust" に設定するには
Windows のコントロールパネルに移動し、[Administrative Tools]を選択します。
[Microsoft .NET Framework 1.1 Configuration]を選択します。
表示されたダイアログボックスのツリーで、[Runtime Security Policy]を選択します。
右側に表示されるタスクの中から、[Adjust Zone Security]を選択します。
表示されたダイアログボックスで、[Make changes to this computer]オプションボタンをオンにし、 ボタンを選択します。
[Local Intranet]を選択し、レベルを "Full Trust" に設定します。
ボタンを選択し、次に ボタンを選択します。
Natural 6.3 の必要条件は次のとおりです。
SQL データベースにアクセスするには、Entire Access 5.3 または 6.1。 スクロール可能なカーソルおよび Unicode サポートについては、Entire Access 6.1 が必要です。
Natural RPC を使用するには、EntireX Communicator 7.2 または 7.3。
リモート Adabas データベースシステムにアクセスするには、Entire Net-Work 2.6。
Adabas 6(オープンシステム)または 8(メインフレーム)にリモートアクセスするには、Entire Net-Work 7.3.2 が必要です。
Natural for Tamino を使用するには、Tamino 4.4。
Natural Web インターフェイスを使用するには、Apache や IIS などの HTTP サーバー。
Natural 6.3 には次の製品へのインターフェイスが備わっています。
Adabas 3.3
Adabas 5.1
Adabas 6.1(Natural のサポート内容は Adabas 5.1 の機能に基づいています。 ラージオブジェクトなどの Adabas 6.1 の新機能はサポートされていません。また、マルチフェッチは新しいデータベースタイプ ADA2 では実行できません)
Natural バージョン 6.2 以降では、Natural ライブラリのディレクトリファイル FILEDIR.SAG の構造が変更されています。 詳細については、『オペレーション』ドキュメントの「Natural の移植可能なシステムファイル」を参照してください。
Natural バージョン 6.1 がすでにインストールされていて、Natural バージョン 6.2 以降をインストールする場合は、バージョン 6.2 以降はバージョン 6.1 と同じ FUSER
をデフォルトで使用します。 この場合は、既存のオブジェクトをバージョン 6.2 以降で変更すると、古いバージョンの Natural で読み取れなくなります。 この問題を回避するには、インストール時に新しい FUSER
を定義する必要があります。 新しい FUSER
は、[Database Settings]インストール画面で定義できます。 PC へのインストール時には、この画面はセットアップタイプの[Custom]を選択した場合にのみ表示されます。
以下の説明は、Natural または Natural ランタイムを Windows Vista にインストールする場合に適用されます。
インストール時に、インストール場所を指定するように求められます。
システム変数 %ProgramFiles%
の設定で定義されているフォルダ内の場所を指定した場合は、Natural のサブフォルダは別の場所にインストールされます。 この場合、次のサブフォルダは指定した場所にインストールされます。
bin
terminal
trace
debug
他のすべてのサブフォルダは、%ALLUSERSPROFILE%
システム変数の設定に従って、次のフォルダにインストールされます。
%ALLUSERSPROFILE%\Software AG\Natural
%ProgramFiles%
フォルダ内ではない場所を指定した場合は、すべてのサブフォルダは指定した場所にインストールされます。 この場合は、サブフォルダが別の場所にインストールされることはありません。
以下の説明は、Natural または Natural ランタイムを PC にインストールする場合にのみ適用されます(ファイルサーバーへのインストールには適用されません)。
Natural をインストールすると、"SAG Natural Users" という名前のローカルな Windows ユーザーグループが作成されます。 デフォルトでは、ユーザー "EVERYONE" がこのユーザーグループに割り当てられます。
ユーザーグループ "SAG Natural Users" は、インストールされたすべてのオブジェクトに対する完全な書き込み権限を付与されます。 ユーザー "EVERYONE" であるため、すべてのユーザーがインストールされたすべてのオブジェクトに対する書き込み権限を持つことになります。 これらの権限を制限するには、ユーザーグループ "SAG Natural Users" からユーザー "EVERYONE" を削除し、次に必要なユーザーすべてをこのグループに手動で追加します。 そのためには、[Local Users and Groups]を選択します。
の順に移動し、Windows ユーザーグループ "SAG Natural Users" が作成された場合は、インストールの完了時に再起動が必要です。 このユーザーグループが(以前のインストールで)すでに作成されている場合は、この再起動は発生しません。