このセクションでは、次のトピックについて説明します。
オンラインドキュメントファイルの接頭辞は E3* と T3* です。 オンラインドキュメントには、オンラインで表示および実行できるプログラム例が含まれています。 Natural Web インターフェイスのインストールに応じて、ライブラリ SYSWEB
からサブプログラム NAT-DOCU
を呼び出して、Web ブラウザでオンラインドキュメントのメインページを表示します。
オンラインドキュメントを呼び出す URL の例
http://yourserver/yourcgi/sysweb/nat-docu
注意:
オンラインドキュメントを表示するには、Natural Web インターフェイスの HTTP サーバーエクステンションがインストールされており、適切な Natural RPC/DCOM サーバーが起動されている必要があります。 ライブラリ SYSEXT
のプログラム USR1057N にアクセスするには、steplib を SYSEXT に追加するか、またはプログラムをシステムライブラリにコピーします。
パラメータの定義 | |
---|---|
i/ |
入力変数 |
o/ |
出力変数 |
/o |
オプション変数 |
/m |
必須変数(指定する必要があります) |
/M |
必須変数。 指定されていない場合は、特定の部分が生成されません。 |
/H |
変数は HTML に変換されます。 |
/X |
変数は XML に変換されます。 |
/U |
変数は URL に変換されます。 |
Natural Web インターフェイスの基本モジュール名は、接頭辞 W3
で始まります。
基本モジュールによって、Natural サブプログラムと HTTP サーバーエクステンションの通信が可能になります。 Natural Web インターフェイス の他のすべてのプログラムでは、これらのプログラムを使用します。
転送されるデータの量とフォーマットを定義したり、変換テーブルを変更したり、エラーページを変更したりするために、管理用の変更を加えることができます。
注意:
以下の表では、使用可能な新しいプログラムはすべて italics フォントで示されています。 カッコ内のプログラム名は、近い将来に廃止されます。 説明に記述されているプログラム名を使用してください。
プログラム | 説明 |
---|---|
W3CLEAR |
出力ページをクリアします。 |
W3CONTENT-TYPE
|
ドキュメントのコンテンツタイプを設定します。 |
W3COUNTER |
出力エリアの最大バイト数、および現在書き込まれているバイト数を返します。 |
デフォルトのエラーページを生成します。 | |
|
出力ページに HTML 文字列を書き込み、特殊文字を HTML で有効な表現に変換します。 |
HTTP 設定を出力ページに書き込みます。 | |
W3INFO |
内部設定を返します。 |
W3INIT W3END |
SYSWEB を初期化し、HTTP サーバーに返されるドキュメントを準備します。 |
すべての変数をリストします。 | |
W3LOCATION
|
このページの代わりに呼び出されるページの場所を設定します。 |
|
HTTP サーバーによって送信される変数を読み取ります。 |
W3READ-ENVIRONMENT-TEXTAREA |
テキストエリアによって設定される変数を読み取り、その変数を個別の行に分割します。 |
W3READ-ENVIRONMENT-GROUP
|
同じ名前を持つ環境変数をすべて読み取ります。 |
|
テキスト文字列を出力ページに書き込みます。 |
W3NEWLINE |
改行を出力ページに書き込みます。 |
(W3SPACE) |
W3TEXTDYNAMIC " " に置き換えます。
|
W3-QUOTE-DQUOTE |
文字セット非依存の特殊文字を返します。 |
ASCII を HTML の特定のエンコードに変換します。 | |
ASCII を XML の特定のエンコードに変換します。 | |
ASCII を URL の特定のエンコードに変換します。 |
プログラム | 説明 |
---|---|
W3REPLACE
|
出力ページで特定の文字列を検索し、新しい文字列に置き換えます。 |
W3READ-OUTPUT
|
すでに書き込まれている出力ページを読み取ります。 |
HTML エクステンションのすべてのプログラム名に、接頭辞 H3
が使用されます。 この外部サブルーチン(ソースコードが付属しています)では HTML を生成し、Natural Web インターフェイスの基本モジュールを使用します。
このプログラムは、HTML の構文に完全に対応しているわけではありません。 また、Web ブラウザによっては、一部の拡張機能がサポートされていない場合があります。 拡張機能が必要な場合は、付属のプログラムのソースコードを拡張するか、または独自のプログラムを作成します。
プログラム | 説明 | HTML タグ |
---|---|---|
H3-ANCHOR |
アンカータグを作成します。 |
|
H3-BUTTON |
リセット/実行ボタンを作成します。 |
|
H3-CHECKBOX-GROUP |
チェックボックスグループを生成します。 |
|
H3-COMMENT
|
コメント行を作成します。 |
|
H3-HEADER |
ヘッダータグを生成します。 |
|
H3-IMAGE |
イメージタグを生成します。 |
|
H3-INPUT |
テキスト、パスワードまたは非表示の入力フィールドを生成します。 |
|
改行を設定します。場合によっては後ろにテキストが追加されます。 |
|
|
入力フィールドのフォームタグを開始します。 |
|
|
HTML ドキュメントを介し及び終了します。 |
|
|
整列された、または整列されていない、メニューあるいはディレクトリリストを生成します。 |
|
|
H3-PARAGRAPH
|
テキストが追加されたパラグラフを生成します。 |
|
H3-RADIO-GROUP
|
ラジオボタングループを生成します。 |
|
H3-RULE |
横罫線を設定します。 |
|
H3-SCROLLING-LIST |
スクロールリストを生成します。 |
|
テーブルを生成します。 |
|
|
H3-TAG |
汎用タグを生成します。 |
|
H3-TEXT-AREA
|
'テキストエリア' を生成します。 |
|
H3-TEXT-TO-HTML
|
Natural 文字列の内容を 'HTML' に変換します。 |
|
Natural 文字列の内容を 'URL デコード形式' に変換します。 |
||
'時刻/日付' 文字列を生成します。 |
generated: Mon, 17 Jan 2005 15:35:18 GMT |
プログラム | 説明 |
---|---|
WEB-WIZ |
NATURAL Web インターフェイスによって呼び出されるサブプログラムのスケルトンを生成します。 |
WEB-ONL |
Natural Web インターフェイスのサブプログラムをオンラインで実行します。 |
プログラム | 説明 |
---|---|
NAT-LIB |
すべての Natural ライブラリをリストします。 |
NAT-DIR |
特定の Natural ライブラリの内容をリストします。 |
NAT-ENV |
呼び出された Natural サブプログラムに渡されるすべてのパラメータをリストします。 |
NAT-HTML |
HTML を含む Natural ソースを表示します。 |
NAT-INFO |
Natural Web インターフェイスの現在の設定を表示します。 |
NAT-LIST |
Natural ソースオブジェクトを表示します。 |
NAT-DOCU |
オンラインドキュメントを表示します。 |
付属のデモアプリケーションでは、選択機能を使用した簡単なファイルメンテナンスを行います。 デモンストレーションは、Adabas のファイル EMPLOYEES に基づいています。 このアプリケーションを実行するには。Adabas がアクティブである必要があります。active.
デモアプリケーションは 2 つの実装が提供されています。
JavaScript を使用する実装。名前の接頭辞は D4*。
HTTP サーバーエクステンションのインストールに応じて、ライブラリ SYSWEB からサブプログラム D4ENTER を呼び出します。
デモアプリケーションを呼び出す URL の例
http://yourserver/yourcgi/sysweb/
d4enter
標準 HTML 3.2 を使用する実装。名前の接頭辞は D3*。
HTTP サーバーエクステンションのインストールに応じて、ライブラリ SYSWEB からサブプログラム D3MENU を呼び出します。
デモアプリケーションを呼び出す URL の例
http://yourserver/yourcgi/sysweb/
d3menu
使用されるすべての画像は、Natural Web インターフェイスに付属しています。 これらの画像は、HTTP サーバーのリモート ディレクトリ PICTURES
の pictures
ディレクトリに保存してください。 別のリモート ディレクトリ名を使用する場合は、HTTP サーバーエクステンションの初期化ファイルにある環境変数 PICTURES
に、該当のリモートディレクトリ名を設定します。
D4* の例のための JavaScript ファイルは、Natural Web インターフェイスに付属しています。 これらのファイルは、HTTP サーバーのリモート ディレクトリ /javascript
の javascript
ディレクトリに保存してください。 別のリモート ディレクトリ名を使用する場合は、HTTP サーバーエクステンションの初期化ファイルにある環境変数 JAVASCRIPT
に、該当のリモートディレクトリ名を設定します。