編集する新しいオブジェクトの名前を指定すると、次のようなエディタ画面が表示されます。
EDIT-NAT:NATLIB1(JOB1JCL)-Program->Struct-Free-78K ------------ Columns 001 072 COMMAND===> SCROLL===> CSR ****** ****************************** top of data ***************************** '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' '''''' ****** **************************** bottom of data **************************** Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Split End Suspe Rfind Rchan Up Down Swap Left Right Curso |
この画面のレイアウトは、使用する Software AG 製品によって異なる場合があります。
画面の先頭行には、Software AG Editor が起動した環境に応じて、編集するオブジェクトが表示されます。 上記の例では、JOB1JCL
が新しいオブジェクトの名前です。NATLIB1
は、Natural ライブラリであるオブジェクトライブラリです。
次のセクションでは、エディタ画面の各入力エリアについて説明します。
Software AG Editor 画面には 4 つの入力エリアがあります。
コマンド行は[COMMAND===>]で示されます。
コマンド行は、「メインコマンドの概要」で説明しているエディタメインコマンドを入力する場合に使用します。
スクロールフィールドは[SCROLL===>]で示されます。
スクロールフィールドは、「スクロールフィールドの設定」で説明しているデフォルトのスクロール量を指定する場合に使用します。
エディタ画面の左端 6 桁は接頭辞エリアと呼ばれます。 接頭辞エリアには、一連のアポストロフィ(''''''
)またはアスタリスク(******
)、ソース行の番号またはテキストが表示されます。 接頭辞エリアは、「行コマンドの概要」で説明している行コマンドを入力する場合に使用します。
編集エリアは、接頭辞エリアの右部分です。 データの入力に使用します。
編集セッションは、Software AG Editor 画面にデータを入力するか、またはエディタメインコマンド(「メインコマンドの概要」)や行コマンド(「行コマンドの概要」)を使用することによって開始できます。
このセクションでは、エディタ画面の編集エリアに表示されているデータのスクロールに使用できるコマンドと設定についてい説明します。
多くの場合、データをスクロールするコマンドは、次の PF キーに割り当てられています。
PF7(メインコマンド UP
)。データの最上位方向にスクロールします。
PF8(メインコマンド DOWN
)。データの最下位方向にスクロールします。
PF10(メインコマンド LEFT
)。データを左にスクロールします。
PF11(メインコマンド RIGHT
)。右にスクロールします。
スクロールフィールド([SCROLL===>])に、スクロール設定を入力できます。 この設定を使用して、上記の PF キーにスクロールの大きさを設定します。また、次のページのスクロール用メインコマンドとともに使用する設定もあります。
スクロールフィールドに指定可能な設定は、次のとおりです。
スクロール設定 | 説明 |
---|---|
number |
指定した number 行だけ上または下にスクロールします。
指定した |
CSR
(デフォルト) |
カーソルがテキスト行の上にある場合は、カーソル位置まで下にスクロールします。 カーソル行がテキストの先頭行になります。
上にスクロールする場合は、カーソル行がテキストの最終行になります。 カーソルがコマンド行にある場合は、1 ページ分だけスクロールします。 カーソル位置まで右または左にスクロールします。 |
DATA |
1 ページの長さから 1 行引いた分だけスクロールします。
下にスクロールする場合は、最下行が最上行になります。 上にスクロールする場合は、最上行が最下行になります。 右にスクロールする場合は、最終列が先頭列になります。 左にスクロールする場合は、先頭列が最終列になります。 |
HALF |
半ページだけ任意の方向にスクロールします。 |
LINE |
行の先頭まで上にスクロールまたは行の終わりまで下にスクロールします。 |
MAX |
データの最上位または最下位までスクロールします。
データの右端または左端までスクロールします。 |
PAGE |
1 ページ分だけ任意の方向にスクロールします。 |
PARA |
次のパラグラフの最初の文字まで上または下にスクロールします。 |
SENT |
現在の文の最初の文字まで上にスクロールするか、または次の文の最初の文字まで下にスクロールします。
上にスクロールする場合は、文の最初の文字の上にカーソルがあると、前の文の最初の文字までスクロールします。 |
WORD |
次の単語の最初の文字まで上にスクロールするか、または次の単語の最初の文字まで下にスクロールします。 |
指定した行にデータをスクロールする LOCATE
メインコマンド以外にも、垂直方向および水平方向のスクロール用にいくつかのメインコマンドが用意されています。
次の表に、使用可能なすべてのスクロール用コマンドおよびその意味を示します。
メインコマンド | 説明 |
---|---|
BOTTOM
または
|
編集するオブジェクトの最後にスクロールします。 |
TOP
または
|
編集するオブジェクトの最初にスクロールします。 |
DOWN |
スクロールフィールドに指定されている分だけ前にスクロールします。 |
DOWN n |
n 行前にスクロールします。
|
+n |
n 行前にスクロールします。
|
UP |
スクロールフィールドに指定されている分だけ後ろにスクロールします。 |
UP n |
n 行後ろにスクロールします。
|
-n |
n 行後ろにスクロールします。
|
LEFT |
スクロールフィールドに指定されている分だけ左にスクロールします。 |
LEFT n |
n 列左にスクロールします。
|
RIGHT |
スクロールフィールドに指定されている分だけ右にスクロールします。 |
RIGHT n |
n 列右にスクロールします。
|
FIX n |
右向きにスクロールしたときに表示したままにしておく列(列 1 から開始)の数 n を指定します。
|
エディタ画面の最上位に特定の行を表示する(つまり、現在の行にする)場合は、現在の行にする行を記述したパラメータを指定して LOCATE
メインコマンドを使用します。
L 32
行 32 を現在の行にします。
32
上記と同様です。
L .X
.X
というラベルの行を現在の行にします。
L 'ABC'
文字列 ABC
で始まる最初の行が現在の行になります(ディレクトリリストなどのソート済みデータを表示する場合に有効)。
LOCATE
コマンドと FIND
コマンドには次に示す違いがあることに注意してください。
文字列を指定して LOCATE
コマンドを発行すると(L 'ABC'
)、この文字列が列 1 から始まっている場合にのみ検出されます。 FIND
コマンドではソースワークエリア全体が検索されます。
LOCATE
コマンドを使用した場合、検索するデータはアルファベット順に昇順ソートされているとみなされます。
LOCATE
コマンドを使用して行が検出された場合、カーソルは接頭辞エリアに置かれます。FIND
コマンドの場合、カーソルは検出された文字列の上に置かれ、その行は必ずしも現在の行になるとは限りません。
EXCLUDE
メインコマンドを使用すると、特定の行を非表示にできます。 例えば、次のコマンドを実行します。
EXC 'ABC' .X .Y ALL
.X
および .Y
でラベルが付けられたブロック内で、文字列 ABC
を含むすべての行が非表示になります。 条件を指定しないで EXCLUDE
コマンドを実行すると、現在の行が非表示になります。 各非表示行または行のブロックは、点線と非表示となった行数を示すメッセージとで置き換えられます。
非表示の行を再表示するには、INCLUDE
メインコマンドを使用します。 例えば、次のコマンドを実行します。
IN C'Abc' ALL
入力した文字列に完全に一致する文字列 Abc
を含む非表示の行がすべて表示されます。 条件を指定しないで INCLUDE
コマンドを実行すると、非表示にされたブロックの先頭行が再表示されます。
EXCLUDE
および INCLUDE
メインコマンドは、FIND
コマンドで説明されているものと同じ文字列と検索オペランドを使用して発行できます。ただし、ALL
検索方向オペランドを使用すると、指定した文字列を含むすべての行で表示と非表示が切り替えられります。
また、次に示す行コマンドのいずれかを使用することによって、行の表示または非表示を切り替えることもできます。
行コマンド | 説明 |
---|---|
X |
この行を非表示にします。 |
nX |
次の n 行を非表示にします。
|
XX |
非表示にするデータブロックの先頭行をマークします。 XX 行コマンドをもう 1 回実行してブロックを指定する必要があります。 2 番目の XX を入力した後に非表示に切り替えられます。
|
F |
この行を再表示するか、または非表示にされたブロックの先頭行を再表示します。 |
Fn |
非表示にされたブロックの最初の n 行を再表示します。
|
Ln |
非表示にされたブロックの最後の n 行を再表示します。
|
メインコマンド XSWAP
を発行すると、非表示の行と表示されている行を入れ替えることができます。
次に示す適切な行コマンドを使用すると、境界の位置(BNDS
メインコマンドを使用して設定)、タブの位置(TABS
メインコマンドで設定)、および編集エリアの任意の行の列位置を表示できます。
行コマンド | 説明 |
---|---|
BNDS |
この行の境界位置を表示します。 |
COLS |
この行の列位置を表示します。 |
TABS |
この行のタブ位置を表示します。 |
境界とタブの設定の詳細な手順と例については、「データの作成と変更」の関連セクションを参照してください。