バージョン 4.2.5
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行コマンドの概要

このセクションでは、Software AG Editor に用意されている各行コマンドの概要を説明します。

行コマンドの使用に関する全般的な情報については、「コマンドの使用」を参照してください。

行コマンド 説明
)  この行を 1 列右に移動します。
)n 行の他のデータに関係なく、この行を、n 列右に移動します。移動された行のデータが失われる場合があります。
))n n 列右に移動するブロックの最初の行をマークします。 ブロックの最後の行をマークするには ))n がもう 1 つ必要です。 ブロックの他のデータに関係なく、ブロックが移動されます。移動されたブロックのデータが失われる場合があります。
(  この行を 1 列左に移動します。
(n 他のデータに関係なく、この行を、n 列左に移動します(移動された行のデータが失われる場合があります)。
((n n 列左に移動するブロックの最初の行をマークします。 ブロックの最後の行をマークするには ((n がもう 1 つ必要です。
< この行のデータを 1 列左に移動します。
>  この行のデータを 1 列右に移動します。
>n この行のデータを右に n 列移動します(または最後の空白以外の文字まで移動します。データは失われません)。
>>n 右に n 列(または最後の空白以外の文字まで)移動するブロックの最初の行をマークします。 ブロックの最後の行をマークするには >> がもう 1 つ必要です。
<n  この行のデータを左に n 列(または最初の空白以外の文字まで)移動します。
<<n 左に n 列(または最初の空白以外の文字まで)移動するブロックの最初の行をマークします。 ブロックの最後の行をマークするには << がもう 1 つ必要です。
A  移動行コマンド(MMnMM)またはコピー行コマンド(CCnCC)の対象行をマークします。 移動またはコピーされた行は、この行の後ろに挿入されます。
B  移動行コマンド(MMnMM)またはコピー行コマンド(CCnCC)の対象行をマークします。 移動またはコピーされた行は、この行のに挿入されます。
BNDS  この行の境界位置を表示します。
C  行コマンド AB、または O で示された位置にこの行をコピーします。
Cn 行コマンド AB、または O で示された位置に次の n 行をコピーします。
CC  コピーする行のブロックの最初の行をマークします。 コピーするブロックの最後の行をマークするには CC コマンドがもう 1 つ必要です。 行は、行コマンド AB、または O で示された位置にコピーされます。
CX  .X というラベルの行をコピーします。 この行の後ろにデータを挿入します。
CY  .Y というラベルの行をコピーします。 この行の後ろにデータを挿入します。
CX-Y  .X というラベルの行から .Y というラベルの行に、行のブロックをコピーします。 この行の後ろにデータを挿入します。
COLS  この行の列位置を表示します。
D  この行を削除します。
Dn  次の n 行を削除します。
DD  削除するブロックの最初の行をマークします。 削除するブロックの最後の行をマークするには DD コマンドがもう 1 つ必要です。 2 番目の DD が入力された後、削除が実行されます。
DX  .X というラベルの行を削除します。
DY  .Y というラベルの行を削除します。
DX-Y  .X というラベルの行から .Y というラベルの行まで、行のブロックを削除します。
F  除外された最初の行を含めます。
Fn 除外された最初の n 行を含めます。
I 1 行を挿入します。 エディタは挿入モードに切り替わります。 つまり、新しい行にデータを入力するか空白を入力して Enter キーを押すと、新しい行が自動的に挿入され、その位置にカーソルが置かれます。

挿入された行に新しいデータを入力しないで Enter キーを押すと、挿入モードが終了して空行が削除されます(メインコマンド EMPTY の説明も参照)。

また、挿入された行に、定義済みの内容を入力することもできます(メインコマンド MASK を参照)。

nI  n 行を挿入します。 新しい行にデータを入力できます。 Enter キーを押すと、使用されていない行が削除されますが、カーソルのある 1 行の空行は残ります(エディタは挿入モードのままです)。
J  次の行をこの行に連結します。 TJ 行コマンドと同じです。
Ln  除外された最後の n 行を含めます。
LC  この行を小文字に変更します。
LCn  次の n 行を小文字に変更します。
LCC  小文字に変更するブロックの最初の行をマークします。 ブロックの最後の行をマークするには LCC がもう 1 つ必要です。
LJ  この行で設定されている境界内のデータを左境界に揃えます。
LJJ 左に揃える設定済み境界内のデータのブロックの最初の行をマークします。 揃えるブロックの最後の行をマークするには LJJ コマンドがもう 1 つ必要です。 2 番目の LJJ コマンドが発行された後、行揃えが実行されます。
M  行コマンド AB、または O で示された位置にこの行を移動します。
Mn  行コマンド AB、または O で示された位置に次の n 行を移動します。
MM  移動するブロックの最初の行をマークします。 移動するブロックの最後の行をマークするには MM コマンドがもう 1 つ必要です。 行は、行コマンド AB、または O で示された位置に移動されます。
MASK  マスクを作成できる空行をエディタに挿入します。 挿入(In)行コマンドを使用するたびにこの行が挿入され、1 行以上の新しい行が作成されます(メインコマンド MASK の説明も参照)。
MX  .X というラベルの行を移動します。 この行の後ろに挿入します。
MY  .Y というラベルの行を移動します。 この行の後ろに挿入します。
MX-Y  .X というラベルの行から .Y というラベルの行に、行のブロックを移動します。 この行の後ろに挿入します。
N  この行で行われた変更は、Enter キーを押したときに有効になりません。
O  移動行コマンド(MMnMM)またはコピー行コマンド(CCnCC)の対象行としてこの行をマークします。 移動またはコピーされた行はこの行とマージされます。つまり、この行の空白文字は上書きされます。
nO  移動行コマンド(MMnMM)またはコピー行コマンド(CCnCC)の対象行として次の n 行をマークします。 移動またはコピーされた行はこれらの行とマージされます。つまり、これらの行の空白文字は上書きされます。
OO  移動行コマンド(MMnMM)またはコピー行コマンド(CCnCC)用に、対象となる行のブロックの最初の行をマークします。 対象となる行のブロックの最後の行をマークするには OO コマンドがもう 1 つ必要です。

移動またはコピーされた行はこれらの行とマージされます。つまり、これらの行の空白文字は上書きされます。

R  この行を 1 回繰り返します。
nR  この行を n 回繰り返します。
RR  繰り返すブロックの最初の行をマークします。 繰り返すブロックの最後の行をマークするには RR コマンドがもう 1 つ必要です。 2 番目の RR が入力された後、繰り返し処理が実行されます。
RRn  行のブロックを n 回繰り返します。
RJ  この行で設定されている境界内のデータを右境界に揃えます。
RJJ  右に揃える設定済み境界内のデータのブロックの最初の行をマークします。 揃えるブロックの最後の行をマークするには RJJ コマンドがもう 1 つ必要です。 2 番目の RJJ が発行された後、行揃えが実行されます。
S  この行をカーソル位置で始まる 2 行に分割します。 コマンドを入力して行を分割する位置にカーソルを移動し、Enter キーを押します。
T  データをスクロールしてマークした行を最上行にします。
TABS  この行のタブ位置を表示します。
TC  この行で設定されている境界内のデータを中央に配置します。
TCC  中央に配置する設定済み境界内のデータのブロックの最初の行をマークします。 中央揃えにするブロックの最後の行をマークするには TCC コマンドがもう 1 つ必要です。 2 番目の TCC コマンドが発行された後で中央揃えが実行されます。
TE  エディタをテキスト入力モードに切り替えます(画面の最後まで空白画面)。
TF  次の空行まで、この行を後に続く行に連結し続けます。
TFn  この行を次の空行までの後続行と連結します。列 n の右にあるデータは無視します。
TI  現在の行および設定されている境界内のすべての文字の順序を逆にします。
TII  設定されている境界内で順序を逆にするテキストのブロックの最初の行をマークします。 ブロックの最後の行をマークするには TII がもう 1 つ必要です。
TJ  次の行をこの行に連結します(J 行コマンドと同様)。
TO  この行を次の行に連結します。
TOO  連結する設定済み境界内のデータのブロックの最初の行をマークします。 連結するブロックの最後の行をマークするには TOO コマンドがもう 1 つ必要です。 2 番目の TOO が発行された後、関数が実行されます。
TS  この行をカーソル位置で 2 行に分割します。空行も自動的に挿入されますが、使用されなければ削除されます(S 行コマンドと同じです)。
UC  この行を大文字に変更します。
UCn  次の n 行を大文字に変更します。
UCC  大文字に変更するブロックの最初の行をマークします。

ブロックの最後の行をマークするには UCC がもう 1 つ必要です。

W  1 行のウィンドウを開きます。
Wn  n 行のウィンドウを開きます。
WC  データウィンドウをコピーします。 カーソル位置は、コピーされたデータを挿入するためにこの行が分割される列を示します。
WCn  この行を n 列で分割し、分割した行の間にデータをコピーします。
WE  データウィンドウの終わりをマークします。 WS と同じように機能します。 ウィンドウの開始行と終了行が同じ場合は、WS コマンドを WE コマンドで置換します。 設定されたウィンドウの確認として、エディタにより接頭辞エリアにメッセージとして「WW」が表示されます。
WM  データウィンドウを移動します。 WC と同様に機能しますが、元のデータはコピー操作後に削除されます。
WMn  この行を n 列で分割し、分割した行の間にデータを移動します。
WS  データウィンドウの開始をマークします。 カーソル位置は、データの読み込み元である列をマークします。 コマンドが入力される行にカーソルがない場合、列 1 が使用されます。
WSn  データウィンドウはこの行の列 n で開始されます。
.X  この行を .X でマークします。
X  この行を除外します。
nX  次の n 行を除外します。
XX  除外するブロックの最初の行をマークします。 ブロックの 2 行目をマークするには XX がもう 1 つ必要です。
label この行を .label でマークします。 label には、1~4 文字の任意の英文字列を指定できます。 メインコマンド LABEL を参照してください。
.Y  この行を .Y でマークします。

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