SPANCOUNT 機能では、スパニングされたファイルのレコード数をカウントおよび表示します。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
FILE では、スパンドレコードをカウントするファイル番号を指定します。 スパンドレコードをカウントするデータベース中の有効なファイル番号を指定します。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザー ABEND 34(ダンプあり)またはユーザー ABEND 35(ダンプなし)で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力しても ABEND しません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。
スパンドレコードをカウントするファイルのパスワードです。 ファイルがパスワード保護されている場合、このパラメータは必須です。 パスワードは単一引用符でくくります。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。 Adabas の機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。
ADADBS SPANCOUNT 機能を実行できる最大秒数です。 機能に TIMELIMIT パラメータで指定した時間よりも長い時間がかかる場合、機能は中止され、該当するエラーメッセージが出力されます。
デフォルトは 60 秒です。
次の例では、ファイル 17 のスパンドレコードをカウントします。
ADADBS SPANCOUNT FILE=17
結果は次のとおりです。
スパニングされないレコード | 15132 |
プライマリレコード | 19345 |
セカンダリレコード | 43897 |