バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

MODFCB:ファイルパラメータの 修正

MODFCB 機能で、Adabas 非システムファイルの各種のパラメータを修正します。

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注意:
LOBFILE パラメータが指定された場合、同じ実行で FILE パラメータ(必須)と、任意の PASSWORD および TEST パラメータのみを指定できます。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


基本パラメータ

FILE:ファイル番号

FILE は修正する Adabas ファイル番号です。 Adabas システムファイル番号は指定できません。 ファイルにラージオブジェクト(LB)フィールドがある場合は、これが、基本ファイルのファイル番号です。

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オプションパラメータ

ASSOPFAC/ DATAPFAC:ファイルパディングファクタ

ASSOPFAC/DATAPFAC では、アソシエータおよびデータストレージに対して有効とするパディングファクタ(1~90)をそれぞれ指定します。 既存ブロックでは元のパディングファクタが保持されます(「ADAORD ユーティリティ」参照)。

スパンドレコードを含むファイルについては、データストレージパディングファクタ(DATAPFAC)設定は無視されます。 データストレージのスパンが有効になっているファイルに DATAPFAC が指定されると、次の警告が表示されます。

  

 *****DATAPFAC is ignored for files with spanned data storage enabled****** 

リターンコード 4(CC=4)も返されます。

LOBFILE:LOB ファイル番号

LOBFILE では、LOB ファイル基本ファイルに関連付けられた LOB ファイル)の番号を指定します。 このパラメータは(基本ファイル番号に設定された)FILE パラメータと組み合わせて、2 つのファイルを同期しているものとして扱う場合に役に立ちます。

注意:
LOBFILE パラメータが指定された場合、同じ実行で FILE パラメータ(必須)と、任意の PASSWORD および TEST パラメータのみを指定できます。

詳細については、「ラージオブジェクト(LB)フィールドの基本」を参照してください。

MAXDS/MAXNI/MAXUI:最大 2 次割り当て

データストレージ(MAXDS)、ノーマルインデックス(MAXNI)、およびアッパーインデックス(MAXUI)に対する 2 次エクステントごとの最大ブロック数です。

指定値は後に "B" を付加してブロックが指定されている必要があり(MAXDS=8000B など)、65535B を超過する数は使用できません。

パラメータの 1 つが指定されていないか、または"0B" が指定されている場合、コンポーネントに対する最大 2 次エクステントの割り当ては制限されません。

いかなる場合も、Adabas では、これらのパラメータに対して最小 2 次割り当てが行われます。

MAXDS=6B MAXNI=6B MAXUI=15B

これらの最小割り当てよりも低い値を指定すると、最小値が使用されます。

MAXRECL:最大圧縮レコード長

ファイルに許可する最大圧縮レコード長です。 指定値には指定されたファイル内の現在の最大レコードサイズよりも小さい値は使用できません。

NOUSERABEND:アベンドなし終了

機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。

NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。

PASSWORD:ファイルパスワード

このパラメータは、FILE パラメータで指定されたファイルのパスワードが保護されている場合に必要です。

PGMREFRESH:プログラムによるファイルのリフレッシュ

PGMREFRESH オプションでは、特殊 E1 コマンドの発行によって、ユーザープログラムでファイルリフレッシュ機能を実行できるようにするかどうかを設定します。 パラメータが指定されない場合、オプションでは現在のステータスであるオン(YES)またはオフ(NO)のいずれかの状態が保持されます。

RPLUPDATEONLY

RPLUPDATEONLY パラメータを ADADBS MODFCB 機能で使用し、Adabas データベースファイルを、Adabas-to-Adabas レプリケーションの一部として、または他の手段も使用して Event Replicator Server によってのみ更新できるようにするかどうかを指定します。 このパラメータは任意指定です。 有効な値は "YES" または "NO" です。 "YES" の値はファイルが Event Replicator を介してのみ処理できることを、NO の値はファイルが Event Replicator 処理を含む通常の手段で更新できることを示します。 ADADBS MODFCB 機能で RPLUPDATEONLY パラメータに指定された値がない場合はデフォルト値はなく、ファイルに以前使用された値が使用されます。

TEST:構文テスト

TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。 ADADBS 機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。

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ファイル 203 に対して次のような修正を行います。アソシエータパディングファクタは 5 に設定します。データストレージパディングファクタは 5 に設定し、最大データストレージ 2 次エクステントは 100 ブロックに設定します。

ADADBS MODFCB
FILE=203,ASSOPFAC=5,DATAPFAC=5,MAXDS=100B

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