バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

MUPEX:MU フィールドおよび PE フィールドの最大数の設定

MUPEX 機能はファイルの MU フィールドまたは PE グループの指定に使用します。 この機能はディスクリプタで PE フィールドを使用するファイルで実行できないか、またはシステムファイルで実行できません。 また、データストレージでの圧縮レコードの最大サイズによって、オカレンスの最大数も制限されます。

ディスクリプタに PE グループを含むファイルに対する MU/PE カウントを増加させるには、PE グループに関係するあらゆるディスクリプタを(ADADBS RELEASE 機能を使用して)最初に解放する必要があります。 ディスクリプタが解放されると、MUPEX 機能を使用して MUPECOUNT パラメータを "2" に設定でき、(ADADBS INVERT 機能を使用して)ディスクリプタが再インバートされます。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


構文

graphics/util_adadbs_mupex.png

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基本パラメータ

FILE:ファイル番号

FILE では、オカレンスの最大数を設定するファイルを指定します。 MU および PE の制限を設定するデータベース中のファイルの有効なファイル番号を指定します。

システムファイルは変更できません。

MUPECOUNT:カウントフィールドのサイズ

MUPECOUNT では、ファイルに許容される MU および PE オカレンスの最大数を設定します。 有効な値は、"1" または "2" です。

"1" の指定は、ファイルで発生する MU フィールドおよび PE グループの数が 191 を超過しないことを示します。"2" の指定は、ファイルに最大 65,534 の MU フィールドおよび PE グループが含まれることを示します。

MUPECOUNT パラメータに "1" を設定するには、ファイルが空であるか、PE フィールドが設定されていない必要があります。 MUPECOUNT を "2" に設定するには、ファイルが空でない場合は、DE フィールドの一部である PE フィールドをファイルに含めることができません。

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オプションパラメータ

NOUSERABEND:ABEND なし終了

機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザー ABEND 34(ダンプあり)またはユーザー ABEND 35(ダンプなし)で終了します。

NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力しても ABEND しません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。

PASSWORD:ファイルパスワード

MU および PE フィールドカウントを制限するファイルのパスワードです。 ファイルがパスワード保護されている場合、このパラメータは必須です。 パスワードは単一引用符でくくります。 また、この機能が正しく動作するには、パスワードによって更新権限が与えられる必要があります。

TEST:構文テスト

TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。 Adabas の機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。

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次の例で、ファイル 17 に保管できる MU および PE フィールドエレメントの最大数は 65,534 です。

ADADBS MUPEX FILE=17,MUPECOUNT=2

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