このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
FILE はエンコードを変更するファイル番号です。
FACODE パラメータでは、ファイルに保存される英数字フィールドのエンコードを定義します。 ロード済みのファイルに適用できます。 英数字のエンコードは EBCDIC に従わなければなりません(例えばスペース文字は 16 進数 X'40')。 DBCS オンリーの場合を除いて、2 バイト文字セット(DBCS)タイプのエンコードがサポートされます。 提供されるコードページについては、「提供される UES エンコード」を参照してください。
FACODE および UWCODE は、相互排他的なパラメータであり、一方を指定した場合は、他方を指定しないでください。 ただし、いずれか 1 つは指定する必要があります。
UWCODE パラメータでは、ファイルに保存されるワイド文字フィールドのユーザーエンコードを定義します。 ロード済みのファイルに適用できます。 ワイドファイルエンコードが変更されるわけではありません。
ワイド文字フィールドのエンコードを変更するには、ファイルをアンロードし、圧縮解除してから圧縮して、再ロードする必要があります。 提供されるコードページについては、「提供される UES エンコード」を参照してください。
FACODE および UWCODE は、相互排他的なパラメータであり、一方を指定した場合は、他方を指定しないでください。 ただし、いずれか 1 つは指定する必要があります。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。 ADADBS 機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。
次の例では、ADADBS ENCODEF を使用して、ファイル 1425 の英数字フィールドのエンコードをユーザーコードページ 285(CECP:英国、充填文字 X'40' との互換 EBCDIC)に変更します。 ファイル 401 では、ADADBS ENCODEF を使用してワイドフィールドのエンコードをユーザーコードページ 3396(IBM、CCSID 4396、1880 ユーザー定義文字を含む日本語ホスト 2 バイト文字)を変更します。 UWCODE が変更されるため、ファイル 401 をアンロードし、圧縮解除してから圧縮して、再ロードする必要があることに注意してください。
ADADBS ENCODEF FILE=1425,FACODE=285
ADADBS ENCODEF FILE=401,UWCODE=3396