バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

DSREUSE:データストレージブロックの再使用

DSREUSE 機能で、データストレージブロックの割り当てを制御します。

graphics/util_adadbs_dsreuse.png

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


基本パラメータ

FILE:ファイル番号

FILE は DSREUSE 設定を適用するファイルの番号です。

ブロックの再使用は、当初、ADALOD FILE 機能でデータベースにファイルをロードするとき、または ADADEF DEFINE 機能でシステムファイルを定義するときに決定されます。 いずれの場合も、これらの機能で特に指定されない限り、ブロック再使用のデフォルトは "YES" になります。

MODE:再使用モード

有効にするデータストレージブロック割り当てモードです。 MODE=OFF の場合、ADADBS DSREUSE 機能がキャンセルされ、レコード削除の結果解放されるデータストレージブロックが再使用できなくなります。 MODE=ON の場合、データストレージブロックは再使用できます。 MODE= パラメータにはデフォルトはなく、指定する必要があります。

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オプションパラメータ

NOUSERABEND:アベンドなし終了

機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。

NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。

PASSWORD:ファイルパスワード

PASSWORD は、ファイルのセキュリティパスワードを指定しますが、ファイルがパスワード保護されている場合、このパラメータは必須です。

RESET:スペースポインタリセット

RESET パラメータを指定すると、ファイルの先頭から新しいデータストレージスペースが検索されます。

TEST:構文テスト

TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。 ADADBS 機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。

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ファイル 6 のデータストレージブロックは再使用しません。

ADADBS DSREUSE FILE=6,MODE=OFF

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