CHANGE 機能を使用して以下を変更できます。
Adabas フィールドの標準長
通常の英数字(A)フィールドからロング英字(LA)フィールドへ、または
デフォルトフィールドフォーマットをアンパック(U)からパック(P)へ
1 回の機能実行では、これらの変更の 1 つのみを実行できます。
この機能によって、データストレージ内のレコードへの修正は行われません。 したがって、Adabas の定義に基づく新しい標準長とレコード内の実際のバイト数が違うため、ユーザーは、結果が正しくならないフィールドを参照しないようにする必要があります。
Adabas 拡張ファイルのフィールド長を変更する場合は、拡張ファイルの個々のコンポーネントファイルに対して変更を実行する必要があります。 コンポーネントファイルでの CHANGE オペレーションの実行ごとに変更を確認するメッセージが出力され、コンディションコード 4 が返されます。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
長さを変更するフィールドを含むファイルです。 Adabas システムファイルは指定できません。
標準長を変更するフィールドです。 このフィールドとして、FI オプションで定義されたフィールド、または長さゼロが定義されたフィールド(可変長フィールド)は使用できません。 フィールド名は単一引用符(')で囲んで指定します。
新しい標準フィールドフォーマットです。 フィールドフォーマットの変更は、アンパック(U)からパック(P)への変更でのみサポートされています。 サブ/スーパー/ハイパーディスクリプタの親フィールドは変更できません。
FORMAT、LENGTH、OPTION のうちの 1 つを指定する必要があり、1 つだけ指定可能です。
フィールドの新しい標準長です。 長さゼロは指定できず、長さがゼロで定義された既存のフィールド(可変長フィールドなど)を標準長に再定義することもできません。
FORMAT、LENGTH、OPTION のうちの 1 つを指定する必要があり、1 つだけ指定可能です。
新しいフィールドオプションです。 フィールドオプションの変更は、通常の英数字(A)からロング英字(LA)への変更でのみサポートされています。
FORMAT、LENGTH、OPTION のうちの 1 つを指定する必要があり、1 つだけ指定可能です。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。
変更するフィールドを含むファイルのパスワードです。 ファイルがパスワード保護されている場合、このパラメータは必須です。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。 ADADBS 機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。
ファイル 5 のフィールド AB の標準長を 11 バイトに変更します。
ADADBS CHANGE FILE=5,FIELD='AB',LENGTH=11