このドキュメントでは、ADARUN コントロールステートメントで Adabas セッションパラメータを設定する方法について説明します。 次の項目で構成されています。
Adabas セッションパラメータは、次のガイドラインに従って設定します。
次の項目が正確に指定されていることを確認します。
実行プログラム(PROGRAM パラメータを参照)
処理モード(MODE パラメータを参照)
データベースID(DBID パラメータを参照)
セッションを読み取り専用(更新は許可されない)に制限する場合は、READONLY パラメータを指定します。
セッションを Adabas ユーティリティの実行だけに制限したい場合は、UTIONLY パラメータを指定します。
セッション中に有効なバッファサイズおよびテーブルサイズを確認します。
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| ASYTVS、LFIOP、TFLUSH | バッファフラッシュ制御 | 
| LBP | バッファプールの長さ | 
| LCP | セキュリティプール長 | 
| LDEUQP | ユニークディスクリプタプール長 | 
| LDTP | Adabas Transaction Manager バージョン 7.4 以前をインストールしている場合は、このパラメータと DTP=RM を組み合わせて場合、分散トランザクション処理エリア(WORK パート 4)の長さが定義されます。 Adabas Transaction Manager バージョン 7.5 以降をインストールしている場合は、このパラメータで WORK4 インデックスのサイズ(ブロック数)が定義されます。このサイズは、DDWORKR4 上のデータの管理に使用されます。 | 
| LFP | 内部フォーマットプール長 | 
| LI | ISN リストのテーブル長 | 
| LP | データプロテクションエリアのブロック数(WORK パート 1) | 
| LQ | シーケンシャルコマンドのテーブル長 | 
| LRDP | クラスタブロック更新再実行プールの長さ | 
| LS | ソートエリア長 | 
| LU | 中間ユーザーバッファ長 | 
| LWKP2 | WORK パート 2 の長さ | 
| LWP | Adabas ワークプール長 | 
| MSGBUF | SMGT=YES で使用するメッセージバッファ長 | 
| NAB | アタッチドバッファ数 | 
| NC | コマンドキューのエレメント数 | 
| NH | ホールドキューのエレメント数 | 
| NISNHQ | ユーザー当たりのホールドキューの最大レコード数 | 
| NQCID | ユーザー当たりのアクティブコマンド ID の最大数 | 
| NSISN | TBI エレメント当たりの最大 ISN 数 | 
| NT | スレッド数 | 
| NU | ユーザーキューのエレメント数 | 
セッション中に有効なタイムリミットを確認します。
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| CT | コマンドのタイムアウトリミット | 
| MXTNA | 個々のユーザーに対して OP コマンドで設定する非アクティビティタイムリミットの上限値 | 
| MXTSX | 個々のユーザーに対して Sx コマンドで設定する実行回数の上限値 | 
| MXTT | 個々のユーザーに対して OP コマンドで設定するトランザクションタイムリミットの上限値 | 
| TLSCMD | Sx コマンドタイムリミット | 
| TNAA | アクセスオンリーユーザーの非アクティビティタイムリミット | 
| TNAE | ET ロジックユーザーの非アクティビティタイムリミット | 
| TNAX | EXU ユーザーの非アクティビティタイムリミット | 
| TT | トランザクションタイムリミット | 
デュアルプロテクションログを使用する場合、DUALPLD および DUALPLS パラメータが適用されます。
複数の(2~8)プロテクションログデータセットを使用する場合、NPLOG、PLOGDEV、および PLOGSIZE パラメータが適用されます。
コマンドロギングを使用する場合、次のパラメータを適用できます。
 
                       CLOGMAX
 
                       CLOGBMAX
 
                       CLOGLAYOUT
 
                       LOGGING
 
                       LOGABDX、LOGCB、LOGCLEX、LOGFB、LOGIB、LOGIO、LOGMB、LOGRB、LOGSB、LOGUB、LOGUX、LOGVB
                       
                      
            
シーケンシャルコマンドログを使用する場合、LOGGING パラメータが適用されます。
デュアルコマンドログデータセットを使用する場合、DUALCLD および DUALCLS パラメータが適用されます。
複数の(2~8)コマンドログデータセットを使用する場合、NCLOG、CLOGDEV、および CLOGSIZE パラメータが適用されます。
マルチフェッチまたはプリフェッチ機能を使用する場合、次のパラメータを適用できます。
 
                       PREFETCH
 
                       PREFICMD
 
                       PREFIFIL
 
                       PREFNREC
 
                       PREFSBL
 
                       PREFTBL
 
                       PREFXCMD
 
                       PREFXFIL 
                      
            
次のユーザー出口のいずれかをアクティブにするかどうかを決定します。
| ユーザー出口 | 説明 | 
|---|---|
| CDXnn | 照合(ソート)ディスクリプタ処理 | 
| DSFEX1 | DSF=YES で使用される Delta Save Facility ユーザー出口 | 
| HEXnn | ユーザーハイパーディスクリプタ処理 | 
| UEX1 | コマンド実行前のユーザー処理(使用停止) | 
| UEX2 | デュアルログのコピー | 
| UEX3 | ユーザーのフォネティック処理 | 
| UEX4 | コマンド実行後およびコマンドロギング前のユーザー処理 | 
| UEX5 | Adabas Review ハブイベントコントローラ | 
| UEX6 | データ圧縮前のユーザー処理 | 
| UEX8 | メッセージ/ユーティリティのユーザー処理 | 
| UEX9 | ファイルアンロード中のユーザー処理 | 
| UEX11 | コマンド実行前のユーザー処理 | 
| UEX12 | マルチログデータセットのコピー | 
特定のサブシステムおよび関連製品または特定の環境下で、ニュークリアスを実行できるようにします。
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| CACHE | Adabas Caching Facility(ACF) | 
| CLUSTER | Adabas クラスタニュークリアスセッションの制御(ALS または ASM) | 
| DSF | Adabas Delta Save Facility(ADE) | 
| DTP | 分散トランザクション処理のニュークリアスを、リソースまたはトランザクションマネージャ(ATM)として有効にする | 
| FASTPATH | Adabas Fastpath(AFP) | 
| REVIEW | Adabas Review(REV) | 
| SMGT | 拡張エラー処理(PIN)およびメッセージバッファリングサブシステム | 
| STP | トリガおよびストアドプロシージャ機能 | 
| VISTA | Adabas Vista(AVI) | 
CLUSTER が LOCAL または SYSPLEX の場合、クラスタ環境設定を決定します。
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| CLOGMRG | クラスタコマンドログを自動的にマージします。 | 
| CLUCACHENAME | クラスタキャッシュ構造/エリア名 | 
| CLUCACHESIZE | 並列クラスタグローバルキャッシュエリアのサイズ | 
| CLUCACHETYPE | 並列クラスタグローバルキャッシュエリアの構成タイプ | 
| CLUGROUPNAME | クラスタ名 | 
| CLULOCKNAME | クラスタロック構造/エリア名 | 
| CLULOCKSIZE | 並列クラスタグローバルロックエリアのサイズ | 
| DIRRATIO/ELEMENTRATIO | データ要素に対するディレクトリエントリの比率 | 
| LRDP | クラスタブロック更新再実行プールの長さ | 
| MXCANCEL | キャンセルされたピアニュークリアスが終了するまでのタイムリミット | 
| MXMSG | ニュークリアス間コマンドが処理されるまでのタイムリミット | 
| NUCID | クラスタニュークリアス ID | 
ネットワーク内のニュークリアスのステータスを判定します。
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| LOCAL | ニュークリアスのネットワーク接続 | 
| TCPIP | ニュークリアスへの TCP/IP ダイレクトリンク | 
| TCPURL | TCP/IP リンクの場所 | 
次のパラメータのうち、セッションに適用可能なものを確認します。
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| DEVICE | アソシエータの第 1 ブロックのデバイスタイプ | 
| FORCE | ID テーブル内のアクティブなデータベース ID 設定の無視 | 
| IGNDIB | データ保全ブロック(DIB)内のアクティブなニュークリアスエントリの無視 | 
| IGNDTP | DTP=RM で使用するスタートアップ時の WORK パート4 内のデータの無視 | 
| NONDES | 非ディスクリプタ検索 | 
| OPENRQ | オープンコマンドが必須 | 
| PLOGRQ | 選択/ノーマルプロテクションログ必須 | 
| QBLKSIZE | シーケンシャルデータセットのブロックサイズ | 
アベンドの後、自動再スタートを実行するときに、オプションの AREXCLUDE パラメータを使用すると、問題のあるファイルが処理から除外されます。
Adabas セッションの統計は、セッション終了時に自動的に出力される他、Adabas セッション中にも表示できます。 この統計を参照して、各パラメータを最適化できます。 Adabas Online System もセッション統計の取得に使用されることがあります。
いくつかの ADARUN パラメータは、オペレーティングシステムに依存するので、操作環境に従って設定する必要があります。
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| CMADDR | 共通メモリプールの開始アドレス | 
| CMDQMODE | コマンドキューメモリプールの場所 | 
| CMFIX | 共通メモリプールの固定位置 | 
| CMLADDR | 16MB 境界の下(CMADDR 参照) | 
| CMLFIX | 16MB 境界の下(CMFIX 参照) | 
| CMLSCOPE | 16MB 境界の下(CMSCOPE 参照) | 
| CMLSIZE | 16MB 境界の下(CMSIZE 参照) | 
| CMSCOPE | 共通メモリプールへのアクセス | 
| CMSIZE | 共通メモリプールの使用とサイズ | 
| GROUPS | リソース命名制約 | 
| IDTNAME | ID テーブル名 | 
| TAPEREL | テープの処理 | 
| TASKCTGY | Adabas タスクカテゴリ制御 | 
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| SVC | z/OS または VSE の Adabas 用 SVC 割り当て | 
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| xxxxCACHE | 必要に応じて Adabas コンポーネントのコントローラキャッシングを無効化します。 明示的に無効化しなかった場合、キャッシングは有効です。 |