バージョン 8.1.3
 —  メッセージおよびコード  —

DSF* - Delta Save Facility メッセージ

Adabas Delta Save Facility を処理しているときに発生するすべてのメッセージについて説明します。

オペレータコンソールに表示されるメッセージは、メッセージ番号に続けてデータベース ID が表示されます。 ジョブプロトコルに返されるメッセージの場合、メッセージ番号は 1 回だけで、データベース ID は表示されません。

次のメッセージグループについて説明します。


Top of page

ニュークリアス関連のコンソールメッセージ(DSF001~DSF029、DSF02A~D)

このセクションでは、Adabas ニュークリアスセッション中に Delta Save Facility により表示されるすべてのメッセージについて説明します。 これらのメッセージはすべてオペレータコンソール上に表示されます。

Overview of Messages

DSF001 | DSF002 | DSF003 | DSF004 | DSF005 | DSF006 | DSF007 | DSF008 | DSF011 | DSF012 | DSF013 | DSF014 | DSF015 | DSF016 | DSF017 | DSF018 | DSF019 | DSF020 | DSF021 | DSF022 | DSF023 | DSF024 | DSF025 | DSF026 | DSF027 | DSF028 | DSF029 | DSF02A | DSF02C | DSF02D
DSF001 RUNNING WITH DELTA SAVE FACILITY
説明:

ADARUN パラメータ DSF=YES を伴ってニュークリアスが始動しました。 このニュークリアスセッションでは、DSF 機能を実行できます。


DSF002 THE DSF LOGGING AREA IS NOT INSTALLED
説明:

このメッセージは、Delta Save Facility ステータスを示すメッセージです。 DSF ロギング(DLOG)エリアが作成されていなければ、デルタセーブオぺレーションをいっさい実行できません。

対処:

DSF を使う場合は、Adabas Online System の "INSTALL DSF(DSF のインストール)" 機能を使ってロギングエリアを定義します。


DSF003 DSF LOGGING IS DISABLED
説明:

このメッセージは、Delta Save Facility ステータスを示すメッセージです。 デルタセーブ操作が使用不可能になっています。


DSF004 DSF LOGGING IS ENABLED
説明:

このメッセージは、Delta Save Facility ステータスを示すメッセージです。 デルタセーブ操作が使用可能な状態にあることを示しています。


DSF005 count DLOG AREA BLOCKS OUT OF total USED (nn%)
DSF005 PENDING DLOG AREA OVERFLOW; PERFORM DELTA SAVE OPERATION
説明:

このメッセージは、DSF ロギング(DLOG)エリアの使用率を示します。 2 つ目のメッセージは、DLOG エリアの使用が 90 %以上の場合にのみ出力され、DLOG エリアがもう少しで一杯になることを示します。 エリアがオーバーフローすると、デルタセーブ操作は不可能になります。

対処:

DLOG エリアのオーバーフローが発生しそうな場合は、エリアがオーバーフローする前にデルタセーブ操作を実行します。


DSF006 DSF LOGGING AREA NOT INITIALIZED
DSF006 REINSTALL THE DLOG AREA
説明:

このメッセージは、DSF ロギング(DLOG)エリアの初期化が中断されたことを示します。 DLOG エリアを最初からインストールしなければなりません。

対処:

DLOG エリアを削除し、再インストールします。


DSF007 DSF LOGGING AREA NOT INITIALIZED
DSF007 DSF LOGGING NOT ENABLED AT END OF SAVE
説明:

このメッセージは、DSF ロギング(DLOG)エリアの初期化が中断されたことを示します。 オンラインフルセーブ操作は完了しましたが、セーブの最後で DSF ロギングが使用可能になりませんでした。 デルタセーブ操作を実行できません。

対処:

DLOG エリアを削除し、再インストールします。 もう一度フルセーブ操作を実行します。


DSF008 I/OS INITIATED BY DELTA SAVE FACILITY:
DSF008 read-count READS, write-count WRITES
説明:

このメッセージは、Adabas ニュークリアスの遮断時に出力されます。現在のニュークリアスセッション中に Delta Save Facility によって開始されたI/O 操作の回数を示します。


DSF011 ONLINE FULL SAVE OPERATION COMPLETED
説明:

このメッセージが表示されなければ、すでに出力セーブデータセットが ADASAV によってクローズされていても、Delta Save Facility でのオンラインフルセーブ操作は正常に終了されません。

対処:

DSF ロギングエリアがリセットされます。 DSF ロギングが使用不能であれば、DSF ロギングが使用可能にされます。


DSF012 ONLINE DELTA SAVE OPERATION COMPLETED
説明:

このメッセージが表示されなければ、すでに出力セーブデータセットが ADASAV によってクローズされていても、オンラインデルタセーブ操作は正常に終了されません。

対処:

DSF ロギングエリアがリセットされます。


DSF013 DELTA SAVE ID = fsnum / dsnum / date-time
説明:

このメッセージは、DSF005、DSF011 または DSF012 メッセージに続けて表示されます。 たった今完了したフルセーブまたはデルタセーブ操作のデルタセーブ ID を示します。 fsnum はフルセーブ番号を示し、dsnum はデルタセーブ操作の番号を示します。


DSF014 DSF LOGGING HAS BEEN ENABLED
説明:

以前に DSF ロギングが使用不能になっていた場合、DSF011 および DSF013 メッセージに続けて表示されます。 DSF ロギングは操作の終わりに使用可能にされました。 デルタセーブ操作を実行できます。


DSF015 DISABLE DSF REQUESTED BY AOS COMMAND
説明:

Adabas Online System によって DISABLE DSF(DSF 使用不可)コマンドが発行されました。

対処:

DSF ロギングが使用不能になります。


DSF016 DSF LOGGING HAS BEEN DISABLED
説明:

このエラーの原因は、前のメッセージのエラーを継承しています。 デルタセーブ操作を実行できません。

対処:

デルタセーブ操作を再試行する前に、フルセーブ操作を実行します。


DSF017 INITIALIZING THE DSF LOGGING AREA
説明:

Adabas Online System を介して INSTALL DSF(DSF のインストール)または CHANGE DLOG AREA(DLOG エリアの変更)コマンドが発行されました。

対処:

DSF ロギングエリアが初期化されました。 初期化の完了は、メッセージ DSF018 によって示されます。


DSF018 THE DSF LOGGING AREA HAS BEEN { INSTALLED | CHANGED }
説明:

INSTALL DSF(DSF のインストール)または CHANGE DLOG AREA(DLOG エリアの変更)コマンドが完了しました。


DSF019 THE DSF LOGGING AREA HAS BEEN REMOVED
説明:

REMOVE DSF(DSF の削除)コマンドが実行されたか、DSF=NO でニュークリアスが起動されて DSF ロギングエリアが削除されました。


DSF020 DSF LOGGING AREA OVERFLOW
説明:

データベースの変更回数が多すぎたため、DSF ロギング(DLOG)エリアに収容できません。 DLOG エリアは一杯です。 デルタセーブ操作を実行できません。

DSF ロギングが使用不能になります。

対処:

デルタセーブ操作を再試行する前に、フルセーブ操作を実行します。 今後の DLOG エリアのオーバーフローを防止するために、DLOG エリアを大きくするか、デルタセーブ操作の回数を増やします。


DSF021 I/O ERROR { READING | WRITING } DLOG RABN rabn
説明:

示されたアソシエータ RABN 上で DSF ロギング(DLOG)エリア内の I/O エラーが発生しました。

DSF ロギングが使用可能になっている場合は、使用不能になります。

対処:

I/O エラーの原因を探して排除します。 DLOG エリアを削除し、再インストールします。


DSF022 FATAL I/O ERROR { READING | WRITING } DLOG HEADER RABN rabn
説明:

示された RABN、DSF ロギング(DLOG)エリアの第 1 ブロック上で I/O エラーが発生しました。

注意:
警告:このエラーが発生したら、デルタセーブ操作を行わないようにしてください。 デルタセーブが正常に終了しても、出力が誤っている可能性があります。

Delta Save Facility はニュークリアスを異常終了します。

対処:

I/O エラーの原因を探して排除します。 DLOG エリアを削除し、再インストールします。


DSF023 DLOG AREA HEADER RABN rabn BAD ( # rr )
DSF023 REINSTALL DLOG AREA or
DSF023 DLOG AREA DETAIL RABN rabn BAD ( # rr AT +xxxx
DSF023 REINSTALL DLOG AREA
説明:

示された DSF ロギング(DLOG)エリアのブロックに矛盾が検出されました。 rabn はアソシエータブロック番号を示し、rr は内部理由コード、xxxx はエラーが検出されたブロック内のオフセットを示します。

DSF ロギングが使用可能になっている場合は、使用不能になります。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡して問題の原因を探します。 DLOG エリアを削除し、再インストールします。


DSF024 INCONSISTENT DELTA SAVE ID IN DLOG RABN rabn
説明:

示された DSF ロギング(DLOG)エリアのブロックに矛盾が検出されました。 rabn はアソシエータブロック番号を示します。

DSF ロギングが使用可能になっている場合は、使用不能になります。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡して問題の原因を探します。 DLOG エリアを削除し、再インストールします。


DSF025 DSF LOGGING NOT DISABLED BECAUSE READONLY=YES
説明:

DSF ロギングを使用不能にしようとしましたが、READONLY=YES でニュークリアスが起動されているため、使用不能にできませんでした。

DSF ロギングが使用不能にする試みは、次のニュークリアスセッションで再試行されます。

対処:

DSF ロギングを使用不能にするには、ニュークリアスを遮断して READONLY=NO でニュークリアスを再起動します。


DSF026 UNLOGGED RABN(S) DETECTED: type start-rabn end-rabn
説明:

DSF によってログされていないデータベースブロックが書き込まれていることを内部チェックで検出しました。 書き込まれた RABN のタイプ(ASSO/DATA)および範囲が表示されます。

DSF ロギングが使用不能になります。

対処:

これは重大な問題です。 Software AG 技術サポートに連絡してください。 デルタセーブ操作を再試行する前に、フルセーブ操作を実行します。


DSF027 INSUFFICIENT MEMORY (TRYING TO ALLOCATE count BYTES)
説明:

Delta Save Facility は操作の実行に十分なメモリを得られませんでした。 count は、要求されたメモリのバイト数を示します。

ニュークリアスセッションの開始が中止されます。

対処:

ニュークリアスジョブ/タスクのリージョン/パーティションを大きくするか、ニュークリアスパラメータからのメモリ要求を減らします。


DSF028 DSF VERSION MISMATCH; REINSTALL DLOG AREA
説明:

Delta Save Facility ソフトウェアのバージョンと、DSF ロギング(DLOG)エリアのバージョンが異なり、互換性がありません。

DSF ロギングが使用可能になっている場合は、使用不能になります。

対処:

DLOG エリアを削除し、再インストールします。


DSF028 CONVERTING FROM DSF xx TO DSF yy
説明:

DSF ロギング(DLOG)エリアのフォーマットをバージョン xx からバージョン yy に変換しています。 これは、Adabas を旧バージョンから新規バージョンに変換するときに発生します。

Delta Save Facility のバージョン(xx および yy)に依存して、DSF ロギングが使用可能になっている場合は、使用不能になります。

対処:

DSF ロギングを無効にした場合、デルタセーブ操作を再試行する前に、フルセーブ操作を実行します。


DSF029 DSF INTERNAL ERROR AT ADADSFN + offset (reason-code)
DSF029 R0-R3 xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
DSF029 R4-R7 xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
DSF029 R8-R11 xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
DSF029 R12-R15 xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
説明:

モジュール ADADSFN のオフセット offset で内部エラーが発生しました。 reason-code は内部理由コードを示します。 エラー発生時のレジスタ設定が表示されます。

DSF ロギングが使用可能になっている場合は、使用不能になります。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡して問題の原因を探します。 デルタセーブ操作を再試行する前に、フルセーブ操作を実行します。


DSF02A PERCENTAGE ERROR IN DSF USER EXIT; nn% IS USED
説明:

DSF ユーザー出口が無効な限界値を返しました(Adabas が出口をコールする DLOG エリア使用のパーセンテージ)。

Adabas は、DLOG エリアが nn %以上使用されると DSF ユーザー出口をコールします。


DSF02C CURRENT DLOG BLOCK NOT FOUND IN CACHE, READ FROM DISK
説明:

現在参照されている DLOG ブロックはカップリング機能キャッシュ構造の中にないので、改めてディスクデータセットから読み込まなければなりません。


DSF02C CURRENT DLOG BLOCK WRITTEN TO CACHE
説明:

現在参照されている DLOG ブロックはすでにカップリング機能キャッシュ構造に保持されています。


DSF02D WRITE OF CURRENT DLOG BLOCK TO CACHE FAILED
説明:

現在ディスクデータセットから参照されている DLOG ブロックをカップリング機能キャッシュ構造に書き込もうとして失敗しました。 キャッシュ構造に空きがない可能性があります。

対処:

キャッシュのサイズを大きくしてください。


Top of page

ADARES および ADASAV のユーティリティ関連のジョブプロトコルメッセージ(DSF030~DSF099)

このセクションで説明するメッセージは、ADARES または ADASAV ユーティリティの実行中に Delta Save Facility によって表示されます。 メッセージは、直接ユーティリティメッセージ、あるいは、ユーティリティ関連のニュークリアス操作の結果として、Adabas ユーティリティ操作で発生します。

多くのメッセージは、ユーティリティジョブプロトコル(DD/DRUCK または SYSLST)に表示されますが、ADARUN プロトコル(DD/PRINT、SYS009 または SYSOUT)に表示されるものもあります。 稀にメッセージがユーティリティジョブプロトコルとオペレータコンソールの両方に表示される場合がありますが、これはこれらのメッセージの説明で明示します。

注意:
メッセージは、オペレータコンソールに書き込まれる際、該当するデータベース ID で開始します。

Overview of Messages

DSF030 | DSF031 | DSF032 | DSF033 | DSF036 | DSF037 | DSF038 | DSF039 | DSF040 | DSF041 | DSF042 | DSF043 | DSF044 | DSF045 | DSF046 | DSF047 | DSF048 | DSF049 | DSF050 | DSF051 | DSF052 | DSF053 | DSF054 | DSF055 | DSF057 | DSF058 | DSF059 | DSF060 | DSF061 | DSF062 | DSF063 | DSF065 | DSF066 | DSF067 | DSF068 | DSF070 | DSF071 | DSF072 | DSF074 | DSF075 | DSF076 | DSF079 | DSF080 | DSF081 | DSF082 | DSF083 | DSF084 | DSF085 | DSF086 | DSF087 | DSF088 | DSF089 | DSF090 | DSF091 | DSF092 | DSF093 | DSF094 | DSF095 | DSF096 | DSF097 | DSF098 | DSF099
DSF030 DSIM DATASET OMITTED FROM PLCOPY PROCESSING
説明:

PLCOPY の実行に ADARUN パラメータ DSF=YES が指定されていましたが、デルタセーブイメージ(DSIM)データセットがジョブコントロールに提供されていませんでした。

システム対処は発生しません。また、プロテクションログからのオンラインセーブ情報の取り出しはいっさい行われません。

対処:

DSF オンラインセーブおよびマージ操作を実行する場合は、PLCOPY の実行に DSIM データセットを指定します。


DSF031 SYN1 CHECKPOINT ENCOUNTERED ON PROTECTION LOG PLOGNUM=plog-number BLOCKNUM=rabn
説明:

プロテクションログ上に SYN1 チェックポイント(オンラインセーブ開始)が検出されました。 プロテクションログ番号は plog-number であり、SYN1 ブロック番号は rabn です。

Delta Save Facility はプロテクションログからオンラインセーブ情報を取り出してデルタセーブイメージ(DSIM)データセットへの書き込みを始めます。


DSF032 SYN2 CHECKPOINT ENCOUNTERED ON PROTECTION LOG PLOGNUM=plog-number BLOCKNUM=rabn
説明:

プロテクションログ上に SYN2 チェックポイント(オンラインセーブの終わり)が検出されました。 プロテクションログ番号は plog-number であり、SYN2 ブロック番号は rabn です。

Delta Save Facility はプロテクションログからのオンラインセーブ情報の取り出しを中止します。 デルタセーブイメージ(DSIM)データセットは、マージの準備ができたとしてマークされます。


DSF033 SYN1 CHECKPOINT IGNORED ON PROTECTION LOG. PLOG AND BLOCK NUMBERS DIFFERENT FROM PARAMETERS CHECKPOINT FOUND HAS PLOGNUM=plog-number, SYN1=block-number
説明:

プロテクションログ上に SYN1 チェックポイント(オンラインセーブ開始)が検出されました。 プロテクションログ番号は plog-number であり、SYN1 ブロック番号は block-number です。 これらの値は、COPY 機能に指定された PLOGNUM および SYN1 パラメータの値と異なります。

Delta Save Facility はプロテクションログからのオンラインセーブ情報の取り出しを開始しません。 SYN1 チェックポイントは無視されます。


DSF033 SYN1 CHECKPOINT IGNORED ON PROTECTION LOG DSIM DATASET ALREADY COMPLETED
説明:

プロテクションログ上に SYN1 チェックポイント(オンラインセーブ開始)が検出されましたが、デルタセーブイメージ(DSIM)データセットは、すでにマージの用意ができていました。

SYN1 チェックポイントは無視されます。


DSF033 SYN1 CHECKPOINT IGNORED ON PROTECTION LOG DSIM DATASET STATUS INCORRECT: status-code
説明:

プロテクションログ上に SYN1 チェックポイント(オンラインセーブ開始)が検出されましたが、デルタセーブイメージ(DSIM)データセットのステータスが正しくありません。 現在の DSIM ステータス(status-code)が表示されます。

SYN1 チェックポイントは無視されます。

対処:

ADARES COPY 機能を使って DSIM データセットを再作成します。


DSF033 SYN1 CHECKPOINT IGNORED ON PROTECTION LOG ONLINE SAVE OPERATION STARTED AFTERWARDS
説明:

プロテクションログ上に SYN1 チェックポイント(オンラインセーブ開始)が検出されましたが、DSIM データセットに関連したオンラインセーブ操作が開始する前に書き込まれました。 したがって、このチェックポイントは、プロテクションログから情報を取り出すオンラインセーブ操作の開始点にはなりません。

SYN1 チェックポイントは無視されます。

対処:

ありません。 コピーする SYN1 チェックポイントがプロテクションログ上に 1 つしかなく、それ以外にはメッセージに説明がない場合は、オンラインセーブ操作を実行している Adabas ニュークリアスおよび ADASAV ユーティリティが異なるマシンまたは同一のマシンの異なる区域で実行されたかどうかをチェックします。 実行されていた場合、これらの 2 つのマシンまたは区域のローカルタイムが正確に同期していることを確認します。


DSF036 DSIM DATASET OPENED WITH STATUS: status
説明:

このメッセージは ADARUN プロトコルに出力されます。デルタセーブイメージ(DSIM)データセットがオープンしています。 現在のステータスが表示されます。


DSF037 DSIM DATASET STATUS CHANGED TO: status
説明:

このメッセージは ADARUN プロトコルに出力されます。デルタセーブイメージ(DSIM)データセットのステータスが、メッセージに表示された新しいステータスに変更されました。


DSF038 DSIM DATASET CLOSED WITH STATUS: status
説明:

このメッセージは ADARUN プロトコルに出力されます。デルタセーブイメージ(DSIM)データセットがクローズしました。 現在のステータスが表示されます。


DSF039 DSIM DATASET COMPLETED DSIM DATASET STATISTICS: nn% FULL asso-count ASSO BLOCK IMAGES WRITTEN data-count DATA BLOCK IMAGES WRITTEN ac-count NEW AC BLOCKS RECORDED
説明:

デルタセーブイメージ(DSIM)データセットが完了したので、マージの準備ができているものとしてマークされます。 表示される統計は、以下を含みます。

  • 使用パーセンテージ

  • DSIM データセットに含まれる ASSO および DATA ブロックイメージ数(ブロックカウントは、同一ブロックの複数イメージを区別しません)

  • 関連オンラインセーブ操作の間に割り当てられ、DSIM データセットに記録されたアドレスコンバータブロックの数


DSF040 [ dbid ] WAITING FOR DSIM DATASET
説明:

このメッセージはオペレータコンソール(dbid 付き)および ADARUN プロトコル(dbid なし)に出力されます。デルタセーブイメージ(DSIM)データセットは、マージの用意ができていません。 DSIM データセットの完了を待機するために、DSIMWAIT パラメータが指定されました。

Delta Save Facility は DSIM データセットのマージの用意ができるまで、または最大待機時間(DSIMWAIT)を超過するまで待機します。


DSF041 DSF LOGGING AREA nn% FULL AT BEGIN OF SAVE
説明:

デルタセーブ操作の開始時における DSF ロギング(DLOG)エリアの使用率を示します。


DSF042 [ dbid ] { OFFLINE | ONLINE } { FULL | DELTA } SAVE OPERATION COMPLETED DSID= fsnum dsnum date-time
説明:

示されたタイプのセーブ操作が正常に完了しました。 デルタセーブ操作の ID(DSID)が表示されます。fsnum および dsnum は、フルセーブ操作およびデルタセーブ操作の数です。

オフラインセーブ操作の場合、このメッセージは dbid 付きでオペレータコンソールにも表示されます。 オンラインセーブについては、Adabas ニュークリアスは DSF011~DSF013 メッセージと同等の情報を出力します。

オフラインセーブ操作の場合、DSF ロギング(DLOG)エリアがリセットされます。 フルセーブ操作の場合、DSF ロギングが使用不能になっていれば、以下によって使用可能にします。

  • オフラインセーブ操作の場合は ADASAV

  • オンラインセーブ操作の場合はニュークリアス


DSF043 [ dbid ] DSF LOGGING ENABLED BY OFFLINE FULL SAVE
説明:

このメッセージは、DSF042 メッセージに続けて発生します。 デルタセーブ操作を実行できます。 このメッセージが表示されていなければ、すでに ADASAV によって出力セーブデータセットがクローズされていても、Delta Save Facility を伴ったオフラインフルセーブ操作は正常に実行されません。

このメッセージは dbid 付きでオペレータコンソールにも出力されます。


DSF044 DELTA SAVE STATISTICS: asso-count ASSO BLOCKS TO BE SAVED data-count DATA BLOCKS TO BE SAVED
説明:

このメッセージは、デルタセーブ操作の開始時に出力されます。セーブされるアソシエータおよびデータストレージのブロック数を表示します。


DSF045 INPUT { OFFLINE | ONLINE } { FULL | DATA } SAVE TAPE OPENED DSID= fsnum lowdsnum-hidsnum date-time
説明:

MERGE または RESTORE DELTA 処理において、明示されたデルタセーブ ID を持つ入力セーブデータセットがオープンされました。 fsnum はフルセーブ番号、lowdsnum と hidsnum はそれぞれ、セーブデータセットの下位のデルタセーブ番号と上位のデルタセーブ番号です。


DSF045 INPUT { OFFLINE | ONLINE } DELTA SAVE TAPE OPENED (CONCATENATED) DSID= fsnum lowdsnum-hidsnum date-time
説明:

MERGE または RESTORE DELTA 処理で、明示されたデルタセーブ ID 付きで入力セーブデータセットはオープンされました。 デルタセーブデータセットは別のデルタセーブデータセットに連結されます。 fsnum はフルセーブ番号、lowdsnum と hidsnum はそれぞれ、セーブデータセットの下位のデルタセーブ番号と上位のデルタセーブ番号です。


DSF045 INPUT ONLINE DELTA SAVE TAPE OPENED (UNLOADED DSIM) DSID= fsnum / dsnum / date-time
説明:

MERGE または RESTORE DELTA 処理において、明示されたデルタセーブ ID を持つ入力オンラインデルタセーブデータセットがオープンされました。 デルタセーブデータセットは、アンロードされた DSIM データセットです。 fsnum はフルセーブ番号、dsnum はセーブデータセットのデルタセーブ番号です。 ADARES COPY 機能を使用して、元の DSIM データセットが PLOG から(再)構築された場合、DSID は不明で、ゼロと表示されます。


DSF046 RESTORE DELTA WITHOUT FULL SAVE INPUT DSID OF DATABASE = fsnum hidsnum date-time
説明:

フルセーブ入力なしのデルタリストア操作において、データベースのデルタセーブ ID は、メッセージに示されたとおりです。 関連したフルおよびデルタセーブデータセットは過去にリストアされています。 fsnum はフルセーブ番号を示し、hidsnum はすでにリストアされたセーブデータセットの最大デルタセーブ番号を示します。


DSF047 [ dbid ] OUTPUT OFFLINE { FULL | DELTA } SAVE TAPE COMPLETED DSID= fsnum lowdsnum-hidsnum date-time
説明:

MERGE 操作において、指示された出力セーブデータセットが完了しました。 デルタセーブ ID が表示されます。 fsnum はフルセーブ番号を示します。 lowdsnum は下位デルタセーブ番号を示し、hidsnum は上位デルタセーブ番号を示します。

このメッセージは dbid 付きでオペレータコンソールにも出力されます。


DSF047 [ dbid ] OUTPUT ONLINE DELTA SAVE TAPE COMPLETED (UNLOADED DSIM) DSID= fsnum dsnum date-time
説明:

MERGE 操作において、表示されたデルタセーブ ID を持つ、アンロードされた DSIM デルタセーブデータセットが書き込まれました。 fsnum はフルセーブ番号を示します。dsnum はデルタセーブ番号です。 ADARES COPY 機能を使用して、元の DSIM データセットが PLOG から(再)構築された場合、DSID は不明で、ゼロと表示されます。

このメッセージは dbid 付きでオペレータコンソールにも出力されます。


DSF048 [ dbid ] RESTORE OF { (MERGED) FULL | (CONCATENATED) DELTA } SAVE TAPE [ (S) ] COMPLETED RESTORED DELTA SAVE ID= fsnum lowdsnum-hidsnum / date-time
説明:

デルタリストア操作の 1 フェーズが完了しました。 1 つ以上のセーブテープがリストアされました。 デルタセーブ ID の組み合わせが表示されます。 次に高いデルタセーブ ID を持ったデルタセーブデータセットとともに、フルセーブ入力なしで後続のデルタリストア操作を開始できます。 fsnum はフルセーブ番号を示します。 lowdsnum は下位デルタセーブ番号を示し、hidsnum は上位デルタセーブ番号を示します。

このメッセージは dbid 付きでオペレータコンソールにも出力されます。


DSF049 DSIM DATASET STATISTICS: asso-count ASSO BLOCKS PRESENT data-count DATA BLOCKS PRESENT
説明:

デルタセーブイメージ(DSIM)データセットが検査され、オンラインセーブ入力データセットの 1 つと一致した場合、このメッセージが出力されます。 また、DSIM データセットがアンロードされる場合にもこのメッセージが出力されます。 DSIM データセットには、asso-count 個の異なるアソシエータブロック、および data-count 個の異なる DATA ブロックが含まれています。


DSF050 DSF LOGGING AREA NOT INSTALLED
説明:

DSF ロギング(DLOG)エリアがインストールされて、DSF ロギングが使用可能になっていなければ、デルタセーブ操作を実行できません。

デルタセーブ操作は、異常終了します。

対処:

Adabas Online System を使用して DSF ロギングエリアをインストールし、フルセーブ操作を実行して DSF ロギングを使用可能にします。


DSF051 DSF LOGGING NOT ENABLED
説明:

DSF ロギングが使用可能になっていなければ、デルタセーブ操作を実行できません。

実行しようとしたデルタセーブ操作は異常終了します。

対処:

フルセーブ操作を実行して DSF ロギングを使用可能にします。


DSF052 DSIM DATASET OMITTED FROM ONLINE SAVE OPERATION
説明:

DSF(ADARUN パラメータ DSF=YES)を伴って実行する場合、オンラインフルまたはデルタセーブ操作用にデルタセーブイメージ(DSIM)データセットを提供しなければなりません。

オンラインセーブ操作は異常終了します。

対処:

オンラインセーブ操作に DSIM データセットを提供するか、セーブ操作をオフラインで実行します。


DSF053 DSIM DATASET NOT READY FOR SAVE
説明:

Delta Save Facility オンラインセーブ操作を実行するとき、デルタセーブイメージ(DSIM)データセットは "使用されていない" 状態でなければなりません。 DSIM データセットの現在のステータスは表示されたとおりであり、セーブ操作を実行できません。

オンラインセーブ操作は異常終了します。

対処:

以前に作成されたオンラインセーブテープのマージのために、DSIM データセットが必要かどうかチェックします。 必要でなければ、DSIM データセットを(ADAFRM DSIMRESET 機能を使って)リセットし、セーブ操作を再試行します。


DSF054 ONLINE SAVE FAILED AT ET SYNCHRONIZATION
説明:

オンラインセーブ操作の終わりに実行された ET 同期化は、正常に終了しませんでした。 DSF ロギング(DLOG)エリアはリセットされていません。 DSF ロギングは、以前に使用不能になっていた場合は使用不能の状態が継続し、以前に使用可能になっていた場合は使用可能の状態が継続します。 ET 同期化の失敗に関するニュークリアスレスポンスコードが後続の ADASAV エラーメッセージに表示されます。

すでにクローズされていますが、作成されたセーブデータセットをマージやリストア操作に使用してはなりません。

オンラインセーブ操作は異常終了します。

対処:

エラーの原因を除いてオンラインセーブ操作を再実行します。


DSF055 ONLINE SAVE SUCCESSFUL IN SPITE OF NUCLEUS RESPONSE
説明:

オンラインセーブ操作の終わりに実行された ET 同期化は、正常に終了しました。 DSF ロギング(DLOG)エリアはリセットされました。 その後、エラーが発生してニュークリアスレスポンスコードが ADASAV に返されました。 ニュークリアスのレスポンスコードは、後続の ADASAV エラーメッセージに表示されます。 以前に DSF ロギングが使用不能になっていた場合は、使用可能になります。

ADASAV はエラーメッセージを出力しますが、処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。

対処:

作成されたセーブテープは有効であり、データが欠落している可能性は低いため、後からデルタセーブ操作を行う場合に必要です。 そうしないと、後続のデルタセーブデータセットをマージおよび(または)リストアできません。


DSF057 UNLOADING DSIM DATASET
説明:

DSIM データセットだけが処理に指定されました。 フルまたはデルタセーブ入力データセットが提供されませんでした。

対処:

ADASAV は DSIM データセットをシーケンシャル出力セーブデータセットにアンロードし、次のオンラインセーブ操作のために DSIM データセットを解放します。


DSF058 [dbid] FULL SAVE TAPE RESTORED-DSF LOGGING ENABLED RESTORED DELTA SAVE ID = fsnum / lowdsnum - hidsnum / date-time
説明:

Delta Save Facility で作成したフルセーブテープがリストアされました。 リストアされたデータベースのデルタセーブ ID が表示されます。 リストアされたデータセットにおいて、fsnum はフルセーブ番号、lowdsnum は下位のデルタセーブ番号、hidsnum は上位のデルタセーブ番号です。

このメッセージは dbid 付きでオペレータコンソールにも出力されます。

リストアされたデータベースにおいて DSF ロギングは使用可能になりました。

対処:

次のセーブ操作はデルタセーブであってもかまいません。 その実行結果は、リストア操作に入力したフルセーブとマージできます。


DSF059 REMOVING DSF LOGGING AREA (DSF=NO SPECIFIED)
説明:

Delta Save Facility によって作成されたフルセーブがリストア対象ですが、ADARUN パラメータ DSF=NO が指定されています。

DSF ロギング(DLOG)エリアは削除されます。 リストア操作は正常に継続されます。

対処:

対処は必要ありません。 リストアしたデータベースを Delta Save Facility で実行する場合は、再度 DSF ロギング(DLOG)エリアをインストールします。


DSF060 INSUFFICIENT INPUTS FOR MERGE OR RESTORE DELTA
説明:

入力データセット要件は次のとおりです。

  • MERGE、および RESTORE DALTA 機能では、最小限 1 つのフルまたはデルタセーブデータセットが必要です。

  • DSIM データセット(MERGE 機能)のアンロードでは、DSIM データセットだけが必要です。 フルまたはデルタセーブ入力は許可されません。

MERGE または RESTORE DELTA 操作は異常終了します。

対処:

適切な入力データセットを指定します。 RESTORE DELTA 機能の場合、RESTORE DELTA の代わりに RESTORE でジョブを再実行します。


DSF061 INPUT SAVE TAPE COMING FROM WRONG DATABASE
説明:

マージまたはデルタリストア操作の入力セーブデータセットのデータベース ID が、ADARUN DBID パラメータに指定されたデータベース ID と異なります。 両方のデータベース ID が表示されます。

マージまたはデルタリストア操作は異常終了します。

対処:

正しいセーブテープを提供するか、ADARUN DBID パラメータを修正します。


DSF062 INVALID SPECIFICATION OF INPUT DATASETS IN JCL/JCS
説明:

マージまたはデルタリストア操作の入力セーブデータセットが正しく指定されていません。次のいずれかの誤りがあります。

  • フルセーブデータセットの代わりにデルタセーブデータセットを提供しました。

  • デルタセーブデータセットの代わりにフルセーブデータセットを提供しました。

  • デルタセーブデータセットの DD 名/リンク名が連続していません。

  • Delta Save Facility を伴ったセーブ操作によってセーブデータセットが作成されていません。

  • Adabas バージョン 5.3 以上でセーブデータセットが作成されていません。

  • 入力データセットにセーブデータセットヘッダーレコードが含まれていません。

  • ADASAV によって入力データセットが作成されていません。

マージまたはデルタリストア操作は異常終了します。 障害のある入力データセットの DD 名/リンク名が表示されます。

対処:

正しい入力セーブテープを提供してジョブを再実行します。


DSF063 DSIM DATASET MISSING OR IN WRONG STATUS
説明:

MERGE または RESTORE DELTA 操作では、オンラインセーブデータセットの処理にデルタセーブイメージ(DSIM)データセットが必要ですが、次の可能性があります。

  • DSIM が指定されていない。

  • DSIM のステータスが正しくない。

  • DSIM が間違った論理順に指定された。

MERGE または RESTORE DELTA 操作は異常終了します。

対処:

正しい DSIM データセットを提供します。必要であれば、再作成します。 ジョブを再実行します。


DSF065 INPUT FULL AND DELTA SAVE TAPES NOT FITTING TOGETHER
説明:

指定された入力フルセーブおよびデルタセーブデータセットは、一連のセーブ操作に適合しません。 次のうちの 1 つ以上に当てはまるため、デルタセーブ ID(DSID)が一致しません。

  • フルセーブ番号が同一でありません。

  • デルタセーブ番号の順番が、重複や番号抜けの昇順になっていません。

  • フルおよびデルタセーブ入力の順番において、アンロードされた DSIM データセットが関連オンラインセーブの直後に指定されていません。

  • 日付と時刻が昇順になっていません。

フルセーブ入力なしの RESTORE DELTA 操作では、データベースの DSID は、この DSID の照合の対象になります。 一致した DSID は、以前のメッセージに表示されています。

MERGE または RESTORE DELTA 操作は異常終了します。

対処:

正しい入力セーブデータセットを正しい配列で提供します。 ジョブを再実行します。


DSF066 DSIM DATASET DOES NOT MATCH ONLINE SAVE TAPE
説明:

提供された元のデルタセーブイメージ(DSIM)データセット、またはアンロードされたデルタセーブイメージ(DSIM)データセットは、指定された入力オンラインセーブデータセットに付属するものではありません。 セーブデータセットを作成したオンラインセーブ操作中に書き込まれたブロックイメージが含まれていません。

DSIM データセットのフルセーブ番号、デルタセーブ番号、およびデータベース ID が表示されます。 さらに、DSIM データセットとオンラインセーブデータセットの両方について、セーブ操作の SYN1 チェックポイントのプロテクションログ番号とプロテクションログブロック番号が表示されます。 付属するオンラインセーブおよび DSIM データセットでは、これらの SYN1 関連の番号が等しくなければなりません。

MERGE または RESTORE 操作は異常終了します。

対処:

正しい DSIM データセットと入力セーブデータセットのいずれか、または両方を提供します。 ジョブを再実行します。


DSF067 MISMATCHING MERGE/RESTORE PATTERN
説明:

PATTERN パラメータに指定されたデルタマージ/リストアパターンが、提供された入力フルセーブおよびデルタセーブデータセットと一致しません。

デルタマージまたはリストア操作は異常終了します。

対処:

PATTERN パラメータおよびジョブ制御ステートメントをチェックおよび修正します。 ジョブを再実行します。


DSF068 INVALID SAVE DATASET CONCATENATION
説明:

別のデータセットが入力データセットのいずれか 1 つに連結されました。入力データセットの DD 名/リンク名が表示されます。 入力セーブデータセットの連結は、次の場合にのみ許可されます。

  • 機能が RESTORE DELTA(MERGE ではない)の場合。

  • セーブデータセットが、最後の入力セーブに論理順に連結されている場合。

MERGE または RESTORE DELTA 操作は異常終了します。

対処:

入力データセットの指定を修正し、ジョブを再実行します。


DSF070 DSIM DATASET SMALLER THAN SPECIFIED
説明:

Delta Save Facility がデルタセーブイメージ(DSIM)データセットの最後のブロックを読もうとしたとき、I/O エラーが発生しました。 DSIM が指定されたサイズよりも小さい可能性があります。

DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

DSIMSIZE パラメータを修正するか、正しい DSIM データセットを提供します。 PLCOPY の場合は、COPY 機能を使って DSIM データセットを再作成します。 それ以外では、COPY 機能を再実行します。


DSF071 PROTECTION LOG AND DSIM DATASET DO NOT MATCH
説明:

プロテクションログとデルタセーブイメージ(DSIM)データセットは、それぞれ異なるデータベースに所属します。 2 つのデータベース ID が表示されます。

この ADARES 実行中には、プロテクションログからオンラインセーブ情報はいっさい取り出されません。 DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

正しいプロテクションログを提供するか、DSIM データセットを再作成します。 PLCOPY の場合は、COPY 機能を使って DSIM データセットを再作成します。 それ以外では、COPY 機能を再実行します。


DSF072 CANNOT LOCATE SYN1 CHECKPOINT ON PROTECTION LOG
説明:

指定されたプロテクションログの SYN1 チェックポイントが見つかりませんでした。 指定された SYN1 の位置と、プロテクションログ上の現在位置が示されます。

この ADARES 実行中には、プロテクションログからオンラインセーブ情報はいっさい取り出されません。 DSIM データセットの作成が中断されます。 COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって機能が異常終了します。

対処:

プロテクションログとパラメータ入力を一致させ、ジョブを再実行します。


DSF074 DISCONTINUITY IN PROTECTION LOG PROCESSING
説明:

処理するプロテクションログの第 1 ブロックが、直前に処理された最後のブロックと連続していません。 デルタセーブイメージ(DSIM)データセット作成のためのブロックイメージの取り出しは、最後に取り出されたブロック位置から継続していかなければなりません。 プロテクションログの現在位置と、直前の PLCOPY 実行時の位置が示されます。

この ADARES 実行中には、プロテクションログからオンラインセーブ情報はいっさい取り出されません。 DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。

対処:

COPY 機能を使って DSIM データセットを再作成します。


DSF075 DSIM DATASET OVERFLOW
説明:

デルタセーブイメージ(DSIM)データセットの大きさが十分でないため、付属するオンラインセーブ操作中に書き込まれた全ブロックイメージを保持できません。 この DSIM データセットはマージに使えません。

DSIM データセットがエラー状態に設定されます。 PLCOPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。

対処:

マージ操作を実行する前に、DSIM データセットを大きくし、COPY 機能を使って再作成します。


DSF076 DSIM DATASET OVERFLOW
説明:

デルタセーブイメージ(DSIM)データセットの大きさが十分でないため、付属するオンラインセーブ操作中に書き込まれた全ブロックイメージを保持できません。 この DSIM データセットはマージに使えません。

DSIM データセットがエラー状態に設定されます。 COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって機能は異常終了します。

対処:

マージ操作を実行する前に、DSIM データセットを大きくし、COPY 機能を使って再作成します。


DSF079 ILLEGAL MULTIPLE USE OF DSIM DATASET DETECTED
説明:

次のいずれかの処理を行っているときに別のユーティリティによってデルタセーブイメージ(DSIM)データセットが変更されました。

  • PLCOPY または COPY 機能がプロテクションログから取り出されたオンラインセーブ情報を DSIM に書き込んでいるとき

  • ADASAV MERGE 機能が DSIM からセーブ情報を読み込んでいるとき

DSIM データセットに矛盾があります。

ADASAV では MERGE 機能が異常終了します。 ADARES では、DSIM データセットはエラーステータスがセットされます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

今後は DSIM データセットの同時使用を防止します。 PLCOPY の場合は、COPY 機能を使って DSIM データセットを再作成します。 COPY の場合は、COPY 機能を再実行します。 MERGE の場合は、COPY 機能を使用して DSIM データセットを再作成し、MERGE 機能を再実行します。


DSF080 ERROR OCCURRED DURING EXECUTION OF READ DLOG ior-error-text ASSO RABN: dec-rabn (hex-rabn)
説明:

Delta Save Facility が DSF ロギング(DLOG)エリアからブロックを読み込もうとしたとき、I/O エラーが発生しました。 ADAIOR エラーテキストが表示されます。 影響を受けたアソシエータ RABN が 10 進(dec-rabn)および 16 進(hex-rabn)形式で示されます。

セーブ機能は異常終了します。

対処:

I/O エラーの原因を探して排除します。 DLOG エリアを削除し、再インストールします。 フルセーブ操作を実行します。


DSF081 ERROR OCCURRED DURING EXECUTION OF WRITE DLOG ior-error-text ASSO RABN: dec-rabn (hex-rabn)
説明:

Delta Save Facility が DSF ロギング(DLOG)エリアにブロックを書き込もうとしたとき、I/O エラーが発生しました。 ADAIOR エラーテキストが表示されます。 影響を受けたアソシエータ RABN が 10 進(dec-rabn)および 16 進(hex-rabn)形式で示されます。

セーブ機能は異常終了します。

対処:

I/O エラーの原因を探して排除します。 DLOG エリアを削除し、再インストールします。 フルセーブ操作を実行します。


DSF082 ERROR OCCURRED DURING EXECUTION OF OPEN DSIM ior-error-text
説明:

Delta Save Facility がデルタセーブイメージ(DSIM)データセットのオープンを試みたとき、エラーが発生しました。 ADAIOR エラーテキストが表示されます。 ジョブ制御が正しくないか、DSIMDEV パラメータが欠如または誤っている可能性があります。

ADASAV の機能は異常終了します。 ADARES では、この ADARES 実行中にプロテクションログからオンラインセーブ情報はいっさい取り出されません。 DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

ジョブ制御と DSIMDEV パラメータのいずれか、または両方をチェックして修正します。 ADARES PLCOPY 機能の場合は、ADARES COPY 機能を使って DSIM データセットを再作成します。 それ以外では、ジョブを再実行します。


DSF083 ERROR OCCURRED DURING EXECUTION OF READ DSIM ior-error-text RABN: dec-rabn (hex-rabn)
説明:

Delta Save Facility がデルタセーブイメージ(DSIM)データセットからブロックを読み込もうとしたとき、I/O エラーが発生しました。 ADAIOR エラーテキストが表示されます。 影響を受けた DSIM RABN が 10 進(dec-rabn)および 16 進(hex-rabn)形式で示されます。

ADASAV の機能は異常終了します。 ADARES では、この ADARES 実行中にプロテクションログからオンラインセーブ情報はいっさい取り出されません。 DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

I/O エラーの原因を探して排除します。 DSIM データセットを再作成します。


DSF084 ERROR OCCURRED DURING EXECUTION OF WRITE DSIM ior-error-text RABN: dec-rabn (hex-rabn)
説明:

Delta Save Facility がデルタセーブイメージ(DSIM)データセットにブロックを書き込もうとしたとき、I/O エラーが発生しました。 ADAIOR エラーテキストが表示されます。 影響を受けた DSIM RABN が 10 進(dec-rabn)および 16 進(hex-rabn)形式で示されます。

ADASAV の機能は異常終了します。 ADARES では、この ADARES 実行中にプロテクションログからオンラインセーブ情報はいっさい取り出されません。 DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

I/O エラーの原因を探して排除します。 DSIM データセットを再作成します。


DSF085 ERROR OCCURRED DURING EXECUTION OF CLOSE DSIM ior-error-text
説明:

Delta Save Facility がデルタセーブイメージ(DSIM)データセットのクローズを試みたとき、エラーが発生しました。 ADAIOR エラーテキストが表示されます。

ADASAV の機能は異常終了します。 ADARES の PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

エラーの原因を探して除去します。


DSF086 ERROR OCCURRED WHILE EXECUTING OPEN INPUT SAVE dd-name ior-error-text
説明:

Delta Save Facility が入力セーブデータセットのオープンを試みたとき、エラーが発生しました。 データセットの DD/リンク名および ADAIOR エラーテキストがメッセージに表示されます。 ジョブ制御ステートメントが正しくない可能性があります。

機能は異常終了します。

対処:

エラーの原因を探して除去します。 ジョブを再実行します。


DSF087 ERROR OCCURRED WHILE EXECUTING READ INPUT SAVE dd-name ior-error-text
説明:

Delta Save Facility が入力セーブデータセットから読み込もうとしたとき、エラーが発生しました。 データセットの DD 名/リンク名および ADAIOR エラーテキストがメッセージに表示されます。

機能は異常終了します。

対処:

エラーの原因を探して除去します。 データセットの読み込みが可能になったら、ジョブを再実行します。


DSF088 ERROR OCCURRED WHILE EXECUTING CLOSE INPUT SAVE dd-name ior-error-text
説明:

Delta Save Facility が入力セーブデータセットのクローズを試みたとき、エラーが発生しました。 データセットの DD/リンク名および ADAIOR エラーテキストがメッセージに表示されます。

機能は異常終了します。

対処:

エラーの原因を探して除去します。


DSF089 GETMAIN ERROR - NOT ENOUGH VIRTUAL MEMORY
説明:

Delta Save Facility 処理用に十分な仮想メモリを得ることができませんでした。 要求したバイト数と取得したバイト数が 10 進と 16 進形式で示されます。

ADASAV の機能は異常終了します。 ADARES では、DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

ジョブのパーティション/リージョンを増やします。 ADARES PLCOPY 機能の場合は、ADARES COPY 機能を使って DSIM データセットを再作成します。 それ以外では、ジョブを再実行します。


DSF090 INCORRECT DATABASE VERSION
説明:

Delta Save Facility は、Adabas バージョン 5.3.3 以上のデータベースを必要とします。 要求された機能は実行されません。 GCB の内部バージョンインジケータが 16 進形式で示されます。

機能は異常終了します。

対処:

Delta Save Facility を使用するには、Adabas バージョン 5.3.3 以上にデータベースを変換します。


DSF091 INCORRECT VERSION OF DLOG AREA
説明:

DSF ロギング(DLOG)エリアは、Delta Save Facility の互換性のない別のバージョンでインストールされました。 内部バージョンインジケータおよび Delta Save Facility ソフトウェアのバージョンが 16 進形式で示されます。

機能は異常終了します。

対処:

互換性のあるバージョンの Delta Save Facility ソフトウェアを使用するか、DLOG エリアを削除して再インストールします。


DSF092 INCORRECT VERSION OF DSIM DATASET
説明:

デルタセーブイメージ(DSIM)データセットは、別の互換性のないバージョンの Delta Save Facility で作成されました。 内部バージョンインジケータおよび Delta Save Facility ソフトウェアのバージョンが 16 進形式で示されます。

ADASAV の機能は異常終了します。 ADARES では、DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

互換性のあるバージョンの Delta Save Facility ソフトウェアを使用するか、ADARES COPY 機能を使って DSIM データセットを再作成します。


DSF093 ERROR DURING INPUT SAVE TAPE PROCESSING
説明:

入力セーブデータセットのレコードの処理中にエラーが検出されました。 セーブデータセットが正しくない可能性があります。 セーブデータセットの DD/リンク名、内部理由コード、およびシリアルブロック番号が 10 進と 16 進形式で表示されます。 要求された機能は、完了できません。

機能は異常終了します。

対処:

無効なセーブデータセットの連結がないかチェックし、修正します。 必要に応じて、Software AG 技術サポートに連絡してください。


DSF094 ERROR DURING INPUT SAVE TAPE PROCESSING
説明:

入力セーブデータセットの全レコードの重要な制御情報が矛盾している、あるいは、入力セーブデータセット内のシリアルブロック番号が 1 ずつ増加する昇順になっていません。 セーブデータセットが正しくない可能性があります。 セーブデータセットの DD/リンク名がメッセージに表示されます。

機能は完了させることができなくなり、異常終了します。

対処:

無効なセーブデータセットの連結がないかチェックし、修正します。 必要に応じて、Software AG 技術サポートに連絡してください。


DSF095 INTERNAL ERROR DURING PROTECTION LOG PROCESSING
説明:

Delta Save Facility によって処理されるプロテクションログブロックにエラーが検出されました。 プロテクションログ番号、ブロック番号およびブロック内のオフセット値、内部理由コードが 10 進形式で表示され、ブロック番号とオフセット値については 16 進形式でも表示されます。 DSIM データセットは、作成できません。

DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

プロテクションログデータセットの指定に誤りがないかチェックし、あれば修正します。 必要に応じて、Software AG 技術サポートに連絡してください。


DSF096 DAMAGED DLOG AREA BLOCK DETECTED
説明:

DSF ロギング(DLOG)エリアに一致しないブロックが検出されました。 不良 RABN が 10 進および 16 進形式で表示される他、内部理由コードが表示されます。 デルタセーブ操作は、完了できません。

デルタセーブ操作は、異常終了します。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してエラーの原因を探します。 DSF ロギングを使用不能にし、DLOG エリアを削除してから再インストールします。 フルセーブ操作を実行します。


DSF097 DAMAGED DSIM BLOCK DETECTED
説明:

デルタセーブイメージ(DSIM)データセットに一致しないブロックが検出されました。 不良 RABN が 10 進および 16 進形式で表示される他、内部理由コードが表示されます。 要求された Delta Save Facility 機能は、完了できません。

ADASAV の機能は異常終了します。 ADARES では、DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してエラーの原因を探します。 ADARES COPY 機能を使って DSIM データセットを再作成します。


DSF098 DAMAGED DLOG EXTENSION BLOCK DETECTED
説明:

DSF ロギング(DLOG)エリアのファイル指定拡張に不整合ブロックがありました。 ファイル番号、不整合ブロックの RABN、および内部理由コードが表示されます。 デルタセーブ操作は行えません。

デルタセーブ操作は、異常終了します。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してエラーの原因を探します。 問題のファイルをセーブし、リストアまたはリオーダします。 その後、デルタセーブ操作を再実行します。


DSF099 DSF INTERNAL ERROR AT module + offset TRACE: trace-info
R0-R3 xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
R4-R7 xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
R8-R11 xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
R12-R15 xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
説明:

指定されたモジュールの、指定されたオフセットで内部エラーが発生しました。 内部トレース情報およびエラー発生時のレジスタ設定が表示されます。 要求された Delta Save Facility 機能は、完了できません。

ADASAV の機能は異常終了します。 ADARES では、DSIM データセットの作成が中断されます。 PLCOPY または COPY 機能は処理を継続します。 正常に終了すると、コンディションコード 4 がセットされます。 COPY 機能に対して出力データセットが指定されていなければ、後続の ADARES エラーによって異常終了します。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してエラーの原因を探します。


Top of page