バージョン 8.1.3
 —  メッセージおよびコード  —

ADAX* - Adabas クラスタニュークリアスメッセージ

ADAXnn メッセージの範囲は次のように予約されています。

範囲 予約されているメッセージの内容
ADAX01~09 クラスタニュークリアスステータスに関連します。
ADAX11~16 ADANCX の非依存レベルの Adabas クラスタメッセージングサービス API ルーチンからのメッセージです。
ADAX20~29 依存レベルの z/OS シスプレックスの XCF メッセージトランスポートサービスからのメッセージです。
ADAX2A~2I Adabas Parallel Services メッセージングモジュール ADASMM からのメッセージです。
ADAX31~33 ニュークリアスリカバリに関連します。
ADAX40~5C キャッシュサービスに関連します。
ADAX60~73 ロックサービスに関連します。
ADAX74~9L クラスタニュークリアス処理のその他の部分に関連します。

次のメッセージグループについて説明します。


Top of page

クラスタニュークリアスステータスメッセージ(ADAX01~ADAX09)

Overview of Messages

ADAX01 | ADAX02 | ADAX03 | ADAX04 | ADAX05 | ADAX09
ADAX01 {dbid} NUCID {nucid} ON SYSTEM {system} {status}
説明:

ニュークリアスが Adabas クラスタに入ったか、または終了しました。

初期化時にアクティブであると確認された Adabas ニュークリアスクラスタメンバは is present(存在している)ステータスで示されます。 Adabas クラスタ構成メンバに対する初期化以後の変更は、has joined(参加した)、has withdrawn(離脱した)、または has failed(失敗した)ステータスで示されます。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX02 {dbid} SYSTEM {sysn} STATUS MONITOR UPDATE MISSING
説明:

指定されたシステム(sysn)からの応答がないことが XCF によって報告されました。 このことは、Adabas だけでなく、すべての XCF ユーザーに影響を及ぼします。 コミュニケーションがリストアされるまでは、システム上のすべてのニュークリアスが、メッセージのタイムアウトまでにクリティカルなクラスタ内同期メッセージに応答できなくなる場合があります。

対処:

指定されたシステムとの XCF コミュニケーションをリストアします。


ADAX03 {dbid} SYSTEM {sysn} STATUS MONITOR UPDATE RESUMED
説明:

1 つ以上のステータス監視間隔が失われた後で、指定されたシステム(sysn)が XCF コミュニケーションに応答するようになりました。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX04 {dbid} NUCID {nucid} ON SYSTEM {sysn} STATUS MONITOR UPDATE MISSING
説明:

特定のニュークリアス(nucid)(特定のシステム(sysn)上のニュークリアス)で、ハートビートモニタが更新されていないことが XCF によって報告されました。 ニュークリアスでは、クリティカルなクラスタ内同期メッセージを含むコマンドを処理できない可能性があります。

対処:

ニュークリアスによってハートビートモニタを更新できない原因を特定します。 ニュークリアスがハングアップまたはループしているか、システム内の他のプロセスが CPU を占有しているため、ニュークリアスに対する CPU の割り当てが不十分になっている可能性あります。


ADAX05 {dbid} NUCID {nucid} ON SYSTEM {sysn} STATUS MONITOR UPDATE RESUMED
説明:

特定のニュークリアス(nucid)(特定のシステム(sysn)上のニュークリアス)によって、ハートビートモニタの更新が再開されました。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX09 {dbid} POST NUC {nucid} FAILED - RET {return-code} RSN {reason-code}
説明:

別のニュークリアスが終了するとき、このメッセージは表示されることがあります。

対処:

他のニュークリアスが異常終了した場合、対処は必要ありません。 メッセージがそれ以外に正常なニュークリアスセッションで発生した場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


Top of page

ADANCX API メッセージングサービスメッセージ(ADAX11~ADAX16)

Overview of Messages

ADAX11 | ADAX12 | ADAX14 | ADAX15 | ADAX16
ADAX11 {dbid} ADABAS CLUSTER MESSAGING INITIALIZATION FAILED
説明:

先行するメッセージに記述されたエラーが原因で、Adabas クラスタメッセージングサービスの初期化が失敗しました。 ニュークリアス初期化は PARM-ERROR 092 で失敗します。

対処:

先行するメッセージで示された問題を修正してください。


ADAX12 {dbid} UNABLE TO OBTAIN { AXMVT | ADAMCB } STORAGE
説明:

Adabas クラスタメッセージングサービス制御構造のワークプールからストレージを取得する要求が失敗しました。 ニュークリアス初期化は PARM-ERROR 092 で失敗します。

対処:

仮想ストレージの大きさを増やしてください。 あるいは、より大きなワークプールを可能にするように ADARUN パラメータを調整するか、より少ない AXMCB を必要とするように ADARUN パラメータ NT と NU を小さくしてください。


ADAX14 {dbid} STATISTICS FOR type-TYPE MESSAGES
ADAX14 {dbid} MESSAGES SENT nn REPLIES SENT nn
ADAX14 {dbid} MESSAGES ARRIVED nn MESSAGES ACCEPTED nn
説明:

ニュークリアスの正常終了中に出力されます。このメッセージによって、Adabas Cluster Services メッセージングサービスの統計が提供されます。

送信メッセージ数 このニュークリアスから開始されるニュークリアス間メッセージの数を反映します。
着信メッセージ数 ニュークリアスにキューイングされた非同期着信メッセージの件数です(通常は処理メッセージ数と同じ)。
処理メッセージ数 ニュークリアスが処理したメッセージの件数です(通常は着信メッセージ数と同じ)。
送信リプライ数 レスポンスと必要とした、処理メッセージへのニュークリアスレスポンスの件数です。
対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX15 {dbid} AXMCB ALLOCATED nn USED nn TOTAL REQUESTS nn
説明:

正常なニュークリアス終了中に出力されます。このメッセージは Adabas クラスタメッセージングサービス統計値を提供します。

割り当て済みの AXMCB 割り当てられたニュークリアス間メッセージコントロールブロックの数。
使用中の AXMCB 使用されたニュークリアス間メッセージコントロールブロックの数。
リクエスト数 割り当てられたニュークリアス間メッセージコントロールブロックを使用するためのリクエストの総数。
対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX16 {dbid date time statistic}
説明:

このメッセージは、コンソールでの DXMSG オペレータコマンドからの出力を表示するために使用されます。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


Top of page

z/OS シスプレックスの XCF メッセージトランスポートサービスメッセージ(ADAX20~ADAX29)

Overview of Messages

ADAX20 | ADAX21 | ADAX22 | ADAX23 | ADAX24 | ADAX26 | ADAX27 | ADAX28 | ADAX29
ADAX20 {dbid} XCF TRANSPORT INITIALIZATION COMPLETE
説明:

z/OS XCF トランスポートサービスは正常に初期化されました。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX21 {dbid} {error-text}
説明:

次のエラーテキストのいずれかによって指定されるエラーが、z/OS XCF トランスポートサービスの初期化チェック中に発生しました。

エラーテキスト 説明 対処
EXISTING XCF GROUP MEMBER xcf-member USES DIFFERENT AXMCB VERSION メッセージに表示されるクラスタメンバでは、クラスタ内の他のニュークリアスと同じバージョンの Adabas を使用していません。 すべての Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスによって、xcf-member 名が生成されます。形式:
DBdddddpppppNnn

ここで、ddddd はデータベース ID、ppppp はゼロ以外のニュークリアス ID、nn は内部的な順序を示す ID です。

クラスタ内のすべてのニュークリアスによって、同じ Adabas バージョンと同じ Adabas クラスタバージョンが使用されていることをチェックします。
EXISTING XCF GROUP MEMBER xcf-member USES DIFFERENT DBID 同じ XCF グループですでにアクティブな Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスが異なる DBID を使用しています。 すべての Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスによって、xcf-member 名が生成されます。形式:
DBdddddpppppNnn

ここで、ddddd はデータベース ID、ppppp はゼロ以外のニュークリアス ID、nn は内部的な順序を示す ID です。

シスプレックスクラスタに参加しているすべてのニュークリアスで ADARUN パラメータ DBID と CLUGROUPNAME が正しいことを確認してください。 問題を解決できない場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。
INCOMPATIBLE AXMCB VERSION 使用している Adabas Cluster Services モジュールは実行中の Adabas とバージョンが一致しません。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
INCOMPATIBLE AXMVT VERSION 使用している Adabas Cluster Services モジュールは実行中の Adabas とバージョンが一致しません。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
INVALID GROUP NAME ADARUN パラメータ CLUGROUPNAME は省略されているか、または無効です。 ADARUN パラメータを修正してください。 CLUGROUPNAME は英字で始める必要があります。SYS および UNDESIG で始めてはなりません。
INVALID USERSTATE DATA FROM EXISTING MEMBER xcf-member すでに XCF グループに接続されたメンバに示された制御情報は、適切な Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスとしてフォーマットされなかったか、または異なる DBID を持っていました。 前から存在しているメンバは異なる DBID に関連している Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスである可能性があります。あるいは同じ XCF グループ名を使っている別のプロセスである可能性があります。 すべての Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスによって、xcf-member 名が生成されます。形式:
DBdddddpppppNnn

ここで、ddddd はデータベース ID、ppppp はゼロ以外のニュークリアス ID、nn は内部的な順序を示す ID です。

xcf-member のソースを特定します。 Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスであれば、パラメータ NUCID、CLUGROUPNAME、および DBID が正しいことを確認してください。 追加の情報が他のニュークリアスによって生成されたメッセージの中に存在する可能性があります。 Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスでなければ、システムプログラマまたはサポート担当に連絡してください。 問題が解決されない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。
IXCJOIN FAILED, DUPLICATE NUCID AND XCF MEMBER NAME XCF サービス IXCJOIN は、このニュークリアスによって要求されているメンバ名が XCF グループですでにアクティブであることを報告しました。 メンバ名は ADARUN パラメータ DBID と NUCID およびニュークリアス初期化中に割り当てられた内部番号から派生します。 このメッセージとともに含まれるすべてのリターンコードおよび理由コードは、IBM のドキュメント『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』で解説されています。 ADARUN パラメータ DBID が正しく、NUCID が Adabas シスプレックスクラスタに参加している全ニュークリアス間でユニークであることを確認してください。 問題を解決できない場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。
IXCJOIN FAILED OR RETRY COUNT EXHAUSTED エラーが XCF サービス IXCJOIN によって報告されました。 メッセージ ADAX28 は IXCJOIN からのリターンコードおよび理由コードを提供します。 これらのリターンコードおよび理由コードは、IBM のドキュメント『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』で解説されています。 エラーは、システムプログラマがインストレーションに指定した XCF オプションが原因になっている可能性があります。 問題を解決できない場合は Adabas 技術サポートに連絡してください。
IXCQUERY FAILED エラーが IBM XCF サービス IXCQUERY によって報告されました。 メッセージ ADAX28 は IXCQUERY からのリターンコードおよび理由コードを提供します。 これらは IBM ドキュメンテーションに定義されています。 Adabas 技術サポートに連絡してください。
NUCID ALREADY ACTIVE XCF 初期化は、同じ NUCID を持つアクティブな Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスを見つけました。 ADARUN パラメータ NUCID が Adabas シスプレックスクラスタに参加している全ニュークリアス間でユニークであることを確認してください。
TOO MANY MEMBERS EXIST IN XCF GROUP IXCQUERY は XCF グループに予期しない数の既存メンバを確認しました。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
XCF LATCH SET CREATION FAILED IBM ラッチセット作成ルーチン ISGLCRT によってエラーが報告されました。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
XCF TRANSPORT INITIALIZATION FAILED Adabas シスプレックスクラスタのメッセージングサービスの初期化が失敗し、ニュークリアス初期化は PARM エラー 092 で失敗しました。 失敗の理由は前のメッセージで示されます。 前のメッセージを参照してエラーを解決してください。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
対処:

対処については上記の表を参照してください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX22 {dbid} STATUS MONITOR UPDATE MISSED
説明:

このニュークリアスには、ADARUN パラメータ MXSTATUS で指定された間隔内でのハートビートモニタの更新に失敗したことが XCF によって通知されました。 このことは、同じ XCF グループに登録された他のすべてのニュークリアスにも XCF によって通知されます。これらの各ニュークリアスからメッセージ ADAX04 が出力される場合があります。

対処:

このニュークリアスによってハートビートモニタを更新できない原因を特定します。 ニュークリアスがハングアップまたはループしているか、システム内の他のプロセスが CPU を占有しているため、ニュークリアスに対する CPU の割り当てが不十分になっている可能性あります。


ADAX23 {dbid} STATUS MONITOR UPDATE RESUMED AFTER {nn} SECONDS
説明:

1 つ以上のステータス監視間隔が失われた後で、このニュークリアスによるハートビートモニタの更新が再開されました。 このことは、同じ XCF グループに登録された他のすべてのニュークリアスにも XCF によって通知されます。これらの各ニュークリアスからメッセージ ADAX05 が出力される場合があります。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX24 {dbid} {error-text}
説明:

エラーは、着信する非同期メッセージを処理しているときに発生しました。 このメッセージは z/OS の Adabas ニュークリアス JESLOG リスト、SYSLOG、またはオペレータコンソールにのみ表示されます。 このメッセージには次のエラーテキストのいずれかが示されます。

エラーテキスト 説明 対処
AXMCB ALLOCATION FAILED IN XCF MESSAGE EXIT 着信メッセージを記述するためにメッセージコントロールブロックをプールから取得することができませんでした。 初期化時に作成される AXMCB の数が大きくなるように、ADARUN パラメータ NT と NU を調節してください。 問題を解決できない場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。
BUFFER ALLOCATION FAILED IN XCF MESSAGE EXIT 着信メッセージのためのバッファを取得することができませんでした。 REGION JCL パラメータを増やすことによってより多くのストレージを提供してください。 問題を解決できない場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。
INVALID INCOMING MSGCNTL HEADER IN XCF MESSAGE EXIT 着信メッセージのために提供された制御情報は適切な Adabas クラスタニュークリアスとしてフォーマットされなかったか、または異なる DBID を持っていました。 前にメッセージ ADAX27 で述べられた XCF グループメンバからメッセージが送られている場合は、このエラーが発生する可能性があります。 メッセージ ADAX27 を参照してください。 問題を解決できない場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。
OUT OF SEQUENCE OR MISSING SEGMENTS IN XCF MESSAGE EXIT 特定の長さに従って複数のセグメントに分割されて送られたメッセージのセグメントが、予期した順番で到着しませんでした。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
SEGMENTED MESSAGE TIMED OUT IN XCF MESSAGE EXIT 特定の長さに従って複数のセグメントに分割されて送られたメッセージは、タイムアウト間隔の期限切れで完了しませんでした。 これは、送信ニュークリアスのエラー、XCF エラー、またはシステムリソースの競合が原因で発生した可能性があります。 問題を解決できない場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。
UNABLE TO RECEIVE MESSAGE SEGMENT IN XCF MESSAGE EXIT メッセージを受け取ろうとしているときに、XCF IXCMSGI サービスからエラーが報告されました。 メッセージ ADAX28 は、IXCMSGI リターンコードと理由コードを提供します。 これらのリターンコードおよび理由コードは、IBM のドキュメント『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』で解説されています。 問題を解決できない場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。
UNABLE TO SAVE MESSAGE SEGMENT IN XCF MESSAGE EXIT メッセージを保存しようとしているときに、XCF IXCMSGC サービスからエラーが報告されました。 メッセージ ADAX28 は、IXCMSGC リターンコードと理由コードを提供します。 これらのリターンコードおよび理由コードは、IBM のドキュメント『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』で解説されています。 メッセージを保存するためのインストレーションに割り当てられたリソースが十分ではない可能性があります。 XCF のリソースが不足しているかどうかを判断するために、システムプログラマまたは技術担当者に連絡してください。 問題を解決できない場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。
対処:

対処については上記の表を参照してください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX26 {dbid} INVALID USERSTATE DATA FROM {xcf-member}
説明:

z/OS XCF メッセージングトランスポートサービスによって生成されたメンバ状態の変更イベントを処理しているとき、メンバが XCF グループに参加しようとしたためにエラーが発生しました。 接続を試行している XCF グループメンバに提供された制御情報は、適切な Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスとしてフォーマットされなかったか、または異なる DBID を持っていました。 参加メンバは、異なる DBID に関係している Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスか、または同じ XCF グループ名を使っている別のプロセスである可能性があります。 すべての Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスで、次の形式の xcf-member 名が生成されます。

DBdddddpppppNnn

ここでは次の内容を表しています。

ddddd データベース ID です。
ppppp ゼロ以外の NUCID です。
nn 内部的な順序を示す ID です。

メンバ状態の変更イベントは破棄されます。

対処:

xcf-member のソースを特定します。 Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスであれば、パラメータ NUCID、CLUGROUPNAME、および DBID が正しいことを確認し、この問題を解決できない場合は Adabas 技術サポートに連絡してください。 その他にも情報が、参加しようとしたニュークリアスのメッセージの中にある可能性があります。 Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスでなければ、システムプログラマまたはサポート担当者に連絡してください。


ADAX27 {dbid} NO ROOM IN AXCFVT TABLE FOR {xcf-member}
説明:

z/OS XCF メッセージングトランスポートサービスによって生成されたメンバ状態の変更イベントを処理しているときにエラーが発生しました。

対処:

Adabas 技術サポートに連絡してください。 メンバ状態の変更イベントは破棄されます。


ADAX28 {dbid} xcf-service-routine RET return-code RSN reason-code
説明:

このメッセージは、z/OS Adabas ニュークリアス JESLOG リスト、SYSLOG、またはオペレータコンソールにのみ表示されます。 初期化と終了中、および要求が失敗するとき、特定の XCF メッセージトランスポートサービス要求に対して発行されます。 各 XCF サービスに対する各種のリターンコードおよび理由コードの説明については、IBM のドキュメント『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』を参照してください。

対処:

このメッセージは、他のメッセージに反映されたエラー条件に関係するか、または失敗するような Adabas クラスタメッセージ要求が原因になって発行された可能性があります。 関連エラーが確認された場合、Software AG 技術サポートに連絡を取るときは、このメッセージの内容もお知らせください。


ADAX29 {dbid} ADABAS ABEND IN XCF EXIT DBID dbid NUCID nucid ABEND routine Snnn Unnnn REASON reason PSW psw REG 0-3 reg 0 reg 1 reg 2 reg 3 REG 4-7 reg 4 reg 5 reg 6 reg 7 REG 8-B reg 8 reg 8 reg 10 reg 11 REG C-F reg 12 reg 13 reg 14 reg 15
説明:

プログラムチェックまたはシステムアベンドが、z/OS XCF メッセージングトランスポートサービス FRR または ESTAE ルーチンによってインターセプトされました。 エラーは SRB の下で発生した可能性があります。

ニュークリアスは終了します。 ダンプが SDUMP フォーマットで、ニュークリアス割り当てファイル SYSUDUMP、SYSMDUMP、または SYSABEND の 1 つに出力されます。あるいは、SYS1.DUMPn のようなシステム割り当てファイルに出力されます。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してください。


Top of page

SMM Facility(ADASMM)メッセージ(ADAX2A~ADAX2I)

このセクションのメッセージは Adabas Parallel Services メッセージングモジュール ADASMM(SMM 機能とも呼ばれている)によって返されます。

各メッセージの先頭には "hh:mm:ss" 形式のタイムスタンプ、ジョブ名、および Adabas Parallel Services クラスタのデータベース ID(先行ゼロを含む 5 桁の数字)が表示されます。

Overview of Messages

ADAX2A | ADAX2B | ADAX2C | ADAX2D | ADAX2E | ADAX2F | ADAX2G | ADAX2H | ADAX2I
ADAX2A {dbid} {message-text}
説明:

このメッセージでは次のメッセージテキストのいずれかが表示されます。

メッセージテキスト 説明 対処
INCOMPATIBLE AXMVT VERSION 使用している Adabas Parallel Services モジュールは実行中の Adabas と互換性がありません。 Adabas Parallel Services ライブラリには Adabas ライブラリとの互換性があることをチェックしてください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。
TI-0, INITIALIZED, RC return-code ADASMM は正常に初期化しました。 この情報メッセージに対処は必要ありません。
TI-1, CANNOT GET WORK MEMORY ADASMM ワークエリアのメモリを取得する試行は失敗しました。 ADASMM は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
TI-2, CANNOT GET PLXCB Adabas Parallel Services コントロールブロック(MPM 76 コール)の取得に失敗しました。 ADASMM は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
TI-3, CANNOT LOAD PLXDEP オペレーティングシステムインターフェイスモジュール PLXDEP をロードする試行は失敗しました。 ADASMM は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
TI-4, MEMSTATE CALL NUCID: nucid, RC return-code 指定されたニュークリアス ID へのメンバ状態テーブルのインターフェイスコールから指定された 16 進数のリターンコードを受け取りました。 リターンコードを分析して、エラーを修正してください。
TI-5, ERROR IN POST NUCID: nucid, RC return-code 指定されたニュークリアス ID へのクロスメモリポスト(MPM 80)ルーチンから指定された 16 進数のリターンコードを受け取りました。 リターンコードを分析して、エラーを修正してください。
TI-6, NUCID: nucid REPORTED ACTIVE - INCONSISTENT PLXCB 致命的なエラーが初期化中に発生しました。 クラスタコントロールブロック PLXCB は、ニュークリアス(NUCID)がアクティブであったことを誤って報告しました。 従って PLXCB は矛盾しており、初期化はレスポンスコード 8 で失敗します。 クラスタをクリーンに再スタートしてください。
dbid TI-9, ERROR SET PROCESS TOKEN: xx プロセストークン値 xx の取得で、Adabas オペレーシングシステムのインターフェイス ADAIOR から値が返されるときに致命的なエラーが発生しました。dbid が SMP クラスタのデータベース ID です。 表示されたレスポンスコードを記録してから、Software AG 技術サポートに連絡してください。
対処:

対処については上記の表を参照してください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX2B {dbid} {message-text}
説明:

このメッセージでは次のメッセージテキストのいずれかが表示されます。

メッセージテキスト 説明 対処
TT-0, SMM NOT YET INITIALIZED 終了コールは、前の成功した初期化コールなしで行われました。 SMM 機能は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
TT-1, SMM TERMINATING SMM 機能は終了しています。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
TT-2, MEMSTATE CALL, NUCID: nucid, RC return-code 指定された 16 進数のリターンコードは、指定されたニュークリアス ID へのメンバ状態テーブルのインターフェイスコールから受け取りました。 リターンコードを分析して、エラーを修正してください。
対処:

対処については上記の表を参照してください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX2C {dbid} {message-text}
説明:

このメッセージでは次のメッセージテキストのいずれかが表示されます。

メッセージテキスト 説明 対処
SM-0, SMM NOT INITIALIZED YET 送信コールは前の正常な初期化なしで行われました。 ADASMM は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
SM-1, TIMER CALL, RC response-code 指定された 16 進数のレスポンスコードは、タイムアウト間隔を設定するコールから返されました。 レスポンスコードを分析して、エラーを修正してください。
SM-2, NO UB AVAILABLE, RC response-code 指定された 16 進数のレスポンスコードは、ユーザーバッファを取得するためのコールによって返されました。 レスポンスコードを分析して、エラーを修正してください。
SM-3, CANNOT FIND ECB ELEMENT イベントコントロールブロックはメッセージを送るために必要です。 テーブルがいっぱいであるために、このコントロールブロックは取得することができません。 テーブルのサイズは ADARUN NC パラメータが基準になります。 テーブルサイズを増やすには ADARUN NC パラメータの値を増やしてください。
SM-4, REPLY ERROR, NUCID: nucid, RC response-code 指定された 16 進数のレスポンスコードは、指定された(外部)NUCID によって返されました。 レスポンスコードを分析して、エラーを修正してください。
対処:

対処については上記の表を参照してください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX2D {dbid} {message-text}
説明:

このメッセージでは次のメッセージテキストのいずれかが表示されます。

メッセージテキスト 説明 対処
RM-0, SMM NOT YET INITIALIZED 受信コールは、前の成功した初期化なしで行われました。 ADASMM は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
RM-1, REPLY ECB NOT FOUND, RC response-code すべての ADASMM メッセージがイベントコントロールブロックを必要とします。このブロックはテーブルに保持されます。 要求された受信メッセージは、送信によって設定された同等のイベントコントロールブロックエントリを持っていません。 レスポンスコードを分析して、エラーを修正してください。
対処:

対処については上記の表を参照してください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX2E {dbid} {message-text}
説明:

このメッセージでは次のメッセージテキストのいずれかが表示されます。

メッセージテキスト 説明 対処
QU-0, SMM NOT YET INITIALIZED クエリメンバコールは、前の成功した初期化なしで行われました。 ADASMM は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
QU-1, BAD FUNCTION CODE code ADASMMQU へのコールには機能コードがあります。 機能コード code は範囲外にあります。 これは内部エラーです。 ADASMM は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
対処:

対処については上記の表を参照してください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX2F {dbid} TM-0, SMM NOT INITIALIZED YET
説明:

前の成功した初期化コールなしで、クラスタセッションを終了するためのコールが行われました。

対処:

ADASMM は終了します。


ADAX2G {dbid} CM-0, SMM NOT YET INITIALIZED
説明:

前の成功した初期化なしでキャンセルコールが行われました。

対処:

ADASMM は終了します。


ADAX2H {dbid} {message-text}
説明:

このメッセージでは次のメッセージテキストのいずれかが表示されます。

メッセージテキスト 説明 対処
CME-0, SMM NOT YET INITIALIZED 前の成功した初期化なしで受信出口がコールされました。 ADASMM は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
CME-1, CANNOT FIND ECB ELEMENT イベントコントロールブロックが ADASMM のためのデータベースで受信されました。 送信されたメッセージのための同等のイベントコントロールブロックは検出できません。 送信されたメッセージのための ECB が有効であることを確認してください。
TIMEX-0, SMM NOT YET INITIALIZED 前の成功した初期化なしでタイマ出口コールが行われました。 ADASMM は終了します。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
dbid TIME-1, MSG TO ccccc TIMED OUT クラスタ ccccc へのメッセージ送信に応答がなくタイムアウトになりました。 これは警告です。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
対処:

対処については上記の表を参照してください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX2I {dbid} {message-text}
説明:

このメッセージでは次のメッセージテキストのいずれかが表示されます。

メッセージテキスト 説明 対処
SS-1, TARGET GONE, ID nucid 指定された(外部)NUCID を持つクラスタニュークリアスはクラスタを終了しました。 この情報メッセージに対処は必要ありません。
SS-2, MEMSTATE, ID int-nucid IND idx-num EXT nucid STATE nn このメッセージは、SMM 機能からメンバ状態テーブルマネージャへのコールについての情報を提供します。
  • int-nucid は、メンバ状態テーブル(内部)のクラスタニュークリアスのためのニュークリアスインジケータエントリです。

  • idx-num は、内部ニュークリアスインジケータエントリのインデックス番号です。

  • nucid は、ユーザー指定(外部)NUCID 番号ですが、非クラスタニュークリアスの場合はゼロ(0)になります。

  • nn は、ニュークリアスのステータスです(00 はアクティブ化、03 は解放)。

この情報メッセージに対処は必要ありません。
SS-3, ACB TO ID nucid, RC rsp-code, AD2 value エラーがクラスタコミュニケーションで発生しました。 メッセージを返したクラスタニュークリアスは(外部)NUCID によって識別されます。 コマンド ACB または ACBX のアディション 2 フィールドの内容とレスポンスコードが提供されます。 これは警告です。 Software AG 技術サポートに連絡してください。
対処:

対処については上記の表を参照してください。 問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


Top of page

クラスタニュークリアスリカバリメッセージ(ADAX31~ADAX33)

Overview of Messages

ADAX31 | ADAX32 | ADAX33
ADAX31 OPENING WORK DATASET FOR NUCID={nucid}
説明:

1 つ以上の Adabas クラスタニュークリアスの障害からリカバリしているとき、このニュークリアスは指定された(外部)NUCID を持つニュークリアスの WORK データセットをオープンしようとして異常終了しました。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX32 OPEN FAILED. IOR CODE=X'{cc}', SYSTEM CODE=X'{ssss}'
説明:

1 つ以上の Adabas クラスタニュークリアスの障害からリカバリしているとき、このニュークリアスは NUCID nucid(メッセージ ADAX31)を持つニュークリアスの WORK データセットをオープンしようとしましたが、オープンは失敗しました。 ADAIOR はレスポンスコード cc(16 進数)を発行しました。システムのリターンコードは ssss(16 進数)です。 ニュークリアスジョブプロトコル(DD/PRINT)には、オープンできなかった WORK データセット名を詳述している ADAI63 メッセージが含まれます。

対処:

WORK データセットのオープンが失敗した理由を特定してください。 次のような原因が考えられます。

  • WORK データセットまたはそのカタログエントリが、アクセスできない、または壊れていました。

  • WORK データセットの名前を含んでいる PPT ブロックが壊れていました。

  • 可能であれば、エラーを修正して、ニュークリアスを再スタートしてください。 そうでなければ、データベースをリストアし、再生成する必要があります。

確かでない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX33 BAD WORK BLOCK FOR NUCID={nucid} TIMESTAMP MISMATCH -- RABN={rrrr}
説明:

1 つ以上の Adabas クラスタニュークリアスの障害からリカバリしているとき、このニュークリアスは、ブロックの初めのタイムスタンプがブロックの終わりのコントロールタイムスタンプと一致しなかったブロックを検出しました。 ブロックの最後の書き込みが不完全であった、または別の理由のためにブロックが壊されました。 一致していないため、リカバリに使用することはできません。 ブロックは、NUCID nucid のニュークリアスの WORK データセットから読み込まれました。 RABN は rrrr です。

対処:

データベースをリストアし再生成してください。 確かでない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


Top of page

キャッシュサービスメッセージ(ADAX40~ADAX5C)

Overview of Messages

ADAX40 | ADAX41 | ADAX42 | ADAX43 | ADAX44 | ADAX45 | ADAX46 | ADAX47 | ADAX48 | ADAX49 | ADAX50 | ADAX51 | ADAX52 | ADAX53 | ADAX54 | ADAX55 | ADAX57 | ADAX58 | ADAX59 | ADAX5B | ADAX5C
ADAX40 {dbid} ADABAS ABEND IN CACHE EXIT DBID dbid NUCID nucid ABEND routine Snnn Unnnn REASON reason PSW psw REG 0-3 reg 0 reg 1 reg 2 reg 3 REG 4-7 reg 4 reg 5 reg 6 reg 7 REG 8-B reg 8 reg 8 reg 10 reg 11 REG C-F reg 12 reg 13 reg 14 reg 15
説明:

プログラムチェックまたはシステムアベンドが、z/OS XES 並列シスプレックスキャッシュサービス FRR ルーチンによってインターセプトされました。 エラーは SRB の下で発生しました。

ニュークリアスは終了します。 ダンプが SDUMP フォーマットで、ニュークリアス割り当てファイル SYSUDUMP、SYSMDUMP、または SYSABEND の 1 つに出力されます。あるいは、SYS1.DUMPn のようなシステム割り当てファイルに出力されます。

対処:

Adabas 技術サポートに連絡してください。


ADAX41 {dbid} ADANCX GETMAIN FAILED
説明:

ADANCX は Adabas クラスタ環境のためのニュークリアス拡張モジュールです。 このモジュールのためのスペース割り当てに失敗しました。

対処:

メモリ要件を減らすか、または利用可能なメモリの大きさを拡張してください。


ADAX42 {dbid} GETMAIN FAILED
説明:

スペース割り当てが失敗しました。

対処:

メモリ要件を減らすか、または利用可能なメモリの大きさを拡張してください。


ADAX43 {dbid} { ADAXEC | ADASMC } INITIALIZATION ERROR - xxx
説明:

内部エラーです。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX44 {dbid} ADANCX CACHE-RELATED GETMAIN FAILED
説明:

ADANCX は Adabas クラスタ環境のためのニュークリアス拡張モジュールです。 このモジュールのための 2 番目のスペース割り当てに失敗しました。

対処:

メモリ要件を減らすか、または利用可能なメモリの大きさを拡張してください。


ADAX45 {dbid} UNEXPECTED CACHE CONNECTION ERROR - xxx
説明:

シスプレックスキャッシュ構造に接続しているときにエラーが発生しました。 理由については次のメッセージを参照してください。

対処:

問題を修正してください。 対処が明らかでなければ、Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX46 {dbid} GETMAIN FAILED AFTER CONNECT TO CACHE
説明:

Adabas が外部キャッシュ構造に接続された後、スペース割り当てに失敗しました。

対処:

メモリ要件を減らすか、または利用可能なメモリの大きさを拡張してください。


ADAX47 {dbid} CACHE CONNECT PROBLEM RC X'xxxxxxxx' REASON X'yyyyyyyy'
説明:

シスプレックスキャッシュ構造に接続しているときにエラーが発生しました。 x はキャッシュ関連のリターンコードを示し、y はエラーを説明するための理由コードを示します。

対処:

Adabas Parallel Services を使用している場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。

Adabas Cluster Services を使用している場合は、IBM マニュアル『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』のコードの説明を参照してください。 関連情報は、マクロ IXLCONN のリターンコードおよび理由コードのセクションで見つけることができます。 コンフィグレーションエラーのために発生する共通の理由コードには以下が含まれます。

RC 理由 説明
X'08' X'xxxx084C' 不適切な SAF 認可。 Adabas は構造に接続する権限がありません。
X'0C' X'xxxx0C05' 構造は CFRM policy には定義されません。無効な構造名パラメータが原因になっている可能性があります。
X'0C' X'xxxx0C08' 構造割り当てのために検出された適切なカップリング機能はありません。
X'0C' X'xxxx0C29' CFRM 機能は、アクティブでないか、または利用できません。

ADAX48 {dbid} CACHE DISCONNECT RC rrr CRC X'xxxxxxxx'X REASON X'yyyyyyyy'
説明:

このメッセージのメッセージテキストには複数の種類があります。 次のテーブルでは、異なるメッセージテキストの結果として発生するユーザーの対処について説明します。

メッセージテキスト 説明 対処
CACHE DISCONNECT RC rrr CRC X'xxxxxxxx'X REASON X'yyyyyyyy' シスプレックスキャッシュ構造から切断しているときにエラーが発生しました。 メッセージには、エラーの内容を説明するために、ADAXEC からのリターンコード(rrr)、キャッシュ構造からのリターンコード(xxxxxxxx)、および理由コード(yyyyyyyy)が表示されます。

Adabas Parallel Services を使用している場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。

Adabas Cluster Services を使用している場合は、IBM マニュアル『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』のコードの説明を参照してください。 関連情報は、マクロ IXLDISC のリターンコードおよび理由コードのセクションで見つけることができます。

BLOCK blk-name CAST-OUT LOCKED AT DISCONNECT
nnnn CAST-OUT LOCKS RELEASED AT DISCONNECT
グローバルキャッシュからの切断時に、Parallel Services ニュークリアスでは 1 つ以上のキャッシュブロックでキャストアウトロックが保持されました。 キャストアウトロックは解除されました。 この処理はオンラインリカバ処理中に実行される場合があります。

影響を受けるエントリブロックに対して最初のメッセージが繰り返され、2 番目のメッセージでは影響を受けるブロックの数が集約されます。

オンラインリカバリ中にこれらのメッセージが表示される場合、対処の必要はありません。 ただし、これらのメッセージがセッションの正常終了中に表示される場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。
対処:

上記の表で説明されている対処を実行します。


ADAX49 {dbid} UNEXPECTED CACHE RETURN CODE ENCOUNTERED
ADAX49 {dbid} FUNCTION X'ff' xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
ADAX49 {dbid} CRC X'yyyyyyyy' REASON X'zzzzzzz'
説明:

予期しないリターンコードがキャッシュ構造に関連付けられたマクロの実行中に返されました。

対処:

Adabas Parallel Services を使用している場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。

Adabas Cluster Services を使用している場合は、IBM マニュアル『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』のコードの説明を参照してください。 関連情報は、メッセージに表示された機能と一致している章のマクロ IXLCACHE のリターンコードおよび理由コードのセクションで見つけることができます。


ADAX50 {dbid} GETMAIN FAILED FOR CAST-OUT DIRECTORY BUFFER
ADAX50 {dbid} SIZE REQUESTED xnnnnnnnn
説明:

キャストアウトディレクトリバッファのためのスペース割り当てに失敗しました。

対処:

メモリ要件を減らすか、または利用可能なメモリの大きさを拡張してください。


ADAX51 {dbid} CACHE STRUCTURE ALLOCATION UNACCEPTABLE
ADAX51 {dbid} REQUESTED CACHE ALLOCATION VALUES
ADAX51 {dbid} STORAGE CLASSES X'{ee}'
ADAX51 {dbid} CAST-OUT CLASSES X'{ffff}'
ADAX51 {dbid} ADJUNCT=YES
ADAX51 {dbid} MAXIMUM DATA ELEMENTS PER ENTRY X'{gg}'
ADAX51 {dbid} DATA ELEMENT CHARACTERISTIC X'{hh}'
ADAX51 {dbid} ACTUAL CACHE ALLOCATION VALUES
ADAX51 {dbid} STORAGE CLASSES X'{ii}'
ADAX51 {dbid} CAST-OUT CLASSES X'{jjjj}'
ADAX51 {dbid} ADJUNCT={YES | NO}
ADAX51 {dbid} MAXIMUM DATA ELEMENTS PER ENTRY X'{kk}'
ADAX51 {dbid} DATA ELEMENT CHARACTERISTIC X'{mm}'
説明:

キャッシュ構造は正常に接続されましたが、キャッシュ構造の属性が Adabas シスプレックスクラスタに対して不適切です。

対処:

シスプレックス CFRM policy にキャッシュ構造を正しく定義してください。


ADAX52 I{dbid} NCOMPATIBLE EXISTING USER(S) OF THE
ADAX52 {dbid} CACHE STRUCTURE {cache-structure-name}
説明:

指定された名前を持つキャッシュ構造はすでに別の Adabas クラスタによって使われています。 キャッシュ構造名は Adabas クラスタニュークリアスのためだけに使用できます。

対処:

特定のクラスタで使用されるように、指定されたキャッシュ構造名を使ってください。


ADAX53 {dbid} INTERNAL ERROR - NO AVAILABLE XQRB
説明:

内部エラーが発生しました。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX54 {dbid} INSUFFICIENT CACHE DATA ELEMENTS
説明:

キャッシュ構造は正常に接続されましたが、外部キャッシュ構造(またはグローバルキャッシュエリア)のキャッシュデータ要素の数が足りません。 80,000 バイト以上の情報を保持するために十分なデータ要素が必要です。 割り当てられたデータ要素の数は前のメッセージ ADAX57 に示されています。

対処:

外部キャッシュ構造(またはグローバルキャッシュエリア)のサイズを増やしてください。 あるいは、十分なキャッシュデータ要素が割り当てられるように、ADARUN パラメータ DIRRATIO と ELEMENTRATIO のいずれかまたは両方を修正してください。


ADAX55 {dbid} THIS JOB WILL NOW TERMINATE
説明:

ニュークリアスを異常終了させる内部エラーが発生しました。 このメッセージより前に発行されたメッセージに、エラーに関連する詳細情報が出力されています。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX57 {dbid} CONNECTED TO CACHE STRUCTURE {cache-structure-name}
ADAX57 {dbid} DIRECTORY ELEMENTS {xxxxxx}
ADAX57 {dbid} DATA ELEMENTS {yyyyyy}
ADAX57 {dbid} DATA ELEMENT SIZE {zzzzzz}
説明:

クラスタ環境で、Adabas クラスタニュークリアスは指定されたキャッシュ構造(またはグローバルキャッシュエリア)に正常に接続しました。 このメッセージには、キャッシュのディレクトリエントリとデータ要素の数とデータ要素のサイズが出力されます。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX58 {dbid} TIME EXPIRED WAITING FOR NOTIFICATION OF
ADAX58 {dbid} EXISTING CONNECTORS TO THE CACHE STRUCTURE
説明:

シスプレックス環境で、Adabas クラスタニュークリアスをクラスタキャッシュ構造に接続しようとしましたが、キャッシュ構造に対してすでに確立している接続についての情報を待っている間に、タイムアウトしました。

対処:

再度 Adabas シスプレックスクラスタニュークリアスを開始してください。 エラー発生が続く場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX59 {dbid} UNEXPECTED RETURN CODE FROM { ADAXEC | ADASMC }
ADAX59 {dbid} FUNCTION X'ff' xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
ADAX59 {dbid} RC rrr
説明:

参照されたモジュールへのコール中に予期しないリターンコードを受け取りました。 メッセージは機能コードおよびリターンコードを含んでいます。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX5B {dbid} CONNECTING TO S64 CACHE AT address
ADAX5B {dbid} CONNECT TO S64 CACHE RETURN CODE ADAIOR-return-code/zOS-return-code/zOS-reason-code
ADAX5B {dbid} DISCONNECTING FROM S64 CACHE
ADAX5B {dbid} DISCONNECT FROM S64 CACHE RETURN CODE ADAIOR-return-code/zOS-return-code/zOS-reason-code
説明:

Adabas Parallel Services は z/OS 共有 64 ビットアドレス可能ストレージをキャッシュコンフィグレーションの一部として使用しています。 S64 オブジェクトへの接続はローカルアフィニティを確立し、オブジェクトをアドレス可能にします。 切断するとアフィニティが削除され、以降そのオブジェクトはアドレス可能でなくなります。 z/OS IARV64 から受け取るゼロ以外のリターンコードはフォーマットされています。

対処:

処理に失敗した場合は、IBM ドキュメンテーション『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』第 2 巻 (EDTINFO-IXGWRITE)を参照して、IARV64 リターンコードおよび理由コードの説明を確認してください。 原因が不明の場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX5C {dbid} UNCHANGED BLOCKS WILL [NOT] BE WRITTEN TO CACHE
説明:

このメッセージでは、この Adabas Parallel Services ニュークリアスに関する ADARUN CLUCACHEUNCHANGED パラメータの設定が報告されます。 変更されていないブロックがグローバルに書き込まれるか、または書き込まれないかのいずれかです。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


Top of page

ロックサービスメッセージ(ADAX60~ADAX73)

Overview of Messages

| ADAX60 | ADAX61 | ADAX62 | ADAX63 | ADAX64 | ADAX65 | ADAX66 | ADAX67 | ADAX68 | ADAX69 | ADAX6B | ADAX70 | ADAX71 | ADAX72 | ADAX73
ADAX60 { PEER NUCLEUS | UNKNOWN CONNECTOR } {connection-name }
ADAX60 { IS ALREADY | HAS } CONNECTED TO
ADAX60 { CACHE | LOCK } STRUCTURE {structure-name}
説明:

キャッシュ構造またはロック構造の別のコネクタに関連するイベントが発生しました。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX60 { PEER NUCLEUS | UNKNOWN CONNECTOR } connection-name
ADAX60 HAS DISCONNECTED { NORMALLY | ABNORMALLY } FROM
ADAX60 { CACHE | LOCK } STRUCTURE structure-name
説明:

キャッシュ構造またはロック構造の別のコネクタに関連するイベントが発生しました。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX61 {date time statistic-text statistic-value}
説明:

ニュークリアスがキャッシュから切断されるたびに、キャッシュのアクティビティに関する統計値を含む、このメッセージが発行されます。 これらの情報は、問題の診断と適切なキャッシュコンフィギュレーションの選択に役立ちます。 統計に表示されるのは 1 つのニュークリアスのアクティビティのみである点に注意してください。 全般的なニュークリアスの状態を確認するには、他のニュークリアスの統計情報も調べる必要があります。

このメッセージはコンソールでの DMEMTB オペレータコマンドからの出力表示にも使用されます。

次にこのメッセージに表示される統計の例を示します。

ADAX61 Statistics at disconnect for cache C00C7231                             
        Cache Directory Management Activity                                     
                      32,565 Read located active                                
                       5,230 Read obtained from free pool                       
                           0 Read reclaimed, first choice criteria              
                           0 Read reclaimed, second choice criteria             
                           0 Read reclaimed, third choice criteria              
                           0 Read reclaimed, fourth choice criteria             
                           0 Read unable to obtain (cache full)                 
                           0 Total number of directory reclaim attempts         
                           0 Number of directories examined for reclaim         
                       0.000 Average number of directories examined per attempt 
                         680 Write obtained from free pool                      
                         496 Directory high-water mark (this nucleus)           
                       1,134 Directory high-water mark (cluster-wide)           

        Cache Write Requests                                                   
                     306,706 Sufficient preallocated space                     
                         235 Free space allocated                              
                           5 Space reclaimed, first choice criteria            
                       6,322 Space reclaimed, second choice criteria           
                         885 Unable to obtain space (cache full)               
                       4,292 Space search examined part of space chain         
                       3,155 Space search examined entire space chain          
                       7,447 Total number of space allocation attempts         
                     462,840 Number of space chain descriptors examined        
                      62.151 Average number of descriptors examined per attempt

        Cache Space Element Reclamation                                
                          48 Elements reclaimed, first choice criteria 
                      28,431 Elements reclaimed, second choice criteria

        Latch Attempts                Exclusive                     Shared
          Cache Space Chain                                               
            Get                           7,455                           
            WaitFor                           8                           
            Release                       7,447                           
          Cache Directory Index                                           
            Get                           5,351                    249,009
                                          5,228 Upgrade                   
            WaitFor                           0                          0
                                              0 Upgrade                   
            Release                      10,579                    243,781
          Cache Directory                                                 
            Get                         454,179                    398,747
                                          5,335 Upgrade                   
            WaitFor                         205                         53
            Release                     459,297                    393,339
          Cache Cast-Out Class                                            
            Get                          44,865                      3,510
            WaitFor                           0                          0
            Release                      44,865                      3,510
 

次の表は統計の説明です。

メッセージ統計タイプ 説明
Cache Directory Management Activity

キャッシュディレクトリ要素は、参照先の ASSO ブロックと DATA ブロックを示します。 また、ディレクトリ要素は、キャッシュデータストレージプール内の未割り当てスペースも示します。 キャッシュ初期化中に作成されたディレクトリ要素の数はメッセージ ADAX57 に表示されます。

ASSO ブロックまたは DATA ブロックを最初に参照するときに、キャッシュ読み込み要求が発生します。 ブロックがキャッシュ内で既知であれば、既存のディレクトリ要素が使用されます。 それ以外の場合は、ディレクトリ要素の割り当てが必要になります。 空きプールに何も存在しない場合、ニュークリアスは再利用可能なディレクトリ要素が存在するかどうか探します。 ブロックが変更されていて、外部ストレージへの書き込み(書き戻し)が行われていないブロック(ダーティブロック)のディレクトリ要素は再利用されません。 残りのディレクトリ要素の中から、近いうちに必要となる可能性が最も低いブロックを示すディレクトリ要素が選択されます。 望ましさの高さに応じて、4 段階の選択条件が存在します。 最も望ましいケースでは、キャッシュミスによる余分な入出力が発生する可能性が低くなります。逆に最も望ましくないケースでは、再び使用される可能性があるブロックを示す要素を再利用することになるため、余分な入出力が発生する可能性が高くなります。 選択条件の要因としては、ブロックを参照したニュークリアスの数、ブロックが最近参照されたかどうか、ブロックの内容のステータスなどがあります。

すべてのディレクトリ要素がダーティブロックを示す場合、キャッシュが一杯であると見なされ、ディレクトリ割り当ては失敗します。 次にニュークリアスは、バッファフラッシュを実行して、ダーティブロックを書き戻してから、要求を再試行します。

書き込みが要求されると、フラグメントの発生したスペースを示すディレクトリ要素の割り当てが試行されることもあります。 これは頻繁に発生することではありません。

再利用されるディレクトリ要素が全体的なアクティビティ(特に基準が高いために発生する再利用)の重要な部分を占める場合、パフォーマンスを最適化するため、ディレクトリ要素を増やすことを検討してください。

キャッシュ制御構造は、ニュークリアスが失敗した後、オンラインリカバリの一部として再構築されます。 これによりクラスタ全体に対する一番高い基準は再設定されますが、個々のメンバに対する一番高い基準には影響しません。

Cache Write Requests 現在のディレクトリ要素ではブロックを格納するだけのスペースがない場合には、最初に空きプールから追加スペースが取得されます。 適切なブロックが見つからない場合、1 つ以上の既存ブロックのスペースを再利用して、連続するエリアを構成する必要があります。 ダーティブロックを含むスペースなしには適切なエリアを構成できない場合、キャッシュが一杯であると見なされます。 ニュークリアスはバッファフラッシュを実行し、要求を再試行します。 ディレクトリ要素と同様、アクティブなブロックが削除されているために余分な入出力が必要になる可能性を減らす場合にも、選択条件が適用されます。
Cache Space Element Reclamation キャッシュデータ要素はメッセージ ADAX57 に示されます。 キャッシュされた ASSO または DATA ブロックには、1 つ以上のデータ要素が必要です。
Latch Attempts 複数のニュークリアス間で共有されているデータ構造へのアクセスは、高パフォーマンスラッチによってシリアライズされます。 これらのラッチは全面的にニュークリアスによって管理されます。z/OS が管理するラッチではありません。 ラッチは排他的または共有的に取得され、共有ラッチが排他ラッチにアップグレードすることがあります。 ラッチを即座に取得できない場合、ニュークリアスが待機を選択することがあります。
  • スペース割り当てをシリアライズするためのキャッシュスペースチェーンラッチが 1 つ存在します。

  • 各インデックス要素に対してディレクトリ要素インデックスラッチが 1 つずつ存在します。 このラッチは既存のディレクトリ要素を検索するときに保持されます。 また、ディレクトリ要素の割り当てや解放を行う際にも保持されます。

  • 各ディレクトリ要素の更新をシリアライズするためのラッチがそれぞれ 1 つずつあります。

  • バッファフラッシュ中にディレクトリ要素へのアクセスをシリアライズするため、各キャストアウトクラスに 1 つの独立したラッチがあります。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX62 UNEXPECTED LOCK RETURN CODE ENCOUNTERED
ADAX62 FUNCTION X'xx'
ADAX62 LRC X'cccccccc' REASON X'rrrrrrrr'
説明:

論理的なリソースのロックまたはロック解除に失敗しました。 ロックマネージャ機能番号は xx、レスポンスコードは cccccccc、理由コードは rrrrrrr です。 すべての変数は 16 進数です。

ニュークリアスは異常終了します。

対処:

これは予期しないエラーです。 Software AG 技術サポートに連絡してください。

Adabas Cluster Services を使用している場合は、IBM マニュアル『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』のコードの説明を参照してください。 関連情報は、マクロ IXLLOCK のリターンコードおよび理由コードのセクションに記載されています。


ADAX63 LOCK CONNECT PROBLEM RC X'cccccccc' REASON X'rrrrrrrr'
説明:

ロック構造に接続しているときにエラーが発生しました。 ロックマネージャのレスポンスコードは cccccccc、理由コードは rrrrrrrr です。 どちらの変数も 16 進数です。

ニュークリアスは異常終了します。

対処:

これは予期しないエラーです。 Software AG 技術サポートに連絡してください。

Adabas Cluster Services を使用している場合は、IBM マニュアル『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』のコードの説明を参照してください。 関連情報は、マクロ IXCQUERY および IXLCONN のリターンコードおよび理由コードのセクションに記載されています。 コンフィグレーションエラーのために発生する共通の理由コードには以下が含まれます。

RC REASON 説明
X'08' X'00000024' CFRM policy で定義されていない構造。
X'08' X'xxxx084C' 不適切な SAF 認可。 Adabas は構造に接続する権限がありません。
X'0C' X'00000154' CFRM policy はアクティブではありません。
X'0C' X'xxxx0C05' 構造は CFRM policy には定義されません。無効な構造名パラメータが原因になっている可能性があります。
X'0C' X'xxxx0C08' 構造割り当てのために検出された適切なカップリング機能はありません。
X'0C' X'xxxx0C29' CFRM 機能は、アクティブでないか、または利用できません。

ADAX64 ADANCX LOCK-RELATED GETMAIN FAILED
説明:

ロックマネージャはメインストレージを取得することに失敗しました。

対処:

REGION パラメータを大きくしてニュークリアスを再スタートさせるか、あるいはニュークリアスパラメータ NH、NU、または LDEUQP を小さくしてください。


ADAX65 PARAMETER TAKEN OVER: parameter-name
ADAX65 OLD: old-value NEW: new-value
説明:

グローバルパラメータがクラスタの 1 つのニュークリアスで変更されました。 このパラメータは他のすべてのニュークリアスに伝播されて、それらに引き継がれました。


ADAX66 INCOMPATIBLE GLOBAL PARAMETER parameter-name
ADAX66 SPECIFIED: value-specified IN EFFECT: value-in-effect
説明:

変更できないグローバルパラメータを変更しようとしました。 この変更は無効になります。


ADAX67 INCOMPATIBLE EXISTING USER(S) OF THE ADAX67
ADAX67 LOCK STRUCTURE lock-structure-name
説明:

メッセージに指定された名前を持つロック構造は、すでに別の Adabas シスプレックスクラスタまたは他のソフトウェアによって使われています。 ロック構造名は、シスプレックス環境でユニークであり、また各 Adabas ニュークリアスクラスタに対してユニークでなければなりません。

対処:

特別な Adabas シスプレックスクラスタが使用できるように、示されたロック構造の名前を使ってください。


ADAX68 TIME EXPIRED WAITING FOR NOTIFICATION OF
ADAX68 EXISTING CONNECTORS TO THE LOCK STRUCTURE
説明:

Adabas シスプレックスクラスタのニュークリアスをロック構造に接続しようとして、ロック構造への既存の接続についての情報を待ってタイムアウトしました。

対処:

情報の流れを中断または流れを非常に遅くする可能性があるカップリング機能またはシステム自体に、どのような条件が存在するのかを確認してください。


ADAX69 LOCK STRUCTURE TOO SMALL
ADAX69 EXPECTED MIN NUMBER OF RECORDS nnn,nnn,nnn
説明:

CFRM policy で定義されたロック構造は ADARUN パラメータの現在の設定を扱うには小さすぎます。 プロセスが予測する最小限レコード数が示されます。

対処:

ADARUN パラメータ NU、NH、または LDEUQP の値を減らすか、あるいはロック構造のサイズを増やしてください。


ADAX6B IXLEERSP REQUEST GOT RSP {rsp-code} RSN {reason-code}
説明:

ピアニュークリアスがロック構造から異常な状態で切断されると、このニュークリアスから XES に対してピア障害を承認するための IXLEERSP 要求が発行されますが、IXLEERSP 要求にはレスポンスコードと理由コードが表示されます。 これらの内容については、IBM マニュアル『MVS プログラミング:シスプレックス・サービス解説書』の IXLEERSP マクロのリターンコードおよび理由コードに関するセクションを参照してください。

ピア障害後もこのニュークリアスによるオンラインリカバリ処理は続行されます。 リカバリ処理の一部として、ニュークリアスはロック構造から切断されます。このことは、XES にピア障害を認識させるためのもう 1 つの方法です。 ただし、可能性はわずかですが、IXLEERSP 要求が失敗すると、XES に関わるクラスタ間のデッドロックが発生することがあります。

対処:

オンラインリカバリ処理がハングアップした場合は、ADAX89 をまだ出力していないニュークリアスをキャンセルします。 これにより、デッドロックが解除される場合があります。 そのようなニュークリアスがない場合は、ADAX89 メッセージのようにセッションの自動再スタートを実行するニュークリアスをキャンセルします。 すべてのニュークリアスが終了した後、クラスタを再開します。

どちらの場合も、ADAX6B メッセージが発生したことを Software AG 技術サポートに報告してください。


ADAX70 CONNECTED TO LOCK STRUCTURE lock-structure-name
ADAX70 NUMBER OF LOCK ENTRIES nnn,nnn
ADAX70 MAX NUMBER OF RECORD ELEMENTS nn,nnn
説明:

z/OS 並列シスプレックス環境で Adabas クラスタニュークリアスは指定されたロック構造に正常に接続しました。 このメッセージの内容は次のとおりです。

  • ロックエントリのカウント。

  • レコード要素の最大数。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX71 RETRYING CACHE WRITE FOR RABN X'rrrrrrrr'
説明:

このメッセージは、キャッシュ書き込みが再試行されている RABN 値を 16 進数で示します。 書き込み再試行の原因となるエラーは、前のメッセージに示されます。


ADAX72 GETMAIN FAILED FOR LOCK ELEMENT TABLE
ADAX72 SIZE REQUESTED Xnnnnnn
説明:

ロック要素テーブルのためのスペース割り当て試行が失敗しました。

対処:

テーブルのためのメモリ要件を減らすか、または利用可能なメモリの大きさを拡張してください。


ADAX73 LOCK STRUCTURE SIZE ERROR
説明:

ロック構造ポリシーでエラーが検出されました。SIZE と INITSIZE の値がゼロです。

対処:

ロック構造ポリシーを確認して、必要な変更を行ってください。


Top of page

クラスタ処理メッセージ(ADAX74~ADAX9L)

Overview of Messages

ADAX74 | ADAX75 | ADAX76 | ADAX77 | ADAX78 | ADAX79 | ADAX80 | ADAX81 | ADAX82 | ADAX83 | ADAX84 | ADAX85 | ADAX86 | ADAX87 | ADAX88 | ADAX89 | ADAX90 | ADAX91 | ADAX92 | ADAX93 | ADAX94 | ADAX95 | ADAX96 | ADAX97 | ADAX98 | ADAX99 | ADAX9A | ADAX9B | ADAX9C | ADAX9D | ADAX9E | ADAX9F | ADAX9G | ADAX9H | ADAX9J | ADAX9K | ADAX9L
ADAX74 {dbid} WARNING: NOW IT IS TOO LATE TO COPY DDPLOGRn
説明:

起動時の ADAN05 メッセージに対応しますが、オンラインリカバリ中に発生します。

Adabas は、DD/PLOGRn によって識別されたデータセットにデータプロテクションログデータを書き始めました。 これは、データセットが ADARES ユーティリティの REGENERATE や BACKOUT 機能の入力として後で使用するためにテープにコピーすることができなくなったことを意味します。 ユーザー出口 2(デュアルログ処理)またはユーザー出口 12(マルチログ処理)コールは、行われなかったか、または ADARES ユーティリティで DD/PLOGRn データセットを正常にコピーしませんでした。

対処:

データベースがユーザー出口 2 なしで実行している場合、PLOG データの上書きは正常で、このメッセージは無視することができます。

データベースがユーザー出口 2 付きで実行している場合、たとえ PLOG がコピーされていないとしてもユーザー出口がニュークリアスを要求するときにだけ、このメッセージが発行されます。 これがエラーかどうかはユーザーがユーザー出口に実装したロジックに依存します。


ADAX75 {dbid} PROTECTION LOG PLOGRn STARTED
説明:

起動時の ADAN21 メッセージに対応しますが、オンラインリカバリ中に発生します。

Adabas はデータプロテクション情報を DD/PLOGRn によって識別されるデュアルまたはマルチデータプロテクションログに書き始める準備をしています。

対処:

今回 PLOG を再初期化するために ADARES ユーティリティの PLCOPY 機能を実行してください。


ADAX76 {dbid} NUCLEUS RUN WITH PROTECTION LOG nnnnn
説明:

起動時の ADAN02 メッセージに対応しますが、オンラインリカバリ中に発生します。

Adabas ニュークリアスセッションは開始されて、データベースプロテクションログが指定されていました。 セッション中に適用されたすべての更新のために ADARES ユーティリティの REGENERATE および BACKOUT 機能の後続の実行が可能です。


ADAX77 {dbid} IDTH PREFIX PROBLEM
説明:

IDTH のアドレスを取得するための ADAMPM へのクエリ要求は失敗しました。 ニュークリアスは異常終了します。

対処:

これは予期しないエラーです。 Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX78 {dbid} ADACOM IS NOT RUNNING OR CLULOCKSIZE IS NOT SPECIFIED
説明:

グローバルロックエリアへの接続試行中、ADASML は、ADACOM が実行されていないか、CLULOCKSIZE パラメータが指定されていないことを検出しました。 ニュークリアスは異常終了します。

対処:

Adabas Parallel Services クラスタニュークリアスを開始する前に ADACOM を開始し、CLULOCKSIZE パラメータにゼロ以外の値を指定します。


ADAX79 {dbid} GLOBAL RESOURCE LOCK ON THIS SYSTEM IS INVISIBLE TO NUCID nucid ON THE SYSTEM sysname
説明:

Global Resource Serialization(GRS)を介したリソースロックを使って、同じデータベースに作用しているクラスタサービスニュークリアスがそれらの動作の一部と同期を取ります。

セッション開始中、1 つのニュークリアスは、取得したリソースロックが示された NUCID を持つピアニュークリアス(示されたシステムでアクティブだったニュークリアス)に対して有効でなかったことを検出しました。

開始しているニュークリアスは parm-error 105 で終了します。

対処:

Cluster Services ニュークリアス実行を意図するすべてのシステムで GRS リソースロックが相互に有効であるように GRS が構成されているかどうかをシステムプログラマに問い合わせてください。


ADAX80 {dbid} ONLINE RECOVERY INITIATED
説明:

Adabas クラスタニュークリアスは、同じクラスタのピアニュークリアスが異常終了したことを検出した後に、オンラインリカバリプロセスを開始しました。 存続している各ニュークリアスは独自のオンラインリカバリプロセスを開始します。オンラインリカバリプロセスは、ニュークリアスで進行中のすべての動作を停止するか、またはセッション自動再スタートを実行(オープンしたすべてのトランザクションのバックアウトを含む)します。あるいはピアニュークリアスがセッション自動再スタートを実行するまで待ってから通常の処理を再開します。


ADAX80 {dbid} ONLINE RECOVERY IN PROGRESS
説明:

同じクラスタですでにアクティブだった他のニュークリアスがニュークリアス障害に応答してオンラインリカバリを実行している間に、ニュークリアスは開始しました。 オンラインリカバリ処理が完了し、その起動シーケンスを続行するまで、開始ニュークリアスは待機します。


ADAX80 {dbid} { ONLINE SAVE | TRANS SUSPEND | ADAEND/HALT } PROCESS CANCELED
説明:

ピアニュークリアスの障害から回復するため(オンラインリカバリ)、ニュークリアスは次のいずれかをキャンセルしました。

  • 実行中のオンラインセーブオペレーション。この場合、保存オペレーションは失敗します。

  • 実行中のトランザクション中断オペレーション。

  • ADAEND または HALT シャットダウン要求。この場合、ニュークリアスはリカバリ処理の完了後シャットダウンしません。

対処:

オンラインリカバリプロセスが正常終了した後にセーブオペレーションを再スタートするか、あるいはまだニュークリアスをシャットダウンしたい場合は別の ADAEND または HALT 要求を発行してください。


ADAX81 {dbid} WAITING FOR ACTIVE TRANSACTIONS TO FINISH
説明:

オンラインリカバリプロセスが開始したとき、1 つ以上のトランザクションがアクティブでした。 リカバリ処理により、しばらくの間それらを正常終了させるために継続できます。


ADAX82 {dbid} ALL TRANSACTIONS FINISHED
説明:

オンラインリカバリが開始したときにアクティブだったすべてのトランザクションは正常終了しました。


ADAX82 {dbid} {count} ACTIVE TRANSACTION(S) INTERRUPTED
説明:

メッセージに示されたトランザクション数はオンラインリカバリが開始したときにはアクティブでしたが、割り当てられた時間内に終了しないで中断されました。 それらはオンラインリカバリ中にバックアウトされます。 関連するユーザーは次のコマンドに対してレスポンスコード 9、サブコード 18 を受け取ります。


ADAX83 {dbid} WAITING FOR ACTIVE COMMANDS TO FINISH
説明:

オンラインリカバリプロセスがすべての進行中の動作を中断する準備ができていたとき、1 つ以上のコマンドがまだアクティブでした。 リカバリ処理により、短い時間それらを正常終了させるために継続できます。


ADAX84 {dbid} ALL COMMANDS FINISHED
説明:

オンラインリカバリプロセスが待っていたアクティブな全コマンドが正常終了しました。


ADAX84 {dbid} {count} ACTIVE COMMAND(S) INTERRUPTED
説明:

メッセージに示されたアクティブなコマンド数は割り当てられた時間内に終了しないで中断されました。 それらは個々のユーザーにレスポンスコード 9、サブコード 19 を送り返します。 それらの関連するコマンド ID は(あれば)削除されます。


ADAX85 {dbid} WAITING FOR ACTIVE I/OS TO FINISH
説明:

オンラインリカバリプロセスがすべての進行中の動作を中断したとき、1 つ以上の I/O がアクティブでした。 リカバリ処理はこれらの I/O が終了するのを待ちます。


ADAX86 {dbid} ALL I/OS FINISHED
説明:

オンラインリカバリプロセスが待っていたすべての I/O が終了しました。


ADAX87 {dbid} WAITING FOR OUTSTANDING MESSAGES TO BE ANSWERED
説明:

オンラインリカバリプロセスがすべての進行中の動作を中断したとき、1 つ以上のニュークリアス間コマンドがまだ応答する予定でした。 リカバリ処理は応答が到着するのを待ちます。


ADAX88 {dbid} ALL OUTSTANDING MESSAGES ANSWERED
説明:

オンラインリカバリプロセスが待っていたニュークリアス間コマンドに対する未到着の応答がすべて到着しました。


ADAX89 {dbid} SESSION AUTORESTART WILL BE DONE BY { THIS | PEER } NUCLEUS
説明:

メッセージに示されるように、オンラインリカバリプロセスの一部であるセッション自動再スタートは、このニュークリアスまたはピアニュークリアスによって実行されます。


ADAX90 {dbid} RECOVERY SYNCPOINT syncpoint INITIATED
説明:

ピアニュークリアスが異常終了するときに 1 つ以上のニュークリアスがアクティブなままであれば、存続するニュークリアスは、複数の同期地点(リカバリ処理が継続する前にニュークリアスはすべての同期地点に達している必要があります)を使って、それらのオンラインリカバリプロセスの同期を取ります。

このメッセージは、他のすべてのニュークリアスがそれぞれの同期地点に達したときに、セッション自動再スタートを実行するニュークリアスは進行する準備ができていることを示します。


ADAX91 {dbid} WAITING ON RECOVERY SYNCPOINT syncpoint
説明:

オンラインリカバリプロセスは、セッション自動再スタートを実行するニュークリアスは、同期地点(syncpoint)が示すリカバリを開始するのを待っています。


ADAX92 {dbid} RECOVERY SYNCPOINT syncpoint REACHED
説明:

協調オンラインリカバリに関係している全ニュークリアスは、示されたリカバリ同期地点(syncpoint)に達しました。 リカバリ処理は続行します。


ADAX93 {dbid} BEGINNING SESSION AUTORESTART
ADAX93 {dbid} BEGINNING WORK4 INTERPRETATION
ADAX93 {dbid} WORK4 HANDLING FAILED
説明:

このメッセージ番号では、さまざまなメッセージテキストが表示されます。 各メッセージテキストの説明と対処については、次の表を参照してください。

メッセージテキスト 説明
BEGINNING SESSION AUTORESTART ピア障害を切り抜けたニュークリアスの 1 つ(このニュークリアス)がオンラインリカバリの主要なステップ(セッション自動再スタート)を開始します。
BEGINNING WORK4 INTERPRETATION ピアニュークリアスのいずれかが失敗したため、残りのニュークリアスのいずれかが自動再スタート処理を開始しています(DTP=RM の場合)。 WORK4 の解釈は自動再スタートが実行される前に開始している必要があります。
WORK4 HANDLING FAILED WORK4 の解釈は成功しませんでした。 詳細については、メッセージ ADAN85 と ADAN86 を参照してください。 すべてのニュークリアスがダウンしました。

ADAX94 {dbid} SESSION AUTORESTART EXECUTED SUCCESSFULLY
ADAX94 {dbid} DTP=RM-USERS ARE COPIED
ADAX94 {dbid} DTM=RM-USER-COPY FAILED
ADAX94 {dbid} DTM=RM-USER-LOCKS NOT GOTTEN
説明:

このメッセージ番号では、さまざまなメッセージテキストが表示されます。 各メッセージテキストの説明と対処については、次の表を参照してください。

メッセージテキスト 説明
SESSION AUTORESTART EXECUTED SUCCESSFULLY オンラインリカバリ中に実行されたセッション自動再スタートは成功しました。 この情報メッセージに対処は必要ありません。
DTP=RM-USERS ARE COPIED 他のニュークリアスの PET/HEURI ユーザーがリカバリニュークリアスのユーザーキューにコピーされました(トランザクション ID とファイルリストを含む)。 この情報メッセージに対処は必要ありません。
DTM=RM-USER-COPY FAILED ユーザーコピーが失敗しました。論理エラーが原因である可能性があります。 すべてのニュークリアスがダウンしました。
DTM=RM-USER-LOCKS NOT GOTTEN DTP=RM の場合、ニュークリアスは、DDWORKR4 にコピーされるすべての PET ステータスのユーザーに対して、ホールドキューと UQDE ロックを取得する必要があります。 すべてのニュークリアスがダウンしました。

ADAX95 {dbid} SESSION AUTORESTART FAILED
ADAX95 {dbid} RESPONSE CODE = {response-code}
ADAX95 {dbid} FILE NUMBER = {file-number}
ADAX95 {dbid} ALL ACTIVE NUCLEI WILL GO DOWN
説明:

オンラインリカバリ中に実行されたセッション自動再スタートは成功しませんでした。 示されたレスポンスコードを受け取りました。 レスポンスコードが特定のファイルに関連する場合、ファイル番号も示されます。

このニュークリアスと、オンラインリカバリプロセスに参加しているすべてのピアニュークリアスは停止します。

対処:

この状況は、ニュークリアスセッション開始中のセッション自動再スタート失敗後の状況に相当します。 セッション自動再スタートが失敗した理由を確認してください。 Software AG 技術サポートに連絡する必要性があるか検討してください。


ADAX96 {dbid} PEER NUCLEUS FAILED DURING ONLINE RECOVERY
ADAX96 {dbid} THIS NUCLEUS GOES DOWN TOO
説明:

オンラインリカバリプロセスがピアニュークリアスの異常終了を処理している間に、2 番目のニュークリアス障害が発生しました。 Adabas クラスタでアクティブなすべてのニュークリアスが停止します。

対処:

Adabas クラスタを再スタートしてください。 最初と 2 番目の障害の原因を確認してください。 Software AG 技術サポートに連絡する必要性があるか検討してください。


ADAX96 {dbid} UTILITY WITH EXCLUSIVE DATABASE CONTROL IS ACTIVE
ADAX96 {dbid} THIS NUCLEUS GOES DOWN TOO
説明:

データベース制御が排他的なユーティリティの実行中に、ニュークリアス障害が発生しました。 Adabas クラスタでアクティブなすべてのニュークリアスが停止します。

対処:

Adabas クラスタを再スタートして、データベース制御が排他的なユーティリティに合ったリカバリ処理を実行してください。


ADAX97 {dbid} ONLINE RECOVERY COMPLETED SUCCESSFULLY
ADAX97 {dbid} RESUMING NORMAL OPERATION
説明:

ピアニュークリアスの異常終了を処理するように設定されたオンラインプロセスは正常終了しました。 ニュークリアスは通常のオペレーションを再開します。


ADAX98 {dbid} RECEIVED RESPONSE CODE {rsp-code} FROM PEER NUCLEUS
説明:

1 つのニュークリアスの障害からリカバリするために開始されたオンラインリカバリプロセスが、まだアクティブな別のニュークリアスとコミュニケートしている間にレスポンスコードを受け取りました。 その他のすべてのアクティブなニュークリアスは終了します。

対処:

ニュークリアスを再スタートしてください。 最初に開始したニュークリアスはオフラインリカバリ(セッション自動再スタート)を実行します。


ADAX98 {dbid} V2/xxx COMMAND RECEIVED rsp-rr/ss FROM NUCID nnn
説明:

ニュークリアス間コミュニケーションのために使われた内部コマンドでメッセージング障害が発生しました。示されたピアニュークリアスから示されたレスポンスコード/サブコードを取得しました。


ADAX99 {dbid} UNCORRECTABLE INTRACLUSTER COMMUNICATION FAILURE
説明:

このメッセージは、メッセージ ADAX9E または ADAX9H に続いて表示される場合があります。 クラスタ内コミュニケーション中のメッセージング障害が発生し、修正不能なコミュニケーション障害により、ニュークリアスを終了することが決定されました。

ニュークリアスはユーザーアベンドコード 79 で異常終了します。

対処:

クラスタ内コミュニケーション障害の原因を調査します。調査は、前の ADAX9E メッセージで報告されたレスポンスコードとサブコードの調査から開始します。

障害にタイムアウトの一部(MXMSGWARN、MXMSG、MXCANCELWARN、または MXCANCEL パラメータなど)が関係していた場合は、すべてのクラスタニュークリアスが、クラスタ間ビジネス参加するために必要なリソースを取得するために十分高いプライオリティで実行されていることを確認してください。

Software AG 技術サポートに連絡する必要性があるか検討してください。


ADAX9A {dbid} COULD NOT DETERMINE MESSAGE STATUS FOR V2/{xxx} COMMAND
RETURN CODE = {nn}
説明:

クラスタニュークリアスが内部的なクラスタ内コマンドのステータス(メッセージに含まれるもの)を設定しようとしたとき、エラーが発生しました。 内部リターンコードが表示されます。 このメッセージより前に発行されたメッセージに、エラーについての詳細が示されている場合があります。

ニュークリアスでは、エラーを無視して通常の処理を続行します。 指定されたクラスタ内コマンドへの応答のステータスが決定できなかったため、未解決の応答に関する警告は早期に発行されません(ADAX9B および ADAX9C メッセージ)。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX9B {dbid} CAUTION: WAITING FOR V2/{xxx} CMD BEING SENT TO {nucid} ({nn})
説明:

クラスタニュークリアスにより、ピアニュークリアス(表示)に対するクラスタ内コマンド(表示)の XCF 送信要求が発行されましたが、コマンドは MXMSGWARN パラメータで設定された時間内に送信されていません。 数値 nn は同時に進行中のその他の内部的なクラスタ内コマンドを区別します。

直接的なシステム対処は実行されません。 ただし、コマンドが送信されないか、または MXMSG パラメータで設定された時間内にピアニュークリアスの応答がない場合は、ニュークリアスのいずれかが異常終了します。

対処:

このメッセージは通知のみが目的のメッセージです。 エラーが後で発生した場合に、このメッセージが分析に役立つ場合があります。


ADAX9C {dbid} CAUTION: NUCID {nucid} ({jobname}) ON SYSTEM {sysn} IS SLOW
TO RESPOND TO INTERNAL V2/{xxx} COMMAND ({nn})
説明:

クラスタニュークリアスによって、クラスタ内のピアニュークリアス(表示)に内部的なクラスタ内コマンド(表示)が送信されました。 ピアニュークリアスは、MXMSGWARN パラメータで設定された時間内にコマンドに応答していません。 数値 nn は同時に進行中のその他の内部的なクラスタ内コマンドを区別します。

直接的なシステム対処は実行されません。 ただし、MXMSG パラメータで設定された時間内に応答しない場合、ピアニュークリアスはキャンセルされます。

対処:

このメッセージは通知のみが目的のメッセージです。 指定されたピアニュークリアスがクラスタ間ビジネスに参加するために十分なリソース(CPU、ストレージ、プライオリティ)を取得していることを確認するには、供給された情報(NUCID、ジョブ名、システム名)を使用します。


ADAX9D {dbid} CLEAR: RECEIVED RESPONSE TO V2/{xxx} FROM NUCID {nucid} ({nn})
説明:

メッセージ(nucid)には、内部的なクラスタ内コマンド(xxx )への応答が遅延したピアニュークリアスが表示されていますが、このピアニュークリアスが応答しました。 このメッセージにより、先に発行された ADAX9B または ADAX9C メッセージ(一致する nn 番号で表示)の警告は撤回されます。

(この特定のクラスタ内コマンドに関しては)ピアニュークリアスがキャンセルされる危険はなくなりました。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX9E {dbid} ERROR: V2/{xxx} {cmd} RECEIVED RSP {rsp/sub} FROM NUCID {nucid}
説明:

メッセージ(xxx)に表示され、クラスタ内コミュニケーションに使用された内部コマンドでメッセージ障害が発生しました。 メッセージには、レスポンスコード、サブコード、およびピアニュークリアスが含まれています。

このエラーに対するニュークリアスの反応は、内部コマンドのタイプおよび受け取ったレスポンスコードのタイプによって異なります。 ニュークリアスでは、エラーを発生させてピアニュークリアスをキャンセルするか、エラーが発生したピアニュークリアスが終了するのを待機するか、エラー状態を処理できないためニュークリアス自体が終了するか、またはコールチェーンにレスポンスコードを受け渡します。

対処:

エラーを解決するには、レスポンスコードおよびサブコードの原因を調査してください。

エラーにタイムアウトの一部(MXMSGWARN または MXMSG パラメータ設定)が関係している場合は、すべてのクラスタニュークリアスが、クラスタ間ビジネス参加するために必要なリソースを取得するために十分高いプライオリティで実行されていることを確認してください。

問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX9F {dbid} CANCELING PEER NUCLEUS {nucid} ({jobname}) ON SYSTEM {sysn}
説明:

このメッセージはメッセージ ADAX9E に続いて表示される場合があります。 ターゲットニュークリアスが時間内にコマンドに応答しないため、ニュークリアスから(メッセージにリストされた)ターゲットピアニュークリアスにクラスタ内コマンドが発行されたときに障害が発生しました。 この結果、送信ニュークリアスによってターゲットピアニュークリアスがキャンセルされます。

ニュークリアスでは、キャンセルされたピアニュークリアスが終了するのを待機し、オンラインリカバリ処理を実行します。

対処:

クラスタ内コミュニケーション障害の原因を調査します。調査は、前の ADAX9E メッセージで報告されたレスポンスコードとサブコードの調査から開始します。

障害にタイムアウトの一部(MXMSGWARN または MXMSG パラメータ設定)が関係していた場合は、すべてのクラスタニュークリアスが、クラスタ間ビジネス参加するために必要なリソースを取得するために十分高いプライオリティで実行されていることを確認してください。

問題が持続する場合は Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX9G {dbid} CAUTION: NUCID {nucid} ({jobname}) ON SYSTEM {sysn} WAS CANCELED;
{dbid} FAILURE NOTIFICATIONS STILL OUTSTANDING
説明:

ニュークリアス ID(nucid)、ジョブ名(jobname)、およびシステム名(sysn)によってメッセージ内で特定されたニュークリアスがキャンセルされましたが、このメッセージを出力しているニュークリアスでは、キャンセルされたニュークリアスが終了したことを確認するために ADAX60 で報告される障害通知を(MXCANCELWARN パラメータで設定された時間内に)受信しませんでした。 キャンセルされたニュークリアスがアクティブな間は、Adabas クラスタはこの障害から回復できません。

また、このメッセージは、指定されたニュークリアスがキャンセルされていないが、別の原因によって障害が発生したために終了が遅れている場合にも、表示されることがあります。

ピアニュークリアスが MXCANCEL パラメータで指定された時間内に終了しない場合は、ニュークリアスがこのニュークリアス自体を終了する許可を要求する(MXWTOR パラメータが設定されている場合)か、または要求なしで終了します(MXWTOR パラメータが未設定の場合)。

対処:

表示された情報(ニュークリアス ID、ジョブ名、およびシステム名)を使用して、キャンセルされたピアニュークリアスが終了のために必要十分なリソース(CPU、ストレージ、プライオリティ)を取得していることを確認します。


ADAX9H {dbid} ERROR: CANCELED NUCID {nucid} ({jobname}) ON SYSTEM {sysn} HAS
{dbid} NOT TERMINATED; UNABLE TO PERFORM CLUSTER RECOVERY
説明:

ニュークリアスがキャンセルされました。メッセージには、このニュークリアスのニュークリアス ID(nucid)、ジョブ名(jobname)、およびシステム名(sysn)が示されています。ただし、このメッセージを出力しているニュークリアスでは、キャンセルされたニュークリアスが終了したことを確認する障害通知が(MXCANCEL パラメータで設定された時間内に)受信されませんでした。 キャンセルされたニュークリアスがアクティブな間は、Adabas クラスタはこの障害から回復できません。

また、このメッセージは、指定されたニュークリアスがキャンセルされていないが、別の原因にによって障害が発生したために終了されていない場合にも、表示されることがあります。

このメッセージを出力しているニュークリアス自体が、メッセージ ADAX99 およびユーザーアベンド 79 で終了します。

対処:

このメッセージに指定されているクラスタニュークリアスをチェックしてください。 キャンセル後に終了していない理由、またはこのメッセージを出力したニュークリアスによって該当する障害通知(ADAX60 メッセージで報告される)が受信されなかった理由を調査します。

応答しないピアニュークリアスをキャンセルすることに失敗した後、クラスタニュークリアスがクラスタニュークリアス自体を終了させる前に、許可を要求するようにするために、MXWTOR パラメータを使用することを検討してください。

すべてのクラスタニュークリアスが、クラスタ間ビジネス参加するために必要なリソースを取得するために十分高いプライオリティで実行されていることを確認してください。

問題が解決しない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


ADAX9J {dbid} ERROR: CANCELED NUCID {nucid} ({jobname}) ON SYSTEM {sysn}
{dbid} HAS NOT ENDED YET. ENSURE THAT THIS NUCLEUS ENDS
{dbid} TO ALLOW ADABAS CLUSTER RECOVERY.
{dbid} WILL TERMINATE AT {hh:mm:ss} (AFTER {nnn} SECONDS).
{dbid} REPLY 'W'AIT, 'T'ERMINATE, OR 'R'ESHOW MESSAGE
説明:

このメッセージではオペレータレスポンスが要求されます。 ニュークリアス ID(nucid)、ジョブ名(jobname)、およびシステム名(sysn)によってメッセージ内で特定されたニュークリアスがキャンセルされましたが、このメッセージを出力しているニュークリアスでは、キャンセルされたニュークリアスが終了したことを確認するために ADAX60 で報告される障害通知を(MXCANCEL パラメータで設定された時間内に)受信しませんでした。 キャンセルされたニュークリアスがアクティブな間は、Adabas クラスタはこの障害から回復できません。

また、このメッセージは、指定されたニュークリアスがキャンセルされていないが、別の原因にによって障害が発生したために終了されていない場合にも、表示されることがあります。

ニュークリアスでは、キャンセルされたピアニュークリアスの障害通知またはオペレータからのレスポンスのいずれかを MXWTOR ADARUN パラメータで設定された時間、待機します。 ニュークリアスによってキャンセルされたピアニュークリアスの障害通知が受信されると、ADAX9J メッセージは撤回され、障害からの回復のためにオンラインリカバリ処理が起動されます。

対処:

メッセージに示されている他のクラスタニュークリアスのステータスをチェックしてください。 終了すると、この ADAX9J メッセージは撤回されます。

次のレスポンスの 1 つを使用して、このメッセージに応答します。

レスポンス ニュークリアスの動作:
R ADAX9J メッセージ全体を再び出力し、この問題が解決されることを待機しますが、新しい時間は設定しません。
T ニュークリアス自体が ADAX99 およびユーザーアベンド 79 で終了します。
W この問題が解決されることを MXWTOR で設定された時間待機します。

応答せずにキャンセルされたピアニュークリアスの障害通知が MXCANCEL 時間内に受信されない場合、ニュークリアス自体がメッセージ ADAX9H および ADAX99、ユーザーアベンド 79 で終了します。


ADAX9K {dbid} CLEAR: RECEIVED FAILURE NOTIFICATIONS FROM NUCID {nucid}
説明:

キャンセルされてから終了までに時間がかかっていたピアニュークリアス(メッセージ(nucid)で特定されたピアニュークリアス)が終了しました。 このメッセージにより、未解決の障害通知に関して先に発行された ADAX9G または ADAX9J メッセージの警告が撤回されます。 (この特定の障害に関して)ニュークリアス自体が終了する危険性はなくなりました。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


ADAX9L {dbid} ALL OPERATOR QUERIES RETRACTED
説明:

オペレータによってキャンセルされたが終了していないピアニュークリアスのステータスチェックが ADAX9J メッセージによって要求されましたが、この後、ピアニュークリアスが終了しました。 このメッセージを出力しているニュークリアスによってすべての未解決 ADAX9J オペレータ要求が撤回されました。

対処:

この情報メッセージに対処は必要ありません。


Top of page