次のメッセージグループについて説明します。
ERROR-117 | ERROR-118 | ERROR-119 | ERROR-120 | ERROR-121 | ERROR-122 | ERROR-124 | ERROR-127 | ERROR-130 | ERROR-131 | ERROR-133 | ERROR-136 | ERROR-138 | ERROR-139 | ERROR-140 | ERROR-141 | ERROR-142 | ERROR-143 | ERROR-144 | ERROR-145 | ERROR-146 | ERROR-147 | ERROR-148 | ERROR-149 | ERROR-150 | ERROR-156 | ERROR-157 | ERROR-158 | ERROR-159
ERROR-117 | DSIMSIZE/DSIMDEV PARAMETERS REQUIRED |
説明: |
Delta Save Facility が、アクティブなデータベースに対して ADARAI RECOVER を呼び出しました。 正しく実行するには、ADARAI が DSIM データセットの DSIM デバイスタイプとサイズを認識している必要があります。 RLOG を使用してこの情報を ADARAI に認識させることができず、パラメータが ADARAI に渡されませんでした。このため、ADARAI オペレーションは続行できません。 |
対処: |
ADARAI に DSIMDEV パラメータおよび DSIMSIZE パラメータを指定します。 |
ERROR-118 | SKELETON FOR job-control CONTAINS A keyword PLACEHOLDER. THIS IS NOT PERMITTED FOR THIS SKELETON |
説明: |
指定したスケルトンジョブ制御では、job-control ステップのスケルトンジョブ制御に keyword プレースホルダが含まれていました。 このプレースホルダは、job-control ステップには許可されていません。 |
対処: |
スケルトンの job-control ステップから keyword プレースホルダの指定を削除します。 |
ERROR-119 | SKELETON FOR job-control CONTAINED TWO OR MORE keyword PLACEHOLDER DEFINITIONS |
説明: |
指定したスケルトンジョブ制御では、job-control ステップのスケルトンジョブ制御に複数の keyword プレースホルダが含まれており、その後に次のステップが続いていました。 各プレースホルダは、スケルトンのジョブ制御ステップごとに一度だけ指定します。そうしないと、ADARAI はどのプレースホルダを使用すればよいか判断できません。 |
対処: |
keyword プレースホルダを一度だけ指定するように、スケルトンの job-control ステップを修正します。 |
ERROR-120 | SKELETON FOR job-control DID NOT CONTAIN REQUIRED keyword PLACEHOLDER |
説明: |
指定したスケルトンジョブ制御では、job-control ステップのスケルトンジョブ制御に keyword プレースホルダが含まれないまま、次のステップが続いていました。 スケルトンの適切な位置に正しい置換データを挿入するには、job-control スケルトン内の任意の位置に keyword プレースホルダを指定する必要があります。 |
対処: |
keyword プレースホルダの指定を含めるように、スケルトンの job-control ステップを修正します。 |
ERROR-121 | INVALID FILENUMBER file IS AN INVALID FILENUMBER |
説明: |
ファイル番号 file は、データベースに許可された最大値を超えています。 |
対処: |
正しいファイル番号を指定し、ジョブを再実行します。 |
ERROR-122 | SPECIFIED DRIVES PARAMETER drives LARGER THAN ORIGINAL DRIVES PARAMETER original |
説明: |
ADARAI RECOVER DRIVES パラメータを drives に設定しましたが、元のセーブジョブは DRIVES=`original' で実行されました。 ADARAI RECOVER に指定した DRIVES パラメータは、元の DRIVES パラメータの値以下である必要があります。 ADARAI はその指定を無視し、元の DRIVES パラメータを使用します。 |
対処: |
有効な値を使用するように DRIVES パラメータを修正します。 |
ERROR-124 | INVALID FILE NUMBER REQUESTED. THERE IS NO RECOVERY LOG INFORMATION FOR THE FOLLOWING FILE NUMBER(S): FILE=nn |
説明: |
ファイルが、リカバリログ(RLOG)に認識されていません。 ファイルが ADADBS 操作によって作成されたものである場合は、必要なチェックポイントがチェックポイントファイルにありませんでした。このため、RLOG にその変更のレコードがありません。 |
対処: |
正しいファイル番号を指定し、ジョブを再実行します。 |
ERROR-127 | RLOG IS INCORRECT VERSION. EXECUTE PREPARE FUNCTION AND RERUN THE JOB |
説明: |
この RLOG は Recovery Aid バージョン 7.1 以前のものですが、これより新しい Adabas Recovery Aid では最新の ADARAI PREPARE 機能で作成した RLOG が必要です。 |
対処: |
ADARAI PREPARE 機能を実行して RLOG を変換します。 |
ERROR-130 | PARAMETER RLOGSIZE MISSING OR INVALID. A MINIMUM OF nn BLOCKS IS REQUIRED |
対処: |
有効な RLOGSIZE パラメータを指定し、ジョブを再実行します。 |
ERROR-131 | INVALID VALUE FOR PARAMETER MINGENS. THE VALUE FOR THIS PARAMETER MUST BE IN THE RANGE 4 THROUGH 32 |
対処: |
有効な MINGENS パラメータを指定し、ジョブを再実行します。 |
ERROR-133 | MISSING OR INVALID JCL PATTERN |
説明: |
入力パラメータリストには、JCL を生成するのに有効なパターン文字列がありません。 |
対処: |
正しい JCL/JCS パターンを指定し、ジョブを再実行します。 構文の説明については、『Adabas ユーティリティマニュアル』を参照してください。 |
ERROR-136 | INVALID VALUE FOR THE RELGEN PARAMETER |
説明: |
値が、MINGENS - 1 よりも大きいか、または Recovery 操作の場合は存在しない世代を指しています。 |
対処: |
有効な RELGEN パラメータを指定し、ジョブを再実行します。 |
ERROR-138 | ADARES PLCOPY NOT ACKNOWLEDGED |
説明: |
Adabas ニュークリアスは動作していません。 ADARAI は、ユーザー出口 2(デュアルログ処理)またはユーザー出口 12(マルチログ処理)を呼び出して、プロテクションログから保留中のデータをコピーするジョブをサブミットしました。 ADARAI はコピーが完了するのを待ちましたが、コピーはその待機期間中に完了しませんでした。 |
ERROR-139 | ADARES PLCOPY NOT ACKNOWLEDGED |
説明: |
Adabas ニュークリアスを FEOFPL コマンドとともに呼び出して、現在のデュアルまたはマルチプロテクションログをクローズまたはコピーしようとしました。 ADARAI はこのコマンドの結果コピーがサブミットされ、完了するのを待ちましたが、コピーはその待機期間中に完了しませんでした。 |
ERROR-140 | ADARAI NOT PERMITTED TO RUN. THE ADABAS NUCLEUS RETURNED RESPONSE nnn. |
説明: |
許容されるレスポンスコードは 148 のみです。 |
対処: |
ニュークリアスをシャットダウンし、ジョブを再実行します。 |
ERROR-141 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: GETVIS FAILURE OCCURRED FOR PUTSPOOL BUFFER |
対処: |
パーティション GETVIS のサイズを増やし、ジョブを再実行します。 |
ERROR-142 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: PUTSPOOL JOB SUBMISSION ERROR. INTERNAL RETURN CODE IS X`nnn' |
対処: |
正しい対処については、IBM POWER のインストールおよびオペレーションに関するドキュメントを参照してください。 次にジョブを再実行します。 |
ERROR-143 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: INVALID CALLING FUNCTION DETERMINED |
対処: |
Software AG 技術サポートに連絡してください。 |
ERROR-144 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: CDLOAD FAILURE FOR ADAIOI |
対処: |
CDLOAD のリターンコードをチェックして、対処を確認しジョブを再実行します。 |
ERROR-145 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: CDLOAD FAILURE FOR ADAOPTD |
対処: |
CDLOAD のリターンコードをチェックして、対処を確認しジョブを再実行します。 |
ERROR-146 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: SUBSID ERROR |
対処: |
SUBSID のリターンコードをチェックして対処を確認し、ジョブを再実行します。 |
ERROR-147 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: GETVIS ERROR |
対処: |
GETVIS のリターンコードをチェックして対処を確認し、ジョブを再実行します。 |
ERROR-148 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: DLBL RECORD LENGTH LIMIT |
対処: |
Software AG 技術サポートに連絡してください。 |
ERROR-149 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: JCL BUFFER EXCEEDED |
対処: |
Software AG 技術サポートに連絡してください。 |
ERROR-150 | INTERNAL ERROR OCCURRED IN MODULE RAGDOS: LUB TABLE EXCEEDED |
対処: |
Software AG 技術サポートに連絡してください。 |
ERROR-156 | INVALID JCL CONTROL KEYWORD |
対処: |
正しい JCL/JCS 入力を指定し、ジョブを再実行します。 |
ERROR-157 | GENERATION nn IS xxxxxxxx |
説明: |
ADARAI は、世代が間違っているか、または制限されているため、世代に対する LIST または RECOVER 処理が実行できませんでした。 |
対処: |
問題の原因を特定して修正した後、ジョブを再実行します。 |
ERROR-158 | ADARAI NOT PERMITTED TO RUN. THE ADABAS NUCLEUS RETURNED RESPONSE resp-code, SUBCODE subcode |
説明: |
Adabas ニュークリアスレスポンスコード resp-code で示された問題とサブコード subcode がある場合はそのサブコードで示された問題のため、ADARAI を実行できませんでした。 |
対処: |
Adabas レスポンスコード/サブコードの説明を参照してください。 |
ERROR-159 | ADARAI PREPARE NOT PERMITTED TO RUN |
説明: |
RLOG は PREPARE が無効な状態になっています。 RLOG が使用中の場合は、RLOG に対して ADARAI REMOVE を発行します。 RLOG が新しいものである場合は、ADARAI PREPARE を実行する前に、その RLOG をフォーマットする必要があります。 ADARAI PREPARE を使用して定義した RLOGSIZE は、ADAFRM RLOGFRM 機能の SIZE パラメータで以前に定義した値と同じである必要があります。 |
対処: |
ADARAI PREPARE を実行する前に、ADARAI REMOVE を使用して RLOG を非アクティブ化するか、または ADAFRM RLOGFRM を使用して RLOG を再フォーマットします。 |
出力リカバリジョブに直接書き込まれるエラーを次に示します。
その目的は、修正を加えなければジョブを実行できないことを示すことと、
ジョブ生成のどこでエラーが発生したかを特定することです。
ERROR-160 | ERROR-161 | ERROR-162 | ERROR-163 | ERROR-164 | ERROR-165 | ERROR-166 | ERROR-167 | ERROR-168 | ERROR-169
ERROR-160 | THE GENERATION USED TO CREATE THE FOLLOWING JOB WAS status |
説明: |
ジョブの生成に使用された世代は、ステータスが[normal]以外になっていました。 これは、ADARAI が世代作成中のある時点で、生成しようとしているジョブはユーザーが変更を加えなければ実行できないと判断したことを示しています。 |
対処: |
ステータスの理由を確認し、必要に応じて変更を加えます。 世代が制限されている場合、後のメッセージで、世代が実際に制限されている場所が示されます。 一般に、このようなジョブはユーザーが介在すれば正常に実行されます。 世代が間違っている場合、リカバリフェーズでその原因を把握することはできません。このため、リカバリジョブが可能であれば、リカバリジョブで問題の原因を特定し、修正する必要があります。 |
ERROR-161 | NO FULL SAVE DATASET AVAILABLE IN GENERATION |
説明: |
リカバリする世代には、フルセーブデータセットが関連付けられていません。 この状態は、RLOG の作成後デフォルトで割り当てられる最初の世代でのみ発生します。 |
対処: |
その世代より前の最後のフルセーブデータセットを特定し、生成したリカバリジョブを使用する前にそのデータセットをリストアするステップを挿入します。 リカバリジョブを実行して有効なデータを作成するには、フルセーブを取得してから RLOG が使用可能になるまでの時間に行われたステップも残らずここに挿入する必要があります。 |
ERROR-162 | MISSING PLOG DATASET INFORMATION PLOG NUMBER = plog LOW PLOG BLOCK = lowblk [NUCID nucid] HIGH PLOG BLOCK = highblk [NUCID nucid] |
説明: |
リカバリジョブの生成中、ADARAI はメッセージに記載されている範囲の PLOG ブロックが必要であると判断しました。しかし、その PLOG ブロックはリカバリしようとしている世代には記録されませんでした。 これは、世代が制限されていた場合や、PLOG をコピーする PLCOPY ステップがその実行を RLOG データセットに記録できなかった場合に発生することがあります。 この値がゼロ以外の場合には、クラスタニュークリアス ID が PLOG ブロックの最大番号および最小番号の次に表示されます。 |
対処: |
そのブロック範囲がある PLOG を特定し、メッセージに記載されている適切な位置でこのデータセットをジョブに追加します。 |
ERROR-163 | GENERATION BECAME RESTRICTED FOLLOWING THIS STEP |
説明: |
これは、世代がリカバリジョブのどの位置でなぜ制限されるようになったかを示しています。 ユーザーが介在すると、世代が制限される原因に対処し、リカバリジョブでデータベースを正常にリカバリできるようになります。 |
対処: |
制限理由に対処するための措置を講じます。 |
ERROR-164 | NO SESSION END RECORD FOUND INSURE ALL PLOGS ARE INCLUDED PRIOR TO NEXT UTILITY RUN |
対処: |
ADARAI はセッション開始レコードが見つかった位置でオフラインユーティリティの実行を検出したものの、セッション終了レコードが見つかりませんでした。 つまり、オフラインユーティリティが実行される前にニュークリアスセッションが異常終了したことになります。 このため、ADARAI はそのセッションの最後の PLOG ブロックを正確には特定できず、そのセッションに関して認識している PLOG ブロックをすべて含めることしかできません。 |
対処: |
実行しようとしていたユーティリティステップより前に、そのセッションに関する PLOG をすべて REGENERATE に指定します。 セッションの PLOG のうち ADARAI に認識されていない PLOG は、DD/SIIN ステートメントの末尾に追加できます。 |
ERROR-165 | NO RESTPLOG ENTRY FOUND |
説明: |
RESTONL 要求が発生しました。通常、この後に RESTPLOG エントリが続くため、正常に完了するように PLOG を RESTONL に指定する必要があります。 この場合、発生した RESTONL 機能に関して RESTPLOG エントリは見つかりません。 通常、このエントリが見つかるのは、RESTONL 機能が PLOG 処理ステージで失敗し、RESTPLOG が繰り返しのスタンドアロンではない場合のみです。 |
対処: |
RESTPLOG が実際に正常に発行されたのに RLOG に記録されなかったのかどうか確認します。 その場合は、RESTPLOG ジョブ自体の情報に基づいて適切な PLOG を RESTONL ステップに追加できます。 |
ERROR-166 | NO STARTING PLOG INFORMATION FOUND |
説明: |
リカバリジョブを作成しているときに、ADARAI はオンラインで実行されたユーティリティ操作を検出しました。しかし、それに先立つニュークリアスのセッション開始レコードがありませんでした。 これは、世代が制限されているか、またはセッションの開始を RLOG に記録できなかった場合にのみ発生します。 |
対処: |
このことがなぜ発生した理由の合理的な説明がない場合には、Software AG 技術サポートにお問い合わせください。 |
ERROR-167 | RESTPLOG ENCOUNTERED OUT OF SEQUENCE SYN1 PLOG BLOCK =plogblk [NUCID nucid] SYN2 PLOG BLOCK =plogblk [NUCID nucid] |
説明: |
通常、RESTPLOG 要求は RESTONL ユーティリティ操作に関してのみ発生します。 このケースでは、RESTONL 要求がないまま PLOG ブロックに対する RESTPLOG が発生しました。 この値がゼロ以外の場合、ブロック番号の後にクラスタニュークリアス ID が表示されます。 |
対処: |
その時点で RESTPLOG エントリがどのように発生したかを特定し、そのステップがなくてもリカバリジョブが正常に実行されるかどうか確認します。 |
ERROR-168 | JOB CONTAINS ONE OR MORE ERRORS |
説明: |
リカバリジョブを作成しているときに、ADARAI がエラーを検出したため、生成したリカバリジョブを実行できませんでした。 |
対処: |
発生したエラーに基づいてジョブを正常に修復できる場合は、ジョブの早い段階で特定されたこのようなエラーを修正し、ジョブを実行します。 |
ERROR-169 | THE PREVIOUS STEP WAS INCOMPLETE |
説明: |
このメッセージの前のステップは処理完了の準備ができていると、ADARAI データ収集メカニズムから通知されたものの、ユーティリティ実行のコミットレコードが書き込まれませんでした。つまり、ユーティリティ実行が完了しなかったか、またはコミットレコードを書き込むことができなかったことになります。 |
対処: |
RLOG で情報を完了できなかった理由を特定します。 問題のステップがなくてもリカバリジョブを正常に実行できる場合は、そのステップをリカバリジョブから完全に削除します。 必要に応じて、ジョブステップを適切に修正します。 |
INFO-001 | INFO-002
INFO-001 | THE FOLLOWING PLOG NUMBERS WERE NOT USED: LOW PLOG NUMBER lowplog [NUCID nucid] HIGH PLOG NUMBER highplog [NUCID nucid] |
説明: |
ADARAI は、PLOG 検証処理中、PLOG セッション番号が昇順に連続して並んでいるかどうかチェックします(例えば、PLOG 8 は PLOG 7 の後、PLOG 7 は PLOG 6 の後という具合です)。 このように並んでいない場合、PLOG の欠けている部分を示すため、このメッセージが発行されます。 オンラインセーブを使用しているときに、このような状態になることがあります。 この値がゼロ以外の場合、セッション番号の後にクラスタニュークリアス ID が表示されます。 |
INFO-002 | FILE NUMBER file DELETED |
説明: |
最適化された ADARAI RECOVERY の処理中、リカバリジョブ自体には削除したファイルが示されません。 このメッセージは、世代のリカバリ時にファイル番号 file が削除されたという事実を登録するために発行されます。 |