ユーザー出口 4 は、Adabas コマンドログレコードが書き込まれる直前にコールされます。 このユーザー出口は、ユーザーログデータ(SMF レコード)に必要な専用の統計データを生成する場合、またはログレコードの書き込みを省略する場合に使用できます。
注意:
ユーザー出口 4 は、ADARUN LOGGING=NO が指定されていてもコールされます。 ユーザー出口 4
を無効にする方法は、Adabas 実行から ADARUN UEX4 パラメータを削除する方法だけです。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
Adabas では、2 種類のコマンドログフォーマットがサポートされています。 使用されるフォーマットは、ADARUN CLOGLAYOUT パラメータによって指定します。
CLOGLAYOUT=5(デフォルト)は、Adabas 5.2 以上の場合にサポートされます。
CLOGLAYOUT=8 を指定すると新しいフォーマットが使用されますが、このフォーマットは Adabas 8 以上の場合にのみサポートされます。
どちらのフォーマットも、コマンドログフォーマットの説明に記載されています。
ユーザー出口とコマンドログの評価プログラムが、使用中のフォーマットを認識していることを確認してから、フォーマットを切り替えるようにしてください。
パラメータ | アドレスの内容 |
---|---|
0(R1) | ログ記録のアクションコードを格納する 1 バイト。 このバイトのコードは次のとおりです。
|
4(R1) | 記録対象のレコード。 このアドレスは、ニュークリアスセッションの最後に出口がコールされた場合は 0 です。 |
8(R1) | Adabas I/O エリアの終点。 このアドレスは、ニュークリアスセッションの最後に出口がコールされた場合は 0 です。 |
12(R1) | コマンドキューエレメント(CQX)。 このアドレスは、ニュークリアスセッションの最後に出口がコールされた場合は 0 です。 |
記録対象のレコードは、ユーザー出口で変更することができます。 また、4(R1)のレコードのアドレスも変更することができます。 ログ記録のアクションコードは、必ず Adabas ニュークリアスに制御が戻る前に指定するようにしてください。
注意: レコードを変更する場合、8(R1)に格納されている ADALOG I/O エリアの終了アドレスを超えないようにしてください。 |