バージョン 8.1.3
 —  ユーザー、ハイパーディスクリプタおよび照合ディスクリプタ出口  —

ユーザー出口 4(ユーザー生成のログデータ)

ユーザー出口 4 は、Adabas コマンドログレコードが書き込まれる直前にコールされます。 このユーザー出口は、ユーザーログデータ(SMF レコード)に必要な専用の統計データを生成する場合、またはログレコードの書き込みを省略する場合に使用できます。

注意:
ユーザー出口 4 は、ADARUN LOGGING=NO が指定されていてもコールされます。 ユーザー出口 4 を無効にする方法は、Adabas 実行から ADARUN UEX4 パラメータを削除する方法だけです。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


コマンドログフォーマット

Adabas では、2 種類のコマンドログフォーマットがサポートされています。 使用されるフォーマットは、ADARUN CLOGLAYOUT パラメータによって指定します。

どちらのフォーマットも、コマンドログフォーマットの説明に記載されています。

ユーザー出口とコマンドログの評価プログラムが、使用中のフォーマットを認識していることを確認してから、フォーマットを切り替えるようにしてください。

graphics/log_data_parms.png

ユーザー生成ログデータ ユーザー出口 (4) パラメータ
パラメータ アドレスの内容
0(R1) ログ記録のアクションコードを格納する 1 バイト。 このバイトのコードは次のとおりです。
  • +00 -- コールごとにレコードを記録するためのアクションコード。 ゼロ以外の値に変更すると、このレコードは DDLOG に書き込まれません。

  • +01 -- 予約済み(将来的に使用される予定)

  • +02 -- 2 バイトのデータベース ID。

4(R1) 記録対象のレコード。 このアドレスは、ニュークリアスセッションの最後に出口がコールされた場合は 0 です。
8(R1) Adabas I/O エリアの終点。 このアドレスは、ニュークリアスセッションの最後に出口がコールされた場合は 0 です。
12(R1) コマンドキューエレメント(CQX)。 このアドレスは、ニュークリアスセッションの最後に出口がコールされた場合は 0 です。

記録対象のレコードは、ユーザー出口で変更することができます。 また、4(R1)のレコードのアドレスも変更することができます。 ログ記録のアクションコードは、必ず Adabas ニュークリアスに制御が戻る前に指定するようにしてください。

注意:
レコードを変更する場合、8(R1)に格納されている ADALOG I/O エリアの終了アドレスを超えないようにしてください。

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