ADAELP(イベントログレポート)

このドキュメントでは「ADAELP」ユーティリティについて説明します。

次のトピックについて説明します。


機能概要

ADAELP ユーティリティは、Adabas Analytics が作成したイベントログからのイベントを出力します。

注意:
イベントログを書き込むには、イベントロギングを有効にし、レプリケーションユーザー出口をロードする必要があります。詳細については、『ユーティリティ』ドキュメントの「ADAELA(Event Analytics 管理)」を参照してください。

ADAELP パラメータ USER_ID、HOSTNAME、および EVENT_TIMESTAMP は、イベントログ内のイベントのサブセットを選択します。

対話モードでは、キーワード LIST が入力されたときに、選択したイベントが ADAELP によって表示されます。パラメータを指定して ADAELP を呼び出すと、選択したイベントがすぐに表示されます。

イベントは次のように表示されます。イベントタイプの 1 行目の後に、対象のイベントのフィールドデータを含む行が続きます。イベントの表示は、最後の行でイベントタイプが繰り返されて終了します。

出力例

start read event
  event_timestamp=16-JUL-2015 11:51:01.977020
  dbid=163
  file_number=1
  command_code=L5
  response_code=0
  isn=993
  pid=6772
  hostname=PCST01
  user_id=st
  tsid=68 ba 56 02 fb 1a 05 00
end read event

このユーティリティは単一機能ユーティリティです。

処理フロー

graphics/adaelp.png

データセット 環境
変数/
論理名
記憶
媒体
追加情報
イベントログ ELPELG ディスク  
コントロールステートメント stdin   「制御パラメータ」を参照してください。
ADAELP レポート stdout    

チェックポイント

このユーティリティはチェックポイントを書き込みません。

制御パラメータ

次のコントロールパラメータを使用できます。

D    DBID = number

    EVENT_TIMESTAMP = ([absolute-date][,[absolute-date]])

    HOSTNAME = string

    LIST

    USER_ID = string

DBID

DBID = number

このパラメータは、イベントログが書き込まれたデータベースのデータベース ID を指定します。

EVENT_TIMESTAMP

EVENT_TIMESTAMP = ([absolute-date][,[absolute-date]])

このパラメータは、任意の日付文字列によって指定された範囲にあるログレコードを選択します。指定する日付文字列は、次の絶対日付および時刻の形式をとらなければいけません。

dd-mmm-yyyy[:hh:mm:ss[.mmmmmm]]

日付と時刻の仕様の上位桁のゼロは、省略される可能性があります。指定されていない数字は、0 に設定されます(例:28-jul-2015 は 28-jul-2015:00:00:00.000000 と同じです)。

デフォルトでは、すべてのログレコードが選択されます。

例:

adaelp: event_timestamp = 8-aug-2015

event_timestamp 8-AUG-2015 00:00:00 のイベントが選択されます。

adaelp: event_timestamp = (8-aug-2015:12,)

8-AUG-2015 12:00:00 以後の time_stamp を持つ全イベントが選択されます。

adaelp: event_timestamp = (,8-aug-2012:12:34)

8-AUG-2015 12:34:00 より前の time_stamp を持つ全イベントが選択されます。

adaelp: event_timestamp = (16-JUL-2015 11:51:01.977020, 16-JUL-2015 11:51:02.177000)

16-JUL-2015 11:51:01.977020 から 16-JUL-2015 11:51:02.177000 の範囲の event_timestamp を持つ全イベントが選択されます。

HOSTNAME

HOSTNAME = string

このパラメータは、「string」で指定されたホスト名を持つレコードをすべて選択します。パラメータ値の長さは、8 文字に制限されています。

LIST

LIST

このパラメータは、DBID、EVENT_TIMESTAMP、HOSTNAME、および USER_ID パラメータで選択されたイベントの一覧を表示します。

USER_ID

USER_ID = string

このパラメータは、「string」で指定されたユーザー ID を持つ全イベントを選択します。パラメータ値の長さは、8 文字に制限されています。

複数選択条件の指定

複数の選択条件を指定する場合、それらは論理 AND で結合しなければなりません。

event_timestamp=(8-aug-2015:12:34,), user_id = guest, hostname  = machine3

8-aug-2015:12:34 より後で、user_id = guest かつ hostname = machine3 の全イベントを選択します。