このドキュメントでは ADABCK ユーティリティについて説明します。
次のトピックについて説明します。
バックアップユーティリティ ADABCK は、Adabas バックアップコピーを作成して、データベースが壊れたときに備えます。ADABCK は定期的に使用してください。
このユーティリティは、データベースまたは選択ファイルをデータベースからダンプ、またはデータベースにリストアします。
ADABCK は、同じプラットフォーム上で作成された入力ファイルも、異なるエンディアンモードのプラットフォーム上で作成された入力ファイルも処理できます。ファイルが書き込まれたフォーマットは、リストア処理によって認識されます。リストア中に、エンディアンモードに依存するすべてのデータが、ターゲットプラットフォームの要件に合致するよう変換されます。
このユーティリティは、データベースの内部構造を利用して最適なパフォーマンスを提供します。未使用ブロックは読み取る必要がないため、ダンプ時に省略されます。そのようなブロックは、Adabas バックアップコピーに含まれていなくてもリストア中に再作成できます。
バックアップコピーはテープに直接割り当てることができ、このオプションは連続するテープをサポートします『Adabas Basics』の「ユーティリティの使用」を参照)。
さらに、バックアップコピーは、バックアップデータのパイプ渡しをサポートするために、stdout に送ることができます(この機能は UNIX プラットフォームのみで使用可能です)。この機能は環境変数(BCK001)を -(マイナス)に設定すると有効になります。この場合、出力メッセージは stderr に送られます。RESTORE および OVERLAY 機能もこの方法で使用することができます。つまり、バックアップコピーは stdin から読み取ることができます。この場合、ADABCK コントロールステートメントはコマンド行に指定する必要があります『Adabas Basics』の「ユーティリティの使用」を参照してください。
利用できる機能は次のとおりです。
COPY 機能は、Adabas バックアップコピーをコピーします。バックアップデータセットは、同じエンディアンモードのマシン上でのみ複製できます。異なるエンディアンモードのマシン上でバックアップを複製しようとすると、拒否されます。
DUMP 機能は、データベースまたは選択ファイルをデータベースから Adabas バックアップコピーと呼ばれる 1 つまたは複数のシーケンシャルファイルにダンプします。ダンプの進行中に、ニュークリアスがアクティブな可能性があり、この場合はダンプ対象ファイルの同時更新が許されます。DUMP 機能は、プロセッサのエンディアンモードでデータを書き込みます。
EXU_DUMP 機能は、データベースまたは選択ファイルをデータベースから Adabas バックアップコピーと呼ばれる 1 つまたは複数のシーケンシャルファイルにダンプします。ダンプの実行中には、ACC ユーザーのみがダンプ対象ファイルへのアクセスが許されます。
IOSTAT 機能は、データ転送率および I/O 待ち時間に関する情報を表示します。
OVERLAY 機能は、選択ファイルまたはデータベースをリストアします。リストア対象ファイルは、すでにデータベース内にロードされている可能性があります。その場合、ADABCK は、ファイルをリストアする前に黙示的な削除を実行します。
READ_CHECK 機能は、Adabas バックアップコピーの読み取り可能性(すなわち、パリティエラーが存在しないこと)および完全性をチェックします。これらのチェックは、ダンプファイルが RESTORE または OVERLAY 機能によって読み取られることを確実にするためのものです。
RESTORE 機能は、既存の Adabas バックアップコピーからデータベースまたは選択ファイルをリストアします。ターゲットデータベース内のファイルにセキュリティ定義がない場合には、そのファイルのリストア時に対応するエントリが(ファイルダンプ時の定義のまま)セキュリティテーブルにセットアップされます。
リスト機能 CONTENTS、FILES、および SUMMARY は、Adabas バックアップコピーに関する情報を表示します。リスト機能を使用するとき、DBID を最初に入力する必要はありません。バックアップファイルが RAW セクションにあるときは例外です。この場合は DBID が必要になりますが、データベース自体は存在する必要がありません(UNIX プラットフォームのみ)。
DUMP、EXU_DUMP、OVERLAY および RESTORE 機能は相互に排他的であり、このユーティリティの 1 回の実行では、それらの機能の 1 つだけを実行できます。リスト機能は、READ_CHECK、RESTORE または OVERLAY 機能とだけ一緒に使用できます。
RESTORE 機能または OVERLAY 機能を実行し、データベースが小さすぎるかデータベースコンテナがない場合、ADABCK ではデータベースのサイズの拡大またはコンテナの作成が自動的に行われます。
注意:
注意:
Adabas INI ファイルを使用せず、代わりに環境変数を使用してコンテナファイル名を指定し、かつ ADABCK を開始する前に環境変数/論理名の割り当てを忘れた場合は、データベースのコピーがデータベースディレクトリに作成されます。Adabas
ニュークリアスがアクティブなときにファイルオーバーレイまたはリストアを実行し、データベースを拡張する必要がある場合、データベースは ADABCK ではなくニュークリアスによって拡張されます。この場合 OPTION=AUTOEXPAND が指定されていなくても、ニュークリアスによってデータベースが拡張されます。環境変数を使用してデータベースコンテナを指定する場合は、リストア/オーバーレイ用に新しいコンテナを作成する必要があるときに、以下の点を考慮する必要があります。ニュークリアスは、新しいコンテナの正しい環境変数設定で開始することが重要です。新しいコンテナはニュークリアスによって作成されるので、ADABCK
プロセスの環境変数を指定しても効果がありません。
このユーティリティは単一機能ユーティリティです。
データセット | 環境 変数/ 論理名 |
記憶 媒体 |
追加情報 |
---|---|---|---|
アソシエータ | ASSOx | ディスク | |
バックアップコピー | BCK00n | ディスク、テープ(注 1 参照) stdin/ SYS$INPUT(注 2 参照)、 stdout/ SYS$OUTPUT(注 3 参照) |
DUMP/EXU_DUMP 機能の出力、 その他の機能の入力 |
BCKOUT | ディスク、テープ(注 1 参照) | COPY 機能の出力 | |
データストレージ | DATAx | ディスク | |
DBnnn.INI | ディスク | Adabas 拡張オペレーション | |
コントロールステートメント | stdin SYS$INPUT |
ユーティリティ | |
ADABCK メッセージ | stdout/ SYS$OUTPUT(注 4 参照)、 stderr/ SYS$ERR(注 5 参照) |
メッセージとコード | |
WORK | WORK1 | ディスク |
注意:
シーケンシャルファイル BCK00n は、複数エクステントを持つことができます。複数のエクステントを持つシーケンシャルファイルの詳細については、『管理マニュアル』の「ユーティリティの使用」を参照してください。
次の表は、各機能に対するニュークリアス条件と記録チェックポイントを示しています。
機能 | ニュークリアスのアクティブ化が必要 | ニュークリアスの非アクティブ化が必要 | ニュークリアスは不要 | 記録チェックポイント |
---|---|---|---|---|
CONTENTS | X | - | ||
COPY | X | - | ||
DUMP | X(注 1 参照) | X | SYNX | |
EXU_DUMP | X(注 1 参照) | X | SYNX | |
FILES | X | - | ||
NEW_PLOG | SYNC | |||
OVERLAY | X(注 2 参照) | X(注 3 参照) | SYNP | |
READ_CHECK | X | - | ||
RESTORE | X(注 2 参照) | X(注 3 参照) | SYNP | |
SUMMARY | X | - |
注意:
次のコントロールパラメータを使用できます。
CONTENTS COPY [= number] M DBID = number DUMP = {*|(number[-number][,number[-number]]...)} [,BLOCKSIZE = number [K|M]] D [{,DRIVES = number} | D {,[NO]DUAL } ] [,ET_SYNC_WAIT = number] D [,[NO]NEW_PLOG] [,REPLICATION] EXU_DUMP = {*|(number[-number][,number[-number]]...)} [[,BLOCKSIZE = number [K|M]] D [{,DRIVES = number} | D {,[NO]DUAL} ] D [,[NO]NEW_PLOG] [,REPLICATION] FILES = { * | (number[-number][,number[-number]]...)} IOSTAT OVERLAY = {*|(number[-number][,number[-number]]...)} [,FMOVE [=(number [,number [-number]]...)]] [,FORMAT = (keyword [,keyword])] [,KEEP_FILE_ALLOC] [,NEW_DBID = number] [,RENUMBER = (number[-number] [,number [-number]]...)]] [,REPLICATION] PARALLEL = keyword READ_CHECK RESTORE = {*|(number[-number][,number[-number]]...)} [,FMOVE [=(number [,number [-number]]...)]] [,FORMAT = (keyword [,keyword])] [,NEW_DBID = number] [,RENUMBER = (number[-number] [,number [-number]]...)]] [,REPLICATION] SUMMARY
CONTENTS
このパラメータは、DUMP または EXU_DUMP パラメータで作成された Adabas バックアップコピー内のファイルのリストを表示するものです。
adabck cont %ADABCK-I-STARTED, 30-OCT-2015 11:42:37, <Version number> Files dumped on 30-OCT-2015 10:51:14 Database 34, GENERAL-DATABASE File 4, Update-log , loaded on 17-SEP-2014 14:44:19 File 9, EMPLOYEES , loaded on 8-OCT-2008 17:59:40 File 14, miscellaneous , loaded on 11-JUN-2015 13:22:19 File 17, Timezone , loaded on 19-SEP-2014 11:44:42 File 19, LARGE , loaded on 2-SEP-2014 15:37:18 File 51, PCA24SYSF1 , loaded on 14-APR-2014 16:55:22 File 91, ADAOS-2544 , loaded on 8-APR-2015 13:19:27 File 95, P299255 , loaded on 20-MAR-2014 11:35:30 File 98, ADAOS-4591 , loaded on 16-JUL-2015 10:03:16 File 1009, LOBFILE of 9 , loaded on 8-OCT-2008 17:59:40 %ADABCK-I-IOCNT, 1 IOs on dataset BCK001 %ADABCK-I-TERMINATED, 30-OCT-2015 11:42:37, elapsed time: 00:00:00
COPY [= number]
このパラメータは、既存の Adabas バックアップコピーから新規ファイルを作成するものです。入力ファイル(BCK0xx)および出力ファイル(BCKOUT)は、ディスクまたはテープ上のいずれにあっても構いません。ここで xx は、指定した番号、または番号が指定されない場合は 01 のいずれかです。
DBID = number
このパラメータは、使用対象となるデータベースを選択するためのものです。
DUMP = { * | (number[-number][,number[-number]]...)} [,BLOCKSIZE = number [K|M]] [ {,DRIVES = number} | {, [NO]DUAL } ] [,ET_SYNC_WAIT = number ] [,[NO]NEW_PLOG ] [,REPLICATION]
この機能は、ファイルレベルの場合、リスト内の番号で指定されたファイルをダンプします。LOB ファイルが指定された場合は無視されますが、すべての基本ファイルに割り当てられた LOB ファイルはダンプされます。アスタリスク'*'は、データベース全体をダンプすることを意味します。ダンプの実行中に、ダンプ対象ファイルに対する同時更新が許されます。
ニュークリアスが並行して稼働している(オンラインバックアップ)場合、ADABCK は、ADABCK が終了するまでに、ダンプされるファイルに影響するすべてのトランザクションが、全ユーザーによって完了されていることを確認する必要があります。これは ET 同期と呼ばれます。詳細については、『管理マニュアル』の「ET 同期」セクションを参照してください。NONEW_PLOG オプションを指定してファイルレベルでダンプを実行すると、ET 同期はファイルレベルで実行されます。そうでない場合は、データベース全体に対して ET 同期が実行されます。
参照制約を含むファイルを指定する場合、参照整合性を維持するために、参照制約を介してこれらのファイルに接続したすべてのファイルも指定する必要があります。
このパラメータを指定すると、I/O 転送ブロックサイズを変更できます。PARALLEL を指定した場合、デフォルトブロックサイズは 512 KB になります。次の値を指定することができます。64KB、128KB、256KB、512KB、1MB、2MB、...12MB。指定されたブロックサイズは、次回の RESTORE 機能で使用されます。
このパラメータは、並行して処理する出力デバイスの最大数を制限します。バックアップファイルを複数のエクステントに分割するのに使用できます。出力は BCK0xx に送られます。
デフォルト値は 1、最大値は 10 です。
パラメータ DRIVES と DUAL は相互に排他的です。DUMP 機能の 1 回のコールで指定できるのはいずれか一方のみです。
DUAL は、ダンプ情報の物理的なコピーを 2 つ作成することを指定します。出力は BCK001 と BCK002 に送られます。
デフォルトは NODUAL です。
パラメータ DUAL と DRIVES は相互に排他的です。DUMP 機能の 1 回のコールで指定できるのはいずれか一方のみです。
このパラメータは、DUMP 機能の最後で ET ロジックユーザーが ET ステータスになるまで ADABCK が待機する時間(秒単位)を定義します。ET 同期の開始時に、トランザクションがすでに ET_SYNC_WAIT で指定された秒数(またはそれ以上)の間アクティブになっている場合、待機時間は 0 です。それ以外の場合は、トランザクションの待機時間(秒単位)は、パラメータに指定された値から、ET 同期が開始された時点でトランザクションがアクティブになっていた秒数を引いた値になります。待機時間が経過した時点でまだ終了していないトランザクションはロールバックされます。
このパラメータを省略すると、ET 同期は、通常の ADABAS タイムアウトロジック(ADANUC パラメータ TT)を使用して、すべてのオープントランザクションが終了するまで待機します。
最小値は 1 で最大値は 32767 です。
注意:
このオプションは、DUMP 機能の最後でプロテクションログファイルをクローズして新しいログファイルを作成するかどうかを指定します。
データベースダンプのデフォルトは NEW_PLOG です。ファイルダンプの場合は NONEW_PLOG です。
注意:
V6.3 SP1 Fix 13 以前では、ファイルダンプのデフォルトは NEW_PLOG でした。ほとんどの場合、この変更は影響を与えませんが、PLOG スイッチが実際に必要な場合は、NEW_PLOG を明示的に指定する必要があります。
パラメータ REPLICATION は、Adabas を搭載した Adabas Event Replicator(Adabas レプリケーション)を使用している顧客にのみ関係します。
このパラメータは、Adabas に ADABCK を使用する場合に指定する必要があります(Adabas レプリケーションの初期状態処理)。このパラメータを指定する場合、ダンプされるファイルのレプリケーションのステータスは、自動的に更新されます。
詳細については、ADAOPR CHANGE_REPLICATION_STATUS を参照してください。
EXU_DUMP = {*|(number[-number][,number[-number]]...)} [,BLOCKSIZE = number [K|M]] [ {,DRIVES = number} | {,[NO]DUAL} ] [,[NO]NEW_PLOG] [,REPLICATION]
この機能は、ファイルレベルの場合、リスト内の番号で指定されたファイルをダンプします。LOB ファイルが指定された場合は無視されますが、すべての基本ファイルに割り当てられた LOB ファイルはダンプされます。アスタリスク'*'は、データベース全体をダンプすることを意味します。ダンプの実行中には、ACC ユーザーのみがダンプ対象ファイルへのアクセスが許可されます。ET 同期は必要ありません。
参照制約を含むファイルを指定する場合、参照整合性を維持するために、参照制約を介してこれらのファイルに接続したすべてのファイルも指定する必要があります。
このパラメータを指定すると、I/O 転送ブロックサイズを変更できます。PARALLEL を指定した場合、デフォルトブロックサイズは 512 KB になります。次の値を指定することができます。64KB、128KB、256KB、512KB、1MB、2MB、...12MB。指定されたブロックサイズは、次回の RESTORE 機能で使用されます。
このパラメータは、並行して処理する出力デバイスの最大数を制限します。バックアップファイルを複数のエクステントに分割するのに使用できます。出力は BCK0xx に送られます。
デフォルト値は 1、最大値は 10 です。
パラメータ DRIVES と DUAL は相互に排他的です。DUMP 機能の 1 回のコールで指定できるのはいずれか一方のみです。
DUAL は、ダンプ情報の物理的なコピーを 2 つ作成することを指定します。出力は BCK001 と BCK002 に送られます。
デフォルトは NODUAL です。
パラメータ DUAL と DRIVES は相互に排他的です。DUMP 機能の 1 回のコールで指定できるのはいずれか一方のみです。
このオプションは、EXU_DUMP 機能の最後でプロテクションログファイルをクローズして新しいログファイルを作成するかどうかを指定します。
ダンプするファイルが 1 つだけの場合には、このオプションを使用しないでください。
EXU_DUMP=* の場合には、デフォルトは NEW_PLOG です。
パラメータ REPLICATION は、Adabas を搭載した Adabas Event Replicator(Adabas レプリケーション)を使用している顧客にのみ関係します。
このパラメータは、Adabas に ADABCK を使用する場合に指定する必要があります(Adabas レプリケーションの初期状態処理)。このパラメータを指定する場合、ダンプされるファイルのレプリケーションのステータスは、自動的に更新されます。
詳細については、ADAOPR CHANGE_REPLICATION_STATUS を参照してください。
データベースは、並行して 3 台の出力デバイスにダンプされます。
adabck db=34 parallel=multi_process dump=\* drives=3 %ADABCK-I-STARTED, 30-OCT-2015 11:05:25, <version number> %ADABCK-I-DBOFF, database 34 accessed offline Database dumped on 30-OCT-2015 11:05:25 Database 34, GENERAL-DATABASE File 1, CHECKPOINT-FILE , loaded on 4-SEP-2014 13:52:43 File 2, SECURITY-FILE , loaded on 4-SEP-2014 13:52:43 File 3, USER-DATA-FILE , loaded on 4-SEP-2014 13:52:43 File 4, Update-log , loaded on 17-SEP-2014 14:44:19 File 9, EMPLOYEES , loaded on 8-OCT-2008 17:59:40 File 14, miscellaneous , loaded on 11-JUN-2015 13:22:19 File 17, Timezone , loaded on 19-SEP-2014 11:44:42 File 19, LARGE , loaded on 2-SEP-2014 15:37:18 File 30, FILE-30 , loaded on 31-MAR-2015 13:40:33 File 51, PCA24SYSF1 , loaded on 14-APR-2014 16:55:22 File 80, P295170 , loaded on 4-AUG-2015 12:42:43 File 91, ADAOS-2544 , loaded on 8-APR-2015 13:19:27 File 95, P299255 , loaded on 20-MAR-2014 11:35:30 File 98, ADAOS-4591 , loaded on 16-JUL-2015 10:03:16 File 101, COLLATION-TESTS , loaded on 14-APR-2014 16:47:30 File 111, TESTOPT , loaded on 29-NOV-2011 10:34:23 File 113, lob_LB , loaded on 23-JUN-2015 15:48:48 File 146, XMA-REPOSITORY , loaded on 10-DEC-2014 09:39:52 File 215, ADAOS-4647 , loaded on 27-APR-2012 15:52:49 File 1009, LOBFILE of 9 , loaded on 8-OCT-2008 17:59:40 File 1080, LOBFILE of 80 , loaded on 4-AUG-2015 12:42:43 File 1113, LOBFILE of 113 , loaded on 23-JUN-2015 15:48:48 File 22111, LOBFILE of 111 , loaded on 29-NOV-2011 10:34:23 %ADABCK-I-IOCNT, 2 IOs on dataset WORK %ADABCK-I-IOCNT, 135 IOs on dataset DATA %ADABCK-I-IOCNT, 275 IOs on dataset ASSO %ADABCK-I-IOCNT, 41 IOs on dataset BCK001 %ADABCK-I-IOCNT, 34 IOs on dataset BCK002 %ADABCK-I-IOCNT, 80 IOs on dataset BCK003 %ADABCK-I-TERMINATED, 30-OCT-2015 11:05:26, elapsed time: 00:00:01
ファイル 215 がダンプされ、バックアップの 2 つの物理コピーが作成されます。ダンプの実行中は、ACC ユーザーのみファイル 30 へのアクセスが許されます。
adabck db=34 exu_dump=215 dual %ADABCK-I-STARTED, 30-OCT-2015 10:45:43, <version number> %ADABCK-I-DBON, database 34 accessed online Files dumped on 30-OCT-2015 10:45:44 Database 34, GENERAL-DATABASE File 215, ADAOS-4647 , loaded on 27-APR-2012 15:52:49 %ADABCK-I-IOCNT, 51 IOs on dataset DATA %ADABCK-I-IOCNT, 29 IOs on dataset ASSO %ADABCK-I-IOCNT, 40 IOs on dataset BCK001 %ADABCK-I-IOCNT, 40 IOs on dataset BCK002 %ADABCK-I-TERMINATED, 30-OCT-2015 10:45:44, elapsed time: 00:00:01
91~99、51、または 4~19 のファイル番号を持つデータベース内のすべての基本ファイルがダンプされます(指定したファイル範囲にない場合でも、対応する LOB ファイルが含まれます)。ADABCK は、ET ロジックユーザーが ET ステータスになるまで最大 10 秒間待機します。
adabck db=34 dump=\(91-99,51,4-19\) et_sync_wait=10 %ADABCK-I-STARTED, 30-OCT-2015 10:51:14, <version number> %ADABCK-I-DBON, database 34 accessed online Files dumped on 30-OCT-2015 10:51:14 Database 34, GENERAL-DATABASE File 4, Update-log , loaded on 17-SEP-2014 14:44:19 File 9, EMPLOYEES , loaded on 8-OCT-2008 17:59:40 File 14, miscellaneous , loaded on 11-JUN-2015 13:22:19 File 17, Timezone , loaded on 19-SEP-2014 11:44:42 File 19, LARGE , loaded on 2-SEP-2014 15:37:18 File 51, PCA24SYSF1 , loaded on 14-APR-2014 16:55:22 File 91, ADAOS-2544 , loaded on 8-APR-2015 13:19:27 File 95, P299255 , loaded on 20-MAR-2014 11:35:30 File 98, ADAOS-4591 , loaded on 16-JUL-2015 10:03:16 File 1009, LOBFILE of 9 , loaded on 8-OCT-2008 17:59:40 %ADABCK-I-IOCNT, 715 IOs on dataset DATA %ADABCK-I-IOCNT, 1145 IOs on dataset ASSO %ADABCK-I-IOCNT, 1195 IOs on dataset BCK001 %ADABCK-I-TERMINATED, 30-OCT-2015 10:51:16, elapsed time: 00:00:02
ファイル 1、2、4、6、8、10、11 および 13 がダンプされます。ADABCK は、ET ロジックユーザーが ET ステータスになるまで最大 5 秒待ちます。
FILES = { * | (number[-number][,number[-number]]...)}
このパラメータは、指定したファイルのステータス情報をダンプファイルに出力します。
IOSTAT
このパラメータを指定すると、さまざまなデバイスのデータの転送率および I/O(待ち)時間が ADABCK 処理の最後に出力されます。
adabck db=36 parallel=multi_process dump=\* drives=3 iostat ... ------------------------------------------------------------------ Dump Method : parallel Blocksizes : DB: 512 KB BCK: 512 KB DB I/O time : total: 27.09 sec average: 8084 us BCK 1 I/O time : total: 1.16 sec average: 7606 us BCK 2 I/O time : total: 0.00 sec average: 944 us BCK 3 I/O time : total: 1.24 sec average: 1375 us Wait rates : waits nowaits rate mreq DB : 1439 1898 43% 8 Transfer rate : 15215 KB/sec ------------------------------------------------------------------ %ADABCK-I-IOCNT, 2 IOs on dataset WORK %ADABCK-I-IOCNT, 3147 IOs on dataset DATA %ADABCK-I-IOCNT, 229 IOs on dataset ASSO %ADABCK-I-IOCNT, 153 IOs on dataset BCK001 %ADABCK-I-IOCNT, 2 IOs on dataset BCK002 %ADABCK-I-IOCNT, 906 IOs on dataset BCK003
IOSTAT 統計には、次の情報が表示されます。
- Dump Method
PARALLEL パラメータの設定に応じて、parallel または non-parallel になります。
- DB I/O time
I/O 時間の合計(秒)と、ASSO および DATA コンテナへのアクセスのための I/O 処理あたりの平均時間(マイクロ秒)。
- BCK n I/O time
I/O 時間の合計(秒)と、バックアップファイルへのアクセスのための I/O 処理あたりの平均時間(マイクロ秒)。
注意:
測定される I/O 時間は、I/O システム機能に必要とされた時間です。ディスクへのアクセスに実際に必要な物理 I/O 時間とは異なる場合があります。これは、オペレーティングシステムまたはストレージシステム内のキャッシュ、および非同期 I/O
の使用が要因となります。
- Wait rates(Dump Method が parallel の場合のみ)
並列バックアップ/リストアの場合、データベースコンテナの I/O は非同期で実行されます。待機レートには、待機処理が必要な ASSO またはデータ I/O の数が表示されます。mreq は、データベースコンテナに対するパラレル I/O 要求の最大数です。
注意:
実際のバックアップまたはリストアの I/O のみがカウントされます。ADABCK のスタートアップフェーズでは、いくつかの追加 I/O が必要になります。したがって、wait と nowait I/O の合計は、ASSO と DATA I/O の合計より少なくなります。- BF Sync Count(オンラインモードのバックアップのみ)
バッファフラッシュ中にオンラインモードでバックアップを実行する場合は、ニュークリアスと同期して、バッファフラッシュでディスクに書き込まれて変更されたデータベースブロックもバックアップファイルに書き込む必要があります。BF sync count とは、これらのバッファフラッシュ同期の数です。
- ET sync time(オンラインモードのバックアップのみ)
オンラインモードでのバックアップの終了時に、ET 同期が必要です。つまり、すべての ET ロジックユーザーが ET ステータスになるまで ADABCK が待機する必要があります。ET sync time とは、この ET 同期に必要な時間です。
- Transfer rate
これは、バックアップファイルに対して読み書きされたキロバイト(1 秒あたり)です。
注意:
- 転送レートについては、純粋なバックアップ/リストア時間のみが考慮されます。バックアップ/リストアの準備に必要な時間は考慮されません。そのため、ADABCK の合計経過時間に基づいて転送レートを計算すると、表示された転送レートより高くなる場合があります。
- 小規模なバックアップの場合、計算で丸め誤差が発生する可能性があります。したがって、バックアップが非常に小さい場合、転送レートは表示されません。これは、値が不正確になるためです。
- 通常、多くのデータベースブロックは完全には入力されていません。正味データのみがバックアップファイルにコピーされるので、転送レートは、処理済みデータベーススペースを考慮した場合の転送レートよりも低くなります。
OVERLAY = {*|(number[-number][,number[-number]]...)} [,FMOVE [=(number [,number [-number]]...)]] [,FORMAT = (keyword [,keyword] ) ] [,KEEP_FILE_ALLOC] [,NEW_DBID = number] [,RENUMBER = (number[-number] [,number [-number]]...)]] [,REPLICATION]
このパラメータは、引数リスト内の数値によって指定されるファイルをファイルレベルでリストアするものです。LOB ファイルが指定された場合は無視されますが、すべての基本ファイルに割り当てられた LOB ファイルはリストアされます。リストア対象ファイルは、すでにデータベース内にロードされていても構いません。その場合、ファイルをリストアする前に、ADABCK は暗黙の削除を実行します。LOB グループのファイルが 1 つだけオーバーレイされている場合は、LOB グループのその他のファイルも削除されます。アスタリスク(*)は、データベースレベルでリストアを行うことを意味します。データベースコンテナファイルに対する排他制御が必要です。
他のファイルへの参照整合性制約がある場合でも、指定されたファイルのみがオーバーレイされます。これらの参照整合性制約は削除されます。
このキーワードを指定すると、ADABCK は、オーバーレイするファイルまたは指定サブセットをバックアップと同じブロック範囲にリストアするのではなく、割り当て直します。このキーワードを使用すると、ファイルエクステントの数が可能な限り削減されます。
キーワード ASSO と DATA のどちらか、または両方を指定できます。このパラメータは、アソシエータブロックやデータストレージブロックのフォーマットに使用します。ファイルレベルでリストアする際は、ファイルのエクステントの未使用エリアに含まれるブロックのみがフォーマットされます。
このパラメータを指定すると、ファイルをバックアップと同じブロック範囲にリストアするのではなく、現在データベースに存在している状態のまま割り当てようと試みます。例えば、このキーワードは、バックアップが作成されてからファイルが再編成されたとき、またより多くのスペースが前もってファイルに割り当てられたときに使用することができます。バックアップに存在するファイルが、データベースで現在使用可能なブロックよりも多いブロックが必要な場合、残りのブロックは任意の位置に割り当てられます。このキーワードはファイルリストと一緒にしか使用することができません。
このパラメータは、リストアするデータベースの ID を変更するために使用します。データベース全体をリストアする場合にしか指定できません。
新しい ID を使用すると、アクティブなデータベースのバックアップコピーを別セットのコンテナファイルにリストアできます。新しい ID をアクティブなデータベースと同一にすることはできません。
このパラメータを省略した場合、データベース ID は変更されません。
RENUMBER は、ターゲットデータベースにオーバーレイされるファイルに番号を振り直すために使用されます。次の制限事項と要件が適用されます。
OVERLAY ファイルリストで指定されたファイルと RENUMBER ファイルリストで指定されたファイルの間には 1:1 の関係が必要です。
OVERLAY ファイルリストで範囲を指定する場合は、RENUMBER ファイルリストの対応する範囲が同じサイズになっている必要があります。
通常、OVERLAY ファイルリストには LOB ファイルを指定する必要はありません。ただし、LOB ファイルの番号も変更する場合は、LOB ファイルも指定する必要があります。
ファイルは、OVERLAY ファイルリストで複数回指定される場合があります(例:(11-55),(44-99))。この場合、同じソースファイル番号に対して異なるターゲットファイル番号は指定できません。ファイルリストの例で、RENUMBER=(1011-1055,1044-1099) は正しい指定ですが、RENUMBER=(1011-1055,2044-2099) は正しくありません。
複数のファイルを同じターゲットファイル番号に番号変更することはできません。
パラメータ REPLICATION は、Adabas を搭載した Adabas Event Replicator(Adabas レプリケーション)を使用している顧客にのみ関係します。
このパラメータは、Adabas に ADABCK を使用する場合に指定する必要があります(Adabas レプリケーションの初期状態処理)。このパラメータを指定する場合、Adabas ファイルが自動的にレプリケーションターゲットファイルとしてマークされます。
詳細については、ADAOPR CHANGE_REPLICATION_STATUS を参照してください。
PARALLEL = keyword
このパラメータは、並行にデバイスを使用して処理の遅いデバイス(テープデバイスなど)にあるバックアップから作成/リストアを行うとき、その処理速度を早めるために指定します。キーワード MULTI_PROCESS を指定できます。PARALLEL=MULTI_PROCESS を指定すると、BLOCKSIZE パラメータのデフォルト値は 512 KB になります。
バックアップファイル数(DUMP または EXU_DUMP の ADABCK サブパラメータ DRIVES)が 1 より大きい場合にのみ、ADABCK 操作が並行して実行されます。
注意:
READ_CHECK
この機能は、Adabas バックアップコピーの読み取りの可能性(つまり、パリティエラーが存在しないこと)と完全性のチェックをします。これらのチェックは、ダンプファイルがこのユーティリティの RESTORE または OVERLAY 機能によるデータベースまたはファイルのリストアに使用できることを保証するために行われます。
RESTORE = {*|(number[-number][,number[-number]]...)} [,FMOVE [=(number [,number [-number]]...)]] [,FORMAT = (keyword [,keyword] ) ] [,NEW_DBID = number] [,RENUMBER = (number[-number] [,number [-number]]...)]] [,REPLICATION]
このパラメータは、リスト内の数値によって指定されるファイルをファイルレベルでリストアするものです。LOB ファイルが指定された場合は無視されますが、すべての基本ファイルに割り当てられた LOB ファイルはリストアされます。リストア対象ファイルは、データベース内にロードしないでください。* は、データベースレベルでリストアを行うことを意味します。この場合、ファイルがすでにデータベース内にロードされていると、暗黙的に削除されるか、同じファイル番号を持つダンプ内のファイルが代わりに使用されるので、データベースコンテナファイルに対する排他制御が必要です。
他のファイルへの参照整合性制約がある場合でも、指定されたファイルのみがリストアされます。これらの参照整合性制約は削除されます。
注意:
このキーワードを指定すると、ADABCK は、リストアするファイルまたは指定サブセットをバックアップと同じブロック範囲にリストアするのではなく、割り当て直します。このキーワードを使用すると、ファイルエクステントの数が可能な限り削減されます。
キーワード ASSO と DATA のどちらか、または両方を指定できます。このパラメータは、アソシエータブロックやデータストレージブロックのフォーマットに使用します。ファイルレベルでリストアする際は、ファイルのエクステントの未使用エリアに含まれるブロックのみがフォーマットされます。
このパラメータは、リストアするデータベースの ID を変更するために使用します。データベース全体をリストアする場合にしか指定できません。
新しい ID を使用すると、アクティブなデータベースのバックアップコピーを別セットのコンテナファイルにリストアできます。新しい ID をアクティブなデータベースと同一にすることはできません。
このパラメータを省略した場合、データベース ID は変更されません。
パラメータ REPLICATION は、Adabas を搭載した Adabas Event Replicator(Adabas レプリケーション)を使用している顧客にのみ関係します。
このパラメータは、Adabas に ADABCK を使用する場合に指定する必要があります(Adabas レプリケーションの初期状態処理)。このパラメータを指定する場合、Adabas ファイルが自動的にレプリケーションターゲットファイルとしてマークされます。
詳細については、ADAOPR CHANGE_REPLICATION_STATUS を参照してください。
データベース全体が複数のバックアップデバイスから並行してリストアされます。データベースのバックアップのみを処理できます(DUMP=* または EXU_DUMP=* で作成されたバックアップ)。DUMP/EXUDUMP の例 1 のバックアップを使用します。ニュークリアスは非アクティブである必要があります。
adabck db=34 parallel=multi_process restore=\* %ADABCK-I-STARTED, 30-OCT-2015 11:13:24, <version number> %ADABCK-I-DBOFF, database 34 accessed offline Restore database 34 dumped on 30-OCT-2015 11:10:29 Database 34, GENERAL-DATABASE File 1, CHECKPOINT-FILE , loaded on 4-SEP-2014 13:52:43 File 2, SECURITY-FILE , loaded on 4-SEP-2014 13:52:43 File 3, USER-DATA-FILE , loaded on 4-SEP-2014 13:52:43 File 4, Update-log , loaded on 17-SEP-2014 14:44:19 File 9, EMPLOYEES , loaded on 8-OCT-2008 17:59:40 File 14, miscellaneous , loaded on 11-JUN-2015 13:22:19 File 17, Timezone , loaded on 19-SEP-2014 11:44:42 File 19, LARGE , loaded on 2-SEP-2014 15:37:18 File 30, FILE-30 , loaded on 31-MAR-2015 13:40:33 File 51, PCA24SYSF1 , loaded on 14-APR-2014 16:55:22 File 80, P295170 , loaded on 4-AUG-2015 12:42:43 File 91, ADAOS-2544 , loaded on 8-APR-2015 13:19:27 File 95, P299255 , loaded on 20-MAR-2014 11:35:30 File 98, ADAOS-4591 , loaded on 16-JUL-2015 10:03:16 File 101, COLLATION-TESTS , loaded on 14-APR-2014 16:47:30 File 111, TESTOPT , loaded on 29-NOV-2011 10:34:23 File 113, lob_LB , loaded on 23-JUN-2015 15:48:48 File 146, XMA-REPOSITORY , loaded on 10-DEC-2014 09:39:52 File 215, ADAOS-4647 , loaded on 27-APR-2012 15:52:49 File 1009, LOBFILE of 9 , loaded on 8-OCT-2008 17:59:40 File 1080, LOBFILE of 80 , loaded on 4-AUG-2015 12:42:43 File 1113, LOBFILE of 113 , loaded on 23-JUN-2015 15:48:48 File 22111, LOBFILE of 111 , loaded on 29-NOV-2011 10:34:23 %ADABCK-I-IOCNT, 1 IOs on dataset WORK %ADABCK-I-IOCNT, 133 IOs on dataset DATA %ADABCK-I-IOCNT, 244 IOs on dataset ASSO %ADABCK-I-IOCNT, 41 IOs on dataset BCK001 %ADABCK-I-IOCNT, 34 IOs on dataset BCK002 %ADABCK-I-IOCNT, 80 IOs on dataset BCK003 %ADABCK-I-TERMINATED, 30-OCT-2015 11:13:26, elapsed time: 00:00:02
ファイル 215 がリストアされます。このファイルがデータベースに存在していない必要があります。データベースバックアップとファイルバックアップが処理されます。複数のバックアップファイルがある場合、バックアップがオプション PARALLEL で作成されていても、バックアップファイルは並行して処理されません。ニュークリアスはアクティブか非アクティブのいずれかになります。
adabck db=34 restore=215 %ADABCK-I-STARTED, 30-OCT-2015 11:18:34, <version number> %ADABCK-I-DBOFF, database 34 accessed offline Restore files from database 34 dumped on 30-OCT-2015 11:10:29 Database 34, GENERAL-DATABASE File 215, ADAOS-4647 , loaded on 27-APR-2012 15:52:49 %ADABCK-I-IOCNT, 7 IOs on dataset DATA %ADABCK-I-IOCNT, 28 IOs on dataset ASSO %ADABCK-I-IOCNT, 41 IOs on dataset BCK001 %ADABCK-I-IOCNT, 34 IOs on dataset BCK002 %ADABCK-I-IOCNT, 80 IOs on dataset BCK003 %ADABCK-I-TERMINATED, 30-OCT-2015 11:18:34, elapsed time: 00:00:00
91~99、51、または 11~19 のファイル番号を持つバックアップファイル内のすべての基本ファイルがリストアされます(指定したファイル範囲にない場合でも、対応する LOB ファイルが含まれます)。ファイルがすでにデータベースに存在している場合は、上書きされます。データベースバックアップとファイルバックアップが処理されます。ニュークリアスはアクティブか非アクティブのいずれかになります。
adabck db=34 over=\(91-99,51,11-19\) %ADABCK-I-STARTED, 30-OCT-2015 11:38:12, <version number> %ADABCK-I-DBON, database 34 accessed online Overlay files dumped on 30-OCT-2015 10:51:14 Database 34, GENERAL-DATABASE File 14, miscellaneous , loaded on 11-JUN-2015 13:22:19 File 17, Timezone , loaded on 19-SEP-2014 11:44:42 File 19, LARGE , loaded on 2-SEP-2014 15:37:18 File 51, PCA24SYSF1 , loaded on 14-APR-2014 16:55:22 File 91, ADAOS-2544 , loaded on 8-APR-2015 13:19:27 File 95, P299255 , loaded on 20-MAR-2014 11:35:30 File 98, ADAOS-4591 , loaded on 16-JUL-2015 10:03:16 %ADABCK-I-IOCNT, 619 IOs on dataset DATA %ADABCK-I-IOCNT, 1122 IOs on dataset ASSO %ADABCK-I-IOCNT, 1195 IOs on dataset BCK001 %ADABCK-I-TERMINATED, 30-OCT-2015 11:38:13, elapsed time: 00:00:01
SUMMARY
このパラメータは、DUMP/EXU_DUMP 機能を以前に実行して作成された Adabas バックアップコピーにあるデータベースの一般情報と物理レイアウトを表示するものです。
adabck summary %ADABCK-I-STARTED, 30-OCT-2015 12:01:46, <version number> Database dumped on 30-OCT-2015 11:57:04 Database 34, GENERAL-DATABASE Summary of Database 34 30-OCT-2015 12:01:46 DATABASE NAME WO-DB-34 DATABASE ID 34 MAXIMUM FILE NUMBER LOADED 22111 SYSTEM FILES 1 (CHK), 2 (SEC), 3 (USR) ACTUAL FILES LOADED 23 CURRENT PLOG NUMBER 99 CURRENT CLOG NUMBER 10 Container Device Extents in Blocks Number of Block Total Size File Type from to Blocks Size (Megabytes) ------------------------------------------------------------------------------- ASSO1 file 1 35,840 35,840 4,096 140.00 ASSO2 file 35,841 166,400 130,560 2,048 255.00 ASSO3 file 166,401 205,120 38,720 32,768 1,210.00 ASSO4 file 205,121 210,240 5,120 16,384 80.00 ASSO5 file 210,241 944,832 734,592 8,192 5,739.00 DATA1 file 1 8,891 8,891 4,096 34.73 DATA2 file 8,892 24,379 15,488 8,192 121.00 DATA3 file 24,380 34,619 10,240 16,384 160.00 DATA4 file 34,620 388,763 354,144 32,768 11,067.00 WORK1 file 1 207,872 207,872 4,096 812.00 ------------------------------------------------------------------------------- 19,618.73 ========= %ADABCK-I-IOCNT, 2 IOs on dataset BCK001 %ADABCK-I-TERMINATED, 30-OCT-2015 12:01:46, elapsed time: 00:00:00
ADABCK には再スタート機能は備えられていません。ADABCK が異常終了した場合、最初から再実行する必要があります。
1 つ以上のファイルに対して RESTORE/OVERLAY 機能を実行しているときに処理が中断されると、RABN の割り当ては不完全になりますが、ADADBM ユーティリティの RECOVER 機能を実行すれば完全な状態に戻すことができます。データベースに対して RESTORE/OVERLAY 機能を実行しているときに処理が中断されると、そのデータベースにはアクセスできなくなります。