CATALL

このコマンドは、現在のライブラリ内のすべてのオブジェクトまたは選択したオブジェクトをカタログ、チェック、保存、または格納するために使用します。

以下のトピックについて説明します。


対話式モードでの CATALL

CATALL

このコマンドを発行すると、[Catalog Objects in Library]ウィンドウが表示されます。このウィンドウで、処理するオブジェクトのタイプを指定します。オブジェクトは、オブジェクトタイプがウィンドウにリストされている順に処理されます。「バッチモードでの CATALL」セクションの TYPES に関する情報も参照してください。さらに、実行するアクションと処理対象のオブジェクトを選択できます。

このウィンドウで指定できる項目は、次のとおりです。

開始する名前 現在のライブラリで選択されているタイプのすべてのオブジェクトを処理する場合は、アスタリスク(*)を入力します。

オブジェクトの番号を特定の範囲に制限する場合は、名前にアスタリスク表記を使用できます。

存在するモジュールのみに適応 このオプションをマークすると、現在のライブラリにカタログ化オブジェクトがすでに存在するオブジェクトのみが再カタログされます。カタログ化オブジェクトが存在しないソースオブジェクトは処理されません。
全てのソースに適応 このオプションをマークすると、選択したすべてのオブジェクトが処理されます。
Action PF2 キーを押すと、選択したオブジェクトに適用するアクションを次の中から 1 つ選択できます。

これらのアクションは、同名のシステムコマンドに対応します。

注意:
Natural Security では、特定のアクションが許可されない場合があります。

行番号再設定 デフォルトでは、保存または格納されたソースのソースコード行の番号も再設定されます。

行番号の自動再設定を望まない場合は、このフィールドの X を空白で上書きします。

オブジェクトタイプ デフォルトでは、CATALL は現在のライブラリのあらゆるタイプのオブジェクトに適用されます。つまり、すべてのオブジェクトタイプが X でマークされています。特定のタイプのオブジェクトが CATALL で処理されないようにするには、該当する X を空白で上書きします。
マップソース変換 Natural の以前のバージョンで作成されたマップは、Natural バージョン 3.1 以降と必ずしも互換性がありません。このオプションをマークすると、カタログ処理中にマップが確実に変換されます。このオプションによって、マップがソースオブジェクトとカタログ化オブジェクトの両方として変換され、保存されます。

CATALL の処理中は統計ウィンドウが表示され、現在カタログされているオブジェクトがリストされます。

注意:
CATALL の処理中にいずれかのキーを押すと、CATALL は停止します。

処理が正常に完了すると、情報メッセージが表示されます。

オブジェクトが正常にカタログされなかった場合は、そのオブジェクト名、エラー番号、およびエラーの行を示したウィンドウが表示されます。

CATALL コマンドが、Natural プログラム内からパラメータを上下に並べて呼び出された場合はバッチモードであるとみなされ、コンパイルエラーが発生してもエラーダイアログは表示されません。ダイアログの代わりに、Natural の一時ディレクトリ(TMP_PATH)に library.CTL という名前のファイルが作成されます。エラーが検出されなかった場合、このファイルは空ですが、エラーが検出された場合は、失敗したオブジェクトが行番号とエラーコードとともにファイルに含まれます。

バッチモードでの CATALL

CATALL object-name

RECAT
ALL

[TYPEStypes]

CATALOG
CHECK
SAVE
STOW

[options ...]

Catalog Objects in Library]ウィンドウで実行可能なさまざまな指定に対応し、システムコマンド CATALL で直接指定できる次のようなオプションもあります。

object-name

カタログされるオブジェクトの名前。

現在のライブラリで指定されているタイプのすべてのオブジェクトをカタログする場合は、アスタリスク(*)を入力します。

オブジェクトの番号を特定の範囲に制限する場合は、名前にアスタリスク表記を使用できます。

RECAT / ALL Catalog Objects in Library]画面の[Apply action only to existing modules]または[Apply action to all sources]オプションに対応します。RECAT はデフォルトです。
TYPES types Catalog Objects in Library]画面でマークされるオブジェクトタイプに対応します。可能な types(オブジェクトタイプがリストされた順にオブジェクトが処理される):
D DDM
G グローバルデータエリア
L ローカルデータエリア
A パラメータデータエリア
C コピーコード
T テキスト
7 機能
N サブプログラム
S サブルーチン
H ヘルプルーチン
M マップ
8 アダプタ
P プログラム
4 クラス
3 ダイアログ
* すべてのタイプ(デフォルト)

types は、1 つの文字列(グローバルに対する GLA など)、ローカル、およびパラメータデータエリアで指定する必要があります。デフォルトでは、CATALL は現在のライブラリ内にあるすべてのタイプのオブジェクトに適用されます。

CATALOG / CHECK / SAVE / STOW Catalog Objects in Library]画面の同名のアクションに対応します。CATALOG はデフォルトです。
options NOREN ソースオブジェクトのソースコード行の自動番号再設定は行われません。

注意:
個々のコマンドコンポーネントは、空白または入力デリミタ文字(セッションパラメータ ID で定義)で区切る必要があります。