このセクションでは、さまざまなプラットフォームで Natural RPC サーバーを起動する方法について説明します。
次のトピックについて説明します。
任意の Natural セッションを Natural RPC サーバーとして使用できます。 ただし、基本的に Natural サーバーとは、非同期またはバックグラウンドタスクとして起動される Natural セッションのことです。
サーバーを起動するには、次のオプションがあります。
RPC 固有の Natural パラメータモジュールを作成します。
関連するパラメータのリストについては、「Natural RPC 環境の設定」の「RPC サーバー固有の Natural パラメータの設定」を参照してください。
このパラメータモジュールは、PARM
=serverparm
でダイナミックに指定されます。serverparm
は、Natural にリンクされたパラメータモジュールの名前です。
または、プロファイルパラメータをダイナミックに指定することもできます。
RPC 固有の Natural プロファイルパラメータは、SYSPARM
ユーティリティで作成したプロファイル内に指定できます。 その後 Natural は、下記で起動されます。
PROFILE
=serverprofile
serverprofile
は、プロファイルの名前です。
サーバーを起動するには、次のオプションがあります。
RPC 固有の Natural パラメータファイルを作成します。
関連するパラメータのリストについては、「Natural RPC 環境の設定」の「RPC サーバー固有の Natural パラメータの設定」を参照してください。
このパラメータファイルは、PARM
=serverparm
でダイナミックに指定されます。serverparm
は、パラメータファイルの名前です。
または、プロファイルパラメータをダイナミックに指定することもできます。
Natural サーバーの起動方法は環境によって異なります。次の該当する説明を参照してください。
メインフレームオンライン環境で Natural サーバーを起動するには、TP モニタ環境で次のコマンドを入力します。
<natural> RPC=(SERVER=ON, SRVNAME=servername, SRVNODE=nodename, RPCSIZE=n, MAXBUFF=n)
<natural>
は、Natural を起動するときの名前です(トランザクションコード、トランザクション ID、環境従属ニュークリアス名)。
Com-plete および CICS では、Natural RPC サーバーを起動するための次のオプションがあります。
すべての TP モニタについて前述したのと同じコマンドを使用できます。
非同期モードで Natural サーバーを起動するために、SYSRPC
ライブラリ内の Natural プログラム STARTSRV
を使用できます。
TP モニタの起動時に、非同期モードで Natural RPC サーバーを起動できます。
STARTSRV
は、非同期 Natural セッションを起動する RPCSSRV
のためのサンプルフロントエンドです。
デフォルトで、非同期 Natural は、現在のセッションと同じライブラリの同じ Natural 名で起動されます。
Natural Security(NSC)を使用している場合、現在の Natural セッションのユーザー ID も伝播されます。 入力を要件に適合させることができます。
一部の Natural プロファイルパラメータは、RPCSSRV
によって暗黙的に追加されます。 このことは特に、プロファイルパラメータ RPC
のサブパラメータ RPCSIZE
に適用されます。 RPCSIZE
のデフォルトは MAXBUFF+4
です。MAXBUFF
は、マップフィールド Receiving buffer に入力された値です。 マップフィールド Session parameter に RPC=(RPCSIZE=n)
を入力し、RPCSIZE
のデフォルト値を上書きできます。
Natural セッションの起動時に Natural プログラムを実行する場合は、マップフィールド User Stack を使用できます。 User Stack の内容は Natural STACK
に置かれ、Natural サーバーがアクティブになる前に実行されます。
関係する Natural プロファイルパラメータを表示するには、*SHOW*
を Transaction ID フィールドに入力します。 STARTSRV
によって、非同期 Natural セッションを開始するために RPCSSRV
によって使用されるダイナミックプロファイルパラメータがすべて表示されます。
次の「CICS に関する注」も参照してください。
TP モニタの起動時に非同期モードで Natural RPC サーバーセッションを開始するには、次の手順に従います。
起動オプション(sysparms)STARTUPPGM
を使用し、必要なすべての RPC 固有の Natural プロファイルパラメータを指定して、Natural セッションを開始します。
PLTPI
を使用して EXEC CICS START
を使用するプログラムを起動し、必要なすべての RPC 固有の Natural プロファイルパラメータを指定して、Natural セッションを開始します。 Natural CICS ソースライブラリに用意されているサンプル PLTPI
プログラム XNCIFRNP
を適合させることができます。
どちらの場合にも、Natural セッションは TP モニタによって割り当てられたユーザー ID で開始される点に注意してください。 Com-plete では、このユーザー ID は Com-plete が起動されたユーザー ID です。 CICS
では、このユーザー ID は CICS のデフォルトのユーザー ID です(デフォルトは CICSUSER
)。 どちらの場合にも、このユーザー ID は Natural システム変数 *INIT-USER
および *USER
に割り当てられます。 したがって、Natural セッションが Natural Security 環境で実行されている場合、Natural LOGON
コマンドを Natural STACK
に置く必要がある場合があります。
Natural プロファイルパラメータ設定を行って、非同期 Natural RPC サーバーを起動することをお勧めします。
TTYPE=ASYL,SENDER=CSSL
このことによって、プライマリ出力先への各出力は、3270 モードではなく行モードで書き込まれます。 CSSL の代わりに、他の任意の CICS 出力先を使用できます。
TTYPE=ASYL
を使用する場合、NATBTCH
が Natural ニュークリアスにリンクされている必要があります。
バッチサーバーは、標準 Natural バッチセッションです。「Natural RPC 環境の設定」の「RPC サーバー固有の Natural パラメータの設定」で説明されている RPC パラメータで起動されます。
以下では次のトピックについて説明します。
注意:
トレース機能を使用するサンプル JCL については、「Natural RPC 環境の運用」の「サーバートレース機能の使用」を参照してください。
//NATRPC JOB CLASS=K,MSGCLASS=X // EXEC PGM=NATOS,REGION=8M //STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=SAG.NAT.LOAD // DD DISP=SHR,DSN=SAG.EXX.LOAD // DD DISP=SHR,DSN=SAG.ADA.LOAD <== Note 1 // DD DISP=SHR,DSN=DB2_load_library <== Note 2 // DD DISP=SHR,DSN=SAG.SSX.LOAD <== Note 3 //CMPRMIN DD * IM=D,MADIO=0,MT=0,OBJIN=R,AUTO=OFF,MAXCL=0,ID=',',INTENS=1, RPC=(SERVER=ON,SRVNAME=servername,SRVNODE=nodename) RPC=(RPCSIZE=m,MAXBUFF=n), STACK=(LOGON serverlibrary,userID,password) /* //CEEOPTS DD * <== Note 4 POSIX(ON) /* //SYSUDUMP DD SYSOUT=X //CMPRINT DD SYSOUT=X /*
注意:
ADAUSER
または Natural プロファイルパラメータ ADANAME
が使用されている場合のみ適用されます。
開始タスクのサンプル JCL は、Natural for Mainframes の『インストール』ドキュメントの「z/OS 環境での Natural のインストール」セクションにある「Natural RPC サーバー用サンプル JCL の作成」で紹介されています。
RPC
サブパラメータ NTASKS
を 1 より大きい値に設定することにより、レプリカでバッチサーバーを実行することもできます。 レプリカは、追加のサーバータスクとして、Natural メインタスクにアタッチされます。 これにより、同じリージョンで複数の同一のサーバーを起動できるようになります。
// LIBDEF PHASE,SEARCH=(SAGLIB.NATvrs,SAGLIB.EXXvrs,SAGLIB.ADAvrs),TEMP // ASSGN SYS000,READER // ASSGN SYSLST,FEE // EXEC NATVSE,SIZE=AUTO,PARM='SYSRDR' IM=D,MADIO=0,MT=0,OBJIN=R,AUTO=OFF,MAXCL=0,ID=',',INTENS=1, RPC=(SERVER=ON,SRVNAME=servername,SRVNODE=nodename) RPC=(RPCSIZE=m,MAXBUFF=n), STACK=(LOGON serverlibrary,userID,password) /*
RPC
サブパラメータ NTASKS
を 1 より大きい値に設定することにより、レプリカでバッチサーバーを実行することもできます。 レプリカは、追加のサーバータスクとして、Natural メインタスクにアタッチされます。 これにより、同じリージョンで複数の同一のサーバーを起動できるようになります。
/.NATRPC LOGON / SYSFILE SYSOUT=output-file / SYSFILE SYSDTA=(SYSCMD) / SYSFILE SYSIPT=(SYSCMD) / STEP / SETSW ON=2 / EXEC NATBS2 IM=D,MADIO=0,MT=0,OBJIN=R,AUTO=OFF,MAXCL=0,ID=',',INTENS=1, RPC=(SERVER=ON,SRVNAME=servername,SRVNODE=nodename) RPC=(RPCSIZE=m,MAXBUFF=n), STACK=(LOGON serverlibrary,userID,password) / EOF
Windows 環境で Natural RPC サーバーを起動するには、次の手順に従います。
Natural 用ショートカットを作成します。
ショートカットのプロパティを入力します。
RPC サーバーパラメータ設定で Natural パラメータファイルを作成します(「代替パラメータファイルによる Natural の呼び出し」を参照)。
[Target]テキストボックスで、Natural パスを編集して追加します。
parm=serverparm batch
serverparm は、パラメータファイルの名前です。
または
server=on,srvname=servername,srvnode=nodename,maxbuff=n batch
UNIX 環境で Natural RPC サーバーを起動するには、次のコマンドを入力します。
natural parm=serverparm >/dev/null </dev/null &
serverparm
は、パラメータファイルの名前です。
または
natural server=on,srvname=servername,srvnode=nodename,maxbuff=n >/dev/null </dev/null &
OpenVMS 環境で Natural RPC サーバーを起動するには、DCL コマンドプロシージャ myserver.com
に、次のコマンドを入力します。
$ DEFINE NATOUTPUT NLA0: $ NAT parm=serverparm
次に、myserver.com
をバッチキューに送信します。
$ SUBMIT myserver.com
このセクションは、z/OS および z/VSE 環境のメインフレーム Natural サーバーに適用されます。
メインタスクおよび全レプリカは、同じ z/OS リージョンまたは z/VSE パーティション内で実行されます。
Adabas バッチリンクルーチン ADALNK
のリエントラントバージョン ADALNKR
を使用します。
ADAUSER
を使用する場合、ADAUSER
は非リエントラントであるため、ADAUSER
をフロントエンドとリンクしないようにしてください(項目 5 を参照)。 代わりに、Natural プロファイルパラメータ ADANAME
を使用し、ADANAME=ADAUSER
を設定します。 これにより、Natural はランタイム時に ADAUSER
をダイナミックにロードします。
z/VSE に関する注:ADAUSER
を使用する場合、ADALNKR
の名前を ADALNK
に変更する必要があります。
NATPARM
モジュール内:
NTRPC
サブパラメータ NTASKS=
n を設定します。n
はメインタスクを含む起動される並行サーバーの数(< 100)です。
z/VSE に関する注:サブタスクの数はオペレーティングシステムによって制限されます。 システム管理者に確認してください。
Natural プロファイルパラメータ ETID
を使用して、Adabas ユーザー ID を空白文字として指定します。 これは、サブタスクが起動されるときに NAT3048 エラー(Adabasニュークリアス内で ETID
が一意でない)を回避するために必要です。
ダイナミック Natural プロファイルパラメータ使用時:
ダイナミック Natural プロファイルパラメータを Natural に渡すために、ダイナミックパラメータデータセット CMPRMIN
を使用します。 PARM
カードやプライマリコマンド入力データセット CMSYNIN
は使わないでください。
ローカルバッファプール使用時(z/OS のみ):
共有ローカルバッファプールを指定しない限り、各サブタスクはそれぞれのローカルバッファプールを割り当てます。 Natural の『オペレーション』ドキュメントの「Natural z/OS 生成パラメータ」セクションで、パラメータ LBPNAME
に関する記載を参照してください。
Natural フロントエンドリンクジョブ内(z/OS のみ):
リンケージエディタの RENT
オプションを使用してフロントエンドリエントラントをリンクします。
フロントエンドが RENT
オプションでリンクされなかった場合、メインタスクは EntireX Broker との通信だけが開始されます。 すべてのサブタスクは、メインタスクが終了するまで、z/OS で WAIT
ステータスに設定されます。 RPC サーバーを後で終了すると、アドレス空間はハングし、キャンセルする必要があります。
Natural ニュークリアスに追加リンクされている他のモジュールは、リエントラントであることを明確にしてください。 ダイナミックにロードされる任意のプログラムもリエントラントである必要があります。
z/OS 関する注:モジュールをリエントラントにできない場合、モジュールを再利用不可としてリンクしてください(リンクオプション RENT
または REUS
を指定しないでください)。 これは、各サブタスクがそれぞれのコピーを取得することを保証します。
サンプル JCL については、「サーバートレース機能の使用」を参照してください。
z/OS バッチモードでは、Natural RPC サーバーが RPC サーバーフロントエンドを使用して起動される場合があります。 この方法は、偽装で必要であり、それ以外の場合はオプションです。
偽装なしで RPC サーバーフロントエンドを使用する場合、プロファイルパラメータ RPC
のサブパラメータ NTASKS を 1 より大きい値に設定することをお勧めします。 それ以外の場合は、メリットがありません。 「レプリカ付きメインフレーム Natural RPC サーバーの考慮事項」は、RPC サーバーフロントエンドを使用する場合にも適用されます。
RPC サーバーフロントエンドでは、Natural サーバー機能が使用されます。Natural の『オペレーション』ドキュメントの「z/OS 環境のサーバーとしての Natural」を参照してください。 その機能は、次のとおりです。
Natural RPC サーバーフロントエンドは、プロファイルパラメータ RPC
のサブパラメータ NTASKS
で指定されたとおりの数の Natural RPC サーバーセッションを開始します。
すべての Natural RPC サーバーセッションは、同じ Natural プロファイルパラメータの設定で実行されます。
Natural プロファイルパラメータの設定は、Natural パラメータモジュール NATPARM
およびダイナミックパラメータデータセット CMPRMIN(使用可能な場合)から取得されます。 JCL ステートメント EXEC
のパラメータ PARM=
は、Natural プロファイルパラメータを指定するために使用されません。
現在、すべての Natural RPC サーバーセッションがクライアントで使用されており(クライアント要求を実行中か、会話内で次の要求を待機中)、サブパラメータ NTASKS
が 1 より大きな値に設定されている場合、補助 Natural RPC サーバーセッションが開始されます。 これらの Natural RPC サーバーセッションは、クライアントで使用されていない Natural RPC サーバーセッションが少なくとも他に
1 つある場合、最初の EntireX Broker タイムアウトで自動的に終了します。 他のすべての Natural RPC サーバーセッションがクライアントで使用されている場合は、次の EntireX Broker タイムアウトまで、補助
RPC サーバーセッションが稼働を続けます。 これにより、新しいクライアント要求を処理する Natural RPC サーバーが常に存在することが確実になります。
TP モニタシステムで実行される Natural セッションに類似したスレッド環境で、Natural RPC サーバーセッションが実行されます。
すべての無効な Natural RPC サーバーセッション(クライアント要求を機するセッション)は、Natural ロールサーバーに発行されます。
偽装を使用する場合:
非会話型 CALLNAT
の終了時および会話の終了時に、すべてのデータベースセッションおよびすべてのワークファイルはクローズされます。 これにより、次のクライアント要求ではその固有のユーザー ID でデータベースおよびワークファイルがオープンされます。
偽装を使用しない場合:
最初の EntireX Broker タイムアウトの後、すべてのデータベースセッションおよびすべてのワークファイルはクローズされます。 これにより、待機中にリソースがブロックされないようになります。
必要な起動パラメータは、JCL 内の EXEC
ステートメントの PARM=
パラメータで渡されます。 これらのパラメータは次のとおりです。
Natural z/OS バッチニュークリアスの名前。
ストレージスレッドのサイズ。
割り当てられるストレージスレッドの数。
ストレージスレッドの数によって、同時に実行できる Natural RPC サーバーセッションの数が決まります。プロファイルパラメータ RPC
のサブパラメータ NTASKS=n
の値以上である必要があります。
オプションのキーワード UCTRAN
。
UCTRAN
は、RPC サーバーフロントエンドのすべてのメッセージが大文字に変換されることを表します。
これらのパラメータはコンマで区切る必要があります。先頭または末尾に空白を入力しないでください。
PARM='Natural-z/OS-batch-nucleus,size-of-thread,number-of-threads[,UCTRAN]' |
次の「サンプル JCL」も参照してください。
Natural ロールサーバーが必要です。
(プロファイルパラメータ SUBSID
で定義された)使用する subsystem-id
に対して Natural ロールサーバーを起動してから、Natural RPC サーバーフロントエンドを起動する必要があります。
ジョブ名(開始されるタスクの名前)は、ロールファイルに発行されるすべての Natural セッションのハイレベル修飾子として使用されます。
同じジョブ名(同じ開始タスク)および同じ subsystem-id
の複数の Natural RPC サーバーフロントエンドを起動しないことを強くお勧めします。
Natural z/OS バッチニュークリアスはダイナミックにロードされます。
z/OS バッチニュークリアスを含むロードライブラリが、STEPLIB 連結で使用可能である必要があります。
EntireX Broker スタブ NATETB23
は使用しないでください。
EntireX Broker は、Natural コンテキストのoutside
でアクセスされます。 したがって、EntireX Broker スタブ BKIMBTSO
を使用する必要があります。
偽装を使用する場合のみ:
偽装機能を使用する場合、RPC サーバーフロントエンドは、許可プログラム機能(APF)ライブラリから実行する必要があります。 RPC サーバーフロントエンドは、APF 認可 LINKLIST
ライブラリから実行することをお勧めします。 このことによって、STEPLIB 連結 APF 認可全体を指定する必要がなくなります。
Natural Security の場合のみ:
Natural RPC サーバーフロントエンドをプロファイルパラメータ AUTO
=OFF
で開始する場合、Natural スタックで、ライブラリ ID、ユーザー ID、およびパスワードを指定して Natural LOGON
コマンドを実行する必要があります。つまり、STACK=(LOGON library-id;user-id;password)
のように指定します。
//NATRPC JOB CLASS=K,MSGCLASS=X // EXEC PGM=RPC-FRONT,REGION=8M // PARM='Natural-z/OS-interface-module,1000,5' //STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=SAG.NAT.LOAD // DD DISP=SHR,DSN=SAG.EXX.LOAD // DD DISP=SHR,DSN=SAG.ADA.LOAD <== Note 1 // DD DISP=SHR,DSN=DB2_load_library <== Note 2 // DD DISP=SHR,DSN=SAG.SSX.LOAD <== Note 3 //CMPRMIN DD * IM=D,MADIO=0,MT=0,OBJIN=R,AUTO=OFF,MAXCL=0,ID=',',INTENS=1, PRINT=((10),AM=STD) RPC=(SERVER=ON,SRVNAME=servername,SRVNODE=nodename,NTASKS=3) RPC=(RPCSIZE=m,MAXBUFF=n,TRACE=2), RCA=BROKER,RCALIAS=(BROKER,BKIMBTSO) STACK=(LOGON serverlibrary,userID,password) /* //CEEOPTS DD * <== Note 4 POSIX(ON) * //SYSUDUMP DD SYSOUT=X //CMPRT10 DD SYSOUT=X //CMPRT101 DD SYSOUT=X //CMPRT102 DD SYSOUT=X //CMPRT199 DD SYSOUT=X //CMPRINT DD SYSOUT=X //CMPRINT1 DD SYSOUT=X //CMPRINT2 DD SYSOUT=X //CMPRIN99 DD SYSOUT=X /*
Adabas リンクルーチン ADAUSER
または Natural プロファイルパラメータ ADANAME
が使用されている場合のみ適用されます。
DB2 ユーザーのみに適用されます。
Integrated Authentication Framework(IAF)が使用されている場合のみ適用されます。
SSL が使用されている場合のみ適用されます。
CICS では、Natural RPC サーバーが RPC サーバーフロントエンドを使用して起動される場合があります。 この方法は、偽装が使用される場合に必要であり、それ以外の場合はオプションです。
偽装なしで RPC サーバーフロントエンドを使用する場合、プロファイルパラメータ RPC
のサブパラメータ NTASKS
を 1 より大きい値に設定することをお勧めします。 それ以外の場合は、メリットがありません。
RPC サーバーフロントエンドでは、Natural サーバー機能が使用されます。 その機能は、次のとおりです。
Natural RPC サーバーフロントエンドは、Natural RPC サーバーフロントエンドの「CICS のカスタマイズ」手順で定義されたトランザクション ID によって起動されます。
「Natural CICS インターフェイスのインストール」の「CICS のカスタマイズ」を参照してください。
トランザクション ID を端末で入力するか、またはライブラリ SYSRPC
の Natural プログラム STARTSFE
を使用して、Natural RPC サーバーフロントエンドを非同期モードで起動できます。
Natural RPC サーバーフロントエンドには、Natural CICS インターフェイスニュークリアスの名前が起動パラメータとして必要です。 この起動パラメータは、トランザクション ID とともに渡されます。
Natural RPC サーバーフロントエンドは、プロファイルパラメータ RPC
のサブパラメータ NTASKS
で指定されたとおりの数の Natural RPC サーバーセッションを開始します。
すべての Natural RPC サーバーセッションは、同じ Natural プロファイルパラメータの設定で実行されます。
Natural プロファイルパラメータの設定は、Natural パラメータモジュール NATPARM
およびダイナミックパラメータデータセット CMPRMIN
(使用可能な場合)から取得され、トランザクション ID とともに渡されるダイナミックに指定されたプロファイルパラメータによって上書きできます。 ダイナミックに指定されたプロファイルパラメータは、起動パラメータの後に続いている必要があります。
現在、すべての Natural RPC サーバーセッションがクライアントで使用されており(クライアント要求を実行中か、会話内で次の要求を待機中)、サブパラメータ NTASKS
が 1 より大きな値に設定されている場合、補助 Natural RPC サーバーセッションが開始されます。 これらの Natural RPC サーバーセッションは、クライアントで使用されていない Natural RPC サーバーセッションが少なくとも他に
1 つある場合、最初の EntireX Broker タイムアウトで自動的に終了します。 他のすべての Natural RPC サーバーセッションがクライアントで使用されている場合は、次の EntireX Broker タイムアウトまで、補助
RPC サーバーセッションが稼働を続けます。 これにより、新しいクライアント要求を処理する Natural RPC サーバーが常に存在することが確実になります。
TP モニタシステムで実行される Natural セッションに類似したスレッド環境で、Natural RPC サーバーセッションが実行されます。
すべての無効な Natural RPC サーバーセッション(クライアント要求を機するセッション)は、Natural ロールサーバーに発行されます。
非会話型 CALLNAT
の起動時および会話の起動時に、EXEC CICS START TRANSID()
コマンドの USERID()
オプションを使用することによって、クライアントのユーザー ID で新しい CICS ワーカータスクが開始されます。 クライアント要求は、Natural によってこのワーカータスクで実行されます。 クライアント要求が実行されている間、Natural
RPC サーバーセッションはワーカータスクの終了を待機します。
非会話型 CALLNAT
の終了時および会話の終了時に、ワーカータスクは終了され、すべてのデータベースはクローズされて、すべての CICS リソースは解放されます。 このことによって、次のクライアント要求では、その固有のユーザー ID によって、データベースがオープンされ、CICS
リソースがアクセスされます。
クライアント要求は、Natural RPC サーバーセッション自身によって実行されます。
最初の EntireX Broker タイムアウトの後、すべてのデータベースはクローズされ、すべての CICS リソースは解放されます。 これにより、待機中にリソースがブロックされないようになります。
必要な起動パラメータは、トランザクション ID とともに渡されます。 これらのパラメータは次のとおりです。
Natural CICS インターフェイスニュークリアス <ncistart> の名前。
オプションのキーワード UCTRAN
。
UCTRAN
は、RPC サーバーフロントエンドのすべてのメッセージが大文字に変換されることを表します。
オプションの Natural プロファイルパラメータ文字列。
<natural> <ncistart>[,UCTRAN] RPC=(SERVER=ON, SRVNAME=servername, SRVNODE=nodename, RPCSIZE=n, MAXBUFF=n) RCA=BROKER,RCALIAS=(BROKER,CICSETB)
<natural> は、トランザクション ID です。これを使用して Natural RPC サーバーフロントエンドを起動します。 <ncistart> は、Natural CICS インターフェイスニュークリアスの名前です。
NCMDIR
パラメータ ROLLSRV
が "YES" に設定されている場合、Natural ロールサーバー が必要です。
(プロファイルパラメータ SUBSID
で定義された)使用する subsystem-id に対して Natural ロールサーバーを起動してから、Natural RPC サーバーフロントエンドを起動する必要があります。
RPC サーバーフロントエンドのトランザクション ID は、RPC サーバー環境を識別するために使用されます。
同じトランザクション ID の複数の Natural RPC サーバーフロントエンドを起動しないでください。
実行可能 NCI モジュールは、ダイナミックにロードされます。
実行可能 NCI モジュールを含むロードライブラリが、DFHRPL
連結で使用可能である必要があります。
EntireX Broker スタブ NATETB23
は使用しないでください。
EntireX Broker は、Natural コンテキストの外部でアクセスされます。 したがって、EntireX Broker スタブ CICSETB
を使用する必要があります。
CICSETB
のバージョンによっては、プロファイルパラメータ RCA
を使用できません。 その場合は、代わりに CICSETB
を Natural CICS インターフェイスニュークリアスにリンクする必要があります。
偽装を使用する場合のみ:
偽装機能を使用する場合、RPC サーバーフロントエンドによってワーカータスクが起動されます。 CICS インストールの MAXTASKS
設定が十分に大きいことを確認してください。
Natural Security の場合のみ:
Natural RPC サーバーフロントエンドをプロファイルパラメータ AUTO
=OFF
で開始する場合、Natural スタックで、ライブラリ ID、ユーザー ID、およびパスワードを指定して Natural LOGON
コマンドを実行する必要があります。つまり、STACK=(LOGON library-id;user-id;password)
のように指定します。