バージョン 6.3.3
 —  Natural スタジオの拡張  —

Object Compare

Object Compare を使用すると、2 つの異なる Natural ソースの内容を比較できます。

サポートされているオブジェクトタイプは、プログラム、ダイアログ、クラス、サブプログラム、サブルーチン、テキスト、ローカルデータエリア、パラメータデータエリア、グローバルデータエリア、ヘルプルーチン、コピーコード、機能、およびアダプタです。

注意:
Object Compare プラグインの有効化/無効化に対する特別な Natural Security サポートはありません。 ただし、Object Compare では Natural ソースの読み取りにシステムコマンド LIST を使用します。 LIST コマンドに提供されるのと同じ Natural Security サポートが Object Compare にも適用されます。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


開始する前に

Object Compare は、Natural スタジオのオプションプラグインです。 このプラグインのインストールは Natural のインストールの一部です。 このプラグインは初期インストール時にインストールすることも、または後で別のセットアッププロセスとしてインストールすることもできます。 インストール手順の詳細については、『インストール』ドキュメントを参照してください。

Object Compare を使用する前に、次のトピックの説明に従う必要があります。

前提条件

ワークファイル 30 が使用されます。 したがって、プロファイルパラメータ WORK を 30 以上に設定する必要があります。

ファイル比較用のグラフィカルユーザーインターフェイスを備えた外部ツールが PC にインストールされている必要があります。 例えば、ExamDiff などのツールです。 diff.exe などの行コマンド比較ツールは機能しません。

Object Compare の有効化

Object Compare をインストールしたら、プラグインマネージャで有効にする必要があります。 有効にするための手順の詳細については、『Natural スタジオの使用』ドキュメントの「プラグインマネージャ」を参照してください。

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Object Compare の要素

プラグインマネージャで Object Compare を有効にすると、Natural スタジオウィンドウで次の追加要素が使用可能になります。

コンテキストメニュー

現在のコンテキスト(選択したオブジェクト)が対応している場合は、ライブラリワークスペースのコンテキストメニューにカスケードメニュー[Object Compare]が追加されます。 このカスケードメニューには、[Write Left File]コマンドと[Write Right File]コマンドがあります。 詳細については、「比較するオブジェクトの選択」を参照してください。

メニューコマンド

[ツール]>[開発ツール]メニューに追加のコマンド[Start Object Compare]が表示されます。 詳細については、「Object Compare の開始」を参照してください。

ツールバー

追加のツールバーが表示されます。 このツールバーのボタンは、次のメニューコマンドを表します。

Toolbar button

Object Compare の開始

注意:
このツールバーは、[ツール]メニューの[カスタマイズ]を選択して表示と非表示を切り替えることができます。

[オプション]ダイアログボックス

[オプション]ダイアログボックスに、[Object Compare]タブが追加されます。 詳細については、「オプションの設定」を参照してください。

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オプションの設定

Object Compare を有効にしたら、最初にこの Natural スタジオの拡張機能のオプションを設定する必要があります。

Start of instruction setオプションを設定するには

  1. [ツール]メニューの[オプション]を選択します。

    [オプション]ダイアログボックスが表示されます。

  2. このダイアログボックスで[Object Compare]タブを選択します。

    Options

  3. 次の情報を指定します。

    External compare tool

    ファイルの比較に使用する外部ツール(パスを含む)。

  4. [OK]ボタンを選択します。

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比較するオブジェクトの選択

比較するオブジェクトを選択すると、これらの Natural ソースのコピーが、ローカルコンフィグレーションファイルに定義されている一時 Natural ディレクトリのサブディレクトリ left および right に一時的に保存されます。 『コンフィグレーションユーティリティ』ドキュメントの「インストール指定」を参照してください。

一時 Natural ディレクトリがローカルコンフィグレーションファイルで定義されていない場合は、コピーは Windows 環境変数 TEMP によって定義されているディレクトリに保存されます。TEMP も定義されていない場合は、コピーは Windows 環境変数 TMP によって定義されているディレクトリに保存されます。

これらのコピーは外部ツールへの入力です。

Start of instruction setオブジェクトを選択するには

  1. ライブラリワークスペースで、比較する 1 つ目のオブジェクトを選択します。

  2. コンテキストメニューを表示し、[Object Compare]>[Write Left File]を選択します。

    このオブジェクトのコードが、外部ツールの左側に表示されます。

  3. ライブラリワークスペースで、比較する 2 つ目のオブジェクトを選択します。

  4. コンテキストメニューを表示し、[Object Compare]>[Write Right File]を選択します。

    このオブジェクトのコードが、外部ツールの右側に表示されます。

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Object Compare の開始

Object Compare を開始すると、[オプション]ダイアログボックスで定義した外部ツールが起動し、前の手順で定義した左右のファイルが示されます。

Start of instruction setObject Compare を開始するには

  1. [ツール]メニューの[開発ツール]>[Start Object Compare]を選択します。

    または:
    [Object Compare]ツールバーが表示されている場合は、次のツールバーボタンを選択します。

    Toolbar button

    次のダイアログボックスが表示されます。 一時ディレクトリで使用されているファイル名が表示されます。 ファイル名は、ホストとポート(リモート開発サーバーのオブジェクトを選択した場合のみ表示)、データベース ID、ファイル番号、ライブラリ名、選択したオブジェクトの名前、および Natural オブジェクトのタイプを示す拡張子で構成されます。

    Files to be compared

  2. [OK]ボタンを選択して、外部ツールを起動します。

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