バージョン 6.3.3
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操作の原理

DDM エディタを使用して、データベースファイルまたは別の DDM から Natural DDM を作成します。 プログラムやデータエリアなどの Natural オブジェクトは、データベースファイルに対し、対応する DDM がソースオブジェクトおよびカタログ化されたオブジェクトとして作成および保存されている場合にのみ、そのデータベースファイルにアクセスできます。 Natural DDM の詳細については、『プログラミングガイド』の「データ定義モジュール - DDM」を参照してください。

次の図は、DDM エディタによる DDM 処理の主な機能と操作の基本原理を示しています。

このセクションでは、DDM の保存とアクセスに関する全般的な情報、および DDM エディタの機能の使用に関する制限事項について説明します。


DDM の保存 - FDDM システムファイル

DDM は、個別の Natural ユーザーライブラリまたはシステムライブラリのいずれかに存在します。システムライブラリは、システムファイル FUSER、FNAT、FDIC(メインフレームプラットフォームのリモート環境)、または FDDM に格納されています。 FDDM システムファイルは、Natural システム環境内で有効なすべての DDM が格納される、独立したコンテナです。 FDDM システムファイルは、Natural パラメータファイル NATPARM に Natural プロファイルパラメータ FDDM を設定すると有効になります。

注意:
FDDM システムファイルを有効にすると、FDDM システムファイル内の DDM の保存およびアクセスのみが実行可能になります。システムファイル FNAT または FUSER のライブラリに格納されている DDM にはアクセスできなくなります。

Natural スタジオでは、DDM はツリービューの DDM ノードに格納されます。 FDDM パラメータの設定に応じて、DDM ノードは、ユーザーライブラリ(FUSER)やシステムライブラリ(FNAT)のサブノード、またはユーザーライブラリノードやシステムライブラリノードと同じレベルに位置する DDM ノードである FDDM システムファイルを表します。 メインフレームプラットフォーム上のリモート環境では、DDM ノードは FDIC システムファイルを表します。

ユーザーライブラリまたはシステムライブラリに格納されている DDM は、アプリケーションにリンクできません。 したがって、アプリケーションワークスペースでは、FDIC システムファイル(メインフレーム上のリモート)または FDDM システムファイル(UNIX または OpenVMS 上のリモート)のいずれかの DDM のみを使用できます。

DDM は、Adabas データベースに保存されているファイルにも使用できます。 『DDM エディタ』ドキュメントに記載されているオプションには、Adabas のみに適用され、その他のデータベース管理システムで使用しても無視されるものがあります。

関連トピック:

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使用制限

以下のセクションでは、DDM エディタ機能を使用する場合に適用される制限について説明します。

Predict

Predict で定義された DDM のデータ保全性を保証するため、Predict 管理者は、編集、コピー、作成、削除、名前変更を行う DDM エディタ機能の使用を制限することができます。Predict には、これらの機能の同等機能が用意されています。

原則として、代わりに Predict で実行できる DDM サービス機能は使用しないことをお勧めします。

Natural Security

Natural Security がインストールされている場合は、DDM へのアクセスは制限することができます。 DDM セキュリティプロファイル内に、特定のユーザー(DDM 変更者)またはセキュリティプロファイルのオーナーのみが DDM を変更できるかどうかに関する定義がある場合があります。

詳細については、『Natural Security』ドキュメントの「UNIX および Windows での DDM の保護」を参照してください。

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